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こんばんは。今回の専門知識は、台風に関する気象情報についての問題です。気象予報士試験で問われる知識の対策だけでなく、一般における台風情報の利活用においても知っておきますと台風の発生時や接近時に役立ちます。では具体的に設問の(a)、(b)、(c)について、実際のところはどうなのか、正誤を検討しながら次回一緒に考えてみたいと思います。第55回試験・専門知識※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。15日分の考察編は次回更新の予
こんばんは。今回は、図12の斐川及び松江の2地点における風・気温の時系列図を用いた問題です。図12とこれまでの知見に基づいて、シアーラインがそれぞれ何時何分に通過したと判断されるか、次回、一緒に考えてみたいと思います。第64回試験・実技試験1・問4(2)※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。9日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第65回試験・実技試験2今回は、本文を読みながら、空欄に入る適切な語句または数値を考えてみます。まず、『地上天気図によると、モンゴルには中心気圧(①)hPaの高気圧があって南東に10ノットで移動している。一方、北海道西部の渡島半島付近には中心気圧1006hPaの低気圧があって東北東へ25ノットで進んでいる。』とあります。(気象庁HP:知識・解説>天気予報等で用いる用語>全般気象情報などに用いるアジア・北西太平洋域の地名、海域名よ
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第65回試験・一般知識【仮温度】仮温度とは、「ある湿潤空気に対して、同じ圧力、同じ密度をもつ乾燥空気の温度」と定義されます。これは、湿潤空気を同じ圧力、同じ密度をもつ乾燥空気にいわば置き換える操作を行うことを意味するのですが、どういう操作を行うのでしょうか。まず初めは仮温度について考えてみます。温度と圧力が同じの湿潤空気と乾燥空気の2つの空気塊があるとします。温度と圧力が同じなのですから2つの空気塊を分子量で見た場合に何が違うのか
新年あけましておめでとうございます。本年もブログ「てるてる風雲録」を宜しくお願いします。第65回試験が1月25日と迫っていますので、早速次の問題に入りたいと思います。今回は、(1)④では、名瀬のウィンドプロファイラによる観測からの停滞前線面の解析、⑤ではその求めた前線面について、停滞前線が名瀬の地表面を通過したと推定される時刻を答えよ、という2問をまとめて次回、一緒に考えてみたいと思います。第64回試験・実技試験2・問3(1)解答図はこちら⇒気象業務支援センターHP「過去の試験問題」
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第64回試験・実技試験1・問3(3)今回は、図8および図9(下)を参考に24時間後の地上低気圧に伴う地上前線の前線を解答図の枠線まで延びているものとし、前線記号を付して記入せよ、という内容で考えてみます。まず、図9(下)の850hPa相当温位、参考程度に700hPa面の鉛直流の分布から前線解析で着目する要素として、等相当温位線の集中帯の南縁(暖気側の縁)と風のシアー、および上昇流域を参考にします。次に、地上低気圧が閉塞している
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第64回試験・専門知識(a)(気象庁予報部数値予報課:ガイダンスについて〜近年の特性と降⽔量ガイダンスの改良〜p5より)数値予報モデルの特性による誤差には「地形表現の不完全さ」や「物理過程の不完全さ」といった傾向や大きさが一定の条件によって生じる規則的な誤差があります。このような誤差のことを「系統(的)誤差」とよんでいます。気温ガイダンスでは、カルマンフィルターという手法でガイダンスが作成されています。数値予報モデルの
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第64回試験・一般知識(a)今回は、本文を読みながら考えてみます。まず、「北半球の緯度30°の地点Aと緯度45°の地点Bにおいて、1000hPa等圧面上で風速5m/sの南風が吹いている。」とあります。ここまでの状況を図にしますと、上図のようになります。地衡風の原理から考えますと、1000hPa面で南風が吹いているということは、西側で1000hPa面高度が低く、東側で1000hPa面高度が高い、東西方向に1000hP
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。問題では、静力学平衡の式がすでに与えられていますが、最終的に気圧差Δpを求めるにも、空気密度を表すρの値が与えられていません。そこで改めて問題を見ますと、「気層の気圧の平均値を500hPa」にあたるのがPであり、「乾燥空気の気体定数は287JK-1kg-1とする。」という、この値が気体定数を表すRだと分かれば、気体の状態方程式すなわち、P=ρRTを用いて空気密度ρを求めることができることがわかります。そこで各値を代入するわけですが
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第65回試験・実技試験1前線とは一般的に、寒気と暖気の境界を意味します。そのため前線の位置を特定するには気温の分布から等温線の集中帯の暖気側に着目するところなんですが、今回の問題のように停滞前線の場合は前線付近の温度の南北傾度が小さいことが多く、気温の情報だけでは特定しにくいことが多いです。そこで、寒気は乾燥していることが多く、暖気は湿潤であることが多いことから、特に停滞前線の解析においては等相当温位線の集中帯の暖気側に着目する
