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当店で取り扱いしている秋田県大仙市楢岡焼(ならおかやき)の一輪挿しです。黒系に見えますが、手にすると深い藍色に感じます。高さは約8センチ、胴周りの幅は約7センチ。群青色もあります。釉薬の垂れ具合が綺麗。上から見るとこういう感じです。どんな花を生けようかな。小さめのスミレとか良いかも<民芸はこだて>職人技を手にして楽しめるお店040-0051函館市大町1-10138-86-9255ア
昨日のリモ-ト稽古の道具についてです江岑棚について調べました茶道辞典によると江岑棚こうしんだな①→三木町棚みきまちだな②原叟好み。三木町棚と同形で桐木地。とあるので三木町棚の説明に飛びました三木町棚棚物の一種。江岑好み。江岑棚ともいう。江岑宗左が和歌山城下の三木町に滞在しており、内弟子の一人が普請場の杉・檜・樅の三種の材を組み合わせてつくったという。天板・地板は杉、樅材の引出しが天板下にあり、竹の引手が付き、四本柱は檜材。引出しには薄茶器や茶入
茶事の中では、煙草盆が何回か出てきます。まずは、茶事が始まる前の寄付(待合)で、「煙草盆」が用意されています。客が揃うまで、、ゆったりと待ちます。その後、客は露地に移動し外腰掛けで待ちます。外腰掛けには、「煙草盆」を置きます。そして、蹲で手水を使い、席入りとなります。初炭、懐石、菓子と続き、中立ちとなります。いよいよクライマックスの濃茶が点てられます。後炭が続き、最後に、和やかにリラックスした状態で、薄茶が始まります。薄茶の前に座布団、「煙草盆」、干菓子が
愛媛県松山市裏千家茶道教室「晃々庵」こと島﨑宗昌です。教室の案内は⇒こちら◎茶道教室体験見学会(無料)開催中⇒詳細はこちら過日、ある会の水屋仕事を受け持ち、私が炉に下火を入れたところ、色々ご意見を頂き、その後も色々ご意見がありましたので、下火炭の入れ方を再考したく思います。お家元のお側で修行中、月に一度総出で自分たちで使う炭切りを行いました。土嚢袋に入れられた約1メートル位の一本の炭に定規をあて糸鋸で切っていきます。木を窯に入れて炭を作りますので、当然、炭も根本が太く先端が
茶道を、さまざまな理由で辞めてしまった人、離れてしまった人がいます。経済的な問題。距離的な問題。家庭的な問題。人間関係的な問題。そして【流儀を強制される問題】。正直にいいますと、上の4つについては「どうしようもない」と私は考えます。それは、それぞれが、乗り越えるべき問題だからです。経済的にどうにもならないなら、収入を増やすか、支出を見直すかで、月謝を捻出すべきです。月5~1万円というのは、そんなに高額でしょうか。私にはちょっと分か
お点前のはじめに柄杓を体の前で構える鏡柄杓(かがみびしゃく)という動作があります柄杓(ひしゃく)の合(汲む部分)を顔の前にして、鏡のように合に顔を写すつもりでと最初に教わった記憶がありますだから鏡柄杓だと思っていましたが都流に変わり柄杓を構える手は弓を構える手にと言われ柄杓の柄の節を左手の親指で上からおさえるようにしあとの指はまっすぐに伸ばし右手も同じような手の形で左手のすぐ下に添えます弓道の型を調べていたら弓矢を持つ手の写真を発見この左右の手の間に柄
令和3年(2021年)10月8日:投稿皆さん、こんにちは!シュミネ茶道教室の西田宗佳です。先日10月3日(日)、「令和3年度許状引渡式」を、無事教室にて執り行いました。朝からいいお天気で、まだまだコロナ禍ではあるものの、長い緊急事態宣言もようやく解除されて、この日を迎えることができました。初心者さんの多いこの教室では、まだ奥伝の許状取次ぎがないので、今年も「入門」と「四ケ伝」のみですが、たくさんの引渡しをすることができ、有り難いことです。■午後1時半・「四ケ伝」
