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こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第65回試験・一般知識(a)成層圏において、酸素分子が波長約0.1〜0.32μmの紫外線を吸収しますと、2つの酸素原子に分裂することが起きます。この現象を光解離とよんでいます。これによって生じた酸素原子が酸素分子と結合してオゾン(O3)となることでオゾン層が形成されます。したがって、本文の内容は正しいとなります。(光解離気象庁HP「オゾン層とは」より)(b)先ほどの(a)で考察しましたように、成層圏オゾンの
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第66回試験・一般知識(a)「一般気象学」p22の図2.1、『温度の高度分布と大気層の区分』およびp251の図9.1、『1月における経度平均温度の緯度高度分布』に着目しますと、中間圏界面付近にあたる高度80km付近では、1月において、夏極にあたる南半球では気温が低く、冬極の北半球で気温が高いことが分かります。7月ではこの逆となります。この理由について「一般気象学」p254の図9.4、『中層大気のラグランジュ的子午面循環の模式図
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第66回試験・一般知識初めに、「水平発散」について「一般気象学」p161、図6.28を見ながら簡単に触れておきたいと思います。(小倉義光「一般気象学」東京大学出版会p161図6.28(a)発散・収束の定義の説明図より作成)ある場所の水平面上にX軸とY軸をそれぞれ東方向と北方向を正とし、その方向の速度成分をuとvとします。この速度成分uとvはそれぞれX軸とY軸の正の方向を向いているときを正とします。ここに微小
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第65回試験・一般知識問題では、静力学平衡の式がすでに与えられていますが、最終的に気圧差Δpを求めるにも、空気密度を表すρの値が与えられていません。そこで改めて問題を見ますと、「気層の気圧の平均値を500hPa」にあたるのがPであり、「乾燥空気の気体定数は287JK-1kg-1とする。」という、この値が気体定数を表すRだと分かれば、気体の状態方程式すなわち、P=ρRTを用いて空気密度ρを求めることができることがわかります。そこで
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第65回試験・一般知識今回は、「一般気象学」p242、『海陸風に伴う気温・等圧面・流れの分布の模式図』を見ながら海陸風とは何かについて簡単に触れておきたいと思います。陸面と海面が同じ日射を受けても、その粗度や熱的な性質が異なるため、表面温度の日変化に違いが生じます。すなわち、図の左側の昼の場合、陸面の温度は海面の温度よりも高くなり、その上の大気境界層の温度をより高温にすることで、陸上の気圧は、海上の気圧よりも低く
こんばんは。実はこの問題、7月13・14日の夏期講習で取り上げた問題と類似した内容なんですが、ご覧になって復習された方は正解できたのではないでしょうか。では問題を考えてみたいと思います。第66回試験・一般知識(a)(2026.07.14第23回試験・一般・問6(考察編)受験時代のノートより)まず初めは、「温度と気圧が同じ」つまり同温・同圧の下での湿潤空気塊と乾燥空気塊の密度の大小関係はどうかということですが、水蒸気を含んでいる湿潤空気の方が重いのでは?というイメ
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第65回試験・一般知識温帯低気圧の発達について「一般気象学」p183の図7.14『温帯低気圧の発達の模式図』を見ながら考えてみます。特に「急速に発達中」とある第2期に着目しますと、発達中の温帯低気圧において、地上の低気圧中心は上層の気圧の谷の東側にあることがわかります。別の言い方をしますと、地上の低気圧中心と上層の気圧の谷を結んだものを「気圧の谷の軸」とよんでいるのですが、「気圧の谷の軸が上空にいくほど西に傾いている。(西傾
こんばんは。今回の一般知識は降水過程から氷晶核や凝結核として働くエーロゾルについての問題です。(a)(b)(c)の各文の正誤を判断する内容ですが、「一般気象学」の降水過程の内容を読み込んでいれば、素直にかいとうできるのでは、と思います。次回、一緒に考えてみたいと思います。第66回試験・一般知識※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。15日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。早速ですが。考えてみたいと思います。第66回試験・一般知識まず、問題文にある「ハドレー循環」とは何かについて「一般気象学」p171、図7.5「風の南北循環」を見ながら述べますと、低緯度帯の大気下層では、北緯・南緯30°付近から赤道付近に向かう東よりの風(貿易風)が収束して赤道付近に熱帯収束帯が形成されています。ここで収束した空気は上昇して対流圏界面で発散し、北緯・南緯30°付近で下降するという空気の循環が起こっており、主に南北方向に熱を輸送しています。この空気の子午面
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第65回試験・一般知識【仮温度】仮温度とは、「ある湿潤空気に対して、同じ圧力、同じ密度をもつ乾燥空気の温度」と定義されます。これは、湿潤空気を同じ圧力、同じ密度をもつ乾燥空気にいわば置き換える操作を行うことを意味するのですが、どういう操作を行うのでしょうか。まず初めは仮温度について考えてみます。温度と圧力が同じの湿潤空気と乾燥空気の2つの空気塊があるとします。温度と圧力が同じなのですから2つの空気塊を分子量で見た場合に何が違うのか
こんばんは。先月の8月23日に行われました第66回気象予報士試験の解答例が9月2日の予定通り、気象業務支援センターから発表されましたので、当ブログ「てるてる風雲録」も本日から、次回2027年1月31日に行われる第67回気象予報士試験直前まで、今回の試験問題を中心に採り上げ、考えてみたいと思いますので、宜しくお願いします。今現在、受験勉強をされていて次回の合格を目指しておられる方はもちろん、これから受験を考えておられる方で勉強を始められるきっかけとして当ブログを利活用いただければ大変うれしく
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第66回試験・一般知識(a)まず、容積が一定の容器Aと容積を可変できる容器Bを密着させて熱平衡状態になるまで熱交換させたときの乾燥空気の温度を考えます。問題文では簡単のため、「2つの容器はともに容器の外に対して断熱性があり、また容器の熱容量は考慮しない」としていますので、2つの容器を密着させて熱交換するとき、熱は相対的に高温な容器Aから容器Bへと移動することだけを考えれば良いことになります。「2つの容器を密着させて熱平衡状態になるまで熱
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第65回試験・一般知識(a)「一般気象学」p143、図6.12傾度風速と水平気圧傾度力の関係を見ながら考えてみます。地球上を水平移動する単位質量の空気塊を考えます。地球の自転による効果によって物体の移動速度に比例してコリオリ力が働きます。角速度Ωで自転している地球に固定された座標系上では、北半球の北緯φの地点を運動の速さVで水平移動する単位質量の空気塊に働くコリオリ力の水平成分の大きさは、2Ωsinφ×V=2Ωsin
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第13回試験・一般知識成層圏の突然昇温とは何か、「一般気象学」p263、図9.13突然昇温発現機構の模式図を見ながら考えてみます。(a)(b)真冬の極夜域の成層圏では強い西風で冷たい空気を取り囲むように反時計回り(西風循環)の極夜渦、すなわち低気圧性の渦が形成されています。ところが冬から春先にかけて対流圏で発生し成層圏まで伝播してきたプラネタリー波による影響で強い西風が弱められてしまい極夜渦は崩されてしまいます。このプラネタリー