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こんばんは。気象業務支援センターより、第65回試験の結果が発表され、全体の合格率が5.3%という結果でした。学科の両方合格された方、学科のいずれかに合格された方、また、いずれも一歩及ばなかった方も、もう一度、ご自身が気象予報士になった姿をイメージして次回まで時間は十分にありますので腰を据えて頑張りましょう。今回の専門知識は大気の成層についての問題について次回、一緒に考えてみたいと思います。第65回試験・専門知識問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第65回試験・専門知識(a)まず、本文中の「水蒸気の混合比が高度によらずほぼ一様な対流混合層」について「一般気象学」p155図6.24「地方時の正午ごろ、大気境界層内の温度、温位、風速、混合比の高度分布の模式図」を見ながら考えてみます。上図はその飽和水蒸気圧の値について模式的にグラフで表したものです。このグラフからわかることは、飽和水蒸気圧の値は温度が高温になるにつれて空気中に多くの水蒸気を含むことができることです。す
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第64回試験・専門知識(a)(気象庁HP:令和5年度数値予報解説資料集p51より)パラメタリゼーションは数値予報モデルにおいて、格子スケールより小さい、すなわち時間・空間分解能以下(サブグリッドスケール)の現象(物理過程)が、格子点の物理量に影響する集団効果を見積り、格子点の物理量に反映させる手法のことで、数値予報において予報精度を高めるための重要な作業になります。全球モデルでは、積雲の効果をパラメタリゼーションに取
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第66回試験・専門知識推計気象分布とは、アメダスや気象衛星の観測データ等をもとに天気・気温・日照時間のきめ細かな分布を算出して、視覚的に把握しやすくした情報で、アメダスなどの観測所のない場所の状況も把握できる特徴があります。ではその推計気象分布の具体的な内容について(a)から順に見ていきます。(a)(気象庁HP:知識・解説>推計気象分布>推計気象分布の概要より左:天気、中:気温、右:日照時間)推計気象分布は、面
こんばんは。先月の8月23日に行われました第66回気象予報士試験の解答例が9月2日の予定通り、気象業務支援センターから発表されましたので、当ブログ「てるてる風雲録」も本日から、次回2027年1月31日に行われる第67回気象予報士試験直前まで、今回の試験問題を中心に採り上げ、考えてみたいと思いますので、宜しくお願いします。今現在、受験勉強をされていて次回の合格を目指しておられる方はもちろん、これから受験を考えておられる方で勉強を始められるきっかけとして当ブログを利活用いただければ大変うれしく
こんばんは。今回の専門知識は週間天気予報についての問題です。週間天気予報における夏季と冬季に表れる傾向、信頼度について次回、一緒に考えてみたいと思います。第65回試験・専門知識問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。31日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。今回の専門知識は、予報精度の評価より、日最高気温について30日間の予報と実況の比較結果から「平均誤差」と「二乗平均平方根誤差」を用いて下表のA地点とB地点の予報精度の検証を行ったときの問題です。初めに、「平均誤差」と「二乗平均平方根誤差」について触れた後、(a)(b)(c)の文の正誤について次回、一緒に考えてみたいと思います。第65回試験・専門知識問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。23日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第65回試験・実技試験1前線とは一般的に、寒気と暖気の境界を意味します。そのため前線の位置を特定するには気温の分布から等温線の集中帯の暖気側に着目するところなんですが、今回の問題のように停滞前線の場合は前線付近の温度の南北傾度が小さいことが多く、気温の情報だけでは特定しにくいことが多いです。そこで、寒気は乾燥していることが多く、暖気は湿潤であることが多いことから、特に停滞前線の解析においては等相当温位線の集中帯の暖気側に着目する
こんばんは。今回の一般知識は大気の熱力学から、空気塊の温度と水蒸気量に関連する物理量についての問題です。僕が受験時代のときがそうだったんですが、理数系科目の苦手な初学者の方が最初にぶつかる壁になるかと思います。しかし、今回の問題は後にエマグラム、さらに実技試験におけるエマグラムの操作などへの理解につながる大切な知識になりますので、腰を据えて理解に努めましょう。次回一緒に考えてみたいと思います。第66回試験・一般知識※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承
こんばんは。(一財)気象業務支援センターHPによりますと、第66回試験の申請者数は4,544名、最年少8歳の方から最高齢88歳の方まで、今回も多くの方が試験に挑まれるようですね。当ブログ「てるてる風雲録」では、2月から前回の第65回試験を中心に過去の試験問題をご覧いただいている方と一緒に考えてまいりました。微力ながらではありますが、これまでの日々の受験勉強の支えとしてお役立ていただけたらなら、大変うれしく思います。なお、今期は会社の仕事や家庭の用事など、多忙な時期が重なり更新が遅れてしまい
