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こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第64回試験・実技試験2・問4(1)④まず、図1と図10(下)を用いて、初期時刻の東シナ海にある低気圧の、12時間後までの移動方向と速さを求めてみます。図1から東シナ海にある低気圧の中心位置を写し、図10(下)の地上12時間予想図に重ねてみますと、移動方向は16方位で東北東に移動していることがわかります。次に、移動の速さですが、図上で測った距離を10mm、緯度10°の距離が図上で40mm、実際の距離で600海里としますと、移動の距離は1
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第65回試験・一般知識(a)成層圏において、酸素分子が波長約0.1〜0.32μmの紫外線を吸収しますと、2つの酸素原子に分裂することが起きます。この現象を光解離とよんでいます。これによって生じた酸素原子が酸素分子と結合してオゾン(O3)となることでオゾン層が形成されます。したがって、本文の内容は正しいとなります。(光解離気象庁HP「オゾン層とは」より)(b)先ほどの(a)で考察しましたように、成層圏オゾンの
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第65回試験・専門知識(a)まず初めは、超音波式積雪計の設置環境についてですが、気象観測ガイドブックp47の、(2)設置環境(良い例、悪い例)③④において、これに関連する記述があります。したがって、下線部の内容は正しいとなります。(b)次に、風向風速計の設置環境についてですが、気象観測ガイドブックp26の、(2)設置環境(良い例、悪い例)②において、「また、屋上に設置する場合は風邪の乱れが小さい建物の中心付近に設置します。」との
こんばんは。専門知識の最初の問題は、気象庁の気象観測ガイドブックに示されている観測機器の設置についての問題です。(a)(b)(c)それぞれの設置に適した条件は何か、次回、一緒に考えてみたいと思います。第65回試験・専門知識問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。7日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。本日、(一財)気象業務支援センターから1月25日に行われました第65回気象予報士試験の問題と解答例が発表されましたので、予定通り、本日から最新の問題を採り上げながら気象予報士試験の合格を目指す皆様と一緒に勉強していきたいと思います。なお、当ブログをご覧になられる方で、これから気象予報士試験の勉強を始められた方もいらっしゃるかと思いますので、簡単にガイダンスさせていただきますと、当ブログは、これから2024年8月予定の試験当日まで「問題編」にてご自身でまず問題を考えてい
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第64回試験・実技試験1まず、問題文では、「ただし、記入する26℃の等温線の両端は、解答図の枠線または斜線域の境界までのびているものとする。」とあることに注意します。斜線域は日本海の海上にありますが、隠岐島の付近は空いており、西郷の気温が26.3℃なのでこの付近からスタートするとわかりやすそうです。隠岐島の島後にある西郷が26.3℃、島前の海士が24.9℃ですの、枠から西郷の少し西側を通る形でスタートさせます。次に本州ではまずどこ
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第63回試験・一般知識(a)一般に台風が発生するのは、主に海面水温が26℃~27℃の海域です。台風が発生するためにはそのエネルギー源として、暖かい海面から供給される水蒸気が凝結する際に放出される潜熱が必要となります。なお、「一般気象学」p232の図8.23「1979年から1988年に発生した顕著な熱帯低気圧の経路」を見ますと、北緯5°以南の赤道付近では、台風がほとんど発生していないことがわかります。このことについてもよく問われますの
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第63回試験・実技試験1まず初めに、今回の問題を解くにあたって、エマグラムの等飽和混合比線について、簡単に触れておきたいと思います。エマグラムにおいて、細く最も立っている実線がありますが、これは、ある混合比の値をもつ空気が高度(気圧)によって何℃で飽和するのかを示した線で「等飽和混合比線」とよんでいます。例えば図7で10g/kgの混合比を持つ空気があるとしますと、1000hPaでは14℃、900hPaでは12℃、800hPaでは約
こんばんは。今回の専門知識は、ウィンドプロファイラ観測についての問題です。過去問題で繰り返し問われた内容が今回も出題されたわけですが、ウィンドプロファイラとはどんな観測機器なのかに触れながら次回、一緒に考えてみたいと思います。第65回試験・専門知識問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。11日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第64回試験・実技試験1今回は本文を読みながら空欄に当てはまる語句または数値を考えてみます。(第一段落)まず、図1によると、九州南部には中心気圧988hPaの(①)台風第AA号があって(②)ノットの速さで(③)に進んでいる。この台風は今後24時間以内に温帯低気圧に変わる見込みで、最大風速は今後24時間以内に(④)ノットに達すると予想され、(⑤)警報が発表されている。一方、関東の東にも中心気圧980hPaの台風第BB号がある。とあり
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第64回試験・実技試験1・問4今回は、問題の文章を読みながら、空欄に当てはまる適切な語句や数値を考えてみます。(第一段落)まず、「図13によると、シアーラインは⽔平⽅向の相当温位傾度が⼤きい領域の東縁にあり、東側で相当温位が相対的に($①$)い。相当温位傾度が⼤きい領域は⻄に傾きながら上空までのびており、その東縁付近で強い($②$)流となっている。」とあります。等相当温位線の見方として、1Kごとに細実線、3Kごとに太
こんばんは。今回の一般知識は、大気の熱力学から、問題文の条件下において、ある空気塊の仮温度、露点温度、相当温位が保存されるか否かという問題です。仮温度、露点温度、相当温位がそれぞれどんな概念か理解が問われる内容で、これから気象学を学ぶ上で大事なところでもありますので、問題を通してしっかり理解しておきましょう。次回、一緒に考えてみたいと思います。第65回試験・一般知識問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。13日分の考察編は次回更
