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こんばんは。今回は、(4)②の問題で明らかにした上昇流域B、Cのうち、図13(右下)の18時における湿数予想図も用いて上昇流域と湿潤域の対応の良い方についてその対応関係を風の分布を用いて答えよ、という内容の問題です。まず、湿潤域と上昇流域B、Cとの対応関係をみてどちらが良いのか、次に対応が良い方の上昇流域に見られる風の特徴は何か、次回一緒に考えてみたいと思います。第65回試験・実技試験2・問3(4)問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用
こんばんは。(一財)気象業務支援センターHPによりますと、第66回試験の申請者数は4,544名、最年少8歳の方から最高齢88歳の方まで、今回も多くの方が試験に挑まれるようですね。当ブログ「てるてる風雲録」では、2月から前回の第65回試験を中心に過去の試験問題をご覧いただいている方と一緒に考えてまいりました。微力ながらではありますが、これまでの日々の受験勉強の支えとしてお役立ていただけたらなら、大変うれしく思います。なお、今期は会社の仕事や家庭の用事など、多忙な時期が重なり更新が遅れてしまい
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第65回試験・専門知識まず初めに、「天気予報ガイダンス」について、簡単に概要を述べておきたいと思います。(気象庁予報部数値予報課:ガイダンスについて〜近年の特性と降⽔量ガイダンスの改良〜p5より)天気予報ガイダンスの目的は大きく2つあり、一つは①「天気翻訳」、もう一つは②「誤差修正」です。①天気翻訳数値予報において数値予報モデルの各格子点の物理量が計算された結果、予測値すなわち数値予報プロダクトが出力されるわけですが、こ
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第65回試験・一般知識温帯低気圧の発達について「一般気象学」p183の図7.14『温帯低気圧の発達の模式図』を見ながら考えてみます。特に「急速に発達中」とある第2期に着目しますと、発達中の温帯低気圧において、地上の低気圧中心は上層の気圧の谷の東側にあることがわかります。別の言い方をしますと、地上の低気圧中心と上層の気圧の谷を結んだものを「気圧の谷の軸」とよんでいるのですが、「気圧の谷の軸が上空にいくほど西に傾いている。(西傾
こんばんは。今日は長丁場の試験お疲れさまでした。試験の結果が気になるところかもしれませんが、全力を尽くされたかと思いますので、まずは、ゆっくり休んでください。まだ暑い日が続きますが、熱中症など体調を崩されませんようにご自愛ください。さて、ブログ「てるてる風雲録」ですが、8/24(月)~9/1(火)まで、お休みさせていただきます。気象業務支援センターから解答例が発表される予定の9/2(水)から再開する予定ですのでよろしくお願いします。では。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第64回試験・一般知識まず初めに、三角比について復習しておきたいと思います。直角三角形ABCがあるとします。点Aにおける角度がαであるとき、横辺ACの長さ/斜辺ABの長さという比の値のことをcosα(コサインα)といいます。同様に、縦辺BCの長さ/斜辺ABの長さという比の値のことをsinα(サインα)、縦辺BCの長さ/横辺ACの長さという比の値のことをtanα(タンジェントα)とい
こんばんは。今回の一般知識は、大気における放射から地表面におけるエネルギー収支についての問題です。エネルギー収支といえば「一般気象学」p128図5.17「地球のエネルギー収支」の図のイメージになりますが、この内容が理解できているか、もう一度確認しておきましょう。次回、一緒に考えてみたいと思います。第35回試験・一般・問5からです。第35回試験・一般知識※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。15日分の考察編は次回更
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第65回試験・実技試験2・問1まず、専門知識の復習として、下枠の選択肢にある㋐筋状雲、㋑オープンセル、㋒クローズドセルの特徴を確認します。(㋐筋状雲)冬型の気圧配置の日本海をイメージするとわかりやすいですが、強い寒気が相対的に暖かい海水面の上に流れ込みますと、対流圏下層における大気の鉛直安定度が小さくなり対流雲が発生します。この対流雲が対流圏下層での風向に沿って、積雲や雄大積雲から多数構成する筋状の雲列のパターンを「筋状雲
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第65回試験・専門知識今回は、ウィンドプロファイラ観測において、4月のある日の9時の地上天気図の状況から天気図中にある(a)〜(d)の各地点はア〜エのどの高層風の時系列に当てはまるかという問題ですが、初めに「ウィンドプロファイラ」とはどういう観測機器なのかについて簡単に触れておきたいと思います。(美浜のウィンドプロファイラ2019.02.04「美浜のウィンドプロファイラへゆく。」より)ウィンドプロファイラは波長22
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第64回試験・一般知識(a)初めに、図の領域Aについて一般気象学p175、図7.8「年平均で見た降雨量と海面・地表面からの蒸発量とその両者の差の緯度分布」を見ながら考えてみます。この領域Aは赤道を挟んで南緯10°〜北緯10°の範囲表しており、概ね蒸発量よりも降雨量の方が多い領域と一致しています。これは北東貿易風と南東貿易風が収束し、強い上昇気流が発生する場所であるためで、熱帯収束帯とよんでいます。したがって、本文の内容は誤り
