ブログ記事14,187件
(西王母椿、曽呂利花器干支「巳」香合)昨日は、まるで、春の陽気でしたが今日は、また、冬に戻りました。今朝のニュースはアメリカ大統領の就任式の様子が流れていました。また、新しい政治の流れが予想される内容で、私的には、希望というより不安が広がりました。平和な世の中になって欲しいという願いが実現するよう、祈ってます。玄関に、飾っている「香合」です。干支「巳」香合なのですがよく見ると、とっても可愛らしいのです✨口を開けて、「おなかか空いたよ」と言ってい
茶友とするゲーム「すきもの」ボードゲームなのかカードゲームなのか?ボードゲームですね、たぶん。茶道具を買い付けして売る、それだけのことですがこれがなかなか面白い。「これを仕入れておいで」と指示を貰って東海道、山陰道など8つの地域から選んでお道具買い付けの旅に出ます。安く仕入れて高く売るお商売の基本ですね。わかっているんですけど気が付くと自分が欲しいものを仕入れちゃってます。お道具カードや小判などよく出来てます。ただそれぞれのお道具の価格や格付けに関してはどう
前世紀の末、80年代の後半から今世紀初頭にかけて、京都の錦市場を北に少し上った三条通りの一帯で、大量の桃山陶器が相次いで発掘された。東西200メートル程の通りを挟んだ四ヶ所の町屋跡から掘り出されたのは、瀬戸黒や志野、織部、信楽、備前、丹波、唐津、高取など、わずかに外来のものもあったが、主には国内で焼かれた茶陶およびその陶片数千点。このうち京都市指定文化財になったものだけでも千点近くに上る。古い地図や屏風絵の伝えるところによると、桃山時代から江戸にかけて、この場所は「せと物や町」といわれて
愛媛県松山市裏千家茶道教室「晃々庵」こと島﨑宗昌です。教室の案内は⇒こちら◎茶道教室体験見学会(無料)開催中⇒詳細はこちら先日のお稽古日に荘り物をしていると、生徒さんから茶筅荘をしたいとの所望がありましたので急遽お稽古することになりました。確かにお家元の講習会でも茶入荘や茶碗荘はよくやるのですが、茶筅荘はやる機会が少ないのと、教則本には水指の拝見の仕方が載っていないので、良い機会なのでお稽古することにしました。総礼の後、正客が道具の由緒を尋ねます。道具拝見の所望の際、茶
茶事の中では、煙草盆が何回か出てきます。まずは、茶事が始まる前の寄付(待合)で、「煙草盆」が用意されています。客が揃うまで、、ゆったりと待ちます。その後、客は露地に移動し外腰掛けで待ちます。外腰掛けには、「煙草盆」を置きます。そして、蹲で手水を使い、席入りとなります。初炭、懐石、菓子と続き、中立ちとなります。いよいよクライマックスの濃茶が点てられます。後炭が続き、最後に、和やかにリラックスした状態で、薄茶が始まります。薄茶の前に座布団、「煙草盆」、干菓子が
薄茶器としての「棗」は、村田珠光の時代の塗師・羽田五郎が作ったとされています。利休以前の棗形を「昔形」と呼び、その中でも竹の茶桶(さつう)形で、底が丸く、切合わせの下が朱塗りのものを「昔棗珠光好」とか「珠光棗」と呼びます。棗の最初としてとりあげられる昔棗ですが、本歌は伝わっておらず、また、薄茶器として使われていたのではなく花入としても使われていたともいわれ(ちょっと考えられないのですが)、実在を疑う人もいます。これは、先日掲出した「三脚盆」なども同じで、本
毎年数回BBQをするのですがこういう炭を買っておくと1度買えば何年か使えるでも、古くなってくると徐々に湿気るし暮れに新しく炭を調達しました「ああ、、、古い炭処分しなきゃな」と思い立ち今朝数年ぶりに火鉢を出しましたいいですね炭の火でお湯を炊くのガスで沸かすよりやっぱりお湯がじんわりと柔らかい!!!数年ぶりに飲んで「やっぱり違う!」と口にして本能的に思いましたで。。。でもでもね私の鉄瓶ちゃん
