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こんばんは。早速ですが、前回の続きを考えてみます。第65回試験・実技試験1次に、『台風第XX号には(⑥)警報が発表されており、停滞前線付近の波線で囲まれた領域には(⑦)警報が発表されている。』とあります。(気象庁HP:知識・解説>天気図について>アジア太平洋域実況天気図の説明より)まず、台風XX号についてですが、台風の南側に全般海上警報を示す[TW]の記号があります。これは上の一覧より海上台風警報で、台風による風が最大風速64ノット以上であることを表しています。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第65回試験・専門知識(a)まず初めは、超音波式積雪計の設置環境についてですが、気象観測ガイドブックp47の、(2)設置環境(良い例、悪い例)③④において、これに関連する記述があります。したがって、下線部の内容は正しいとなります。(b)次に、風向風速計の設置環境についてですが、気象観測ガイドブックp26の、(2)設置環境(良い例、悪い例)②において、「また、屋上に設置する場合は風邪の乱れが小さい建物の中心付近に設置します。」との
こんばんは。今回の一般知識は、大気の力学より、図の3地点A、B、Cにおいて観測された水平風の風ベクトルから得られる絶対渦度の鉛直成分の大小関係を求める問題です。「絶対渦度」とは何だったか、その上で絶対渦度の鉛直成分をどのように求めるのか、初めは複雑に感じるかもしれませんが計算に慣れておきましょう。次回、一緒に考えてみたいと思います。第66回試験・一般知識※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。23日分の考察編は次回更新の予定で
こんばんは。先月の8月23日に行われました第66回気象予報士試験の解答例が9月2日の予定通り、気象業務支援センターから発表されましたので、当ブログ「てるてる風雲録」も本日から、次回2027年1月31日に行われる第67回気象予報士試験直前まで、今回の試験問題を中心に採り上げ、考えてみたいと思いますので、宜しくお願いします。今現在、受験勉強をされていて次回の合格を目指しておられる方はもちろん、これから受験を考えておられる方で勉強を始められるきっかけとして当ブログを利活用いただければ大変うれしく
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第64回試験・専門知識(気象庁HP知識・解説>降水ナウキャスト、降水短時間予報より)気象庁では、2018年6月から、新しいスーパーコンピュータの運用に伴い、降水短時間予報をそれまでの「1~6時間先まで」から、「15時間先まで」に延長されました。現在の降水短時間予報は、「1~6時間先まで」と「7時間から15時間先まで」とで発表間隔や予測手法が異なっています。「1~6時間先まで」は10分間隔で発表され、各1時間
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第65回試験・一般知識まず初めに、傾度風平衡とは何かについて簡単に触れておきたいと思います。問題の図は低気圧の例ですが、等圧線が円形をなしている場合には風はどのような風が吹くかを考えてみますと、問題の図のように中心ほど周囲より気圧が低くなっている低気圧と、中心から外側へ向かって気圧が高くなっている高気圧の2通りがあり、風は等圧線に対して平行に吹くのですが、等圧線が曲率を持っているために風の流れも曲がることになります。このとき地衡風と
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第65回試験・専門知識3つの異なる年の2月の天候について、その3つが「冬型の気圧配置が例年より強かった年」、「北海道付近は低気圧の影響を受けやすく暖かい空気が流れ込みやすかった年」、「冬型の気圧配置が例年より持続しなかった年」としたときにまず、図A、B、Cにおいてどれに該当するのか考えてみます。(図A)平均気温平年偏差では全国的に気温が高く、特に東北から山陰にかけての日本海側において日照時間が長い傾向を示している特徴から、「冬型の
こんばんは。今回の一般知識は大気の熱力学から、容積が一定の容器Aと容積が可変する容器Bを密着させて熱交換させた時の体積の増加量を求める計算問題です。難しいと感じたかもしれませんが、大気の熱力学で学習する内容を駆使しながら求める良問と思いますので繰り返し解きながら知識を用いた実践に慣れておきましょう。次回、一緒に考えてみたいと思います。第66回試験・一般知識※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。11日分の考察編は次回更新の予定
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第65回試験・専門知識(a)流域雨量指数とは、河川の上流域に降った雨により、どれだけ下流の対象地点の洪水危険度が高まるかを把握するための指標です。流域雨量指数は、全国の約20,000河川を対象に、河川流域を1km四方の格子(メッシュ)に分けて、降った雨水が、地表面や地中を通って時間をかけて河川に流れ出し、さらに河川に沿って流れ下る量を、タンクモデルや運動方程式を用いて数値化したものです。流域雨量指数は、各地の気象台が発表する洪
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第64回試験・一般知識まず初めに、三角比について復習しておきたいと思います。直角三角形ABCがあるとします。点Aにおける角度がαであるとき、横辺ACの長さ/斜辺ABの長さという比の値のことをcosα(コサインα)といいます。同様に、縦辺BCの長さ/斜辺ABの長さという比の値のことをsinα(サインα)、縦辺BCの長さ/横辺ACの長さという比の値のことをtanα(タンジェントα)とい