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第64回試験・実技試験2・問1図2と図3を対応させながら見てみますと、問題文にある晴天域は、図2の渦度の場では一部で正渦度域に掛かるものの、概ね負の渦度域で下降流域となっていることが考えられます。また、付近の等高度線の分布がほぼ東西に延びているところに着目しますと、風は西から東に吹いており、この風によって負の渦度が東へ運ばれていることから負の渦度移流となっているところに対応していることがわかります。したがって、正解は気象業務支援
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第64回試験・一般知識今回は「一般気象学」p69図3.11「エマグラム上で、熱力学のいろいろな量の間の関係」に基づいて作成した模式図を見ながら初めに湿潤空気に含まれる水蒸気量を表す方法について考えていきます。(a)まず、「混合比(w)」とは、ある湿潤空気に含まれている水蒸気と乾燥空気の質量比のことをいいます。前々回の一般知識・問2では気圧と水蒸気圧を用いた表現でしたが、質量で表現する場合の混合比(w
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第64回試験・専門知識(a)(気象庁HP:令和5年度数値予報解説資料集p51より)パラメタリゼーションは数値予報モデルにおいて、格子スケールより小さい、すなわち時間・空間分解能以下(サブグリッドスケール)の現象(物理過程)が、格子点の物理量に影響する集団効果を見積り、格子点の物理量に反映させる手法のことで、数値予報において予報精度を高めるための重要な作業になります。全球モデルでは、積雲の効果をパラメタリゼーションに取
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第51回試験・専門知識(a)気象庁が運用しているレーダーでは波長が5.7cmの電波を使用しています。いわゆるCバンドとよばれているものです。気象レーダーでは一般知識で学習する「レイリー散乱」を利用して観測されています。一般知識での学習では、「レイリー散乱における散乱の強さは、入射する電磁波の波長の4乗に反比例する。」すなわち電磁波の波長が短いほど強く散乱される。ということでしたが、もう一つ、降水粒子の大きさによっても散乱の強さが変わってき
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第50回試験・一般知識(a)問題文にありますように、エーロゾルを含まない清浄な空気が存在すると仮定します。この条件の下で、地表面近くにある空気塊が何らかの原因で上空に持ち上げられることを考えますと、空気塊は気温が降下するとともに、相対湿度が増加していき、やがて飽和に達することになります。相対湿度が100%を超えて、水蒸気が凝結し、直ちに凝結して水滴が生成されるものなのかといいますと、清浄な空気の中ではなかなか水滴は生成されません。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第64回試験・一般知識(a)国際標準大気とは「一般気象学」p46の表にありますように、地球大気の圧力、温度、密度、および重力の加速度が高度によってどのように変化するかを表したモデルのことをいいます。これによりますと、対流圏における気温減率は6.5℃/km、すなわち高度が1km増すごとに、気温が6.5℃ずつ低下していることになります。一方、ここからは、大気の熱力学で詳しく学習する内容になりますが、温位とは何かといいますと
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第64回試験・一般知識(a)雪結晶の落下速度が異なりますと、雪結晶どうしが衝突し、付着することで雪片ができ、質量が増加していきます。このように氷粒子が成長していく過程のことを「凝集過程」とよんでいます。例えば相対的に低温の地域のスキー場では雪片どうしが付着しにくいため「サラサラ雪」で、相対どうしが衝突したとき、気温が高くなるほど付着しやすく、ぼたん雪のような大きな雪片になりやすくなります。したがって「気温が低いほど」とする本文
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第65回試験・実技試験2まず、今回の問題の「フェーン現象」とは何かについて、簡単に触れておきたいと思います。フェーン現象とは、気流が山を越えることによって風下側の気温が上昇する現象のことをいいます、強風を伴って、湿度が低下して乾燥するため、火災が発生する原因になることがあります。そこで、図3(下)の拡大図と図5の地形図を見ながら考えてみますと、着目点は鉛直流と風向、そして気温の特徴を知ることで、これらの3点からフェーン現象が説明で
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第65回試験・専門知識(a)(気象庁HP:知識・解説>数値予報>メソモデル・局地モデル「メソモデル・局地モデルの領域(左図)と、メソモデルの地形(右上図)と局地モデルの地形(右下図)」より)数値予報における地形データは、実際の地形から、モデルの分解能によって平滑化したものを使用しており小さな山や谷が表現されていないことがあります。これに起因して予測される風や鉛直流の誤差が生じることに留意する必要があります。したがっ
