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道尾秀介さんは、1975年兵庫県芦屋市出身。玉川大学卒業後、営業マンとして働きながら小説を執筆。2004年に『背の眼』がホラーサスペンス大賞を受賞して作家デビューしています。道尾さんの小説は、デビュー当時はホラー小説で、やがてトリッキーなミステリ小説が主体になっていき、ミステリ好きの私はかかさず読んでいました。直木賞には2008年の下期に『カラスの親指』が候補になってから、『鬼の跫音』、『球体の蛇』、『光媒の花』、『月と蟹』と5回連続候補になり、『月と蟹』が2010年下期直木
道尾秀介さんの『神』シリーズ。『龍神の雨』、『風神の手』に続く第三作になります。といってもストーリーに繋がりはないので、どの作品から読んでも問題はありません。シリーズとしての共通点は、タイトルに『神』が入ってることと、人知を超えた偶然とか運命を感じられるところでしょう。埼玉で小料理屋を営む藤原幸人のもとにかかってきた一本の脅迫電話。それが惨劇の始まりだった。昭和の終わり、藤原家に降りかかった「母の不審死」と「毒殺事件」。真相を解き明かすべく、幸人は姉の亜沙実らとともに、
道尾秀介さん、読みやすい「風の始まりはどこか」という言葉が出てきましたが始まりはとても悲しい出来事でしたそうだったのか!そうだったのか!の連続で、どんどん話が繋がって楽しく読めした辛いことがあっても、前向きにみんな生きてるし時間が解決してくれると言う事はあるんだろうなぁ風神の手(朝日文庫)[道尾秀介]楽天市場902円${EVENT_LABEL_01_TEXT}朝晩涼しくなって過ごしやすい健康の為に、何かしらの運動はしてみようっと
神シリーズ3作品の内2作目「風神の手」読了しました~裏表紙から~あの日、風が吹かなければ、私は生まれてこなかったー藤下歩美は母の奈津美と共に遺影専門写真館を訪れた病を抱えた母の撮影の為に。そこに飾られた一枚の写真を目にして、母はひどく動揺した様子を見せる。小学5年生の男子二人、入院中の高齢女性、川沿いの町に暮らす人々が発した幾重もの嘘が、思いもよらぬ場所へと・・・奇跡の本当の意味を知るミステリー***前回も書きましたが道尾秀介作品はあま
道尾秀介さん著【風神の手】2018年発行だけど。2016年から、掲載されていたものをまとめた本。とある町に住む人々の4つの物語。あること・場所を中心として。それぞれの立場や視点で物語が成り立っていて。あの人とこの人がこう繋がってるのか。この場面の時、あの人がここにいたのか。昔のこのことが、今のここに繋がってるのか。なんて感じで。読んでいて面白かった。道尾さんの著書で好きなのは。心霊系不思議系やザ・ミステリーな本なのだけど。【風神の手】のような、ミステリー要素もあ
今朝の書籍広告に新潮文庫の2冊があった。道尾秀介の著書だ。以前、原田マハの「風神雷神」を夢中で読んで以来、馴染みのある書名だと思った。広告を読むと、原田マハの作品とは趣きを異にしていると思った。アマゾンの商品説明を引く。雷神(新潮文庫)Kindle版ある日かかってきた一本の脅迫電話。その言葉が、30年前の忌まわしい過去を呼び醒ます。最後の一行まで最上級の驚愕がつづく神業ミステリ。あの日、雷が落ちなければ、罪を犯すことはなかった――。埼玉で小料理屋を営む藤原幸人を襲った脅迫電話。
こんばんは🌙😃❗昼間の暑さから夕方のスッキリとした青空を見上げると何だかぐっと秋を感じてしまいましたせっかくのランニングの夜でしたが今日は仕事が遅かったことと最近ランオフをしていなかったので今夜は安足日とさせていただきましたそれで本題の今週読み終えた本ですがそれがこちら登場人物に特別な悪党はいないただこうするしか無かったそんなシーンがいつくか出てくる年月を重ねて偶然見つけた真実とそうした悲劇?の末に産まれてきた人々中々読みごたえのある一冊で
道尾秀介『風神の手』短編連作集。世の中偶然の集まり。そことそこが繋がってるんだ!?と。嘘で人生変わってしまったり。
皆さんこんばんは。連日の猛暑でへばっている方多いと思います。体調管理が本当に大事な時代になりました。無理せず美味しいもの食べて、十分睡眠とってくださいね。さて恒例の夜中の本紹介。「雷神」道尾秀介前々知りませんでしたが、(竜神の雨)(風神の手)と合わせて、(神)三部作とされているそうです。更に道尾さん自身も相当今作に思い入れがあるそうで、色んな媒体で語っています。さてどうでしょうか?冒頭少女がマンションのベランダから落としてしまった鉢植え
