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(チョコレート苧環おだまきの花)今日は、昨夜からの雨が降り続き、「花冷え」のする一日でした。藤の花の周りでは、大きな蜂のブンブンと唸りをあげて、飛び回る様子が見られました。藤の花の甘い香りが蜂を誘っているのでしょうか?今日は、江戸時代後期の僧、良寛和尚の漢詩を紹介します。花無心招蝶花、心無くして蝶を招き蝶無心尋花蝶、心無くして花を尋ぬ花開時蝶来花開くとき蝶来たり蝶来時花開蝶来たるとき花開く吾亦不知人吾も
今日も、春らしい暖かな1日でした。令和庵の草花も、新芽が出てきたり、花が咲き始めたりしています。ヒメリュウキンカ胡蝶侘助春ですね!今日の掛け軸は、「花知鳥待花」「花は鳥を知り、鳥は花を待つ」です。「花は、実を結び、生命を受け継ぐことを知っている。鳥は、花が咲くことを心待ちにしている。自然の働きの中で、互いを知り、互いを認めあっている。」という意味だそうてす。茶席では、花を客、鳥を主人とみることができるそ
上の棚は「糸巻き二重棚」です。風炉のお点前が5月から始まり、「平点前」「丸卓(まるじょく)」のお稽古を経て、「二重棚」のお稽古を始めました。「丸卓」と違い、柄杓(ひしゃく)、蓋置(ふたおき)の置き方も「二飾り」、「三飾り」とバリエーションがあり、変化を楽しむことができます。上は、二飾りで、柄杓、蓋置は、「入り飾り」で、飾ってあります。三飾りは、「り飾り」になります。そして、水指に水つぎやかんで、水を足しているところです。「丸卓」の場合は、水指を出さずに
今日も穏やかな冬の1日でした。庭の、「満天星(どうだんつつじ)」の葉が黃葉したので、茶花として、飾りました!風が無かったので、小間の窓と雨戸の掃除をしました!綺麗になって、すっきりしました!今年も、残りあと28日。「師走」では、ありますが、余裕を持って新年を迎えたいと思います😊今日は、茶道体験の生徒さんが来ました。着物を着て、主菓子を食べ、薄茶を一服していただきました😊お菓子をいただいたあとのお抹茶は、最高ですね!袱紗捌き(ふくささばき)もお稽古
今日は、「桑小卓」でお稽古をしました。上の写真は、桑小卓で、お濃茶のお稽古をしました。桑小卓とは、小卓の一つで、如心斎好みの棚です。細く、背の高い棚なので、風炉に、置きあわせて用います。夏になると、桑小卓のお稽古が始まるのが、令和庵では、通例となっています。地板の上の棚板に、水指を飾り、地板とすぐ上の棚板との間に「建水」を飾ることができます。また、柄杓を左側の柱に持たせかけるようにして飾るのが他の棚にはない、面白いところです。柄杓の飾り方、建水の飾り
まだまだ、寒い朝を迎え、午前中ずっとしとしととした雨が降っていました。ウクライナへの攻撃が止まらず、市民の犠牲者が増えています。本当に心が痛みます。早く、平和が訪れることを願うばかりです。今日は「一華開五葉(いっかごようをひらく」の掛け軸をかけました。「一華開五葉」とは、中国における禅の創始者、達磨大師が授けた詩の一説です。一輪の花が五弁の花びらを開き、やがて果実が実ることを詠んでいます。これは、心の中に悟りという花が一輪開けば、尊い五つの心智に分かれて花開き
(貝母ばいも、西王母椿韓国花器)今日は、朝からの冷たい雨で、昨日の夏日から、冬日へと、変わりました。この気温の変化は、原因は、何なのでしょうか?これほど、気温差が激しい体験は、私は初めてのような気がします。皆様、気温差により、自律神経が乱れやすいそうですので、十分気を付けて、お過ごしくださいませ♥️今日は、2つの美しい椿を紹介します✨(日光椿、木瓜曽呂利花器)上の椿は、「日光椿」です✨読み方は、「じっこうつばき」です。(月光椿箱根空木亀甲竹
