ブログ記事6,030件
王谷晶さんの『ババヤガの夜』のレビューになります。こちらは、柚木麻子さんの『BUTTER』と共に、ダガー賞翻訳小説部門にノミネートされている作品でもあるのですが、そのジャンルはバイオレンスアクションなので、少々読者を選ぶことになるかもしれません。『柚木麻子の『BUTTER』が海外で人気の理由』今海外で人気があるという柚木麻子さんの『BUTTER』。特にイギリスでは高い評価を得ており、2024年には日本人初の「WaterstonesBookof…ameblo.jp↑こちらは
程よく気温が上がり暖かくなってきたのに雨の日が多くなりそうな一週間雨もたまには降らないとね〜と思いながら久しぶりの雨続きにちょっと憂鬱です雨の日は基本好きなんですが休みの日に限る仕事の日はただただ憂鬱〜〜〜そんな雨の日にぴったり(??)なこんな一冊一次元の挿し木松下龍之介2025年『このミステリーがすごい!』大賞文庫グランプリ受賞作ヒマラヤ山中にあるルークプンド湖で発掘された二百年前の人骨。遺伝人類学を学ぶ大学院生七瀬悠がDNA鑑定にかけたところ、四年前に失踪した妹紫陽のも
後宮彩華伝復讐の寵姫と皇子たちの謀略戦はるおかりの時は、嘉明25年。嘉明帝高礼駿は、私怨に駆られ怨天教に苛烈な弾圧を加えていた。怨天教徒の疑惑をかけられるだけで、連行され壮絶な拷問の末に命を落とすものは数知れず。密告、裏切り、冤罪が横行し、暴君嘉明帝への怨みから怨天教徒はさらに数を増やしていた。そんな折、突如嘉明帝が1年以内に後継者を定めると宣言する。嘉明帝の皇子たちによる、皇太子の座を巡る壮絶な争い「潜龍争鹿」の火蓋が切って落とされる。そんな中、第8皇子高才堅は、色町の妓女、
今回は木原音瀬先生の惑星という本を読みました!(感想はネタバレを含みます)まず簡単なあらすじです。ドヤ街に住む42歳の男、ムラさんという主人公は日雇い労働で土工をしながら、辛いこともありながらも日々暮らしていました。そんな彼はある雨の日、芸術家のカンさんという青年に出会い…というあらすじです。なんか読後感が唯一無二の作品に出会ってしまったなぁという感じでした。(もちろんとてもいい意味で!)自分はハッピーエンドよりも、メリバとか仄暗く今後の展開を考えさせられる系の作品が好きで、今回も主人公が
コチラは、ビーズアクセサリーと読書、ときどき脱線を楽しむブログです^^リアンは、4人で活動しております。リアンではビーズアクセサリーキットを中心にアクセサリー販売していますhttps://lian.base.shop/更新滞っておりますこれは読んだ記録しておきたいので簡単に(白い犬の本ですよー内容には関係ないけど)表紙もとっても好き『ようこそ、ヒュナム洞書店へ』ファン・ボルム結構、長編でした。ゆっくり読書で、なかなか読了まで時間かかりましたが、(途中、返却
人生を3周目くらいしたら、辿りつけるのか?辿りつける人にしか辿り着けない境地なのか?それとも、誰にでも開かれている日常の思考法なのか?そんなことを思わせる、森先生の、日々の頭の中をそのまま切り取ったようなエッセイです。時に「極端では?」と感じるところもありますが、その考えを強要する意図は全くなく、淡々とした独り言のような語り口。そのスタンスが、「自分ならどう考えるだろう」と自然に問いを投げかけられているようで、まさに「日常のフローチャート」でした「綺麗事」は本当に綺麗なこと?「綺麗事が
こんばんは!ごおるママです訪問ありがとうございます!今日は「このミステリーがすごい!2023年版」で1位を獲得した呉勝浩の同名ベストセラー小説で現在実写映画上映中である『爆弾』のシリーズ第2弾をご紹介します!呉勝浩さんの『法廷占拠爆弾2』法廷占拠爆弾2/呉勝浩【3000円以上送料無料】楽天市場${EVENT_LABEL_01_TEXT}【書籍情報(敬称略)】出版社:講談社著者:呉勝浩[あらすじ]法廷に囚われた100人をひとり残らず救い出せ!
井上荒野著『しずかなパレード』。東京から佐世保の和菓子店に嫁いだ晶だが、数年前から夫以外の男と不倫していた。晶の誕生日に夫婦喧嘩をし、娘を置いたまま家を飛び出し、そのまま行方不明となる。行方不明になった12年間を、残された夫や、不倫相手など、さまざまな視点で描かれる。行方不明になった晶の現在が知りたくて、最後まで読みましたが、淡々と物語は進んでいく感じでした。井上荒野さんだからこそ、最後まで読めたのかもしれない。晶がどうなったのか最後に分かるけど、ちょっとだけ驚きました。それはない
多和田葉子読売新聞朝刊小説2025STORY:研修生としてドイツの会社に入社したわたしは、自分のやりたいことは何かを考えながら、ドイツでの毎日を過ごしていく。感想:読売新聞朝刊小説。2023年の終わりから連載し、1年ちょっと続いた。外国の話が好きな自分は結構期待していたのだが、何となく小説全体が重々しく暗い印象が続くし、そこまで面白いわけでもなかったような…。多分、これは筆者である多和田葉子さんの実体験をもとにした、ちょっとノンフィクションめいた作品なのかな