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二重の切開法の手術後の合併症で、上まぶたがめくれ上がってしまうことがあります。睫毛が不自然に上を向き、結膜(まぶたの裏側の粘膜部分)が見えている状態ですが、これを外反と言います。なぜ外反が起きるか、いくつかの理由があります。①二重の固定位置切開法では切開線より下(睫毛側)の皮膚を内部の固い組織である瞼板もしくは瞼板前組織に固定することで二重にするのですが、固定する位置が高すぎると、睫毛を含めたまぶたの縁(瞼縁)が持ち上がってしまい外反を起こしてしまいます。②皮膚の取り過ぎ切開法
美容医療が一般的になるにつれ、美容医療のトラブルも多くなっています当院のような小さな施設に、毎週4~5人もの他院修正希望の患者様がご相談にいらっしゃるというのは、憂慮すべき状況です先週も今週も他院修正施術の患者様が沢山いらして、ワタクシかなり消耗しました美容医療はこの30年で格段に進化しましたヒアルロン酸注入、ボトックス注射、フォトフェイシャル(IPL)、ケミカルピーリング、レーザー脱毛機器は25年以上の歴史があり最年長選手です他、シミ治療のQスイッチレーザー、赤あざに使用する
60代半ばの男性です。約10年前に二重のたるみ取り手術をする際に上まぶたに脂肪注入を受けたとのことです。なぜ脂肪を入れたのかは定かではありませんが、年齢とともにくぼみ目(Sunkeneyeといいます)になっていたのかもしれません。ところが、注入された脂肪が多く、さらに皮下の浅い部分に入ってしまっているために、ご覧のように他人が見ても明らかな大きなしこりとなっています。さらにまぶたが重くなってしまい、目が開けづらいというお悩みがあります。他院での脂肪注入後まぶた重く開けづらい状態にな
他院で受けた目頭切開の手術後を修正する古川法にはいくつかの目的があります。・目と目の距離(内眥間距離・ないしかんきょり)が不自然に近すぎてしまったのを修正・目頭切開後の傷跡を隠す・不自然とは言えないが、目頭が開いたことによる違和感をなくすために元に戻す大きく分けると上記の3つで、それらに含まれますが、涙丘(るいきゅう)の見えすぎという悩みもあります。涙丘というのは、目頭の眼球に接して存在するピンク色の肉のことで、腺組織として涙分泌の調整などに関わっています。花粉症の方は、花粉の
二重切開・眼瞼下垂後に濃い印象になってしまったと仰られる患者様は多いです。その原因は・二重幅が広い(切開線が高い)・瞼の開き過ぎ(過矯正)などが挙げられます。今回の患者様は両方でした。二重幅を狭くするために「吊り上げ法」を、開きを下げるために「挙筋後転」を行いました。難しいのは「吊り上げ」を行うと、瞼の開きが強くなることです。つまり、術前より更に過矯正になる可能性があります。ですので、以前までは『二重幅を狭くすることと、開きを下げることは同時にはできない』と
鼻翼変形術後6か月鼻翼縮小で修正を繰り返す度に外側鼻翼がどんどん外側に引っ張られたそうです。再建はVYadvancementflapの挙上以外は考えられませんでした。植皮はパッチになります。組織厚が合いません。腱採取して鼻翼ー鼻翼をループにかけても張力強くて戻ってしまうと思いました。で、VYです。外側鼻翼を切除してある程度は鼻翼縮小になりますが、ある切除量を超えると、綱引きの法則で、頬側に引っ張られます。それを切って修正しようとしてさらに組織欠損が広がったと考えられます。
今回ご紹介するのは、目の下のクマとゴルゴ線の改善が目的で他院にて『ヒアルロン酸注入』を行った結果、酷い膨らみと凸凹が生じ、当院を受診された40代の女性の症例写真です。こちらが来院時の状態です。他院ヒアルロン酸注入後右目の下目の下(Lowerlidbulge)が必要以上に膨らんで、たるんだ目袋のようになってしまい、目の下のシワ(teartroughティアトラフ+Palpebromalargroove)も悪目立ちしており、注入前より老けてみえる状態です。この目の下