こんばんは。今回は、前問(2)の本文の下線部の部分に関する問題です。本文の2箇所の下線部について、対流雲域付近と北緯40°付近の2つの気層において上端の高度が異なることに関連する図5(下)の鉛直流に見られる特徴を述べよ、という内容です。図5(下)の鉛直流に見られる両者の違いとは何か、次回、一緒に考えてみたいと思います。第65回試験・実技試験1・問2問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。17日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第65回試験・一般知識気象業務法(気象庁以外の者の行う気象観測)第6条第1項気象庁以外の政府機関又は地方公共団体が気象の観測を行う場合には、国土交通省令で定める技術上の基準に従つてこれをしなければならない。但し、左に掲げる気象の観測を行う場合は、この限りでない。第1号研究のために行う気象の観測第2号教育のために行う気象の観測第3号国土交通省令で定める気象の観測第2項政府機関及び地方公共団体以
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第64回試験・専門知識(a)(宮崎地方気象台防災のページ>「台風通過時の風の変化」より)発達中の台風が速い速度で移動しているとき、進行方向の右側と左側とで風速にどのような違いが現れるか、わかりやすい図を引用してみました。時間の経過とともに風向が時計回りに変化している場所は、上の図のA地点のように台風の進行方向に向かって右側にあたります。逆にB地点では風向が反時計回りに変化していることがわかります。台風の右側半円では台風の
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第64回試験・実技試験2・問1図2と図3を対応させながら見てみますと、問題文にある晴天域は、図2の渦度の場では一部で正渦度域に掛かるものの、概ね負の渦度域で下降流域となっていることが考えられます。また、付近の等高度線の分布がほぼ東西に延びているところに着目しますと、風は西から東に吹いており、この風によって負の渦度が東へ運ばれていることから負の渦度移流となっているところに対応していることがわかります。したがって、正解は気象業務支援
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第65回試験・専門知識初めに、水蒸気画像、赤外画像、可視画像の各画像について触れておきたいと思います。【水蒸気画像】まず水蒸気画像の特徴についてですが、大気中の水蒸気は波長が6.5~7.0μmの赤外線をよく吸収し、またその吸収した赤外線の一部を再放射する性質があります。水蒸気画像は、気象衛星ひまわりに搭載されている水蒸気帯センサよりその赤外線を観測することによって、対流圏の上層~中層における水蒸気量の多い領域と少ない領域を判別して
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第64回試験・専門知識(a)(気象庁HP:防災情報>2週間気温予報より)2週間気温予報は週間天気予報の先の2週間先まで(8日先から12日先を中心とした各日の5日間平均)について、地点ごとの最高気温、最低気温と地域ごとの日平均気温を毎日(14時30分ごろ)予報されます。したがって、「日毎の日平均気温」すなわち1日ごとではなく、「5日間の平均気温」について予報されますので、下線部の内容は誤りとなります。(b)
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第64回試験・専門知識(a)初めに、「一般気象学」p177、図7.10「東西風の南北鉛直分布」およびp178、図7.11「1997年2月1日の300hPaにおける風速分布」を見ながら考えてみます。中緯度の偏西風帯において、その対流圏上層で偏西風が強い部分があり、これを「ジェット気流」とよんでいます。このジェット気流には一般的に「亜熱帯ジェット気流」と「寒帯前線ジェット気流」の2つに分類されています。亜熱帯ジェット気流は南北両半球の
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第64回試験・実技試験1・問1(2)今回は、図2の雲の分布から推定される上層トラフの位置を推定せよ、という問題です。問1(1)の本文中では、「この台風は今後24時間以内に温帯低気圧に変わる見込み」とあり、初期時刻の図1では、地上の前線はまだ解析されておらず、台風の構造が維持されているように見えます。一方、同じ初期時刻の図2を見ますと、台風に伴う発達した対流雲の雲域は維持されていながらも眼は不明瞭であり、また台風中心から見て北から東
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第65回試験・実技試験2・問2(2)まず、850hPa面の気温と風、700hPa面の鉛直流の分布から前線解析をする基本的な留意点について述べておきたいと思います。着目する要素として、850hPa面では等温線の集中帯の南縁(暖気側の縁)と風のシアー、700hPa面では上昇流域を参考にしながら、上昇流域が途切れるところを前線の端して850hPa面の前線を解析します。このように解析した850hPa面の前線から地上前線を解析する際
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第65回試験・一般知識(a)「一般気象学」p143、図6.12傾度風速と水平気圧傾度力の関係を見ながら考えてみます。地球上を水平移動する単位質量の空気塊を考えます。地球の自転による効果によって物体の移動速度に比例してコリオリ力が働きます。角速度Ωで自転している地球に固定された座標系上では、北半球の北緯φの地点を運動の速さVで水平移動する単位質量の空気塊に働くコリオリ力の水平成分の大きさは、2Ωsinφ×V=2Ωsin