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第66回試験・一般知識(a)「一般気象学」p22の図2.1、『温度の高度分布と大気層の区分』およびp251の図9.1、『1月における経度平均温度の緯度高度分布』に着目しますと、中間圏界面付近にあたる高度80km付近では、1月において、夏極にあたる南半球では気温が低く、冬極の北半球で気温が高いことが分かります。7月ではこの逆となります。この理由について「一般気象学」p254の図9.4、『中層大気のラグランジュ的子午面循環の模式図
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第65回試験・一般知識(a)海塩粒子などの、水溶性のエーロゾルを凝結核として形成された微小の水滴は、化学物質が溶けた水、すなわち溶液として存在しています。この溶液に対する飽和水蒸気圧は純粋な水に対するそれよりも低い性質を持ちます。具体的に「一般気象学」p85にある内容を要約しますと、純水に対する飽和水蒸気圧は20.6hPaであるのに対して、純水1kgに0.1kgの食塩が溶けた溶液に対する飽和水蒸気圧は19.6hPa、0.3kgの食
こんばんは。実はこの問題、7月13・14日の夏期講習で取り上げた問題と類似した内容なんですが、ご覧になって復習された方は正解できたのではないでしょうか。では問題を考えてみたいと思います。第66回試験・一般知識(a)(2026.07.14第23回試験・一般・問6(考察編)受験時代のノートより)まず初めは、「温度と気圧が同じ」つまり同温・同圧の下での湿潤空気塊と乾燥空気塊の密度の大小関係はどうかということですが、水蒸気を含んでいる湿潤空気の方が重いのでは?というイメ
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第65回試験・実技試験2まず、今回の問題の「フェーン現象」とは何かについて、簡単に触れておきたいと思います。フェーン現象とは、気流が山を越えることによって風下側の気温が上昇する現象のことをいいます、強風を伴って、湿度が低下して乾燥するため、火災が発生する原因になることがあります。そこで、図3(下)の拡大図と図5の地形図を見ながら考えてみますと、着目点は鉛直流と風向、そして気温の特徴を知ることで、これらの3点からフェーン現象が説明で
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第65回試験・専門知識(a)竜巻発生確度ナウキャストとは、本文にあります通り、竜巻やダウンバーストといった激しい突風が今にも発生する(または発生している)可能性の程度を推定するもの、つまり「発生する可能性の程度」を発生確度とよんでいるのですが、発生確度を10km格子単位で解析し、1時間後までの予測を10分ごとに更新して発表しています。(気象庁HP知識・解説>竜巻・ダウンバースト・ガストフロント>気象ドップラーレーダーによる観
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第65回試験・一般知識【仮温度】仮温度とは、「ある湿潤空気に対して、同じ圧力、同じ密度をもつ乾燥空気の温度」と定義されます。これは、湿潤空気を同じ圧力、同じ密度をもつ乾燥空気にいわば置き換える操作を行うことを意味するのですが、どういう操作を行うのでしょうか。まず初めは仮温度について考えてみます。温度と圧力が同じの湿潤空気と乾燥空気の2つの空気塊があるとします。温度と圧力が同じなのですから2つの空気塊を分子量で見た場合に何が違うのか
こんばんは。今回の専門知識は、アンサンブル予報についての問題です。アンサンブル予報とは何か、どのような手法で行われているのか、問題を通して次回、一緒に考えてみたいと思います。第66回試験・専門知識※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。21日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第65回試験・実技試験2まず、図7(上)の「3列の上昇流域」と東経135°の位置関係を加筆してみました。つまり、この3つの上昇流域に対応する強風軸の東経135°における高度を3つ低い方から順に答えよ、という問題になります。次に、図5(上)の500hPa高度・渦度12時間予想図より問題文の12時間後における「500hPa強風軸」とはどの図のどの部分に着目するのか考えてみます。この「渦度」というのは一般知識の大気の力学で学習する内容で
今朝の「DayDay.」で澁谷善ヘイゼルアナウンサーが気象予報士試験に挑戦している様子が放送されました。結果は、不合格不合格は、実技試験現状では、一般知識と専門知識は合格済み(ダブル合格)です。今後は8月の実技試験で合格を目指すそうです。私の知り合いのソムリエさんは、一つランクが上のソムリエエクセレンスに、去年50歳で合格しました。たぶん5回くらい挑戦しています。こちらも大変な難関で、合格率は数%、毎年数人の合格人だったそうです。一昨年は、筆記と2次試験を合格。その時、実技は不
便利な使い方があるのだろうか…三角定規は100円均一で買いました。平行線が引きやすいように透明で方眼が印刷されたものにしました