今日は、気温は比較的、高ったのですが、風が強かったため、かなり寒く感じました。能登半島の地震による犠牲者が増えたことを知り、本当に心が痛みます。避難生活を強いられ、また、ライフラインに支障が起きている方々も多いと聞きました。少しでも早く、普段通りの生活が送れるよう、心よりお祈り申し上げます。今日は、初釜の濃茶の時に使う「茶杓」について、書きます。この茶杓の銘は、「老松」です。妙喜庵住職武田士延作の古材を使った茶杓になります。この妙喜庵に
今日は、風の強い一日でした☺️満開の桜が、散り頃であったこともあり、風に吹かれて、桜吹雪となりました。用水路には、桜の花びらが沢山浮かび、花筏(はないかだ)となっておりました✨用水路には、仲良しの鴨が二羽、川面を眺めながら、休んでいました。私が近づくと、気配を感じたのか、池に入って泳ぎ出しました✨しばらく行くと、まだ子供の真鴨が泳いでいました。体の割にあたまが大きく、まだ、生え揃っていない羽が可愛かったです✨柳の新緑が風にさらさらと揺れ、「花紅柳緑」
今日は、「初釜」の第二弾でした☺️幸い、好天のうちに無事、終えることができました✨寄付きで、白湯をいただいているところです♥️露地に出て、亭主との無言の挨拶をしているところです♥️喚鐘の音で、席入りが始まります✨席入りの様子です♥️炭点前で、連客が拝見しているところです♥️炭の入れ方が上手にでき、湯がよく沸きました✨懐石料理ほ、テーブル席でいただきました✨懐石料理の一部です♥おかげ様で好評でした☺️濃茶のお点前です♥️スムーズによくできたと思
今日も、最高気温19℃の穏やかな一日でした。今日の夜は、流れ星が見られるそうです。これは、三大流星群の一つ「ふたご座流星群」が明日15日4時頃に極大となるからたそうです。今晩から明日15日の明け方にかけてが一番の見ごろたそうで、暗い空で見える流星数は、1時間あたり70個に達する可能性があるそうです。とても、楽しみですが、起きていられるか、ちょっと、心配です!流れ星、見られますように!上の写真は、「入飾り」をしたところです。柄杓と蓋置を天板に飾り、薄茶器
(アラセイトウ、キツネユリ、ハコネウツギ竹亀甲掛花入れ掛け軸「葉々起清風」)今日は、朝、南風が吹いていましたが午後は比較的穏やかな一日となりました✨上の掛け軸は、「葉々起清風(ようようせいふうをおこす)」です✨原文は、「相送当門有修竹爲君葉葉起清風」です✨読み方は、「相送って門に当たれば修竹有り、君が為に葉々清風を起す」「あいおくってもんにあたればしゅうちくあり、きみがためにようようせいふうをおこす」(出典は、
今日は、一日、重い雲が立ち込め、午後からの雨で、肌寒い一日となりましたね。今日は、「廻り炭」のお稽古をしました❤️、「廻り炭」は、表千家七代如心斎宗匠が考えた式法で、普段のお稽古がマンネリ化しないようにと定められたものです。この「廻り炭」は炭の入れ方を、稽古するためのものです。火箸の扱いも、上手になりますね❤️「炉」の時期のみを行われるもので「風炉」の時期は、代わりに「廻り花」が行われるようです。今回は、五徳を取った、釣釜の状態で、行いました。五徳が
今日は、「火入れ(ひいれ)」の稽古をしました。茶道における「火入れ」とは、煙草盆(たばこぼん)の中に組み込み、煙草につける火種を入れておく器のことです。「火入れ」は中に灰を入れ、火をおこした切炭を中央に埋めて、喫煙の際の火種とします。私の親先生は、「朝起きたら、すぐに火入れの稽古をしなさい」と指導されたそうです。私の姉弟子である90歳になる大先輩は、火入れの稽古を毎朝、続けたそうです。その大先輩の「火入れ」を見た時、灰の筋がとても綺麗に整っていたので、流石だ
(鈴蘭水仙、アブチロン、ドウダンツツジ)今日は、雷雨の可能性があるということで気をつけながら生活していました。昨日のニュースを見て、雷の事故の恐ろしさを改めて感じています。油断せず、危険を回避しなければいけないですね。皆様も、十分、気を付けてくださいませ。今日は、「平棗(ひらなつめ)」の扱いについて、書きます。袱紗さばきをした後、左手で、平棗を半月の手で取ります。右手で、袱紗を握りしめ、平棗の右横を持ち左手を棗の底の方に移動させます。右手で、「この