こんにちは。東京都新宿区にあります、山本クリニック山口です。さて本日は、当院でご相談の多い目頭修正の治療法をご紹介したいと思います。他院で目頭切開を受けて、傷が汚い、形が気に入らない等、お悩みは様々ですが、治療方法は大きく分けて2つになります。一つ目はフラクショナルレーザーでの治療法です。照射によって表面に小さな穴が開き、その穴を再生しようとする皮膚の治癒過程で、皮膚が収縮し、傷跡や肌の凹凸が徐々に目立ちにくくなってくるというものです。ただ、レーザーの場
今回は、ヒアルロン酸注入の4年後に出現した遅延型異物肉芽腫の修正事例をご紹介いたします4年前に韓国で眉間~額・鼻背・目の下にヒアルロン酸製剤(アラガン社、ジュビダームビスタボルベラ)の注入歴あり、当院受診の1か月半前に麦粒腫(ものもらい)を患った後から注入部位に一致した痛み(圧痛・自発痛)と腫れ・しこりが出現…他院2か所でヒアルロン酸溶解と抗生剤や消炎鎮痛剤を処方されるも効果なく、当院を受診されました.「ヒアルロニダーゼ」と「ケナコルト」の混合によるしこり修正注射と「プレドニン
皆さんこんばんは、湘南美容クリニック技術統括医長の片岡です。一昨々日は眼瞼下垂+二重全切開(MD式・埋没糸抜去)一昨日は眼瞼下垂+二重全切開(他院修正・たるみ取り併用・MD式・埋没糸抜去)、VOVリフト、シークレットリフト、テスリフト、SBCプレミアムPRP(目の上・目の下)昨日は全身麻酔下にてフェイスネックリフト(SMAS法・リガメント切除・MD式+創傷治癒PRP)+ベイザー脂肪吸引(頬・ジョール・顎下)+バッカルファット除去、眉下リフト(MD式+創傷治癒PRP)、SBCプレ
他院で額(おでこ)に対してヒアルロン酸を注入され、修正のため当院に来られた患者さんについて解説します。症例について30代の女性。おでこの凹みが気になり、他院でヒアルロン酸注入をされています。注入材はアラガン社製ボリフト。注入直後から、ボコボコした状態が気になっており、治療した他院へ相談したところ「マッサージしてください。」と指導され、それでも改善せず、最終的に「異物反応、金属アレルギー」と診断されたそうです。当院へ、おでこのボコボコの改善目的にご来院くださいました。症例写真
こんにちは!Momomiです。太ももの脂肪吸引+胸への注入、そして目の下の切らないクマ&たるみ取りの手術結果にあまり満足しておらずモヤモヤしたダウンタイムを過ごしていたので更新する気になれなくてすみません😅💦経過の写真などはしっかり撮っているので時間をかけて時差投稿していきますね。そんなこんなしている間にあっという間にメーラーファット脂肪吸引の施術日がやってきました!当日の記憶はその日に書いた方が良いと思うので頑張って書きます✨先にお伝えしておくと今のところ満足で
こちらの方は、目の下の青グマ改善が目的で、他院にてヒアルロン酸注入を行った結果、ヒアルロン酸が青っぽく透ける『チンダル現象』を生じ、かえって目立ってしまったため、当院を受診されました。加えて、ミミズ腫れのように膨らんでしまう『ヒアルロン酸注入後の凸凹』も生じています当院はこの様に、ヒアルロン酸注入の他院修正のご相談もたくさん頂戴しています。本来は、注入を行った医療機関で修正すべきなのですが、「症状を訴えても、対応してくれない」「話をまともに聞いてくれない」
今日は、二重の他院修正について。他院で3回の埋没法のあとに、全切開法を受けたそうです。「二重が浅くタルミが気になる...」「まつ毛が下向き目の開きが悪い...」ご相談の結果、修正を行いました。・「二重全切開+α法」(Ver.4)現在は(Ver.5.5)に進化しています。とても良い仕上がりと経過だと思います。当然、4年経過しても後戻りはありません。オーダー通り自然な末広型二重になり、目の開きも良くなり抜群の目力です。術前にわざと力を抜いていない証明として、眼瞼下垂の評価に