こんばんは。今回の一般知識は法規の最後、災害対策基本法からの問題です。問題では、災害対策基本法第60条第1項から第3項についてまとめた文中の空欄に穴埋めする形で、(a)〜(c)に入る適切な語句の組み合わせを選ぶ内容です。気象業務法およびその関連の法規以外の問題については近年このタイプの問題が続いていますが、過去の災害対策基本法の問題で頻出の条文、及び水防法や消防法も押さえておきましょう。次回、一緒に考えてみたいと思います。第64回試験・一般知識※記事中の問題文及び図表は
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第64回試験・実技2・問2まず、問題文に「気圧の分布が、過去3時間、東シナ海の低気圧と同じ移動方向と速さで移動したものとしたとき」とありますので、移動距離は、15×3=45(海里)となります。次に、そのように移動した場合、鹿児島を挟んだ1012hPaと1016hPaの等圧線間の距離は図上で20mm、緯度10°=600海里の図上の距離は40mmとしますと、実際の距離は300海里と読み取れ、300海里で4hPa低下すること
こんばんは。今回は、図9(下)の18時に描かれている四角枠の範囲内において993hPaの等圧線を1本破線で記入し、また気圧が993hPaより低い範囲内に見られるシアーラインを1本太い実線で記入せよ、という内容の問題です。今回の作図のポイントは何か、次回、一緒に考えてみたいと思います。第65回試験・実技試験2・問3(1)解答図はこちら→気象業務支援センターHP「過去の試験問題」問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。6日分の考察編は次
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第65回試験・専門知識(a)まず、「予報誤差(RMSE)」について、第65回試験・専門・問12を振り返ってみます。なお具体的な計算方法などにつきましては問12の投稿を参照してください。二乗平均平方根誤差(RMSE)とは、予報誤差の標準的な大きさを示すものです。算出の手順としては、①予報値と実況値の差を2乗したものを、②積算して③予報回数で割り、④さらにその平方根をとって求めることができます。これも平均誤差と同様、0が最良で値
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第64回試験・実技試験1・問3(3)今回の問題は、気象学における温帯低気圧に伴う「コンベアーベルトモデル」について問われる、おそらく初めての問題になります。まず、問題に入る前にこの「コンベアーベルトモデル」とは何かについて学びましょう。【モデルの概要】気象学におけるコンベアーベルトモデル(またはコンベアベルトモデル)は、主に温帯低気圧に伴う三次元的な大気の流れを説明するために用いられる概念的なモデルです。これは、空気塊が温
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第65回試験・専門知識今回のケースは日最高気温ですが、気温の他に、降水量、降雪量、風速といった具体的な数値で示す予報のことを、「量的予報」とよんでいます。この量的予報の精度評価には、平均誤差(ME)と二乗平均平方根誤差(RMSE)が用いられています。平均誤差(ME)とは、実況値から見た、予報値の系統的な偏りを示す指数のことをいいます。具体的には、予報値と実況値との差を求め、そのそれぞれの差を積算したものを予報回数で割ることによって求め
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第65回試験・専門知識(a)まず、本文中の「水蒸気の混合比が高度によらずほぼ一様な対流混合層」について「一般気象学」p155図6.24「地方時の正午ごろ、大気境界層内の温度、温位、風速、混合比の高度分布の模式図」を見ながら考えてみます。上図はその飽和水蒸気圧の値について模式的にグラフで表したものです。このグラフからわかることは、飽和水蒸気圧の値は温度が高温になるにつれて空気中に多くの水蒸気を含むことができることです。す
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第66回試験・専門知識(a)数値予報の計算における数値予報モデルの初期値は客観解析から作成されていますが、この初期値には、観測誤差などの影響でわずかな誤差が含まれています。このため、仮に数値予報モデルが完全なものであるとしても、その初期値に含まれるわずかな誤差が時間とともに増大し予測結果に大きく影響してしまいます。この結果、総観スケール現象の予測可能な時間は2週間程度といわれており、予報には限界があることになるわけです。このように一つの初期
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第64回試験・実技試験2・問4(1)⑦㋐まず、⑤の考察に基づいて、11日9時における仮の推定位置を求めてみます。⑤の考察では、移動方向が北東(東北東)、速さが25ノットと求められました。問題では、その24時間前の11日9時における仮の推定位置を求めますので、北東(東北東)とは逆方向の南西(西南西)に向かって図上で20mm/12hの2倍の40mm/24hに延ばしてみますと、北緯28°東経132°と求められます。なお気象業務支
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第65回試験・実技試験1中国山地と台風でイメージとして「広戸風」を思い出しましたが、今回は直接的な関係はありません。広戸風については第39回試験・実技試験2で出題されていますのでチャレンジしてみてください。さて、鳥取県において降水量が多くなった理由ですが、まず、「台風の経路との関係」というところから考えてみます。図11に着目しますと、台風の経路は問6(1)の結果より、24時間前の中心位置から潮岬の東側を通過し、問5(2)で