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(掛け軸は、柳緑花紅)上の花は、生徒さんからいただいた「エニシダ」の花です。黄色い花が鮮やかですね✨甘い香りがお茶室に漂っていました♥今日は、曇りの一日ですが、夜から明日にかけて、雨が降るようです。新芽の季節なので、この雨は、「穀雨(こくう)」ですね♥上の写真は、キササゲです。毎日、10cm以上、ぐんぐん茎を伸ばしていきます!桜の花が、終わり、青々とした葉が、出てきました✨藤の花が終わり、いつの間にか葉がこんなに増えていましたウツギ
(チョコレート苧環おだまきの花)今日は、昨夜からの雨が降り続き、「花冷え」のする一日でした。藤の花の周りでは、大きな蜂のブンブンと唸りをあげて、飛び回る様子が見られました。藤の花の甘い香りが蜂を誘っているのでしょうか?今日は、江戸時代後期の僧、良寛和尚の漢詩を紹介します。花無心招蝶花、心無くして蝶を招き蝶無心尋花蝶、心無くして花を尋ぬ花開時蝶来花開くとき蝶来たり蝶来時花開蝶来たるとき花開く吾亦不知人吾も
愛媛県松山市裏千家茶道教室「晃々庵」こと島﨑宗昌です。教室の案内は⇒こちら◎茶道教室体験見学会(無料)開催中⇒詳細はこちら大炉の稽古と並行して、真之炭手前と真之行台子の稽古をしました。真之炭手前です。湿し灰の撒き方では、山から谷へというような単純な撒き方でないコツを伝えました。真之行台子の拝見物が帰ってきたところです。座掃きの際、方立て口が狭いので、下がる足を少しずつ大きくしないと出られなくなりますので稽古が必要です。また、掃出し口が無い茶室では座履きをしてはい
水屋見舞いっていつからお菓子になったのでしょうか。#水屋見舞#茶道#茶の湯#本来は次第の拝見のための見料—曲斎@都流/『数寄の長者〜竹馬之友篇〜』第二章執筆中(@darkpent)September20,2023というTweetに対してええ…😰茶券方式が一般化してからですかね?—🐟小花菜緑子(@inouesakana)September20,2023というお返事をいただきました。確かに、茶券方式になってから、水屋に伺って、次第の拝見をする
関東は、今日は曇り。でも、また、新しい台風が発生しているようです。天気の変化を毎日、チェックする必要がありますね。今日は、「半東(はんとう)」について、書いてみようと思います。まず、「半東」の意味ですが、簡単にいうと、「亭主を助ける役」になります。亭主のことを「東(とう)」と言います。その補助役なので「半東(はんとう)」と言います。茶会などで、通常「半東」は「亭主」の後ろに客の方へ斜めに向いて、控えてすわっています。亭主と客の両方に目を配ります
老松茶器の素材について質問されました。老松ですお稽古用の写しは、ホントに松かわかりませんが…~老松茶器の由来~1582年山崎の戦い(いわゆる天王山の戦い)で羽柴秀吉の陣中に作られた待庵(たいあん)。千利休が作ったと言われる二畳隅炉の茶室で、現在は国宝です。戦いの後すぐに移築されたようで、今は大山崎の妙喜庵にあります。ここに秀吉の袖がふれたという、袖摺りの松(そでずりのまつ)がありました。中国大返しから山崎の戦いを経て、太閤になるまで出世街道を突き進む秀吉の袖が触れた松ですから、大変お
これらの事実は、織部に対する家康のヒステリーがかなりの強度をもっていたことを指し示している。織部と将軍秀忠とは茶会に招待したり茶道指南役を仰せつかったりするほどの仲で、家康自身もわざわざ駿府まで呼び寄せて歓談するほど厚遇していたから、可愛さ余って憎さ百倍というのはよくわかる。あれだけよくしてやったのに裏切りよってこの獅子身中の虫めが。織部内通の報を受けて、額に青筋を立てて怒る家康の姿がまざまざと思い浮かぶ。ただ、戦(いくさ)に裏切りや内通はつきもので、げんに大阪の陣では秀吉恩顧の多くの武
