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こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第64回試験・専門知識まず、カテゴリー予報の精度評価について各指数をまとめてみました。適中率=予報が当たった回数/予報を発表した回数=A+D/A+B+C+D空振り率=「現象あり」と予報して実況では「現象なし」だった回数/予報を発表した回数=B/A+B+C+D見逃し率=「現象なし」と予報して実況では「現象あり」だった回数/予報を発表した回数=C/A+B+C+D捕捉率=実況が「現象あり」の中で事前
こんばんは。実はこの問題、7月13・14日の夏期講習で取り上げた問題と類似した内容なんですが、ご覧になって復習された方は正解できたのではないでしょうか。では問題を考えてみたいと思います。第66回試験・一般知識(a)(2026.07.14第23回試験・一般・問6(考察編)受験時代のノートより)まず初めは、「温度と気圧が同じ」つまり同温・同圧の下での湿潤空気塊と乾燥空気塊の密度の大小関係はどうかということですが、水蒸気を含んでいる湿潤空気の方が重いのでは?というイメ
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第65回試験・実技試験2今回は、本文を読みながら、空欄に入る適切な語句または数値を考えてみます。まず、『地上天気図によると、モンゴルには中心気圧(①)hPaの高気圧があって南東に10ノットで移動している。一方、北海道西部の渡島半島付近には中心気圧1006hPaの低気圧があって東北東へ25ノットで進んでいる。』とあります。(気象庁HP:知識・解説>天気予報等で用いる用語>全般気象情報などに用いるアジア・北西太平洋域の地名、海域名よ
こんばんは。今回の専門知識は地上気象観測から推計気象分布についての問題です。この推計気象分布とは何か、(a)(b)(c)の文中の下線部の正誤を判断しながら、次回一緒に考えてみたいと思います。第66回試験・専門知識※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。5日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第65回試験・一般知識(a)「一般気象学」p143、図6.12傾度風速と水平気圧傾度力の関係を見ながら考えてみます。地球上を水平移動する単位質量の空気塊を考えます。地球の自転による効果によって物体の移動速度に比例してコリオリ力が働きます。角速度Ωで自転している地球に固定された座標系上では、北半球の北緯φの地点を運動の速さVで水平移動する単位質量の空気塊に働くコリオリ力の水平成分の大きさは、2Ωsinφ×V=2Ωsin
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第66回試験・一般知識(a)「一般気象学」p22の図2.1、『温度の高度分布と大気層の区分』およびp251の図9.1、『1月における経度平均温度の緯度高度分布』に着目しますと、中間圏界面付近にあたる高度80km付近では、1月において、夏極にあたる南半球では気温が低く、冬極の北半球で気温が高いことが分かります。7月ではこの逆となります。この理由について「一般気象学」p254の図9.4、『中層大気のラグランジュ的子午面循環の模式図
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第65回試験・一般知識気象業務法施行規則(予報事項等の記録)第12条の2法第十七条第一項の許可を受けた者は、予報業務を行つた場合は、事業所ごとに次に掲げる事項を記録し、かつ、その記録を二年間保存しなければならない。第1号予報事項の内容及び発表の時刻第2号法第十九条の二各号のいずれかに該当する者にあつては、予報事項に係る現象の予想を行つた気象予報士の氏名第3号気象庁の警報事項の利用者への伝達の状況(当該許可を受けた予報業務
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第65回試験・一般知識温帯低気圧の発達について「一般気象学」p183の図7.14『温帯低気圧の発達の模式図』を見ながら考えてみます。特に「急速に発達中」とある第2期に着目しますと、発達中の温帯低気圧において、地上の低気圧中心は上層の気圧の谷の東側にあることがわかります。別の言い方をしますと、地上の低気圧中心と上層の気圧の谷を結んだものを「気圧の谷の軸」とよんでいるのですが、「気圧の谷の軸が上空にいくほど西に傾いている。(西傾
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第64回試験・実技試験1・問1「8日21時には、200hPa〜300hPa付近を流れるジェット気流が朝鮮半島から千島近海にかけて解析されている。」ということで、これが図2の気象衛星赤外画像でどのような形で表れているのか見てみますと、九州南部の台風に伴う雲域があって、その北側にある主に巻雲で構成される細長い筋状の上層雲朝鮮半島北部から沿海州まで延びており、そこから千島近海にかけては不明瞭にはなりますが、ジェット気流の存在を示唆する雲が認めら