先生に炉開きに使う茶器の相談をしていましたーどのように考えたら良いのでしょうか?とおききすると「井伊宗観の十二月棗を参考に使うと良いですよ」とのアドバイスをいただきました?????すぐに調べました井伊宗観=井伊直弼のことでした歴史でも習い彦根の藩主となって大老にまでなった方我が家に近くに、井伊家の墓所がありますこの直弼の好んだ、十二月にちなんだ棗があるそうです調べました豪華で高い1月柳竹に鶯黒真塗大棗2月菫に雲雀溜塗中棗3月桜
今日は、風の強い一日でした☺️満開の桜が、散り頃であったこともあり、風に吹かれて、桜吹雪となりました。用水路には、桜の花びらが沢山浮かび、花筏(はないかだ)となっておりました✨用水路には、仲良しの鴨が二羽、川面を眺めながら、休んでいました。私が近づくと、気配を感じたのか、池に入って泳ぎ出しました✨しばらく行くと、まだ子供の真鴨が泳いでいました。体の割にあたまが大きく、まだ、生え揃っていない羽が可愛かったです✨柳の新緑が風にさらさらと揺れ、「花紅柳緑」
愛媛県松山市裏千家茶道教室「晃々庵」こと島﨑宗昌です。教室の案内は⇒こちら◎茶道教室体験見学会開催中⇒詳細はこちら裏千家では3月になると釣り釜を出しますが、研究会の都合で遅くなりましたがやっと釣り釜を出し通常稽古に戻りました。釣り釜で初炭。和巾の稽古。薄茶は流し点の稽古。和巾も流し点もあまりしない稽古なので皆でやりました。来月で炉の季節が終わりますので、今週から大急ぎで上の点前までやります。
5月になったというのにまだ誕生日旅行の記録ですすみません安来(やすぎ)にある足立美術館は庭園が素晴らしいと評判です遠くてなかなか来ることができないので島根旅行中による計画をしていた場所安来といえば「どじょうすくい」の安来節こんなお茶請けをいただきました絵画のような庭です窓ごしに庭を見ると額縁のように見えていっそう絵画度があがるようになっています創設者の足立全康氏は「庭園もまた一幅の絵画である」とおっしゃっているところにこの足立美術館の
秋海棠9月14日撮影高尾山皆様こんにちは今回も茶花から、茶道や日本の文化工芸を一緒に學んでいきたいと思います。今回は【秋海棠シュウカイドウ】です。秋海棠は江戸時代初期に、中国から園芸用として持ち込まれた帰化植物です。秋海棠の名前の由来は、秋にバラ科の海棠(カイドウ)と似た下のような花を咲かせることからつけられました。植樹に2021年4月に開花のハナカイドウ桜苗海棠おすすめハナカイドウ苗楽天市場5,500円うつ向き加減の花までそっくりですね。馬籠宿の
穏やかに晴れた如月の18日…池田市民文化会館での初めての三山ひろし🌸立川志の春師匠とのジョイントコンサート❗期待に胸~膨らみます🌸池田市民文化会館の緞帳が今上がりました。軽やかな出囃子に乗って薄浅葱色の気品が薫る御召し物で【三山家とさ春】さん登場❗拍手喝采に送られ高座へ…扇子を前に深々と御辞儀をされる三山家とさ春さん❗もう何年も落語の世界に君臨されている様な貫禄と品格が其処はかと無く漂っていました。■【三山家とさ春】さんの落語を初めて拝聴したのは★歌手★三山ひろし君‥誕生日の【落語の抽選】
「香狭間透かし」透かし模様の形の呼び名です読み方こうざますかしスネ夫のママが画像お借りしています「こうざますか」というのにちょっと似てますこれは抱清棚ですがこの透かしの模様を言います上部は火灯形下部は椀形の曲線からなる形だそうです火灯とは「火灯窓」の略でこの窓は寺社建築・城郭建築などに見られます炎のような形を火灯香狭間透かしは上が炎下がお椀これも香狭間透かしお椀部分に高台が付いてるバ
今日は、風もなく、穏やかな春の一日でした☺️桜の花がひらひらと舞う今の風景は、美しいと思う反面、「あぁ、散ってしまうんだ」と言う寂しさも、感じますね。今年の桜は、思いの外、長く開花していたなと、思いました。3月末に開花しかけた頃、気温がぐっと下がり、花が「咲くのは、一度やめておこう」と思ったかはわかりませんが(笑)4月に入ってから、ゆっくり咲いてくれました。お陰様で、卒業式たけでなく、入学式式まで開花してくれたことは嬉しい限りです❤️海外の方も、日本の