茶道を、さまざまな理由で辞めてしまった人、離れてしまった人がいます。経済的な問題。距離的な問題。家庭的な問題。人間関係的な問題。そして【流儀を強制される問題】。正直にいいますと、上の4つについては「どうしようもない」と私は考えます。それは、それぞれが、乗り越えるべき問題だからです。経済的にどうにもならないなら、収入を増やすか、支出を見直すかで、月謝を捻出すべきです。月5~1万円というのは、そんなに高額でしょうか。私にはちょっと分か
愛媛県松山市裏千家茶道教室「晃々庵」こと島﨑宗昌です。教室の案内は⇒こちら◎茶道教室体験見学会(無料)開催中⇒詳細はこちら炉の季節もいよいよ終わりに近づき、皆さん真の点前の仕上げとなりました。各々課題の残ったお点前をします。真之炭です。真之行台子です。大圓之真です。それぞれ帰られてお点前ノートに纏めて下さいね。今週末は気軽に花月をして炉を塞ぎます。
3月前半は抱清棚で点前のお稽古をしましょう。抱清棚ほうせいたな桐木地の二重棚で、三方を板で囲み、正面の板に香狭間透しがあり、両側の板の前方が弓形に刳ってあり、勝手付の板の内側に柄杓用の竹釘が打たれた、地板のない小棚です。抱清棚は、表千家十世吸江斎(きゅうこうさい)祥翁宗左(しょうおうそうさ)が好んだ棚です。抱清棚は、地板がなく、水の「清」すなわち水指を両袖の板が抱くような形ということからこの名称があるといわれます。抱清棚は、中板を取り外すことができ、旅箪笥の点前である「芝点
本日は、旧暦三月十一日、二十四節気の第六「穀雨」です。田畑の準備が整い、それに合わせて春雨が降るころです。穀雨というのは「穀物の成長を助ける雨」の意味で、昔風に言えば「春雨が百穀を潤す」となります。『暦便覧』には「春雨降りて百穀を生化すればなり」と記されています。「百穀春雨」とも言います。種まきなどに適した時期なので、農作業の目安にされたりしています。「清明以降雪が降らなくなり、穀雨になると霜が降りることもなくなる」とも言われますが、日本では春分過ぎると霜が降りることはまずありません
蟻腰と直腰(強いて言うなら反腰もあるか?)蟻腰【ありごし】は蟻腰のようにくびれた、節裏を削り込んだ茶杓のこと。直腰【すぐこし】は節裏を削り込んでいない茶杓のこと。天の丸い棗に直腰はよろしからず、天の平らかな棗に蟻腰はよろしからず。珠光棗(昔棗)や、竹棗(竹の節を利用し河太郎のように天が窪んでいるもの)などは、直腰の方が安定しますが、丸棗や利休棗は天が丸みを帯びているので、蟻腰の方が安定します。勿論、伎倆が高ければ丸棗に直腰でも載せられますが、少しでも蟻腰になっていた方が
阿古陀茶器といえば、如心斎好が著名で、如心玉裂の仕覆に包まれた溜塗木地蓋の茶器を思い浮かべる方が多いかと思います。これがそうですね。ところが、新品の販売では「桑蓋」「梅蓋」というものがあります。梅蓋になっているものは多くのサイトで裏千家用となっていまして、これは如心斎の弟である一燈宗室(裏千家八代・又玄斎)。この兄弟は同じようなものを好んでいてちょっとだけ変えて自分の好み物にしたようです。裏千家の先生から一燈好と教えていただきました。そして、もう一つ
今日は、越谷能楽堂に行って参りました。風も無く、暑くもなく、外出するには、最高の日でした。日本文化の祭典ということで、華道、筝曲、太鼓、能面、舞踊、相撲甚句、煎茶、茶道、詩吟、書道、三味線、吟剣詩舞のの出演があり、賑わっていました。私はお茶を一服するのを楽しみに出かけました✨花田苑の庭が窓越しに見えました。藤棚の藤が、満開で、とても美しかったです✨枝垂れ桜も、まだまだ美しかったです♥舞踊、相撲甚句、華道、能面を拝見し、それぞれのパフォーマンス、作品に感
2010年から自宅で茶の湯の手ほどきのお手伝いをしています。現在の名称は紅雲庵あかね塾、他のお稽古場とは随分違った内容ですのでここであらためて概要のご案内をします。【日時予約制・チケット制・夜のお稽古OK・座学あり】あかね塾のお稽古は日時予約制です。ヘアサロンやデンタルクリニックと同じで「お稽古したいときに出来る」システムです。詳細はこちら『日時予約制のお稽古です』紅雲庵のお稽古は日時予約制です。一般の教室は「毎週〇曜日の〇時から〇時まで」といったようにあらかじめ先生の都合に
