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こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第64回試験・実技試験1・問4(2)まず、問題文に「降水強度20mm/h以上のエコー」とありますので、図11の凡例より、黄色以上の暖色系のエコーに着目すればよいことになります。そこで、図10(下)の灰色の太線で描かれているシアーラインを写して図11に重ねてみました。この結果、降水強度20mm/h以上のエコーは、シアーラインの西側に沿う形で分布していることがわかります。したがってこれを40字程度にまとめますと、降水強度20mm/h
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第64回試験・一般知識(a)(気象庁HP:知識・解説>竜巻・ダウンバースト・ガストフロント>竜巻などの激しい突風とはより)まず初めに、ガストフロントとはどういう現象なのかを含めて「一般気象学」p211の図8.7、『雷雨に伴うガストフロントの生涯の4段階』を見ながら本文の内容が正しいか考えてみます。成熟期の積乱雲の下で形成された冷たい(重い)空気の塊が、第Ⅰ段階(形成期)から第Ⅱ段階(減衰期)にかけてその重
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第64回試験・一般知識(a)雪結晶の落下速度が異なりますと、雪結晶どうしが衝突し、付着することで雪片ができ、質量が増加していきます。このように氷粒子が成長していく過程のことを「凝集過程」とよんでいます。例えば相対的に低温の地域のスキー場では雪片どうしが付着しにくいため「サラサラ雪」で、相対どうしが衝突したとき、気温が高くなるほど付着しやすく、ぼたん雪のような大きな雪片になりやすくなります。したがって「気温が低いほど」とする本文
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第55回試験・一般知識(a)気象業務法第24条の18第1項気象庁長官は、不正な手段によつて試験を受け、又は受けようとした者に対しては、試験の合格の決定を取り消し、又はその試験を停止することができる。第2項指定試験機関は、前項に規定する気象庁長官の職権を行うことができる。第3項気象庁長官は、前二項の規定による処分を受けた者に対し、情状により、二年以内の期間を定めて試験を受けることができないものとすることがで
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第65回試験・実技試験2まず、今回の問題の「フェーン現象」とは何かについて、簡単に触れておきたいと思います。フェーン現象とは、気流が山を越えることによって風下側の気温が上昇する現象のことをいいます、強風を伴って、湿度が低下して乾燥するため、火災が発生する原因になることがあります。そこで、図3(下)の拡大図と図5の地形図を見ながら考えてみますと、着目点は鉛直流と風向、そして気温の特徴を知ることで、これらの3点からフェーン現象が説明で
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第64回試験・一般知識(a)国際標準大気とは「一般気象学」p46の表にありますように、地球大気の圧力、温度、密度、および重力の加速度が高度によってどのように変化するかを表したモデルのことをいいます。これによりますと、対流圏における気温減率は6.5℃/km、すなわち高度が1km増すごとに、気温が6.5℃ずつ低下していることになります。一方、ここからは、大気の熱力学で詳しく学習する内容になりますが、温位とは何かといいますと
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第65回試験・一般知識温帯低気圧の発達について「一般気象学」p183の図7.14『温帯低気圧の発達の模式図』を見ながら考えてみます。特に「急速に発達中」とある第2期に着目しますと、発達中の温帯低気圧において、地上の低気圧中心は上層の気圧の谷の東側にあることがわかります。別の言い方をしますと、地上の低気圧中心と上層の気圧の谷を結んだものを「気圧の谷の軸」とよんでいるのですが、「気圧の谷の軸が上空にいくほど西に傾いている。(西傾
こんばんは。今回の専門知識か地上気象観測より観測結果の統計についての問題です。天気予報などで耳にされた方もいらっしゃると思いますが、(a)(b)(c)の各文について正しいかどうか、次回、一緒に考えてみたいと思います。第64回試験・専門知識※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。6日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第58回試験・一般知識今回の問題は、「混合比」の理解が問われている内容になります。ある空気塊があるとき、その空気塊の中に含まれている水蒸気と乾燥空気との質量比のことを「混合比」とよんでいます。すなわち、混合比(g/kg)=水蒸気の質量(g)/乾燥空気の質量(kg)…(1)と表わされます。今回の問題は水蒸気の質量を求める内容であることから、(1)式より、水蒸気の質量=乾燥空気の質量×混合比…(2)の関係
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第64回試験・一般知識(a)大気上端に入射する太陽放射の全エネルギーの組成のうち、可視光線は約46.6%、赤外線は約46.6%、紫外線は約7%で、その他X線などが微量という構成になっています。したがって、本文の通り可視光線域の放射エネルギーと、赤外線域の放射エネルギーが同程度含まれていますので、本文の内容は正しいとなります。(b)「一般気象学」p109図5.5、「いろいろの月日および緯度において、大気の
