ブログ記事4,588件
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第65回試験・実技試験2・問3(2)まず、問3(2)②について振り返りますと、記事から求めた降水の期間は16時34分〜20時39分、ということでした。次に湿数についてですが、学科試験をクリアされた方はご承知の通り、湿数とは気温から露点温度を差し引いた温度で表された値です。例えば湿数0℃は気温が露点温度と等しい状態ですから、言い換えますと空気が飽和している状態であると読み取ることができます。そこで、問3(2)②で求めた時間帯の気温と
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第65回試験・実技試験2・問3まず、17時30分における、前線面より上層の温度移流を見るにあたり、前線面がどの高度に存在するのか解析してみます。水戸はウィンドプロファイラの観測点の一つですが、ウィンドプロファイラ観測による高層風時系列図における前線面の解析では、風向の変化したところと変化していないところの境界に存在すると考えられます。また第65回試験・専門・問9でも触れましたが、ウィンドプロファイラは、上空の風を
こんばんは。今日は長丁場の試験お疲れさまでした。試験の結果が気になるところかもしれませんが、全力を尽くされたかと思いますので、まずは、ゆっくり休んでください。まだ暑い日が続きますが、熱中症など体調を崩されませんようにご自愛ください。さて、ブログ「てるてる風雲録」ですが、8/24(月)~9/1(火)まで、お休みさせていただきます。気象業務支援センターから解答例が発表される予定の9/2(水)から再開する予定ですのでよろしくお願いします。では。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第65回試験・一般知識空気中では、その空気を構成する窒素や酸素、二酸化炭素などの原子や分子に加えて、雲粒やエーロゾルといった微粒子が浮かんでいます。太陽光線が入射してこれらに衝突しますと、いろんな方向に反射されて進んでいきます。このことを散乱とよんでいます。電磁波に衝突する粒子の大きさが、電磁波の波長の約1/10以下と十分に小さいときに起こる散乱を「レイリー散乱」とよんでいます。太陽光線に対して衝突する粒子の対象が空気を構成する原子や分
こんばんは。実はこの問題、7月13・14日の夏期講習で取り上げた問題と類似した内容なんですが、ご覧になって復習された方は正解できたのではないでしょうか。では問題を考えてみたいと思います。第66回試験・一般知識(a)(2026.07.14第23回試験・一般・問6(考察編)受験時代のノートより)まず初めは、「温度と気圧が同じ」つまり同温・同圧の下での湿潤空気塊と乾燥空気塊の密度の大小関係はどうかということですが、水蒸気を含んでいる湿潤空気の方が重いのでは?というイメ
こんばんは。今回は、図1と図2を用いた台風XX号の雲域に関する問題です。問題では図2における9時と21時とを比較し、台風の中心付近の雲域の特徴の違い、および台風の中心から概ね300海里の範囲内の発達した対流雲の分布状況の違いについてそれぞれ述べよ、という内容です。①では、図2の両者の違いについて、②では①の結果から台風の勢力がどう変化したと読み取れるのかについて次回、一緒に考えてみたいと思います。第65回試験・実技試験1・問1問題文及び図表は一般財団法人気象業務支
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第64回試験・専門知識まず、カテゴリー予報の精度評価について各指数をまとめてみました。適中率=予報が当たった回数/予報を発表した回数=A+D/A+B+C+D空振り率=「現象あり」と予報して実況では「現象なし」だった回数/予報を発表した回数=B/A+B+C+D見逃し率=「現象なし」と予報して実況では「現象あり」だった回数/予報を発表した回数=C/A+B+C+D捕捉率=実況が「現象あり」の中で事前
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第66回試験・一般知識(a)一般的に氷晶核の数は、水蒸気を凝結させる働きをする凝結核の数よりもずっと少なく、このため実際の大気中では、巻雲や巻積雲といった上層雲でエーロゾルの助けを借りず、過冷却水滴が-40℃以下で自発的に凍結することによる雲粒で構成されることがあります。したがって、本文の内容は誤りとなります。(b)「一般気象学」p93にもありますが、大気中の氷晶核は主に大気中に舞い上がった土壌粒子中のカオリナイトなど
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第66回試験・一般知識(a)まず、容積が一定の容器Aと容積を可変できる容器Bを密着させて熱平衡状態になるまで熱交換させたときの乾燥空気の温度を考えます。問題文では簡単のため、「2つの容器はともに容器の外に対して断熱性があり、また容器の熱容量は考慮しない」としていますので、2つの容器を密着させて熱交換するとき、熱は相対的に高温な容器Aから容器Bへと移動することだけを考えれば良いことになります。「2つの容器を密着させて熱平衡状態になるまで熱