「香狭間透かし」透かし模様の形の呼び名です読み方こうざますかしスネ夫のママが画像お借りしています「こうざますか」というのにちょっと似てますこれは抱清棚ですがこの透かしの模様を言います上部は火灯形下部は椀形の曲線からなる形だそうです火灯とは「火灯窓」の略でこの窓は寺社建築・城郭建築などに見られます炎のような形を火灯香狭間透かしは上が炎下がお椀これも香狭間透かしお椀部分に高台が付いてるバ
令和6年4月21日は、お茶会へ行こうでした。残念ながら、Oさんは体調を崩され欠席、もう一方は口約束だったとはいえ、お見えになると思っていたのですが……。WAさんが少し遅れていらっしゃると伺って居りましたので、お待ちして、やや遅い始まりとなりました。道具組みは「ひな祭り」がテーマです。今年は今までにないほとの「ひな祭り」になりました。あとは大鼓に因んだ道具を手に入れれば完成ですね!今年から加わった花筏と筆洗の茶盌が「左近の桜(花筏)」と「右近の橘(筆洗)」に当たります。新た
無庵さんから茶事の招待状を頂きお返事を書きました到着から三日後に投函コロナワクチン二回目の副反応を理由にちょっと遅くなりました便りの返事は内容も大事ですが早いことも大事だと思っていますのに奉書巻紙巻いてある外側に文字を書きますこっちがつるつるしています調べるとどちらもザラザラしている場合もあるそうですが巻いてある外側と覚えておきますうさぎの香合を文鎮代わりに・・・筆ペンで失礼いたします拝啓できたお手紙へのお返事なので「拝
今、東京北区王子の飛鳥山公園の一部になっている旧渋沢栄一邸宅跡、平成9年でしたか、渋沢史料館が建てられ、その管轄になっていると思いましたが、東京在住の方は、訪問された人も多いでしょう。第二次大戦の空襲で、渋沢の晩年に建った晩香廬と青淵文庫という、現在、重要文化財になっている建物以外、全て焼けてしまったのですが、その中に「無心庵」という茶室がありました。この飛鳥山の地は、明治12年に渋沢が別荘を建て、曖依村荘(あいいそんそう)と名付け、明治34年からは本宅として使用し、昭和6年に歿するまで住
昨晩、華流歴史ドラマを観ていて、母から「偉そうに」と言われました。偉そうに言ったわけでもなく、雑談の中で、「仁宗が名君であるのは仁という諡で分かる」と言いましたら、「なんで?」というので「仁は仁愛の仁だから」と言ったのですが、「意味がわからない」と言われたので、「仁の字には思いやりがあって寛大であり、民を愛して徳が高かったという意味があるの」と説明したら、「偉そうに」と(苦笑)え?どこに偉そうな物言いがあったんでしょうか。その後しばらく、母の友人らが「知識をひけらかさない」という
今日も、雪の影響で、辺りが冷えきっており、寒い一日となりました。上の写真は、「初午茶碗」でも、紹介しましたが、「馬上杯」になります。「馬上杯」とは、杯の一種で、高台が高く、そこを握って飲むものを言います。古代中国が起源で、騎馬民族によって、用いられたと言われています。「馬上杯」の高台の所には、穴が空いており、紐を通して、腰にくくりつけ、馬に乗りながら、お酒を飲んだと言われています。茶の湯の世界では、茶碗の形に取り込みました。令和庵では、「初午(はつうま)
5月27日海老澤宗香茶道教室お稽古日ですまた新しく2名の生徒さんを迎えました生徒さんの暮らしに役立てていただくために次月の歳時記のお話をいたします6月には「夏越しの祓」という大切な行事があります「年越しの祓」とセットで1年の半分ずつ穢れを祓うのです茅の輪や欠かす事のできないお菓子「水無月」の由来をお話しましたそして5月27日はなんと百人一首の日小倉百人一首を選定した藤原定家の日記「明日記」の1235年5月27日に百人一首に関する記述があることから制定さ