美容外科で二重まぶたにしてもらったが、一重まぶたに戻したいという相談が私のもとに多くいらっしゃいます。せっかく二重にしたのに、わざわざ一重まぶたに戻したい理由は何でしょうか?①仕上がりは問題ないが、やはり自分には二重が似合わないと思った。②自分の希望した二重と違ったが、やり直してもらうのではなく、次も希望通りになるか不安なのでいっそのこと一重に戻したい。大きく分けると以上の二つになります。②に関しては、一度の手術で希望通りの二重まぶたにならなかったことで失望や落胆されて、二重
眉毛下皮膚切除術:術後4ヶ月だいぶくきっりなりました。傷も斜切開皮膚片から毛が生えてきて目立ちにくいと思います。【眉下切開】圧倒される傷跡の目立たなさ!修正も多くこなす美容外科医師のこだわりを徹底解剖眉下切開について解説しました。ご質問や感想など、コメントお待ちしております。=========プロフィール==========▼経歴1998年福岡大学医学部卒業、福岡大学病院形成外科入局1999年福岡大学麻酔科、札幌手稲渓仁会病院救急部2001年福岡白十字病院形成外科2002年神奈川県立こ
目頭切開は正式には内眼角形成術といいます。日本人をはじめとする東洋人独特の目頭にある皮膚(蒙古ひだ)によって、顔が幼く見えたり、目の一部が隠れているために目が小さく見えたりするために、これを治したいという希望が多い治療です。手術法は医学書を開くと様々なデザインを工夫した方法が掲載されています。平賀法、内田法、Blair-Brown法、Mustarde法、Converse法などで、一長一短があるとされていますが、日本では内田法が良く用いられてきて、最近ではZ形成術(Converse法と同じ)
他院修正が多い当院ですが、受診されるまでに色々悩んじゃいますよね?今回は、よくあるご質問からQ:注入して数年経ちますが、体調によってヒアルロン酸注入した部分が腫れますが溶かした方が良いですかA:繰り返し腫れる、どんどん酷くなるなら即刻溶解すべしヒアルロン酸を注入した部位が腫れたとき、どうするべきかは、症状の程度と経過により異なります。熱感がある。痛い。どんどん症状が酷くなる。繰り返し腫れる。このような場合は迷わず溶かしましょう放置すると、遅延型アレルギーや遅延
今回は修正手術についてではないですが、少し珍しい手術をご紹介したいと思います。「割れあご」の手術についてです。割れあごというのは、あごの真ん中が割れていて、おしりのように見えるので俗称で「けつあご」とも言われています。その俗称の言葉の響きから言っても、誉め言葉ではないし、コンプレックスと感じている方も少なくありません。原因は生まれつきのあご(下顎骨)の形の発達不全によるもので、筋肉の影響もあるとされています。治療としては、手軽なものであればヒアルロン酸の注射があります。凹んでいる部分に注
目頭切開が流行っていますが、それに伴い、目頭瘢痕が思った以上に目立つと言った訴えも増えています。以前、学会でフラクショナルCo2レーザーを瘢痕に照射すると瘢痕が均質化して目立たなくなった症例からヒントを得ました。フラクショナルレーザーのような高価な機械はありませんから、極細の電気メスで皮膚面に垂直方向に小孔を開けていけば、陥凹部位にはコラーゲンが出来て凹みは改善し、線状の傷はぼやけるだろうと思いました。目頭瘢痕を極細電気メスで焼きを入れると言った手技です。瘢痕の真隣は密度を多く、
額(おでこ)に対してヒアルロン酸2ccを注入し、7ヶ月が経過した状態について解説します。症例について20代の女性。前回の治療と治療直後についてはこちらで解説しています。『当院スタッフの額(おでこ)ヒアルロン酸注入の症例解説』額を丸くする治療の症例解説です。当院では大人気の治療です。今回は当院スタッフに行っています。症例について20代女性。小顔で痩せ型。おでこの凹みと小じわを気…ameblo.jp症例写真治療前、治療5日後、注入後7ヶ月の状態
挙筋前転+ROOF除去が効いてます控え目希望でした。術後2年です。2年経っても来てくれると嬉しいものです。経過良好ですね