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第65回試験・専門知識(美浜のウィンドプロファイラ2019.02.04「美浜のウィンドプロファイラへゆく」より)(a)本文で注意すべきところは、「温暖前線の通過」とあるところです。ある観測点を寒冷前線が通過した場合はその通過に伴い、時間の経過とともに寒冷前線面の高度が高くなるにしたがって、地上と寒冷前線面との間の「北よりの風の気層が」厚くなっていきますが、ある観測点において温暖前線通が通過する前の状態は上空に温暖前線面
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第64回試験・専門知識(a)まず、本文では、「高気圧周辺で空気が沈降し、断熱的に昇温したことで生じる沈降性の逆転層であると推定される。」とあります。ここで下図の左側、気温の鉛直分布の800hPa付近に見られる逆転層が空気の沈降によるものなのか、逆転層には大きく3種類ありますので、それぞれの特徴を簡単にまとめてみました。《接地逆転層》夜間の放射冷却によって地表に接する空気が冷やされて、その上にある空気より気温が下がる場合に、形
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第64回試験・一般知識(a)大気上端に入射する太陽放射の全エネルギーの組成のうち、可視光線は約46.6%、赤外線は約46.6%、紫外線は約7%で、その他X線などが微量という構成になっています。したがって、本文の通り可視光線域の放射エネルギーと、赤外線域の放射エネルギーが同程度含まれていますので、本文の内容は正しいとなります。(b)「一般気象学」p109図5.5、「いろいろの月日および緯度において、大気の
え!何が起きた…?もう、ドキドキが止まらない…
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第64回試験・一般知識(a)雪結晶の落下速度が異なりますと、雪結晶どうしが衝突し、付着することで雪片ができ、質量が増加していきます。このように氷粒子が成長していく過程のことを「凝集過程」とよんでいます。例えば相対的に低温の地域のスキー場では雪片どうしが付着しにくいため「サラサラ雪」で、相対どうしが衝突したとき、気温が高くなるほど付着しやすく、ぼたん雪のような大きな雪片になりやすくなります。したがって「気温が低いほど」とする本文
こんばんは〜日曜も終わりますね☔️羽鳥慎一モーニングショー📺に出ている気象予報士の、片岡信和さんが、有働タイムズに出てるんだ〜え、弾き語り天気?天気のコーナーですが、ピアノの🎹音色にあわせて、お天気予報の導入が片岡さん、ピアノ上手✨日曜の夜、家事の合間にほっと一息ついた時だったので、ほんの少しの演奏だけどとっても癒されました〜2024年から、〜弾き語り天気〜🎹をされているそうです!あ、ちゃんと、ピアノ弾きながら明日の天気と気温をお伝えしてるこの衣装は自前なのかなしかも、
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。問題では、静力学平衡の式がすでに与えられていますが、最終的に気圧差Δpを求めるにも、空気密度を表すρの値が与えられていません。そこで改めて問題を見ますと、「気層の気圧の平均値を500hPa」にあたるのがPであり、「乾燥空気の気体定数は287JK-1kg-1とする。」という、この値が気体定数を表すRだと分かれば、気体の状態方程式すなわち、P=ρRTを用いて空気密度ρを求めることができることがわかります。そこで各値を代入するわけですが
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第64回試験・専門知識今回は、本文を読みながら(a)〜(d)に入る適切な語句を考えてみます。(第一段落)インド洋赤道域ではインドモンスーンn影響で季節によって風向が変わるが、平常時には図Aで示されるように、平均的には弱い西風が吹いている。このため、インド洋熱帯域の(a)では海面下百数十メートルまでの表層に暖かい海水がやや厚めに分布している。とあります。(気象庁HP:各種データ・資料>地球環境・気候>エルニーニョ/ラニーニ
こんばんは。早速ですが、考えてみたいとおもいます。第64回試験・専門知識(a)気象庁:「気象観測統計の解説」p5、「2.3.7極値」の項目では、ある期間に観測された値の最大値(最高値)または最小値(最低値)を「極値」、最大または最小の値が発現した日(時刻)のことを「起日(起時)」とよんでいます。例えば、8月15日の日最高気温が年最高気温になる場合の起日は「8月15日」、15時30分の気温が日最高気温になる場合の起時は「15時30分」で、用語は初めでは慣れない表現ですが、特に難しい
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第64回試験・一般知識(a)(気象庁HP:知識・解説>竜巻・ダウンバースト・ガストフロント>竜巻などの激しい突風とはより)まず初めに、ガストフロントとはどういう現象なのかを含めて「一般気象学」p211の図8.7、『雷雨に伴うガストフロントの生涯の4段階』を見ながら本文の内容が正しいか考えてみます。成熟期の積乱雲の下で形成された冷たい(重い)空気の塊が、第Ⅰ段階(形成期)から第Ⅱ段階(減衰期)にかけてその重
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第64回試験・一般知識(a)初めに、図の領域Aについて一般気象学p175、図7.8「年平均で見た降雨量と海面・地表面からの蒸発量とその両者の差の緯度分布」を見ながら考えてみます。この領域Aは赤道を挟んで南緯10°〜北緯10°の範囲表しており、概ね蒸発量よりも降雨量の方が多い領域と一致しています。これは北東貿易風と南東貿易風が収束し、強い上昇気流が発生する場所であるためで、熱帯収束帯とよんでいます。したがって、本文の内容は誤り
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第63回試験・実技試験2・問3(1)今回の問題は初見ではなかなか出題の意図が汲みにくい内容ですが、まず、図9の18時の直線Bに着目しますと、両地点とも気圧の観測値が1001.1hPaであることから、台風中心を推定するために結ばれていることがわかります。問題文の最後を読みますと、「ただし、ここでは台風中心をとりまく等圧線は円形と仮定する。」とあります。このことから、台風中心の位置は同心円の直径の中点で最も気圧が低いと推定され