本を1冊、読み終えました。道尾秀介さんの『風神の手』です。とても面白く読めたし、内容には満足なんですが…登場人物が多すぎて、ちょっと訳がわからなくなる事があったかな。すごい出てくるから、人が。では(゚◇゚)ゞP.S.お腹が痛い。
心配していたカズの膝痛ずいぶん回復してきました。腫れと赤みが引き、見た目は普通に。まだ多少足を引きずってるけど…。痛みが出た初日はほんとに辛そうでした。軽く触れても「痛っ」直進ができず、カニの横ばいからのカニの縦ばい歩きあの剱岳を慎重に進んでるような…あ!古賀志山にも「カニの横ばい・カニの縦ばい」があるんですよ。登っても、下りが怖そう!下から見上げただけですが昨日の古賀志山、小雨の中歩いてきました。こんな小雨の日もトレーニングだと思ってで
道尾秀介のtwitterの画像よりkoreanVersionofRaijin道尾秀介の作品「雷神」(2021年)🌩を初めてしりました。正確には「龍神の雨」(2012年)🌧と混同していました。道尾秀介のCommentより。「龍神の雨」「風神の手」(2018年)とタイトルに神が入る話しを2冊書いています。いつか雷神をかいて「神」シリーズを完結させたいと考えていました。どれも本当に神様が出ている訳ではありません。私は「龍神の雨」は2012年平成24年に発行された時に読みました。
風神の手(朝日文庫)Amazon(アマゾン)792円私にとって道尾秀介さんの作品は、同じ2008年刊行の「カラスの親指」と「ラットマン」という、2つの傑作ミステリが特に印象的で、忘れられないものになっています。その後の作品は直木賞などを次々と受賞して、その文章の技巧には感心するものの、本当に満足することはありませんでした。今回は久しぶりに道尾作品を堪能!文庫490ページをたっぷりと楽しませてもらいました。遺影専門の写真館「鏡影館」。その街を舞台に、男子小学生から
先日『雷神』(道尾秀介)を読んだ。久々の道尾さんの作品。主人公は、ある事故で妻を亡くした幸人。一人娘の夕見と暮らしている。ところが、その事故の真相を知っているらしい人物から、脅迫電話がかかってきたところから、物語は始まる。公式サイトには、こう書かれている。埼玉で小料理屋を営む藤原幸人のもとにかかってきた一本の脅迫電話。それが惨劇の始まりだった。昭和の終わり、藤原家に降りかかった「母の不審死」と「毒殺事件」。真相を解き明かすべく、幸人は姉の亜沙実らとともに、30年の時を経
読書日記2021-141【風神の手】道尾秀介❨著❩[朝日新聞出版2018年1月発行]☆☆☆☆☆彼/彼女らの人生は重なり、つながる。隠された“因果律(めぐりあわせ)"の鍵を握るのは、一体誰なのかーー読み進めるごとに出来事の〈意味〉が反転しながらつながっていき、数十年の歳月が流れていく。ささいな嘘が、女子高校生と若き漁師の運命を変える――心中花まめ&でっかち、小学5年生の2人が遭遇した“事件"――口笛鳥死を前にして、老女は自らの“罪"を打ち明ける――無常風各章の登場人物たちが
ども、OKKAです。今回紹介する本はこれ!「風神の手」(道尾秀介著朝日新聞出版)です!「すべてのエピソードが伏線」「ひとつも無駄がない」と「王様のブランチ」(TBS系毎週土曜日9時半~生放送中)で紹介され、大反響!朝日新聞、読売新聞でも書評が掲載。著者の新たな代表作。彼/彼女らの人生は重なり、つながる。隠された“因果律(めぐりあわせ)"の鍵を握るのは、一体誰なのかーー遺影専門の写真館「鏡影館」がある街を舞台にした、朝日新聞連載の「口笛鳥」を含む長編小説
先日『風神の手』(道尾秀介)を読んだ。遺影専門の写真館「鏡影館」。そこを訪れた人々を描いた連作短編集だ。サイトには「彼/彼女らの人生は重なり、つながる。隠された”因果律(めぐりあわせ)”の鍵を握るのは、一体誰なのか――。遺影専門の写真館「鏡影館」がある街を舞台にした、朝日新聞連載の「口笛鳥」を含む長編小説。読み進めるごとに出来事の〈意味〉が反転しながらつながっていき、数十年の歳月が流れていく──。道尾秀介にしか描けない世界観の傑作ミステリー。ささいな嘘が、女子高校生と
道尾秀介2冊満月の泥枕✨下町に住むダメダメな仲間たちが大活躍?いや大迷惑?いや大冒険?きっかけは嘘…そしてみんなひとつずつ嘘をついてて?なのにラストは大団円!風神の手✨遺影が専門の写真館とその街で起こる事件や出来事をめぐる4つのお話4つのお話が繋がっているのであの時のあれがこれなのか…とかあの時ああしていたらと考えてしまう…最後まで読んだら絶対もう一度読み返したくなるよ