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第64回試験・専門知識(a)(気象庁HP:防災情報>2週間気温予報より)2週間気温予報は週間天気予報の先の2週間先まで(8日先から12日先を中心とした各日の5日間平均)について、地点ごとの最高気温、最低気温と地域ごとの日平均気温を毎日(14時30分ごろ)予報されます。したがって、「日毎の日平均気温」すなわち1日ごとではなく、「5日間の平均気温」について予報されますので、下線部の内容は誤りとなります。(b)
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第64回試験・実技試験1・問1前問の問1(3)と同様に、図3(上)に地上の台風中心を重ねてみますと、台風中心から見て北西の方向に値が+195×10-6/sの渦度の極大点が確認できます。次に、問題文では、「ただし、⽅向は台⾵中⼼からの距離が100km未満の場合は「真上」と答えよ。」とありますので、地上の台風中心との距離を確認しますと、概ね緯度2°分、すなわち200km程度の距離で離れていますので「真上」ではないことがわかります
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第65回試験・実技試験1・問3まず、館野の1000hPaにおける空気塊の気温と露点温度を見てみますと、気温が28℃、露点温度が24℃となっています。次にこの空気塊がどこの高さで飽和に達するのか、空気塊は飽和に達するまで気温は乾燥断熱線に沿って上昇し、露点温度は等飽和混合比線に沿って上昇していきますと、ある高さで両者が交差するところができます。この高さのことを「持ち上げ凝結高度」といいます。実際の高さを見ますと940hPa付近となります。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第64回試験・実技試験1・問3まず、湿数とは気温から露点温度を差し引いた温度で表されます。例えば湿数0℃とは気温が露点温度と等しいということですから、言い換えますと空気が飽和している状態であることを表しています。700hPa湿数の予想図では、湿数3℃以下の領域を網掛け域で示されており、それ以外の領域では湿数は6℃ごとに細実線で示され湿数が大きいほど乾燥した領域であることを表しています。そこで、図9(上)において問題文の湿数6℃以
こんばんは。本日、(一財)気象業務支援センターから1月25日に行われました第65回気象予報士試験の問題と解答例が発表されましたので、予定通り、本日から最新の問題を採り上げながら気象予報士試験の合格を目指す皆様と一緒に勉強していきたいと思います。なお、当ブログをご覧になられる方で、これから気象予報士試験の勉強を始められた方もいらっしゃるかと思いますので、簡単にガイダンスさせていただきますと、当ブログは、これから2024年8月予定の試験当日まで「問題編」にてご自身でまず問題を考えてい
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第65回試験・実技試験2・問1まず、専門知識の復習として、下枠の選択肢にある㋐筋状雲、㋑オープンセル、㋒クローズドセルの特徴を確認します。(㋐筋状雲)冬型の気圧配置の日本海をイメージするとわかりやすいですが、強い寒気が相対的に暖かい海水面の上に流れ込みますと、対流圏下層における大気の鉛直安定度が小さくなり対流雲が発生します。この対流雲が対流圏下層での風向に沿って、積雲や雄大積雲から多数構成する筋状の雲列のパターンを「筋状雲
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第64回試験・一般知識まず、問題に入る前に混合比と水蒸気圧と相対湿度について簡単に触れておきたいと思います。はじめに混合比は式で表しますと、混合比(w)=水蒸気の質量/乾燥空気の質量で表されます。これを湿潤空気の気圧(p)、水蒸気圧(e)、乾燥空気の分圧(p-e)で表す場合の混合比(w)は、w=0.622×(e/p-e)ふつうe/pは0.04を越えることはなく、つまり水蒸気圧は湿潤空気の気圧より2桁小さく、分母のeは省略
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第65回試験・一般知識温帯低気圧の発達について「一般気象学」p183の図7.14『温帯低気圧の発達の模式図』を見ながら考えてみます。特に「急速に発達中」とある第2期に着目しますと、発達中の温帯低気圧において、地上の低気圧中心は上層の気圧の谷の東側にあることがわかります。別の言い方をしますと、地上の低気圧中心と上層の気圧の谷を結んだものを「気圧の谷の軸」とよんでいるのですが、「気圧の谷の軸が上空にいくほど西に傾いている。(西傾
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第65回試験・実技試験1・問1問題文は一見しますと結局何を求めている内容なのかわからなくなる感じですが、このような時は解答用紙の解答欄を見ながらよく読みますと整理しやすいと思います。この問題の求めている解答を整理しますと、台風の中心から概ね150海里の範囲内における、①700hPa鉛直流の特徴②700hPa湿数の特徴③500hPaと850hPaで共通する気温分布の特徴の3点になります。【700hPa鉛直流】図3(下)を用いて
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第65回試験・専門知識(a)数値予報における全体のフローを簡単に示してみました。今回の問題はこの図の上の部分、観測値の品質管理と客観解析の部分についての内容になります。まず、入電した気温や風などの観測値の取り扱いについてですが、上図に示していますように、入電した観測データは品質管理を受けることになります。観測データの品質を一定期間モニタリングをした結果、第一推定値と比較して定められた基準より誤差が大きい観測値は信頼性の