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第65回試験・一般知識(a)成層圏において、酸素分子が波長約0.1〜0.32μmの紫外線を吸収しますと、2つの酸素原子に分裂することが起きます。この現象を光解離とよんでいます。これによって生じた酸素原子が酸素分子と結合してオゾン(O3)となることでオゾン層が形成されます。したがって、本文の内容は正しいとなります。(光解離気象庁HP「オゾン層とは」より)(b)先ほどの(a)で考察しましたように、成層圏オゾンの
こんばんは。今回は、北陸地方の新潟県の平地を中心に東日本の脊梁山脈を越える山越え気流によるフェーン現象により図2ではほとんど雲が見られないことについての問題です。問題では、このときの山越え気流に関する大気の特徴について東日本の脊梁山脈を挟んだ850hPa面の風の風上側と風下側に着目し、解答欄の「山脈の風下側は」に続けて解答せよ、という内容です。風上側と風下側では何の要素に違いがあるのか、その要素に着目しながら次回、一緒に考えてみたいと思います。第65回試験・実技試験1
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第63回試験・実技試験2・問1まず、基本的なところとして、地上天気図では4hPaごとに実線で等圧線が引かれ、また20hPaごとに太実線の等圧線が引かれています。さらに今回の図1のように気圧の状態を正確に把握するため、2hPaごとに破線の補助等圧線が引かれていることがあります。以上を踏まえて図1のA、B、C、Dがそれぞれ低気圧中心のLか高気圧中心のHを判断していきます。わかりやすいところでDから見ていきますと、図1が9月19日2
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第63回試験・実技試験2まず、問1(2)について振り返りますと、台風中心と鹿児島の真上を通って予報円の北側を結ぶ経路を進んだ場合の、初期時刻から24時間後にかけて、および12時間後から24時間後にかけての移動の速さを求めよ、という内容でした。この結果、初期時刻から24時間後は15ノット、12時間後から24時間後は20ノットとなりました。12時間後の予報円は四国の足摺岬付近にありますので、鹿児島を通過すると予想
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第64回試験・一般知識(a)気象業務法第24条の18第1項気象庁長官は、不正な手段によって試験を受け、又は受けようとした者に対しては、試験の合格の決定を取り消し、又はその試験を停止することができる。第2項指定試験機関は、前項に規定する気象庁長官の職権を行うことができる。第3項気象庁長官は、前二項の規定による処分を受けた者に対し、情状により、二年以内の期間を定めて試験を受けることができないものとすることができる。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第63回試験・実技試験1・問5下の枠内の用語についてチェックしていきます。まずは「海風前線」について一般気象学p242の図8.34「海陸風に伴う気温・等圧面・流れの分布の模式図」を見ながら考えてみます。陸面と海面が同じ日射を受けても、その粗度や熱的な性質が異なるため、表面温度の日変化に違いが生じます。すなわち、図の左側の昼の場合、陸面の温度は海面の温度よりも高くなり、その上の大気境界層の温度をより高温にすることで、陸上の気
こんばんは。今回は、図11のレーダーエコー合成図において、降水強度が20mm/h以上のエコー域が解析されていることについての問題です。まず初めの(1)では、この陸上のエコー域での地上気圧と850hPaの気温の分布にどのような特徴が見られるのかについて次回、一緒に考えてみたいと思います。第63回試験・実技試験1問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。15日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。(一財)気象業務支援センターHPによりますと、第64回試験の申請者数は4,557名、最年少9歳の方から最高齢87歳の方まで、今回も多くの方が試験に挑まれるようですね。当ブログ「てるてる風雲録」では、2025年9月から前回の第64回試験を中心に過去の試験問題をご覧いただいている方と一緒に考えてまいりました。微力ながらではありますが、これまでの日々の受験勉強の支えとしてお役立ていただけたらなら、大変うれしく思います。改めまして感謝申し上げます。(第65回気象予報士試験大
こんばんは。今回は、前問(2)の本文の下線部の部分に関する問題です。本文の2箇所の下線部について、対流雲域付近と北緯40°付近の2つの気層において上端の高度が異なることに関連する図5(下)の鉛直流に見られる特徴を述べよ、という内容です。図5(下)の鉛直流に見られる両者の違いとは何か、次回、一緒に考えてみたいと思います。第65回試験・実技試験1・問2問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。17日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは〜日曜も終わりますね☔️羽鳥慎一モーニングショー📺に出ている気象予報士の、片岡信和さんが、有働タイムズに出てるんだ〜え、弾き語り天気?天気のコーナーですが、ピアノの🎹音色にあわせて、お天気予報の導入が片岡さん、ピアノ上手✨日曜の夜、家事の合間にほっと一息ついた時だったので、ほんの少しの演奏だけどとっても癒されました〜2024年から、〜弾き語り天気〜🎹をされているそうです!あ、ちゃんと、ピアノ弾きながら明日の天気と気温をお伝えしてるこの衣装は自前なのかなしかも、
