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こんばんは。今回は、図9のレーダーエコー合成図を用いて、30日12時〜17時のレーダーエコーに見られる2つの渦エコーの推移について述べた文の穴埋め問題です。問題の終盤で計算を要する穴埋めは慌てがちになりますが、落ち着いて求めてみましょう。次回、一緒に考えてみたいと思います。第62回試験・実技試験2・問3問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。9日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第62回試験・実技試験2①12時間後の図4(下)および24時間後の図5(下)の地上予想図を見ますと、12時間後では、収束帯(赤い線)は朝鮮半島東部から北陸地方西部まで延びていますが、24時間後になりますと、日本海西部から山陰地方に延びており、収束帯は西に移動する予想であることがわかります。したがって、移動方向は4方位で、西となります。②図5(下)において、24時間後では、収束帯は山陰地方の島根県付近の海岸線と交わっており、これを
気象予報士試験の日が迫ってきた今月末今回は海洋大受験準備で何にもしてこなかったのでスルーする今までに3回チャレンジした惨敗だったでも受験するたびに手応えを感じるようになった昨夏、成蹊大学で受験した時は、学科も実技もイケたかな……と密かに期待したがダメだった実技がとにかくハードあの短い時間内で、あれほどの量の解析図、予想図、連続記録表、解析雨量図、ウィンドプロファイラデータ等々を比較して、低気圧中心の移動予測をしたり、災害予想をしたり、なんだりかんだり………実は現場で気づいた面白
こんばんは。今回は、12時間後と24時間後の地上予想図において、朝鮮半島から、東日本あるいは西日本の日本海側にかけて収束帯があり、、それに伴う降水が予想されていることについて、この収束帯の30日9時から21時にかけての予想に関して、①では収束帯が日本海側の海岸線と交わる点の30日9時から21時にかけての移動方向を解答し、②では収束帯が21時に日本海側の海岸線と交わる点の、両側における地上の風向と風速を推測して、風光と風速の特徴を、両者の違いがわかるように述べよ、という2つの問い
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第62回試験・実技試験2・問2まず、(A)について見ますと、湿数は全層にわたって湿潤で、図6(上)の予想においても湿数3℃以下の湿潤域と700hPaと一致していること、また地上における風向については、図4(下)の等圧線の走向から北から北西と推定され、状態曲線でも地上付近で弱い北から北西の風向となっていることから、秋田と判断されます。したがって、(A)は秋田となります。次に(B)について見ますと、(2)でも考察しましたように、風向が全層
こんばんは。今回は、問2の(1)〜(4)のこれまでの考察に基づいて、(A)(B)(C)の状態曲線がそれぞれどの地点のものなのか、という問題です。気温減率、湿数、風向からその地点と判断できる決め手は何かを考えてみましょう。次回、一緒に考えてみたいとお見ます。第62回試験・実技試験2・問2問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。5日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第62回試験・実技試験2・問2大気の静的安定性につきましては、大気の熱力学、図として一般気象学p71の図3.13「湿潤大気の静的安定性」で学習しましたように、気温減率が湿潤断熱減率より小さい、すなわち立っている状態であれば「絶対安定」、乾燥断熱減率より大きい、すなわち寝ている状態であれば「絶対不安定」、乾燥断熱減率より小さく、湿潤断熱減率より大きければ「条件付き不安定」ということでした。(A)これを踏まえて(A)の状態曲線から
こんばんは。今回は、図8の(A)(B)についての問題です。この両者の状態曲線の1000hPaから600hPaの範囲における静的安定度の特徴を両者の違いに着目して述べよ、という内容で、明確な条件付き不安定の範囲が100hPa以上あるときには、その範囲を20hPa刻みで言及せよ、と但し書きがあります。一般知識の大気の熱力学の復習になりますが、しっかり知識が定着しているか考えてみましょう。次回、一緒に考えてみたいと思います。第62回試験・実技試験2・問2問題文及び図表は一般財
こんばんは。新年あけましておめでとうございます。2025年も当ブログ「てるてる風雲録」を宜しくお願いします。いよいよ第63回気象予報士試験も今月ということで、早速ですが、考えてみたいと思います。第62回試験・実技試験2・問2まず、850hPa面での前線について、初期時刻の29日21時では問1(2)①、24時間後の30日21時では問1(5)の考察より、ともに6℃の等温線に対応してることがわかりましたので、12時間後の30日9時においても6℃の等温線に対応しているものと考えます
こんばんは。今回は、図8(C)の状態曲線についての問題です。この状態曲線から、初期時刻の地上天気図の九州付近の低気圧に対応する前線面の高度を求めるという内容で次回、2025年1月1日から一緒に考えてみたいと思います。2024年も、当ブログ「てるてる風雲録」をご覧いただき、ありがとうございました。1月の受験に臨まれる方におかれましては、年末年始に関係なくスパートをかけておられる方が多いかと思います。僕も受験時代はそうでした。インフルエンザも流行っているようですので、無理をしすぎず、