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第66回試験・一般知識(a)まず、容積が一定の容器Aと容積を可変できる容器Bを密着させて熱平衡状態になるまで熱交換させたときの乾燥空気の温度を考えます。問題文では簡単のため、「2つの容器はともに容器の外に対して断熱性があり、また容器の熱容量は考慮しない」としていますので、2つの容器を密着させて熱交換するとき、熱は相対的に高温な容器Aから容器Bへと移動することだけを考えれば良いことになります。「2つの容器を密着させて熱平衡状態になるまで熱
こんばんは。今回の一般知識は、発達中の温帯低気圧周辺の立体構造についての問題です。対流圏全体の東西鉛直断面を示した①〜⑤の模式図のうち正しいものを選ぶ形になっていますが、この問題、学習が進まれている方でも結構迷われた方が多いと想像しているのですが、いかがだったでしょうか。正解に導く決め手は何か、次回一緒に考えてみたいと思います。第65回試験・一般知識問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。5日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第65回試験・一般知識空気中では、その空気を構成する窒素や酸素、二酸化炭素などの原子や分子に加えて、雲粒やエーロゾルといった微粒子が浮かんでいます。太陽光線が入射してこれらに衝突しますと、いろんな方向に反射されて進んでいきます。このことを散乱とよんでいます。電磁波に衝突する粒子の大きさが、電磁波の波長の約1/10以下と十分に小さいときに起こる散乱を「レイリー散乱」とよんでいます。太陽光線に対して衝突する粒子の対象が空気を構成する原子や分
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第65回試験・実技試験2・問1まず、専門知識の復習として、下枠の選択肢にある㋐筋状雲、㋑オープンセル、㋒クローズドセルの特徴を確認します。(㋐筋状雲)冬型の気圧配置の日本海をイメージするとわかりやすいですが、強い寒気が相対的に暖かい海水面の上に流れ込みますと、対流圏下層における大気の鉛直安定度が小さくなり対流雲が発生します。この対流雲が対流圏下層での風向に沿って、積雲や雄大積雲から多数構成する筋状の雲列のパターンを「筋状雲
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第65回試験・一般知識【仮温度】仮温度とは、「ある湿潤空気に対して、同じ圧力、同じ密度をもつ乾燥空気の温度」と定義されます。これは、湿潤空気を同じ圧力、同じ密度をもつ乾燥空気にいわば置き換える操作を行うことを意味するのですが、どういう操作を行うのでしょうか。まず初めは仮温度について考えてみます。温度と圧力が同じの湿潤空気と乾燥空気の2つの空気塊があるとします。温度と圧力が同じなのですから2つの空気塊を分子量で見た場合に何が違うのか
こんばんは。今回の専門知識は、ラジオゾンデによる高層気象観測についての問題です。観測データの「気温湿度特異点」とは何か、ラジオゾンデ観測の観測網は?ラジオゾンデの観測範囲などについて次回、一緒に考えてみたいと思います。第66回試験・専門知識※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。9日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第65回試験・実技試験2・問1まず、図2の温度場ですが、850hPaでは等温線が0℃を基準に3℃ごとに引かれており、この情報から気温を読み取ります。そこで図1より、渡島半島付近と日本の南の2つの低気圧の前線と中心位置を図2に重ねてみました。一般的に、前線解析の際に着目すべき要素の一つとして、850hPa面の等温線集中帯の暖気側の縁(南縁)が挙げられます。その解析した850hPa面の前線に基づいて地上の前線を解析する際には、前線面が
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第65回試験・一般知識(a)気象業務法(登録)第24条の20気象予報士となる資格を有する者が気象予報士となるには、気象庁長官の登録を受けなければならない。(登録の申請)第24条の22第1項第24条の20の登録を受けようとする者は、登録申請書を気象庁長官に提出しなければならない。第2項前項の登録申請書には、気象予報士となる資格を有することを証する書類を添付しなければならない。登録を規定した気象業務法第2
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第65回試験・実技試験1・問2今回も問1(1)と同様、本文を読みながら考えてみます。まず、『図1〜図4によると、対流雲域は停滞前線の南側に少し離れた所にあり、850hPaの南風と東南東風nシアーライン付近に位置している。そこは700hPaでは(①)流域かつ湿潤域で、850hPaの相当温位はおよそ348K〜351Kである。』とあります。「700hPaでは(①)流域かつ湿潤域」とあることから、見るべき図は図3(下)の700hPa鉛直流