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第65回試験・一般知識(a)問題の図は、「一般気象学」p251の図9.1、『1月における経度平均温度の緯度高度分布』をそのまま引用されています。これによりますと、本文にあります通り、経度方向に平均気温が最も低い領域が赤道付近の高度15km(10km〜20km)付近、すなわち赤道付近の上部対流圏から下部成層圏に見られることがわかります。これは、低緯度において対流活動が活発でハドレー循環の上昇流域にあたり、対流圏界面の高度が1
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第65回試験・実技試験2・問2(2)まず、850hPa面の気温と風、700hPa面の鉛直流の分布から前線解析をする基本的な留意点について述べておきたいと思います。着目する要素として、850hPa面では等温線の集中帯の南縁(暖気側の縁)と風のシアー、700hPa面では上昇流域を参考にしながら、上昇流域が途切れるところを前線の端して850hPa面の前線を解析します。このように解析した850hPa面の前線から地上前線を解析する際
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第66回試験・一般知識(a)「一般気象学」p22の図2.1、『温度の高度分布と大気層の区分』およびp251の図9.1、『1月における経度平均温度の緯度高度分布』に着目しますと、中間圏界面付近にあたる高度80km付近では、1月において、夏極にあたる南半球では気温が低く、冬極の北半球で気温が高いことが分かります。7月ではこの逆となります。この理由について「一般気象学」p254の図9.4、『中層大気のラグランジュ的子午面循環の模式図
こんばんは。今回の専門知識は、ラジオゾンデによる高層気象観測についての問題です。観測データの「気温湿度特異点」とは何か、ラジオゾンデ観測の観測網は?ラジオゾンデの観測範囲などについて次回、一緒に考えてみたいと思います。第66回試験・専門知識※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。9日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第65回試験・実技試験2・問3(1)まず、993hPaの等圧線を描画していきます。描画の要点として、観測点の気圧値だけでなく、周囲の等圧線の走向、風向も参考にします。なお、図中の気圧値の読み方は、例えば銚子の910は991.0hPaと読みます。枠の南側で西南西風が卓越しているのを参考にしながら、勝浦(992.3)、館山(993.4)の間をを通し風向に沿って東側の枠まで破線で延ばすところからスタートします。次に西に延ばしてい
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第64回試験・一般知識まず初めに、三角比について復習しておきたいと思います。直角三角形ABCがあるとします。点Aにおける角度がαであるとき、横辺ACの長さ/斜辺ABの長さという比の値のことをcosα(コサインα)といいます。同様に、縦辺BCの長さ/斜辺ABの長さという比の値のことをsinα(サインα)、縦辺BCの長さ/横辺ACの長さという比の値のことをtanα(タンジェントα)とい
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第65回試験・一般知識(a)海塩粒子などの、水溶性のエーロゾルを凝結核として形成された微小の水滴は、化学物質が溶けた水、すなわち溶液として存在しています。この溶液に対する飽和水蒸気圧は純粋な水に対するそれよりも低い性質を持ちます。具体的に「一般気象学」p85にある内容を要約しますと、純水に対する飽和水蒸気圧は20.6hPaであるのに対して、純水1kgに0.1kgの食塩が溶けた溶液に対する飽和水蒸気圧は19.6hPa、0.3kgの食
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第64回試験・実技試験1・問1「8日21時には、200hPa〜300hPa付近を流れるジェット気流が朝鮮半島から千島近海にかけて解析されている。」ということで、これが図2の気象衛星赤外画像でどのような形で表れているのか見てみますと、九州南部の台風に伴う雲域があって、その北側にある主に巻雲で構成される細長い筋状の上層雲朝鮮半島北部から沿海州まで延びており、そこから千島近海にかけては不明瞭にはなりますが、ジェット気流の存在を示唆する雲が認めら
こんばんは。早速ですが、前回の続きを考えてみます。第65回試験・実技試験1次に、『台風第XX号には(⑥)警報が発表されており、停滞前線付近の波線で囲まれた領域には(⑦)警報が発表されている。』とあります。(気象庁HP:知識・解説>天気図について>アジア太平洋域実況天気図の説明より)まず、台風XX号についてですが、台風の南側に全般海上警報を示す[TW]の記号があります。これは上の一覧より海上台風警報で、台風による風が最大風速64ノット以上であることを表しています。