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第62回試験・実技試験2・問2まず初めに、状態曲線(エマグラム)を見ることによって、ある地点上空の空気の湿り気がわかるという特徴について簡単に触れておきたいと思います。この図8では、気温を実線、露点温度を破線で表しています。この両者のの差のことを「湿数」と呼んでいるわけですが、ある高度において、気温と露点温度の線が大きく離れていれば、その高度における空気は乾燥していることを示し、逆に接近していれば湿潤であることを示し
こんばんは。今回は、図8(B)の状態曲線について、湿数および風向の鉛直方向の変化について他の2地点と異なる特徴をそれぞれ述べよ、という問題です。湿数の見方に少し触れながら、どのような違いが見られるのか、次回、一緒に考えてみたいと思います。第62回試験・実技試験2・問2問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。30日分の考察編は次回更新の予定です。
気象業務法についての勉強…予報業務を、始めようとする者が最初に貰わないといけないのが許可目的と範囲を変更したときに必要なのは認可以下、グーグル検索より↓「許可」は、原則としてその事業を行うことは禁止されているものを、行政庁が例外的に許可を出して営業することができるものです。「認可」は、法令で定められた要件をクリアすることで認可を得、営業することができるものです。予報業務を始めるときは気象庁の裁量をもってそれがOKかNGか決められる。始めてからは、目的や範囲を変更するときは法律
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第62回試験・実技試験2まず、図8の3つの状態曲線が、秋田、館野、松江のいずれかは現時点で不明であるものの、(A)の状態曲線において、気温と風向の鉛直分布から判断される最下層から2つ目の前線面の高度は何hPaか気温分布から考えてみます。前線面では、寒気の上空に暖気が流れ込みますと、暖気と寒気の接する部分に遷移層が形成され、その中では気温減率が小さい気層、すなわち安定層が見られます。また場合によって気温の逆転が見られ逆転層が見
こんばんは。今回は、図8(A)〜(C)の30日9時における秋田、館野、松江のいずれかの状態曲線と風の鉛直分布を使った問題です。まず初めは、(A)図の気温と風向分布から判断される、最下層から2つ目の前線面の高度を20hPa刻みd解答し、気温については前線面と判断した理由を、風向については前線面を挟む上下100hPaの範囲内の風向の特徴をそれぞれ述べよ、という内容です。以前、第62回試験・実技1・問1(4)でもこれと類似した問題がありましたね。今回はどうでしょうか、次回、一緒に考えてみたい
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第62回試験・実技試験2・問1問1(2)①では、図3より初期時刻の九州付近の低気圧に伴う850hPa面の前線について、低気圧中心付近において対応する気温が6℃であることがわかりました。そこで、図5(下)から地上低気圧の中心を写し図7(下)の温度場と重ねてみますと、依然として6℃の等温線(青線)に対応する予想であることがわかります。また、24時間後の低気圧中心のの南側を寒気や乾燥域が回り込みながら流れ込んでいる様子が見ら
こんばんは。今回は、図5(下)にある枠の範囲内について日本のはるか東の低気圧に伴う寒冷前線を、前線記号を付して解答図に記入せよ、という作図の問題です。今回は寒冷前線のみの解析となりますが、前線解析の要点を踏まえながら、次回、一緒に考えてみたいと思います。第62回試験・実技試験2・問1(解答図はこちら⇒気象業務支援センターHP「過去の試験問題」)問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。26日分の考察編は次回更新の予定です。
亜熱帯高圧帯は、蒸発量が降水量よりも多くなる。この蒸発量と降水量の差の水蒸気(潜熱)は赤道へ向かう流れがあって、熱帯収束帯に向かい輸送される!けど、それだけでなく、極方向へも輸送される!あ〜分からなかった
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第62回試験・実技試験2・問1まず、問題文の「(3)③に着目して」とありますので、図4で前問の12時間後における地上低気圧と500hPaトラフとの位置関係を見てみますと、地上低気圧の中心とトラフとの最も近い距離を計測しますと、図上で32mm、緯度10°=600海里が図上では39mmとしますと、32/39≒0.82600×0.82=492(海里)で、500hPaトラフは地上低気圧の492海里西側にあって、発達する予想であることが