茶道表千家来庵入門へ参りました(2022年12月13日)自分も相手も組織も活かす愛知・名古屋のバイリンガルMC・マナー講師石黒真実です。【現在ご提供中のメニュー】・マナー、コミュニケーション研修・コラム監修・「接客サービスマナー検定取得講座」・スマイルトレーニングⓂ・司会、日英バイリンガルMC・ナレーション【お問い合わせ・お申し込み先】https://www.office-puente.com/お問い合わせ12月13日は「こと始めの日」なのだそ
令和元年(2019年)10月16日:投稿皆さん、こんにちは!シュミネ茶道教室の西田宗佳です。先日10/14(月・祝)、教室にて「和装じたく勉強会」を開催いたしました。今年は3つの勉強会を開催。一つ目が、6月の「茶花勉強会(花寄せ)」、二つ目が、9月の「正午の茶事(炉)勉強会」、そして最後の三つ目が、今回の「和装じたく勉強会」です。普段の稽古は、私も含めみんな普段着で楽にやっていますが、教室の行事やお茶会等、いざというときは自力で着物のお支度は必要です。その着物が貰い
長次郎七碗黒三碗赤四碗大黒(おおぐろ)黒楽茶碗現存鉢開(はちびらき)黒楽茶碗消失東陽坊(とうようぼう)黒楽茶碗現存臨済(りんざい)赤楽茶碗消失木守(きまもり)赤楽茶碗破片のみ早船(はやふね)赤楽茶碗現存検校(けんぎょう)赤楽茶碗消失現存する三碗黒は個人所蔵出てくることがない5年前に千宗屋さんの講演を聞きに行ったときに今年金沢
先日のお稽古老松茶器を使いました老松茶器のいわれ天正10年秀吉が明智光秀と戦った時陣となったのが現在国宝の茶室がある山崎にある妙喜庵山崎といえば「山崎の戦い」別名「天王山の戦い」この言葉は勝敗や運命の重大な分かれ目を表す勝負のことを表すようになりましたこの妙喜庵には利休が建てた茶室「待庵」があります2畳の極小の茶室で壁も黒く塗られ利休の求めた茶の湯を表す茶室だと聞いていますこの待庵の横に松が植えられていたそうです陣中の秀吉が通るたびに袖
愛媛県松山市裏千家茶道教室「晃々庵」こと島﨑宗昌です。先日、大円之草のお稽古をしました。裏千家13代円能斎鉄中が考案した点前です。2碗点ての長い点前であまりやらない点前ですが、基本や所作が学べる点前です。柄杓蓋置を右手に持ち、左手で建水を持ち居前に座り、蓋置を定座に置き柄杓を引くのですが、右手から柄杓を抜くときに曖昧な所作をされる方が多いようです。この時の所作は、真之行台子の杓立から柄杓を2度抜きする所作からきていますので、意識すると所作が綺麗になります。水指の蓋の
今日も、降ったり止んだりの「梅雨日」です。午後、豪雨の予報が出ているので、警戒が必要です。今日の掛け軸、「青山緑水(せいざんりょくすい)」とは、字の通り、「青い山、緑の水」のことを指し、雄大な自然の情景を表しているそうです。私は、一年の中で、草木が青々として、生命力に溢れた緑が美しいこの時期が一番好きです。草木の日々の成長は、いつも目を見張るものがあり、励まされます。草木の世話を日々する中で、茎が伸びれば、その成長の速さに驚き、花が咲けば、その美しさに大喜
落語「細川井戸の茶碗」、普通は「井戸の茶碗」の題で上演され、「茶碗屋敷」の題で上演されることもあります。もともとは講談種で、人情噺ですが、どっちかというと、滑稽噺で演じられるようで、割と判りやすい笑いの要素で成り立っているので、「猫の皿」と同じくらい演じられる回数は多いのではと思います。落語通の皆様には、今更でしょうが、噺の内容を一応。麻布茗荷谷(現在の六本木一・二丁目)に、正直清兵衛と呼ばれる気の良い屑屋が居ました。今で言えば廃品回収業ですが、清兵衛は紙屑買い取りが主で、現在は個人営
喚鐘の道歌を引いてみました。喚鐘は表千家では広間、裏千家や官休庵では夜咄で用いるそうです。ちなみに、三千家では五点打ちとされていますが、ウチは七点打ちです。大小大小中中大。喚鐘の五点打ちは、あるにはあるのですが、聞いたことがないんです。といいますのは、喚鐘の五点打ちは「夜咄」にするらしいのですが、夜咄の茶事を流儀でやっていないんですね。当流でも、喚鐘は広間に用いますが、これは本来「茶室に喚鐘が下げられている場合」です。こちらがいただいた喚鐘。