今日も、降ったり止んだりの「梅雨日」です。午後、豪雨の予報が出ているので、警戒が必要です。今日の掛け軸、「青山緑水(せいざんりょくすい)」とは、字の通り、「青い山、緑の水」のことを指し、雄大な自然の情景を表しているそうです。私は、一年の中で、草木が青々として、生命力に溢れた緑が美しいこの時期が一番好きです。草木の日々の成長は、いつも目を見張るものがあり、励まされます。草木の世話を日々する中で、茎が伸びれば、その成長の速さに驚き、花が咲けば、その美しさに大喜
風もなく、穏やかな1日でしたが、オミクロンの感染が非常に心配です。拡大しないように、基本的な予防をしつかり守り、感染しないようにきをつけたいものですね。今日は、「高麗卓」でお稽古をしました。「高麗卓」は、「高麗台子(だいす)」を半分にした四本柱の小棚です。初釜の時に使う予定なので、生徒さんは今年最後のお稽古に勤しんでいました。濃茶と薄茶では、柄杓と蓋置を飾り残し方が違います。濃茶の場合は、天板の上に茶器がのっているので、柄杓を左側にまっすぐ縦に飾り、蓋
今日は「桑小卓(くわこじょく)」のお稽古です。夏になると、桑小卓を出し、お稽古するのが通例になりました。平建水(ひらけんすい)や利休七種の蟹や栄螺(さざえ)の蓋置を使ったりします。また、柄杓の飾り方が独特なのです。棚の上に、「二飾り」として、「入飾り(いりかざり)」をしますが、「三飾り」は、柱に斜めに立て掛けるのです。他の棚にはない飾り方なので、変化があって楽しむことができます。蟹や栄螺(
(匂いスミレ、花ニラ)今日は、晴天の暖かい一日でした☺️今日は、「桜川水指」を使って、お稽古をしました✨上の写真は、濃茶のお点前です✨仕覆は、打ち返して、左手で、水指の左に置きます。四方捌きをして、茶入を拭きます。更に、袱紗捌きをして、茶杓を拭きます。茶筅を置き、茶椀を引いたら袱紗を二つに折り、水指の蓋を拭きます。茶筅通しの後、抹茶を三杯入れます。湯を入れ、よく練り、更に湯を足し、練り上げます❤️美味しそうな濃茶ができました😊中仕舞いを
今日は、午前中は、「花曇り」の一日でした☺️花曇り(はなぐもり)とは、桜の咲く頃の曇天のことを言うそうです。3月下旬から4月上旬に手紙などの、時節の挨拶等に使われるのが一般的だそうです✨桜を通して、見える薄暗い空を言い表していますが、只、「曇りの日」と言うよりは和の言葉という感じで、素適ですね✨午後から晴れて、花見日和となりました♥️今日は、「曽呂利(そろり)」という花器を使って花一種だけ、入れて、楽しみました✨胡蝶侘助(こちょうわびすけ)です❤
今日は、好天の中、近隣の小中学校の入学式がありました♥️(上野の桜は、まだまだ見頃です♥️)今日も晴れ間がさし、気温が20度を超え、暑いくらいです✨校庭の桜も、美しく、風が吹くと桜吹雪になります。桜舞う中の入学式、そして、新学期のスタートということで、心に残る日となることをでしょう✨今日は、再び、上野へ!自宅から乗り換え無しで、1時間かからない位の近さなので本当に便利です✨上野は、幼い頃から、買い物によく出かけていたので親しみがあります。今日
昨夜の上弦の月は春の朧月という、風情でした。冬の煌々とした月とは違いますが、それはそれで、素適でした☺️一昨日は、二十四節気の「清明(せいめい)」でした✨この日は、春分後、15日目にあたるそうです。「清明」は、「清浄明潔」の略と言われ、草木をはじめとする万象が清らかに溌剌としてくることを意味するそうです。沖縄では、清明祭(シーミー)が行われるそうです。今日、電車に乗って出かけたのですが車窓から満開の桜を見ることができました✨とても、素適でした☺️
今日は、表千家七代家元如心斎の命日、「天然忌(てんねんき)」です。如心斎(じょしんさい)は、表千家茶道「七事式」を作った人です。天然忌13日には中興の祖と言われる如心斎に敬意を表する為に家元では天然忌が行われます。残月亭では七事式の「花寄せ」、九畳敷では「且座(さざ)」が行われるようです。令和庵では、「供茶」と「花寄せ」を行います。今、世界に目を向けると、リビアの洪水で、5千人超死亡、1万人不明と報道され、北東部で壊滅的被害にあっているそうです。