こんばんは。ウサギです。今日の夕食えびピラフ舞茸と玉子のスープサラダです。読書記録道尾秀介「風神の手」を読み終わりました。この本、去年の1月に図書館に予約したのが、やっと順番が回って来ました。その間に文庫本が出たりしてなぜ興味を持ったかというと、シゲがトリッパーでスティードを連載している時に、この作品も載っていたから。道尾先生とは、ネプリーグとタイプライターズで共演してたよね
道尾秀介氏の作品、『風神の手』を読みました。またまたですけど、道尾氏の作品。面白いんですもの読んでみて、バタフライエフェクト的なことを考えました。遺影専門の写真館がある町で昔あった出来事がまだ生まれていない命にも関わってくる話です。元々は中編小説で、連載4回発表って依頼だったみたいです。連載の時のタイトルがそのまま章ごとのタイトルになってまして、短編ではないなと思って読みましたが、読んだ方、結構短編だと思って読み始めたって人いらっしゃる様子。数字が1章2章…ってあるのに、なん
皆さんこんばんは。お休みの夜が更けていきます。久々に誰とも話さなかった休日でした。おっと0時過ぎたから消費税が上がりましたね。日本はどうなる事やらですね。さて恒例の夜中の本紹介。「風神の手」道尾秀介トリッキーなミステリーを書かせたらピカイチの道尾さん。月と蟹で直木賞も受賞してます。さて今作はどうでしょうか?遺影専門の写真館「鏡影館」がある街を舞台にした四編の連作短編集。とは言っても初めのうちは夫々の話が繋がりがなく感じるので連作
最近の読書本は…文学部の本好き女子大生と探偵役の噺家春桜亭円紫のコンビが誰も死なないミステリー小説をさらに読後、爽やかに感じさせてくれました。『空飛ぶ馬』北村薫今日から、読んでいます。1章2章3章違う主人公ではありますが最後のエピローグで、結ばれていく。誰が本当の主人公なのか?ラストが楽しみです。合間に…本好きのブロ友さんオススメこのシリーズも!!なかなか…面白い。寝入る前にも読みます。時々…メガネは掛けっぱなし!本は、顔の上!スタンドは、点けっ
こんにちは昨日は雨で、めちゃくちゃ寒かったですが、今日は晴れているけど、風が強すぎる〜外のゴミ箱は飛んでいくし、花粉飛びすぎだし…外には出たくないっ(;゚Д゚)なので今日は、引きこもって、本でも読むとします春休み中は、子供たちがうるさくて気になるので、なかなか読書モードにはなれなかったけど、昨日読み終わった本「風神の手」4つの章の出来事が、最後に繋がり、登場人物それぞれの過去、現在に関係しているというもの…全体的にしっとりとした印象の本でした個人的に、最後に伏線が回収されるよう
ーーー風って、どうやって吹くのかな。源哉や歩実が生まれるずっと前。ーーー最初に、何があるんだろ。西取川の河原に、強い風が吹いた。(中略)そのことによって、当時、気持ちを通わせていた歩実の母親と源哉の父は離ればなれになり、それぞれ別の町で暮らしはじめた。だから、歩実と源哉が生まれ、いまここにいる。ずっと前に吹いた風が、たくさんの哀しい出来事を引き起こした。でも、それらの出来事がなければ源哉や歩実はこの世に生まれてこなかった。エレベーターを待ちながら、まるで広がっていた靄が一箇所に集
あなたが持っている黒いものは?心です。心の黒さなら、誰にも負けない自信があります。腹黒マダムでございます。だめじゃーーーーん!ハラグロクロハラ。風神の手1,836円Amazon読みました。狭い小さな町。終活のために遺影を撮る方のための写真館。ここを訪れる人達の、過去。初恋…とも呼べないのかもしれない想いを秘めたまま、親の都合で引っ越した母。親友と一緒に親友の実の父親を救出に行く少年の冒険。ずっと脅されていた社長夫人
先週初め、近所の図書館から、もうすっかり忘れていた「風神の手」が届きましたとメールが届いた。早速借りに行って、ついでにSF短編集の「無常の月」があるか聞いてみたが置いて無く、これも他の図書館から取り寄せて借りることになった。再度、取り寄せ依頼の用紙に記入する。男女共同参画センターと銘打っている公立施設の中の図書館なので、性差別関連の本やジェンダー論の本は腐りそうなくらいあるのに、わたしが読みたい一般の面白い本は、ここの図書館では読みつくした
読了伊藤かりんさんのサンドアートが装画を添える群れ咲く向日葵を見て、違う、と思った。母と訪ねる遺影を生前に撮っておく写真館『鏡影館』への道の場面からこの物語は始まる。冒頭で『向日葵』が出てくるので思わず、『向日葵の咲かない夏』を思い出す。道尾さんの独特の世界水川光の反射雨の匂い映画の中のように鮮やかに表される川の手前側に、飛沫の目立つ場所があった。積み重なった石の頭が、川面からちょっと突き出て、そこで水が跳ねているらしい。流れは緩やかなので、透明な水滴の一つ一