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声調グループとは何か台湾語は、一定の文法的ルールに則り本調を保つ(変調しない)語以外は原則として声調が全て変化する。何声が何声に変化するのかという問題は比較的シンプル。1声→7声、2声→1声、3声→2声、4声→8声、5声→3声/7声(地域によって違う)、7声→3声、8声→4声に変化する、と決まっているからである。ただし、どのようなルールで本来の声調を保つ語が決まるのか、ということに関してはまだはっきりしないことも多いようで、日本で販売されているほとんどの入門テキストや辞書では詳しく触れ
2015年の記事に加筆します。台湾華語独特のボキャブラリー。爛(làn)⇨だめ、ひどい、下手etc台湾のドラマ、バラエティ番組とかでよく聞いてましたねー。『中国語ジャーナル』2011年10月号で曾少宗(フィガロ・ツェン)も言ってました。可是在讀書的時候發現:でも学校で勉強しているときに気づいた:哇!我的物理跟化學的成績怎麼這麼爛!うわっ、僕の物理と化学の成績、なんてこんなにひどいんだ!☆☆☆☆☆昨日(2020.8.27)ユーチューブで見かけたのも「ひどい」
※2018年の記事に加筆台湾にいたら、いや、日本にいてもラジオやテレビで目にしない耳にしない日はないくらいのことば、それは...好康(hǎokāng/hó-khang(ほーかん))お得な、オイシイ話、いいモノ台湾ドラマ『種菜女神』より⬇️「只要有任何好康的(オイシイ話があったら真っ先にお知らせしますから)」と、投資を頼もうとしている相手に言う吉哥…の場面。第5集のちょうど真ん中くらい。↓は『鑑識英雄2』の第5集か第6集。貝兒の彼氏に悪友が「當然是有好康的才找你啊(もちろんオイシイ話
②です。2020年4月に更新しています。語句の詳しい意味などはそれぞれのリンク先過去記事を見てくださいね。➀(以前のもの)、③(最新のもの)もあります!!①も時々情報をアップデートしています。台湾のスラング。ドラマや映画でバンバン出てくるがフツーの辞書では解決しない言葉の数々。その多くが実は台湾語の語彙で、台湾語でそのまま読んだり、或いは台湾語なのに漢字を中国語の発音で読んだり、或いは、台湾語の音に近い中国語の漢字を当てていたり…。今まで書いた記事を整理して集めてみました。どれもたまりが
台湾好きの方にはおなじみの台湾語、「乎乾啦(ホダラ)」。そう「乾杯」という意味ですね。今Gyaoで無料配信中の『真愛找麻煩』第55集ででてきます。このドラマ、あまりに長くて以前飛ばし飛ばし見てた。先日ふと見てみたら、ちょうど吳慷仁くんが出てくるとこじゃありませんか。うえーい。と喜びつつ見てたら「乎乾啦(ホダラ)」が登場。謝坤達くんのセリフで、中国語字幕は「乾杯」、日本語字幕は「うまい」。でも「乾」を「ta(ダー)」と読むかなあ、と思って調べたらやっぱり元の漢字はこれじゃない。教育部推薦の漢字
※2018年の記事に加筆しました。中国語初学者の方が読まれると混乱なさると思うので、上級者の方のみの閲覧をお願いいたします。上からで本当にすみません💦台湾映画『對面的女孩殺過來(ロマンス狂想曲)』で、気の弱い主人公の阿正(台湾男子)が、気の強い中国女子に「我有説嗎?有嗎?」(オレそんなこと言った?そう?)と言う場面がある。そう、この「有」は、台湾華語2大スターの一つ。教科書的な使い方以外の「有」の用法をまとめてみよう。1)助動詞化した有あれは20年ほど前。台湾のことをあまり
台湾男子ネタ続きます。というか、アゲイン&アレンジ記事で、よいこのみなさんにもう一度ご注意を。台湾語のスラング、これまで色々紹介してまいりましたが、中には決して面白半分に使ってはいけない危険スラングもあります!特にfym系の髒話。タイトルに書いた「が○○ーにゃ○」がその代表選手。バリバリのちょいワル台湾男子(?)でさえ使わない。って言ってるくらいですからね。良い子は絶対使っちゃだめですよー。↓↓↓★「がんりーにゃん」・・・はい、これも、バイオレンス系のドラマや映画で聞かないことはないスラン
按呢喔(án-neo/あんねお)➡そっか、そうなんだ台湾語だがほぼ台湾華語化しており、台湾ではごく普通に使われる。↓は『獅子王強大』第1集。このように字幕は"這樣喔"になっていることも多い。
➀です。2020年7月更新。語句の詳しい意味などはそれぞれのリンク先過去記事を見てくださいね。②(新しいもの)③(最新)もあります!!こちらの➀も時々情報をアップデートしています。伯伯(pek-pek)➡おじさん阿母(a-bú)➡お母さん卡哇伊(かわいい)➡かわいい啊哪達(アナタ)➡ダーリンアタマコンクリ➡頭が固いアタマショート➡頭がおかしくなる〜很大(~hěndà)➡めちゃめちゃ〜する寒蟬效應(hánchánxiàoyìng)➡萎縮効果荷包(hébāo)➡
借過(jièguò)➡すみません、通してください台湾に行ってこれを聞かない日はない。大陸では「借光(jièguāng)」とも。↓は大好きな#台湾映画『一頁台北』のワンシーン。夜市で悪ガキ達に拉致された友人の高高(ガオガオ)を追っているシャオカイ。この映画では借過(jièguò)が合計3回出てくるよ!