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第65回試験・実技試験1前線とは一般的に、寒気と暖気の境界を意味します。そのため前線の位置を特定するには気温の分布から等温線の集中帯の暖気側に着目するところなんですが、今回の問題のように停滞前線の場合は前線付近の温度の南北傾度が小さいことが多く、気温の情報だけでは特定しにくいことが多いです。そこで、寒気は乾燥していることが多く、暖気は湿潤であることが多いことから、特に停滞前線の解析においては等相当温位線の集中帯の暖気側に着目する
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第65回試験・専門知識(a)数値予報における全体のフローを簡単に示してみました。今回の問題はこの図の上の部分、観測値の品質管理と客観解析の部分についての内容になります。まず、入電した気温や風などの観測値の取り扱いについてですが、上図に示していますように、入電した観測データは品質管理を受けることになります。観測データの品質を一定期間モニタリングをした結果、第一推定値と比較して定められた基準より誤差が大きい観測値は信頼性の
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第65回試験・実技試験1・問2今回も問1(1)と同様、本文を読みながら考えてみます。まず、『図1〜図4によると、対流雲域は停滞前線の南側に少し離れた所にあり、850hPaの南風と東南東風nシアーライン付近に位置している。そこは700hPaでは(①)流域かつ湿潤域で、850hPaの相当温位はおよそ348K〜351Kである。』とあります。「700hPaでは(①)流域かつ湿潤域」とあることから、見るべき図は図3(下)の700hPa鉛直流
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第65回試験・一般知識今回は、「一般気象学」p242、『海陸風に伴う気温・等圧面・流れの分布の模式図』を見ながら海陸風とは何かについて簡単に触れておきたいと思います。陸面と海面が同じ日射を受けても、その粗度や熱的な性質が異なるため、表面温度の日変化に違いが生じます。すなわち、図の左側の昼の場合、陸面の温度は海面の温度よりも高くなり、その上の大気境界層の温度をより高温にすることで、陸上の気圧は、海上の気圧よりも低く
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第65回試験・専門知識(a)まず、本文中の「水蒸気の混合比が高度によらずほぼ一様な対流混合層」について「一般気象学」p155図6.24「地方時の正午ごろ、大気境界層内の温度、温位、風速、混合比の高度分布の模式図」を見ながら考えてみます。上図はその飽和水蒸気圧の値について模式的にグラフで表したものです。このグラフからわかることは、飽和水蒸気圧の値は温度が高温になるにつれて空気中に多くの水蒸気を含むことができることです。す
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第65回試験・専門知識(a)まず初めは、超音波式積雪計の設置環境についてですが、気象観測ガイドブックp47の、(2)設置環境(良い例、悪い例)③④において、これに関連する記述があります。したがって、下線部の内容は正しいとなります。(b)次に、風向風速計の設置環境についてですが、気象観測ガイドブックp26の、(2)設置環境(良い例、悪い例)②において、「また、屋上に設置する場合は風邪の乱れが小さい建物の中心付近に設置します。」との
過去問演習ってほんと重要ですね…
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第64回試験・専門知識(a)まず初めに、アンサンブル予報の概要について触れておきたいと思います。数値予報の計算における数値予報モデルの初期値は客観解析から作成されていますが、この初期値には、観測誤差などの影響でわずかな誤差が含まれています。このため、仮に数値予報モデルが完全なものであるとしても、その初期値に含まれるわずかな誤差が時間とともに増大し予測結果に大きく影響してしまいます。この結果、総観スケール現象の予測可能な
ChatGPTに計画を立ててもらいました!!とりあえず10月は学科のテキストを一般と専門を1周したいところですね。🗓10月:基礎知識の習得(学科)•目標:一般・専門知識の理解を深める•学習内容:•大気の構造、熱力学、風の力学、気象現象の基礎•観測機器、数値予報、実況図の読み方•教材:•『気象予報士試験かんたん合格テキスト』•過去問集(10年分)•学習時間:1日2〜3時間🗓11月:過去問演習と弱点克服(学科)•目標:過去問を通じて理解を深め、弱点を補
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第65回試験・専門知識(a)流域雨量指数とは、河川の上流域に降った雨により、どれだけ下流の対象地点の洪水危険度が高まるかを把握するための指標です。流域雨量指数は、全国の約20,000河川を対象に、河川流域を1km四方の格子(メッシュ)に分けて、降った雨水が、地表面や地中を通って時間をかけて河川に流れ出し、さらに河川に沿って流れ下る量を、タンクモデルや運動方程式を用いて数値化したものです。流域雨量指数は、各地の気象台が発表する洪
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第64回試験・一般知識(a)今回は、本文を読みながら考えてみます。まず、「北半球の緯度30°の地点Aと緯度45°の地点Bにおいて、1000hPa等圧面上で風速5m/sの南風が吹いている。」とあります。ここまでの状況を図にしますと、上図のようになります。地衡風の原理から考えますと、1000hPa面で南風が吹いているということは、西側で1000hPa面高度が低く、東側で1000hPa面高度が高い、東西方向に1000hP