こんばんは。今回は、前問の(3)③の結果に着目して、図5を用いて日本のはるか東の地上低気圧の30日21時以降の盛衰について、トラフとの位置関係の変化に言及しながら述べよ、という内容の問題です。実技試験において、この視点から低気圧が今後、発達あるいは衰弱のどちらに向かう予想なのかがよく問われます。今回はどのような予想となるのか、次回、一緒に考えてみたいと思います。第62回試験・実技試験2・問1問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第62回試験・実技試験2・問1(3)まず、今回のようなトラフ解析の問題につきましては過去に何度も問われていますので、解析の留意点を整理しておきたいと思います。トラフ(気圧の谷)は周囲と相対的に低圧な領域をいいます。基本的にはその領域は500hPa等高度線では曲率の大きな部分を結んだ線として解析することができます。トラフは低気圧の中心を起点として解析することが多いです。ここから曲率の大きな部分を結んで延ばしていくわけですが、注意すべ
こんばんは。今回は、図2の初期時刻における500hPaの高度・渦度解析図、および図5(上)の24時間後における500hPa高度・渦度予想図において、すでに灰色の実線でトラフが描かれていることについて、12時間後の図4(上)の12時間後に予想されるトラフの位置はどこか、高度5280mの等高度線と交わる経度を求めよ、という内容の問題です。トラフ解析の基本的な知識を踏まえながら、実際に解析をしてみます。次回、一緒に考えてみたいと思います。第62回試験・実技試験2・問1(3)
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第62回試験・実技試験2・問1①(12時間後)まず、図6(上)を用いて、間隔が最も狭いところを探してみますと、朝鮮半島の東から九州付近で狭くなっており、図上で21mmと計測されます。緯度10°=図上39mmとし、緯度10°=600海里=1111(km)としますと、図上の距離から21÷39≒0.54求める実際の距離は100km刻みの指示ですので、0.54×1111=599.94≒600(km)となります。なお、気
こんばんは。今回は、図1の低気圧の発達についての問題です。枝問が①②③とありますが、今回は①と②を考えてみます。まず①では、図6(上)と図7(上)を用いて、500hPa面における-15℃と−36℃の等温線の間隔が最も狭いところの距離を解答し、次の②では、①の結果を基に、12時間後と24時間後から見られた等温線の間隔の時間変化は擾乱の発達・衰弱に影響するどのような大気の状態の変化に対応するのか簡潔に答える内容になっています。次回、一緒に考えてみたいと思います。第62回試験・実技試験・問1
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第62回試験・実技試験2・問1(2)まず、③の問題の結果を基に、九州付近の低気圧が、初期時刻から12時間後、および12時間後から24時間後の移動方向と速さについて、図1、図4(下)、図5(下)より、図にしてみました。この結果、移動方向について、初期時刻から12時間後は東北東、12時間後から24時間後については北東に変化していることがわかります。一方、速さは、12時間あたりに進む距離が、初期時刻から12時間後よりも12時間後から24時間
こんばんは。今回は、③の結果を基に、24時間後の30日21時における低気圧の前12時間の移動方向と速さを、30日9時の前12時間と比べてそれぞれの変化を述べよ、という内容の問題です。③の問題が正解できていなければ、差がついてしまうところですので、問1(2)全体として確実に得点できるよう、演習を重ねておきましょう。次回、一緒に考えてみたいと思います。第62回試験・実技試験2・問1(2)問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。16
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第62回試験・実技試験2・問1(2)②まず、実況の地上天気図(アジア地上天気図)および地上予想図の等圧線について簡単に触れておきますと、地上天気図の等圧線は4hPaごとに実線の等圧線、20hPaごとに太実線の等圧線が引かれており、また気圧の状態をより正確に把握するため、2hPaごとの補助等圧線が破線で描かれることもあります。一方の地上予想図の等圧線は4hPaごとに実線の等圧線、20hPaごとに太実線の等圧線が引か
こんばんは。今回は、問1(2)の②および③の問題をまとめて考えてみます。まず、②では、図1と図4(下)を用いて、秋田沖と九州付近の2つの低気圧それぞれの初期時刻から12時間後までの中心気圧の変化量を解答し、③では図3〜図7を用いて、①と②の結果に着目して、24時間後に日本のはるか東に予想されている低気圧中心は、秋田沖または九州付近のどちらの低気圧かを解答せよ、という内容です。次回、一緒に考えてみたいと思います。第62回試験・実技試験2・問1問題文及び図表は一般財団法人気象業務
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第62回試験・実技試験2・問1図1より、秋田沖と九州付近の2つの低気圧の中心位置を図3に重ねてみました。一般的に、前線解析の際に着目すべき要素の一つとして、850hPa面の等温線集中帯の暖気側の縁(南縁)が挙げられます。これに従って図3ではそれぞれどの等温線と対応しているのか見てみます。なお、850hPa天気図では、等温線は3℃ごとに引かれています。まず、九州付近の低気圧につきましては6℃に対応していることがわかります。次に
このあたり、頭がごちゃごちゃになってしまうときがあるのですが、きちんと理解しとかないと、一般突破難しい!