【一日一問】第十九問(10点)茶杓の部位の名前を5つ以上挙げなさい茶杓の部位というのは、見所でもあります(というか見所だから部位の名称があるといっても過言ではないでしょう)。露…茶杓の先端部分(側面)肩…露の脇櫂先…茶杓の曲がった部分から先ふくら…櫂先の一番膨れているところ片頭巾…櫂先の先端部分の裏側樋(ひ)…節上に走った溝のこと。樋の入り方と竹の向き(順樋・逆樋)がある。撓(た)め…茶杓の曲がった部分曲軸…撓めの基準となる部分節上…茶杓の節
購入先:ヤフオク購入額:★木地茶杓の六種目は杉。それも神代杉。神代杉とは木材が化石になる途中のもので、地中に埋まっている間に水分や油分がすっかり抜けきって、ものすごく軽くなっています。経過年代によって茶神代と黒神代があり、これは茶神代を削り出したものになります。作者の「秋芳」というのは羽原秋芳(1900-1967)のことでしょうか?(検索するとこの方しかヒットしない)この方は金工師で、大工道具から鉄瓶まで何でも作られる金工師だったようですね。とな
今日は、「桑小卓」でお稽古をしました。上の写真は、桑小卓で、お濃茶のお稽古をしました。桑小卓とは、小卓の一つで、如心斎好みの棚です。細く、背の高い棚なので、風炉に、置きあわせて用います。夏になると、桑小卓のお稽古が始まるのが、令和庵では、通例となっています。地板の上の棚板に、水指を飾り、地板とすぐ上の棚板との間に「建水」を飾ることができます。また、柄杓を左側の柱に持たせかけるようにして飾るのが他の棚にはない、面白いところです。柄杓の飾り方、建水の飾り
「前編〉10/31(水)露地仕事の勉強①〜先生宅の枝折戸」に続き、露地仕事レポートの後編です。枝折戸のあとは、青竹を使った「四ツ目垣」作り。↓)竹を縦横に組んで、これを黒い棕櫚縄で固定して結んでいきます。この結びが「男結び」といって、簡単そうに見えるけど、うちの子たちみんな苦戦しておりました。青垣の次は、「棕櫚帚(しゅろ・ぼうき)」作り。これは柄にする青竹の先に、青々とした棕櫚(シュロ)の葉を括り付け、箒(ほうき)の形に仕上げるので
蟻腰と直腰(強いて言うなら反腰もあるか?)蟻腰【ありごし】は蟻腰のようにくびれた、節裏を削り込んだ茶杓のこと。直腰【すぐこし】は節裏を削り込んでいない茶杓のこと。天の丸い棗に直腰はよろしからず、天の平らかな棗に蟻腰はよろしからず。珠光棗(昔棗)や、竹棗(竹の節を利用し河太郎のように天が窪んでいるもの)などは、直腰の方が安定しますが、丸棗や利休棗は天が丸みを帯びているので、蟻腰の方が安定します。勿論、伎倆が高ければ丸棗に直腰でも載せられますが、少しでも蟻腰になっていた方が
柄杓の合。実はこの「合」というのは単位です。日本酒飲む方は分かりますね(笑)『【茶道】和の単位』茶道では、割と和の単位を使っていることが多い気がします。着物の鯨尺と違い、曲尺を用いる茶道では尺寸分厘で長さを表すことが多いです。一尺四寸の炉椽とか聞…ameblo.jpだいぶ前に書いていたりするのですが、今回は茶の湯量を考えたいと思います。一般に湯量は約60mlと言われます。安土桃山時代の京枡は一合173.91mlとわかっています。そうしま
愛媛県松山市裏千家茶道教室「晃々庵」こと島﨑宗昌です。教室の案内は⇒こちら◎茶道教室体験見学会開催中⇒詳細はこちら今日は天気に恵まれ暖かい一日のなか、一回目の稽古始め式が終わりました。来週第2回目を行いますので、道具や懐石などは撮っていません。待合です。亭主が迎え付けに出ます。初炭を行い懐石をお出しします。煮物椀の風情をそろって拝見します。お菓子を頂いて中立です。後座は掛物が花に変わります。濃茶を練り、後炭で湯相を整えます。炭をつぎ釜