他院で小鼻縮小(鼻翼縮小)を受けられました。その後、もう一度小鼻縮小、鼻の穴が三角に尖ったため鼻孔縁下降、ピンチノーズの改善のため鼻尖形成を受けられました。鼻孔縁下降後も三角の鼻の穴が治らず、術前よりも三角の尖りがさらに気になる様になったそうです。小鼻が縦に長く、小鼻の横幅も大きいため、鼻孔縁挙上が第一選択であり、三角の鼻の穴も改善する事をご説明しました。鼻孔縁挙上の1ヶ月後です。小鼻のボリュームが減り、小鼻の横幅も小さくなりました。小鼻外側のくっきりした影が無
当クリニックでは、他院での『ヒアルロン酸注入』と『ボトックス注射』の治療後の修正を行っております本来は、注入を行った医療機関で修正すべきなのですが、「症状を訴えても、対応してくれない」「時間が経てば落ち着くと言われた」などの理由でお困りの場合はお引き受けしていますのでご相談くださいヒアルロン酸注入の他院修正につきましては、以前、症例写真を掲載して、こちらのブログでご紹介しました。関連記事:【他院修正Part1】症例写真供覧:目の下のヒアルロン酸注入後のチンダル現象と凹凸を
2年前に他院で目頭切開を2回受けている30代の方です。両側ともに、目頭にへこみの傷が目立ちます。左右ともにへこみの傷跡がありますが、右は範囲が広く、左側は深く大きくえぐれたようになっています。一般的に、顔や体にできたへこみのような傷跡(瘢痕)の修正は、その部分を切除してきれいに縫い合わせるのが基本的な手術方針となりますが、目頭切開後の傷跡については、そのような治療方針は、ほぼ当てはまりません。なぜなら、目頭切開を受けたことで皮膚の余裕がほとんどなくなってしまっていること、そして
3日経って開けてみました。一番緊張する時です。血腫が出来ていたらどうしよう等といつも不安です。血流は良いですね。皮下血管を温存する意識は大切だと思います。抜糸はアンカーの糸を安定した部位ははずしました。今日から圧迫なしです。激しい運動は避けてもらいますが、日常生活は普通に送れるでしょう。にほんブログ村
二重切開後の修正で多い内容の一つである『二重幅を狭くする』手術です。患者様は他院で二重切開を受け、その後他のクリニックで二重幅を狭くする修正手術を受けたそうですが…二重幅が狭くなれなかったようです汗今回、低い切開線を設定元の切開線は剥離吊り上げを行いました。https://ameblo.jp/cosmeticdoctor1/entry-12817830108.html『二重幅狭く修正吊り上げ法』二重切開後の修正手術で最も多いのが『二重幅を狭くする手術』です。
久しぶりに症例のブログを書きます。2018年12月に書いたブログの続報です。https://ameblo.jp/drfujimoto/entry-12423341760.html前回は抜糸まででしたが、9ヵ月後に帰国されましたので、その時の写真を示します。術前と術後9ヵ月の正面です。かなり狭くなっているのがわかります。閉瞼時の写真です。凹みはなくなり、傷はゼロにはなりませんがある程度目立ちにくくはなりました。斜めから見たときの写真です。二重の幅はもちろんですが、眉下の厚み感も改
こんにちは。新宿三丁目山本クリニック山口です本日のご紹介は、鼻尖形成術(だんご鼻解消術)ですだんご鼻と言われるような鼻先にボリュームがある状態を改善させる手術です軟骨移植等を同時に勧められる事が多いようですが山本院長の手術手技なら鼻尖形成術だけでもしっかりとした効果を出すことが出来ます症例のご紹介👇👇正面横下鼻先が細くなり、少し高くなった事がお分かりいただけるかと思います症例をたくさんご覧頂きよろし
フェイスリフトで1番美容外科医が恐れている?!合併症は『血腫』です。1番、困る合併症は『顔面神経麻痺』です。顔面神経麻痺についてはこちら↓『フェイスリフト合併症『顔面神経麻痺』顔が動かない』昨日の「フェイスリフトリスク副作用失敗」ネタの続きです。まずは「顔面神経」について顔面神経は「耳下腺」と言われるヨダレを作る組織から5つの枝を出しま…ameblo.jp「顔面神経麻痺」はあってはならない合併症ですが、基本的には起こりづらく、起きても自然回復するのが通常です。『