今日から、「裏甲釜」でお稽古を始めました。「裏甲釜(うらごうがま)」とは、茶の湯の釜の一つで、やきなべを逆さまにし、底に穴をあけて、釜の口とし、これに別に作った底を後から取り付け、両側に羽をつけて釜に仕立てたもので、透木釜(すきぎがま)の一つです。「五徳」を取り払い、透木(すきぎ)を炉壇(ろだん)の縁において、その上に釜の羽を乗せて設置します。「裏甲釜」は、形状が平たく底が浅いので、炉の火を少なくしても湯を沸かすことができます。暖かくなってきたこの時期に相応し
茶事の中では、煙草盆が何回か出てきます。まずは、茶事が始まる前の寄付(待合)で、「煙草盆」が用意されています。客が揃うまで、、ゆったりと待ちます。その後、客は露地に移動し外腰掛けで待ちます。外腰掛けには、「煙草盆」を置きます。そして、蹲で手水を使い、席入りとなります。初炭、懐石、菓子と続き、中立ちとなります。いよいよクライマックスの濃茶が点てられます。後炭が続き、最後に、和やかにリラックスした状態で、薄茶が始まります。薄茶の前に座布団、「煙草盆」、干菓子が
今日は、利休七種蓋置「一閑人(いっかんじん)」を使って、お稽古をしました!「一閑人」とは、井筒形の側に井戸を覗き込むような人形がついた蓋置です。惻隠蓋置(そくいん)ともいい、これは人形を井戸に落ちそうな子供に見立て、『孟子』公孫丑上の「今人乍見孺子將入於井、皆有怵惕惻隱之心」(今、乳飲み子がまさに井に入ろうとするのを見れば、哀れみ痛ましく思ったりする心は生まれながらにして持っているものである)にかけて洒落たものだそうです。一閑人蓋置は、人形
(西王母椿、キブシ。掛け軸は「時雨洗紅葉」)今日は、朝は、雨でしたが、昼からはよく晴れ、洗濯物が乾きました!上の花は、「西王母椿」と「キブシ」です。「キブシ」は、早春、他の花木に先立って咲く黄色いブドウのような花が幻想的な風景を作ります。キブシの開花は新葉が展開する前の3~4月頃で、前年に伸びた枝に小花の密集した花穂がぶら下がるようです。花の後には直径6~12ミリの球形の果実ができ、始めは緑色で、10月頃になると黄褐色から黒に熟すそうです。果実
今日は、風もなく、穏やかな春の一日でした☺️桜の花がひらひらと舞う今の風景は、美しいと思う反面、「あぁ、散ってしまうんだ」と言う寂しさも、感じますね。今年の桜は、思いの外、長く開花していたなと、思いました。3月末に開花しかけた頃、気温がぐっと下がり、花が「咲くのは、一度やめておこう」と思ったかはわかりませんが(笑)4月に入ってから、ゆっくり咲いてくれました。お陰様で、卒業式たけでなく、入学式式まで開花してくれたことは嬉しい限りです❤️海外の方も、日本の
今日は、炉の「お濃茶」のお稽古をしました。風炉の時の「お濃茶」と違うところがいくつかありますが、大きく違うところは、湯が冷めないようにするお点前であることです。「夏は、涼しく」、「冬は、暖かく」お茶がいただけるようにします。上の写真は、茶筅通しをするためのお湯を汲んだあと、釜の蓋を閉めているところです。お抹茶を入れたあと、やっと、蓋を開け放すことができます。客がお濃茶をいただいている最中に、湯が冷めないように中蓋(なかぶた)をします。「中仕舞い(なか
今日は「梅雨空」の一日でした。「梅雨空(つゆぞら)」とは、梅雨時の雲に覆われた空模様のことです。時々、陽が差し込みますが、全体が厚い灰色の雲に覆われて、いつ降ってもおかしくない様子の雲でした。今日は、「曽呂利(そろり)」という唐金の花器を使って活けてみました。冒頭の花は「額紫陽花(がくあじさい)」です。すぐ上の花は「半夏生(はんげしょう)」です。「曽呂利(そろり)」という面白い名の花器は、口が細長く、素紋(無紋)で、輪高台になっている形の花器のことです。「そ