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第64回試験・実技試験2・問3(1)(1)④まず、問題文では、「下層で東風が吹いている」及び「停滞前線面の南側では東成分がみられないものとみなし」という文言に注意しながら解析を始めていきます。初めに、最下層の高度300m付近の風向に着目します。名瀬では、10日21時から11日2時40分では東成分を持つ風が見られますが、以降は西成分を持つ風に変わることがわかります。したがって停滞前線面の南側では東成分がみられないものとみ
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第47回試験・専門知識AAの週間アンサンブル予想図の特徴として、日本付近がほぼ高気圧に覆われており、また網かけ域となっている5mm以上の降水域が東西に帯状に広がっています。この2つの特徴をもとに、右の3枚の週間予報支援図を見比べますと、日本付近を覆う高気圧があるということは、それに対応する気圧の尾根が存在しているはずなので、ウの図はないということがわかります。もう一つの帯状の降水域については、イの図で降水量予想頻
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第65回試験・専門知識(a)流域雨量指数とは、河川の上流域に降った雨により、どれだけ下流の対象地点の洪水危険度が高まるかを把握するための指標です。流域雨量指数は、全国の約20,000河川を対象に、河川流域を1km四方の格子(メッシュ)に分けて、降った雨水が、地表面や地中を通って時間をかけて河川に流れ出し、さらに河川に沿って流れ下る量を、タンクモデルや運動方程式を用いて数値化したものです。流域雨量指数は、各地の気象台が発表する洪
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第65回試験・専門知識(a)竜巻発生確度ナウキャストとは、本文にあります通り、竜巻やダウンバーストといった激しい突風が今にも発生する(または発生している)可能性の程度を推定するもの、つまり「発生する可能性の程度」を発生確度とよんでいるのですが、発生確度を10km格子単位で解析し、1時間後までの予測を10分ごとに更新して発表しています。(気象庁HP知識・解説>竜巻・ダウンバースト・ガストフロント>気象ドップラーレーダーによる観
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第65回試験・専門知識(a)まず初めは、超音波式積雪計の設置環境についてですが、気象観測ガイドブックp47の、(2)設置環境(良い例、悪い例)③④において、これに関連する記述があります。したがって、下線部の内容は正しいとなります。(b)次に、風向風速計の設置環境についてですが、気象観測ガイドブックp26の、(2)設置環境(良い例、悪い例)②において、「また、屋上に設置する場合は風邪の乱れが小さい建物の中心付近に設置します。」との
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第64回試験・専門知識まず、カテゴリー予報の精度評価について各指数をまとめてみました。適中率=予報が当たった回数/予報を発表した回数=A+D/A+B+C+D空振り率=「現象あり」と予報して実況では「現象なし」だった回数/予報を発表した回数=B/A+B+C+D見逃し率=「現象なし」と予報して実況では「現象あり」だった回数/予報を発表した回数=C/A+B+C+D捕捉率=実況が「現象あり」の中で事前
ChatGPTに計画を立ててもらいました!!とりあえず10月は学科のテキストを一般と専門を1周したいところですね。🗓10月:基礎知識の習得(学科)•目標:一般・専門知識の理解を深める•学習内容:•大気の構造、熱力学、風の力学、気象現象の基礎•観測機器、数値予報、実況図の読み方•教材:•『気象予報士試験かんたん合格テキスト』•過去問集(10年分)•学習時間:1日2〜3時間🗓11月:過去問演習と弱点克服(学科)•目標:過去問を通じて理解を深め、弱点を補
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第65回試験・専門知識(a)まず、「予報誤差(RMSE)」について、第65回試験・専門・問12を振り返ってみます。なお具体的な計算方法などにつきましては問12の投稿を参照してください。二乗平均平方根誤差(RMSE)とは、予報誤差の標準的な大きさを示すものです。算出の手順としては、①予報値と実況値の差を2乗したものを、②積算して③予報回数で割り、④さらにその平方根をとって求めることができます。これも平均誤差と同様、0が最良で値
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第64回試験・専門知識(a)積乱雲の発達につきましては、エマグラムで考えるとわかりやすいです。「一般気象学」p72、図3.14自由対流高度の説明図を見ながら考えてみます。未飽和の空気塊を地上付近から持ち上げていきますと、初めは乾燥断熱線に沿って持ち上げ、やがてその空気塊の露点温度に達するところの持ち上げ凝結高度で飽和します。すなわち空気塊内の水蒸気が凝結し始める高度になりますので雲底高度は概ねここにあたります。次に空気塊が飽
こんばんは。今回の一般知識は、大気における放射から地表面におけるエネルギー収支についての問題です。エネルギー収支といえば「一般気象学」p128図5.17「地球のエネルギー収支」の図のイメージになりますが、この内容が理解できているか、もう一度確認しておきましょう。次回、一緒に考えてみたいと思います。第35回試験・一般・問5からです。第35回試験・一般知識※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。15日分の考察編は次回更