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第64回試験・専門知識今回は、本文を読みながら(a)〜(d)に入る適切な語句を考えてみます。(第一段落)インド洋赤道域ではインドモンスーンn影響で季節によって風向が変わるが、平常時には図Aで示されるように、平均的には弱い西風が吹いている。このため、インド洋熱帯域の(a)では海面下百数十メートルまでの表層に暖かい海水がやや厚めに分布している。とあります。(気象庁HP:各種データ・資料>地球環境・気候>エルニーニョ/ラニーニ
こんばんは。今回の一般知識は、気象庁が公表している日本域の気候の長期変動の評価結果について述べた文の正誤を判断する問題です。こうした気候変動の資料に基づいた設問の対策はなかなか手が行き届きにくいですが、考察編では参考の資料について付記しますので、この機会に過去問題と合わせて学習しておきましょう。次回、一緒に考えてみたいと思います。第64回試験・一般知識※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。14日分の考察編は次回更新
こんばんは。今回は気象庁が発表する警報の危険度分布(キキクル)についての問題です。12時間降水量が141mmに達するような大雨が陸上に予想される場合に3種類のキキクルn監視が必要であるとし、それぞれのキキクルについて、対象とする災害名と危険度の判定に用いる指数名を解答せよ、という問題です。専門知識で学習する内容ですが、おさらいとしてこの機会に確認しておきましょう。次回、一緒に考えてみたいと思います。第64回試験・実技試験1・問3(2)※記事中の問題文及び図表は一般財団
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第65回試験・一般知識今回は、「一般気象学」p242、『海陸風に伴う気温・等圧面・流れの分布の模式図』を見ながら海陸風とは何かについて簡単に触れておきたいと思います。陸面と海面が同じ日射を受けても、その粗度や熱的な性質が異なるため、表面温度の日変化に違いが生じます。すなわち、図の左側の昼の場合、陸面の温度は海面の温度よりも高くなり、その上の大気境界層の温度をより高温にすることで、陸上の気圧は、海上の気圧よりも低く
こんばんは。今回は図2の気象衛星赤外画像についての問題です。①では、200hPa〜300hPa付近を流れるジェット気流が朝鮮半島付近から千島近海にかけて解析されているとし、雲の分布から東経130°線上の位置を推定し、なおかつそのように推定した根拠を述べよ、という内容です、専門知識で学習した内容を思い出してジェット気流がある場合にその近傍の雲域のどこに推定されるのか考えてみましょう。次回、一緒に考えてみたいと思います。第64回試験・実技試験1・問1※記事中の問題文及び図表は一
こんばんは。今回の一般知識は、大気の力学から温度移流についての問題です。今回の学科試験の中では難問だったと試験直後から問題と解答に発表の間、ちらほら伺っていましたが、地衡風、温度風、温度移流とは何かについて触れながら、問題の何が難しかったのかを中心に次回、一緒に考えてみたいと思います。第64回試験・一般知識※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。24日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第44回試験・専門知識(a)(阿保敏広2006『高層気象観測業務の解説(改訂版)』(財)気象業務支援センターを基に作成)対流圏界面の定義の理解が問われています。対流圏界面の定義は世界気象機関(WMO)により、「高度が500hPa以上の高さであり、ある面の気温減率が2.0℃/kmまたはそれ以下に下がりその面から2km高い範囲内のすべての気温減率が2℃/kmを超えない層の最下面。」と定義されています。つまり、気温減率が1kmにつき2℃以
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第38回試験・専門知識まず、(a)~(c)の降水エコー図の特徴から見てみたいと思います。(a)大小の団塊状の降水エコーが北東-南西の走向で帯状に延びています。所々で降水強度が強い箇所も見られることから、対流性の降水であることが推測されます。またこの帯状の降水エコーが南東進するなら、寒冷前線によるものではないかと考えることができますが、あとでその特徴が地点A(高田)のウインドプロファイラの観測で見られるかどうか念頭に置いておきます。(
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第64回試験・専門知識(a)初めに、「一般気象学」p177、図7.10「東西風の南北鉛直分布」およびp178、図7.11「1997年2月1日の300hPaにおける風速分布」を見ながら考えてみます。中緯度の偏西風帯において、その対流圏上層で偏西風が強い部分があり、これを「ジェット気流」とよんでいます。このジェット気流には一般的に「亜熱帯ジェット気流」と「寒帯前線ジェット気流」の2つに分類されています。亜熱帯ジェット気流は南北両半球の
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第64回試験・専門知識(a)(気象庁HP:令和5年度数値予報解説資料集p51より)パラメタリゼーションは数値予報モデルにおいて、格子スケールより小さい、すなわち時間・空間分解能以下(サブグリッドスケール)の現象(物理過程)が、格子点の物理量に影響する集団効果を見積り、格子点の物理量に反映させる手法のことで、数値予報において予報精度を高めるための重要な作業になります。全球モデルでは、積雲の効果をパラメタリゼーションに取