「吃蘿蔔乾(干し大根を食べる)」=「突き指」(過去記事)は台湾でもかなりのヤングしか知らないスラングみたいで、私の台湾朋友たちは誰も知らなかった(みんな私よりは若いけど元ヤングばかり)。Bちゃんの姪っ子ちゃん(超ヤング)情報によると、バスケの世界(?)で使われている言葉みたい。なぜ突き指が干し大根なのかは、形状が似てる説とポキっという音が似てる説がある。真相やいかに。
今ではすっかり中国語界(?)に定着しているこの表現。だが、実は普通話の教科書的な文法ルールからは外れている。這是我的最愛。ここでの「愛」は程度副詞「最」の修飾を受けている動詞である(「最も愛する」)。なので普通話の教科書的文法ルールからすると後ろに目的語を取ることはあっても(「我最愛讀書。」)それ自体が目的語となることは普通はできない。上記の「這是我的最愛」も「這是我的最愛(的)事」とか「這是我的最愛(的)人」であればルールに沿うが、副詞+動詞のみの動詞フレーズが判断動詞「是」の目的語にな
※2018年4月の記事に加筆最好是(zùihǎoshì)➡️よく言うよ「一番いいのは」という意味ではなくて、相手の言葉に対して「何言ってんの」「よく言うよ」と、ちょっと逆らうようなニュアンス。台湾のドラマや映画では頻出のスラング。2023年の台湾ドラマ『有生之年』第2集⬇️息子さん彼女ができたんじゃない?もうすぐあなたも孫が抱けるわね。と近所の人に言われてママが「最好是啦!(冗談でしょ)」台湾ドラマ『2個爸爸(ふたりのパパ)』の第20話。始まって約7分半過ぎ。弟の慶竹が行方不明
ㄎㄧㄤ(キャン)➡イッテル、トンデル、プッツン台湾語由来の流行スラング。ローマ字にすると「kiang」。「ハイ」になった状態のもっと進んだ感じを表す。↓は台湾ドラマ「極品絕配(華麗なるスパイス)」の第9話。少威が「他khiànkhiàn耶」と言ってるのだが、日本語字幕は「マヌケそうだけど」。中国語字幕は「他少一根筋耶」となっている。↓は『花甲男孩轉大人』を語る盧廣仲(クラウド・ルー)。「宜蓉の演技はブッ飛んでるからね」元の台湾語は恐らく「khiànkhiàn」↓。「頭を上げる」と
台湾ドラマを見ていると、それこそ1話につき1回くらい出てくるほどの頻出スラング、「三八(sānbā)」。これまで色々書いてきたので一つにまとめてみました。中国では国際婦人デー(3月8日)由来説、義和団事件後の八国軍侵攻由来説、色々あるようだが、少なくとも台湾で使われている「三八(sānbā)」に関して言えば、由来はもちろん台湾語の「三八(sam-pat/さmバッ)」である。意味はもともと「ふざけた、バカな、おきゃんな、オテンバな」といった意味の主に女子に対する悪口。でも今は、女子から男子にも
中国語の様態補語は基本的に構造助詞「得」で導かれる。「歌うのがうまい」は唱歌唱得很好でも台湾でよく聞かれるのは、この「得」を省略した言い方で、台湾華語の文法面における特徴の一つ。今見てる台湾ドラマ『艾蜜麗的五件事』、第4集で出てきたのがこれ↓吃好飽(chīhǎobǎo)お腹いっぱい台湾ではホントよく聞くけど、教科書的な普通話ではこうは言わないので気をつけて♡
※過去記事に書き加えQQ、很Q⇨モチモチタピオカとかグミとかが弾力があってモチモチしてる様子。台湾語由来のスラングで台湾好きの人なら1度は耳に(目に)したことあるはず。台湾ドラマ『三明治女孩的逆襲』日本版第8話、開始12分46秒くらい。シャオチンがCEOのほっぺを触って「(肌が)プルプル」と言うところ♡元々の台湾語は、発音は「khiū/きう」で、漢字はでも台湾語大辞典では漢字がちょっと違う。見えますか?拡大するとろ、老眼には厳しい。
伴手禮(bànshǒulǐ)➡お土産、手土産台湾では以前から普通に使われているし台湾の辞書には掲載済。これが普通の中国語辞書に無いのは、台湾語「伴手(phoāⁿ-chhiú)」(お土産、手土産)からの転用だから。↓は台湾ドラマ『墜落』第1集。「方塊酥(台湾クッキー)まで手土産に持って来てくれて」↓は台湾の袋。「ベストなお土産屋」台湾語では「等路(tán-lō͘)」もよく使うらしい。