(炉縁高台寺蒔絵浜松紋姥口釜)今日は、冷たい雨が降り続いていました。本当に寒い冬の一日でした。明後日の「初釜」に向けて、お茶室、庭の準備をしました♥上の写真は、初釜用の炉縁(ろぶち)です。高台寺蒔絵(こうだいじまきえ)です。「高台寺」とは、紅葉で有名な京都にある高台寺のことです。高台寺は豊臣秀吉の正室・北政所(ねね)が秀吉の菩提を弔うために建立した寺院だそうです。戦国時代の武将・豊臣秀吉と北政所(ねね)は、当時では珍しく恋愛によって
【古帛紗の使い方5選】古帛紗ってどんな時に使用するの?なかなか出番の少ない古帛紗の使い方をみていきましょう。1.濃茶を飲む時に古帛紗の上にお茶碗をのせていただきます。2.お客様にお茶をお出しするときに古帛紗の上にお茶碗をのせてお出しします。3.古帛紗の上にお道具をのせて拝見することがあります。4.茶箱のお点前で、古帛紗の上にお茶碗をのせてお出しします。5.金封をお渡しするときに古帛紗にはさんでお渡しします。古帛紗は、帛紗と懐紙の
愛媛県松山市裏千家茶道教室「晃々庵」こと島﨑宗昌です。教室の案内は⇒こちら◎茶道教室体験見学会(無料)開催中⇒詳細はこちら11月に炉の季節に変わり、まず平点前から始め、次に四カ伝をみっちり稽古、行之行台子を経て大円之草のお稽古が終わりました。先ずは炭手前からです。茶入れを清めます。唐物茶入れのお茶を入れます。お茶を練ります。大円之草のお稽古は奥伝に必要な基本的な所作の繰り返しですので、とても良いお稽古になります。今月はいよいよ真のお点前のお稽古が始まり
皆さん、こんにちは!シュミネ茶道教室です。先日10/4(水)に、初めての許状引渡式を執り行いました。今回は、おもに昨年入会され、教室のスタートとともにお稽古を始めた9名の皆さんが対象で、今年の5月に申請をしていました。「許状」(きょじょう)とは?(~以下、裏千家の「修道のご案内」から抜粋~)入門されたら初歩の稽古から始まり段階を追って進んでいきますが、稽古の各段階ごとに学ぶことを許可する「許し状」のことを「許状」(きょじょう)といいます。身につけて学び終えた証(あかし
福島区「藤名所」の物語を話題に「福っくらトーク」で話します。写真図1玉尾照雄代表作成のポスター日時は2025年2月1日(土)午後2時から3時30分まで場所は妙寿寺会館話題は「藤名所玉川春日神社の近世」歴史民俗の観点から江戸時代の「藤名所」の物語を話します。写真図2コンテンツ解題「藤名所玉川春日神社の近世」1区の花「のだふじ」2「川」のほとり3「なぞらへ」の池4御歌の「まうしつたへ」5「そろり」の什物結語「言はれのある木」話すきっかけとなったのは、この本
暑い1日でしたね。今日は、新しい生徒さんが入り、「亭主(お点前する人)」、「半東(はんとう)」のお稽古をやりました。「半東」とは、「茶事」や「茶会」などで、「亭主」の補佐をする人のことです。懐石料理や菓子やお茶を客に出したり、拝見の道具を出したり、また、客が困っていることがないか気配りしたりして、茶事や茶会が滞りなく、進められるように、働きます。薄茶のお稽古ができるようになると、全体の流れがよくわかるようになり、「半東」の仕事が務まるようになります。「
先生のところで「長月のお茶会へ行こう」がありました私は濃茶席のお詰めを仰せつかりました末席なので亭主である先生のお点前はよく見えませんでしたがお正客様と亭主である先生とのすごい問答を聞くことができて楽しかった!大変勉強になりましたお稽古茶会お稽古茶事と謳っていらしゃいますのでお正客のお稽古として慣れていらしゃらない方が正客を務められることも多くあります今回は常連の◯山さんが正客様でした厳かな時間の後まずお釜は大講堂釜ですねー。とお正客様この時点
(結柳紅白椿信楽焼瓢掛花入れ掛け軸「一期一会」)今日は、「大寒(だいかん)」です。「小寒(しょうかん)」から、「節分(せつぶん)」までの中間に当たり、一年で最も寒い時期になるそうです。この頃に行われる武道などの稽古を「寒稽古(かんげいこ)」と呼ぶそうです。でも、今日は、「大寒」らしくない暖かさですね。外を歩いていても、ぽかぽかしていて、3月の陽気だそうです✨でも、例年だと、この頃から、徐々に寒さは和らいでいき、次第に「春」へと向かってい