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第64回試験・実技試験2・問3まず、問題文の「南西諸島付近に前12時間降水量の大きな領域」とは具体的にどのあたりを指すか見ますと、特に奄美大島の北西側で76mm/12hの極値をもつ領域が見られます。この領域が予想される根拠のうち、図9より、850hPaの風向・風速と温度移流にどんな特徴が見られるのか、風向・風速から見てみます。図9で領域付近の矢羽を探すとそれほど多くありませんが、特に沖縄本島付近に2か所、18℃の等温線を横切るよう
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第64回試験・一般知識(a)気象業務法第6条第1項気象庁以外の政府機関又は地方公共団体が気象の観測を行う場合には、国土交通省令で定める技術上の基準に従つてこれをしなければならない。但し、左に掲げる気象の観測を行う場合は、この限りでない。第1号研究のために行う気象の観測第2号教育のために行う気象の観測第3号国土交通省令で定める気象の観測第9条第六条第一項若しくは第二項の規定により技術上の基準に従つてしなけれ
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第65回試験・実技試験1・問1①【中心付近の雲域の特徴の違い】まず、図2より、「中心付近の雲域の特徴の違い」から考えてみます。14日9時と14日21時の赤外画像を比較しますと、両者とも明瞭な台風の眼が観測されています。ここで学科試験の復習ですが、発達期の台風では、明瞭な眼が観測されることが多いわけですが、その周辺では、厚く発達した積乱雲が取り巻いています。この雲域のことを「眼の壁雲」または「壁雲」とよんでいます。この知識
こんばんは。今回で、実技試験1の最後の問題になります。最後は、御前崎付近において、エコー域の通過時に防災上注意すべき雨以外の大気現象をすべて解答せよ、という内容の問題について、次回、一緒に考えてみたいと思います。第63回試験・実技試験1・問5問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。27日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第65回試験・実技試験1・問1問題文は一見しますと結局何を求めている内容なのかわからなくなる感じですが、このような時は解答用紙の解答欄を見ながらよく読みますと整理しやすいと思います。この問題の求めている解答を整理しますと、台風の中心から概ね150海里の範囲内における、①700hPa鉛直流の特徴②700hPa湿数の特徴③500hPaと850hPaで共通する気温分布の特徴の3点になります。【700hPa鉛直流】図3(下)を用いて
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第64回試験・一般知識まず初めに、三角比について復習しておきたいと思います。直角三角形ABCがあるとします。点Aにおける角度がαであるとき、横辺ACの長さ/斜辺ABの長さという比の値のことをcosα(コサインα)といいます。同様に、縦辺BCの長さ/斜辺ABの長さという比の値のことをsinα(サインα)、縦辺BCの長さ/横辺ACの長さという比の値のことをtanα(タンジェントα)とい
こんばんは。今回は、図7の館野の状態曲線を使った問題です。館野の1000hPaにある空気塊が、断熱的に東日本の脊梁山脈を越えて新潟県の1000hPaに達したときの気温と相対湿度を求める内容です。フェーン現象を状態曲線(エマグラム)を用いてそのように操作して求めるのか、次回、一緒に考えてみたいと思います。第65回試験・実技試験1・問3問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。21日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。今回からは実技試験の問題に入りたいと思います。実技1は2023年8月14日21時を初期時刻とする気象の解析と予想についての問題です。まず初めは初期時刻の日本付近の気象概況についての穴埋め問題から次回、一緒に考えてみたいと思います。第65回試験・実技試験1・問1問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。6日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第65回試験・一般知識【仮温度】仮温度とは、「ある湿潤空気に対して、同じ圧力、同じ密度をもつ乾燥空気の温度」と定義されます。これは、湿潤空気を同じ圧力、同じ密度をもつ乾燥空気にいわば置き換える操作を行うことを意味するのですが、どういう操作を行うのでしょうか。まず初めは仮温度について考えてみます。温度と圧力が同じの湿潤空気と乾燥空気の2つの空気塊があるとします。温度と圧力が同じなのですから2つの空気塊を分子量で見た場合に何が違うのか
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第64回試験・実技試験1・問1(気象衛星画像)今回の問題では、図1と図2の縮尺が同じであることから、図1の台風中心の位置及び台風中心から概ね400kmの範囲を図2に重ねてみました。一般的に発達中の台風では台風の中心付近に眼があって発達した対流雲の雲域は中心に対してほぼ円対称となる特徴が見られます。一方、前問の(2)②でも触れましたが、台風に伴う発達した対流雲の雲域は台風中心の北から東側にかけて広がっており、対称性がないことがわかり