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第65回試験・一般知識(a)問題の図は、「一般気象学」p251の図9.1、『1月における経度平均温度の緯度高度分布』をそのまま引用されています。これによりますと、本文にあります通り、経度方向に平均気温が最も低い領域が赤道付近の高度15km(10km〜20km)付近、すなわち赤道付近の上部対流圏から下部成層圏に見られることがわかります。これは、低緯度において対流活動が活発でハドレー循環の上昇流域にあたり、対流圏界面の高度が1
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第65回試験・一般知識今回は、「一般気象学」p242、『海陸風に伴う気温・等圧面・流れの分布の模式図』を見ながら海陸風とは何かについて簡単に触れておきたいと思います。陸面と海面が同じ日射を受けても、その粗度や熱的な性質が異なるため、表面温度の日変化に違いが生じます。すなわち、図の左側の昼の場合、陸面の温度は海面の温度よりも高くなり、その上の大気境界層の温度をより高温にすることで、陸上の気圧は、海上の気圧よりも低く
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第65回試験・一般知識まず、過去1000年間の二酸化炭素濃度の変化について、「一般気象学」p280、図10.11『過去1,000年間の二酸化炭素濃度の変化』及びその下の表10.1、『人類起源の二酸化炭素収支』を見ながら考えてみます。図10.11の折れ線グラフによりますと、約1000年前から1750年頃にかけての二酸化炭素濃度はおよそ280ppmv前後で増減を繰り返していますが、問題文にある1750年以降になりますと急激な
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第13回試験・一般知識成層圏の突然昇温とは何か、「一般気象学」p263、図9.13突然昇温発現機構の模式図を見ながら考えてみます。(a)(b)真冬の極夜域の成層圏では強い西風で冷たい空気を取り囲むように反時計回り(西風循環)の極夜渦、すなわち低気圧性の渦が形成されています。ところが冬から春先にかけて対流圏で発生し成層圏まで伝播してきたプラネタリー波による影響で強い西風が弱められてしまい極夜渦は崩されてしまいます。このプラネタリー
こんばんは。(一財)気象業務支援センターHPによりますと、第66回試験の申請者数は4,544名、最年少8歳の方から最高齢88歳の方まで、今回も多くの方が試験に挑まれるようですね。当ブログ「てるてる風雲録」では、2月から前回の第65回試験を中心に過去の試験問題をご覧いただいている方と一緒に考えてまいりました。微力ながらではありますが、これまでの日々の受験勉強の支えとしてお役立ていただけたらなら、大変うれしく思います。なお、今期は会社の仕事や家庭の用事など、多忙な時期が重なり更新が遅れてしまい
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第35回試験・一般知識(a)アルベドとは地球に入射してくる短波放射エネルギーのうち、地球で反射された短波放射エネルギーの割合のことをいいます。すなわち、アルベド(A)=反射された短波放射エネルギー/入射した短波放射エネルギーで表され、値は0〜1の間をとります。したがって、地表面に吸収される短波放射エネルギーは、地球から入射してくる短波放射エネルギーの全体のうち、アルベドを除いた残りの分ということになります。すな
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第66回試験・専門知識(a)(大阪・高安山気象レーダー2018.03.22「大阪・高安山気象レーダーへゆく」より)(気象庁HP:知識・解説>気象衛星・気象観測>気象レーダーより)気象ドップラーレーダー観測では、アンテナを回転させながらパルス状の電波を発射して雨や雪といった降水粒子に反射して戻ってきた電波から分析することで降水強度や降水域の動きを観測する機器です。したがって、ドップラーレーダーは観測対象の中
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第65回試験・実技試験1前線とは一般的に、寒気と暖気の境界を意味します。そのため前線の位置を特定するには気温の分布から等温線の集中帯の暖気側に着目するところなんですが、今回の問題のように停滞前線の場合は前線付近の温度の南北傾度が小さいことが多く、気温の情報だけでは特定しにくいことが多いです。そこで、寒気は乾燥していることが多く、暖気は湿潤であることが多いことから、特に停滞前線の解析においては等相当温位線の集中帯の暖気側に着目する
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第64回試験・実技試験1・問3(3)今回の問題は、気象学における温帯低気圧に伴う「コンベアーベルトモデル」について問われる、おそらく初めての問題になります。まず、問題に入る前にこの「コンベアーベルトモデル」とは何かについて学びましょう。【モデルの概要】気象学におけるコンベアーベルトモデル(またはコンベアベルトモデル)は、主に温帯低気圧に伴う三次元的な大気の流れを説明するために用いられる概念的なモデルです。これは、空気塊が温