令和庵には、小間があります。2畳台目の小さな茶室です。小間は、少ない人数で、亭主と客が近い場所でおこなうので、より和やかで、親密なやり取りができます。今は、コロナウイルス感染予防のため、なかなかお稽古できませんでしたが、空気清浄機を設置しにじり口をや窓を全開して、お稽古をしました。風が穏やかでまさに新緑の薫風の中、お稽古できたのはとても気持ちがよかったです。小間では、広間とは、勝手の違うところがいくつ
令和3年(2021年)5月15日:投稿皆さん、こんにちは!シュミネ茶道教室の西田宗佳です。ブログが久しぶりになってしまいました。季節はすっかり初夏を迎え、風炉のお稽古が始まりました。お茶の世界では、5月は「初風炉」(しょぶろ)と言って、「炉」(ろ)から「風炉」(ふろ)に変わる、季節の大きな転換期になります。そんな初風炉を代表するお菓子、今日は「唐衣(からごろも)」についてご紹介します。(これまで何度も取り上げているので、一部内容が重複します)■「伊勢物語」に
冬の陣での織部のこの負傷については、もう少し詳しい話が伝わっている。事は今福の戦いで手柄を立てた佐竹義宣の陣中を織部が見舞ったときに起こった。陣は鉄砲からの防御用に竹を束ねて周りを囲っていた。その陰で義宣と風炉で茶を楽しんでいると、織部がその竹束のなかに茶杓になりそうな竹はないかと物色しはじめた。陣を守る盾となる竹束をごそごそといじっていれば、敵の目につくし、囲いを壊すことにもなる。その様子を伺っていた敵兵がこれをみすまして鉄砲を放った。それが織部の頭をかすめたというわけだ。この話を伝え
松江市のたちばなさんの主菓子です。銘は、福寿草。練りきり製です。[TEANAGOO公式店]茶筅白竹茶道具茶器セット百本立学校茶道茶せんくせ直し茶道具セット茶道初心者お試しお稽古用練習用初心者お点前茶筅立て茶筅直しちゃせん茶筅休め抹茶点て100本プレゼント贈り物お祝い【別倉庫発送】楽天市場1,400円~${EVENT_LABEL_01_TEXT}
昨晩、華流歴史ドラマを観ていて、母から「偉そうに」と言われました。偉そうに言ったわけでもなく、雑談の中で、「仁宗が名君であるのは仁という諡で分かる」と言いましたら、「なんで?」というので「仁は仁愛の仁だから」と言ったのですが、「意味がわからない」と言われたので、「仁の字には思いやりがあって寛大であり、民を愛して徳が高かったという意味があるの」と説明したら、「偉そうに」と(苦笑)え?どこに偉そうな物言いがあったんでしょうか。その後しばらく、母の友人らが「知識をひけらかさない」という
相国寺承天閣美術館の手前、私が若い時、宗旦狐を祀った宗旦稲荷の前で、松の枝下ろしの業者さんが作業をしていたので、一枝いただいて、拙削り。夜咄の茶事でのお笑い草としたこともあった。あれから、何年たったことだろう。鐘楼の横にあったような記憶だったのでお参りしようとすると弁天さまになっていた。弁天さまのお社がきれいになっていたので、新しく作られたかのように勘違いしたのだった。宗旦稲荷は鐘楼の奥に鎮座されている。いつきても、東山御物のゴージャスなお道具を楽しみに鑑賞させていただいているが、今回は「禅
高松市の三友堂さんの主菓子です。銘は、早蕨。上用饅頭です。
六種茶器を手に入れてその中にあったのが鮟鱇茶器「あんこう」って魚の鮟鱇です!口がガバっと開いている形から命名されたのでしょうか?鮟鱇は冬の季語であるし、面白い形だし、口が開いているから炉開きにも合うかなという理由で炉開きの茶会に使うことについて先生にご相談しOKをいただきましたがここからの道のりが長かったのですまず立ち上がりまで茶を掃きます山にと教えていただいたのでこのようにすると実際に茶杓で掬うとすぐ底に達してしまいますたくさん掬え