皆さん、明けましておめでとうございます!本年もよろしくお願いいたします(^o^)丿1/11(水)、シュミネ茶道教室の初めての初釜を行いました。といっても、まだうちは全員がお茶を始めたばかりの初心者さんなので、今回は雰囲気だけでも味わっていただこうと、いつもの平日夜のお稽古時間をそのまま使って、できるだけのことをしてみました。内容は、(1)点心席、(2)濃茶席、(3)薄茶席の3つで、最初の点心席は来られた方から順に軽い食事とお酒を召し上がっていただき、水屋も交代しながら入っていた
ブログ【前編〉11/24(土)茶飯釜のお茶事①~お呼ばれ編】に続き、後編の水屋のレポートです。■11/25(日)お茶事~水屋の勉強お客で参加した翌日は、今度は早朝からお茶事の水屋入りです。水屋は朝から準備も大変ですが、髪や着物の支度をしなくていい分、起きたらパッと出て来れるのでその分気が楽です。この日は朝7時から先生宅で料理や庭の準備開始。↓)煮物碗の真薯作り、なかなか力仕事です。↓)お席の準備。茶飯釜を釣ります。↓)「山屋見幽勝」(さん
(チョコレート苧環おだまきの花)今日は、昨夜からの雨が降り続き、「花冷え」のする一日でした。藤の花の周りでは、大きな蜂のブンブンと唸りをあげて、飛び回る様子が見られました。藤の花の甘い香りが蜂を誘っているのでしょうか?今日は、江戸時代後期の僧、良寛和尚の漢詩を紹介します。花無心招蝶花、心無くして蝶を招き蝶無心尋花蝶、心無くして花を尋ぬ花開時蝶来花開くとき蝶来たり蝶来時花開蝶来たるとき花開く吾亦不知人吾も
9月24日茨城県水戸市境貞晴先生のお稽古場の月釜にいって参りました境先生は裏千家学園茶道専門学校の先輩で小さい頃からお世話になっているかたです水戸芸術館の裏に数寄屋づくりの伝統に則った教場を構えておられながら新しい自由な茶の湯の活動も精力的にされている先生です毎月釜をかけて一般のかたにも教場を開放していらっしゃいます茶事の流れに沿ってまずは広間で点心をいただきます照明を落とした落ち着く空間テーブルと椅子での食事なのでリラックスして楽しめます料理は全て奥様の手作り
愛媛県松山市裏千家茶道教室「晃々庵」こと島﨑宗昌です。教室の案内は⇒こちら◎茶道教室体験見学会(無料)開催中⇒詳細はこちら真のお点前を稽古の際は、必ず真之炭を行うのですが、皆さん苦労されるのが座履きです。私の茶室には吐き出し口が無いのでやらなくてもよいのですが、折角のお稽古ですのでやって貰っています。まずは真之炭から。裾を乱さず下がるのが難しいです。足運びがなかなか上手くいきません。皆さん一緒になって何度もお稽古されました。少しコツを掴むとだんだん上手くできる
(鈴蘭水仙、アブチロン、ドウダンツツジ)今日は、雷雨の可能性があるということで気をつけながら生活していました。昨日のニュースを見て、雷の事故の恐ろしさを改めて感じています。油断せず、危険を回避しなければいけないですね。皆様も、十分、気を付けてくださいませ。今日は、「平棗(ひらなつめ)」の扱いについて、書きます。袱紗さばきをした後、左手で、平棗を半月の手で取ります。右手で、袱紗を握りしめ、平棗の右横を持ち左手を棗の底の方に移動させます。右手で、「この
先日の師走のお稽古(旧暦ですから)は広口釜でした先生のところは広口政所釜こんな地紋があります菊と桐北政所である秀吉の北の方(ねね)を意味する政所だと思いますねねの眠る高台寺にちなみ菊と桐の蒔絵の棗を高台寺棗といいますから・・・菊(天皇家)と桐(豊臣氏)の家紋をあわせた菊と桐この政所釜は広口釜です口がとても広く口の部分が釜の肩よりも下がる姥口になっていますそもそも釜自体も大きい!口が広いため湯気がたくさん出るため寒の時期