十方庵月釜のお手伝いをさせていただきました。お濃茶席の様子です。テーマは、不昧忌でした。不昧公200年祭松平不昧茶のこころ[松江歴史館]楽天市場${EVENT_LABEL_01_TEXT}
愛媛県松山市裏千家茶道教室「晃々庵」こと島﨑宗昌です。教室の案内は⇒こちら◎茶道教室体験見学会(無料)開催中⇒詳細はこちら今週は新しく入門された方のマンツーマンのお稽古が続き、久しぶりに通常のお稽古に戻りました。今日は初炭手前、四カ伝の唐物、茶碗荘と棚の薄茶でした。床の設えです。初炭手前です。枝炭を5本全部つがれました。炉中の火にはいつも癒されます。クリスマス仕様のお道具をそろえたら、生徒さんに「先生には似合わないですね。」と笑われてしまいました。荘り物
水戸偕楽園は桜の名所でもあります春は三寒四温冷たい雨が降ったり暖かい風が吹き荒れたり実は激しい季節だったりします長谷川宗佳先生の教場にて七事式をしました5人1組になって札を引いて役割を決めたりお茶が飲めたりゲームのようなお稽古茶道や剣道など「道」がつくと己の探求、内向きの力を連想しますがそれだけでは成立せず自分の境界をもっと広げて周囲と溶け込むような意識「無言のコミュニケーション力」が必要なのだと思います自分の役割を理解して周囲が滞り無いように行動するそ
本日は旧暦八月十四日、壬寅己酉乙丑。仲秋の名月の一つである「待宵」です。幾(ほとん)ど望月という意味で「幾望」ともいいます。翌日の十五夜の月を待つ宵の意味で、小望月とも言います。月見は十三夜からはじまりますが、特別に名前がついているのは十四夜からで、平家物語の巻第五に「待宵の小侍従という女房も……」という文も見えます。特に何がある訳でもありませんが、昨日から始まった月見の宴は、二十日の二十夜まで続きます。日本人宴会大好きだったんですねぇ(笑)名月の御軸は明日「中秋の名月
千葉市緑区誉田町にある“茶の湯の里”に行って参りました今日は2席表千家さんと裏千家のお席です表千家さんのお席では珍しい形のお釜がかかっておりました茶の実の形のお釜でかん(変換できません)付も茶の実の形でモコモコしていました本来は風炉用のお釜ということでやはり少し小さめですが侘びた感じが黒柿の炉縁と合っておりました裏千家さんのお席は大炉のお席で大きなお釜から大量の湯気がたっており暖まりました角谷与斎の作だそうですお菓子も浮島で美味しく下の羊羹部分と薄い桃色の浮島の色から
やっと灰型づくりに着手唐銅面取風炉は丸灰で良いようですまずは店開き使いそうな灰型セットを並べます邪道ですが丸灰に便利なアイテムがこちらお玉とその横の割り箸定規高さなどはかるときに使います茶友から教えてもらいました灰型は一度も習ったことがなく教本やネットを見てやっていますいつかちゃんと習いたいです表千家の教本を見ながらやっていきます真ん中の爪が正面に来るように底瓦の上に五徳を据えます釜を乗せて高さを見ます
急に暖かくなり、ウォーキングコースのアケビの花がもう咲いていました。一枝頂いて今日の稽古に使用しました。アケビは地味な花ですが、曲がった蔓を茶花に使うと表情が出て、ちょっと楽しいです。ツルニチニチソウは良く増えて狭い庭を這いまわり他の植物を覆ってしまいます。繁り過ぎないよう除草していますので、駐車場に逃げ出して咲いています。感染症対策をして今日も楽しく稽古をしました。お陰様。
飯後の茶事(はんごのちゃじ)にお客としてお招き頂きました。といっても内々の稽古茶事なので予めネタバレしてましたが。飯後の茶事、またの名を菓子茶事とも言います。食事の時間を避けて、お菓子でおもてなしする茶の湯です。数あるお茶事の中では比較的自由で型にはまらないのが特徴。もちろん正式な流れでやっても全然構わないのですが亭主やお客の都合で如何様にも変化させることができます。今回は前席で七事式の花寄(はなよせ)を取り入れました。札を引いて、当たった人から花を入れていきます。水屋の方々も