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こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。今回は考察が長くなりそうなので、①〜⑤を前半、⑥〜⑫を後半に分けることにしました。第65回試験・実技試験1今回と次回は、本文を読みながら空欄に入る適切な語句、数値などを考えてみます。まず、『図1によると、潮岬の南東110kmには中心気圧975hPaの(①)(②)台風第XX号があって北西へ6ノットの速さで進んでいる。』とあります。今回の実技試験1は、2023年8月14日21時を初期時刻とする、台風7号(2307号)を主とする内容にな
今朝の「DayDay.」で澁谷善ヘイゼルアナウンサーが気象予報士試験に挑戦している様子が放送されました。結果は、不合格不合格は、実技試験現状では、一般知識と専門知識は合格済み(ダブル合格)です。今後は8月の実技試験で合格を目指すそうです。私の知り合いのソムリエさんは、一つランクが上のソムリエエクセレンスに、去年50歳で合格しました。たぶん5回くらい挑戦しています。こちらも大変な難関で、合格率は数%、毎年数人の合格人だったそうです。一昨年は、筆記と2次試験を合格。その時、実技は不
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第65回試験・一般知識まず初めに、傾度風平衡とは何かについて簡単に触れておきたいと思います。問題の図は低気圧の例ですが、等圧線が円形をなしている場合には風はどのような風が吹くかを考えてみますと、問題の図のように中心ほど周囲より気圧が低くなっている低気圧と、中心から外側へ向かって気圧が高くなっている高気圧の2通りがあり、風は等圧線に対して平行に吹くのですが、等圧線が曲率を持っているために風の流れも曲がることになります。このとき地衡風と
こんばんは。先月の8月23日に行われました第66回気象予報士試験の解答例が9月2日の予定通り、気象業務支援センターから発表されましたので、当ブログ「てるてる風雲録」も本日から、次回2027年1月31日に行われる第67回気象予報士試験直前まで、今回の試験問題を中心に採り上げ、考えてみたいと思いますので、宜しくお願いします。今現在、受験勉強をされていて次回の合格を目指しておられる方はもちろん、これから受験を考えておられる方で勉強を始められるきっかけとして当ブログを利活用いただければ大変うれしく
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第64回試験・一般知識(a)(気象庁HP:各種データ・資料>地球環境・気候>温室効果ガス>二酸化炭素>大気中二酸化炭素濃度の経年変化より)図は気象庁の綾里、南鳥島、与那国島の各観測点における大気中二酸化炭素濃度及び年増加量の経年変化を示しています。これによりますと、直近では各観測点も大気中の二酸化炭素濃度は400ppmを超えていますが、500ppmは超えていないことがわかります。したがって、本文の内容は誤りとな
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第65回試験・一般知識空気中では、その空気を構成する窒素や酸素、二酸化炭素などの原子や分子に加えて、雲粒やエーロゾルといった微粒子が浮かんでいます。太陽光線が入射してこれらに衝突しますと、いろんな方向に反射されて進んでいきます。このことを散乱とよんでいます。電磁波に衝突する粒子の大きさが、電磁波の波長の約1/10以下と十分に小さいときに起こる散乱を「レイリー散乱」とよんでいます。太陽光線に対して衝突する粒子の対象が空気を構成する原子や分
こんばんは。今回は、前回に引き続いて(1)の④⑤⑥の問題をまとめて次回、一緒に考えてみたいと思います。第64回試験・実技試験2・問4※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。16日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第65回試験・実技試験1・問3まず、館野の1000hPaにおける空気塊の気温と露点温度を見てみますと、気温が28℃、露点温度が24℃となっています。次にこの空気塊がどこの高さで飽和に達するのか、空気塊は飽和に達するまで気温は乾燥断熱線に沿って上昇し、露点温度は等飽和混合比線に沿って上昇していきますと、ある高さで両者が交差するところができます。この高さのことを「持ち上げ凝結高度」といいます。実際の高さを見ますと940hPa付近となります。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第66回試験・専門知識(a)(「気象庁の数値予報モデルが対象とする気象現象の水平及び時間スケール」気象庁HP:知識・解説>数値予報>気象に関する数値予報モデルの種類より)全球モデル(GSM)は、2023年3月より格子間隔が20kmから13kmに改良されましたが、この格子間隔13kmの空間分解能以下の小さなスケールの積雲や乱流のほか、放射、水の相変化などといった物理過程は直接表現することはできません。かといって、これらの
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第65回試験・専門知識(a)数値予報における全体のフローを簡単に示してみました。今回の問題はこの図の上の部分、観測値の品質管理と客観解析の部分についての内容になります。まず、入電した気温や風などの観測値の取り扱いについてですが、上図に示していますように、入電した観測データは品質管理を受けることになります。観測データの品質を一定期間モニタリングをした結果、第一推定値と比較して定められた基準より誤差が大きい観測値は信頼性の
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第65回試験・一般知識【仮温度】仮温度とは、「ある湿潤空気に対して、同じ圧力、同じ密度をもつ乾燥空気の温度」と定義されます。これは、湿潤空気を同じ圧力、同じ密度をもつ乾燥空気にいわば置き換える操作を行うことを意味するのですが、どういう操作を行うのでしょうか。まず初めは仮温度について考えてみます。温度と圧力が同じの湿潤空気と乾燥空気の2つの空気塊があるとします。温度と圧力が同じなのですから2つの空気塊を分子量で見た場合に何が違うのか
便利な使い方があるのだろうか…三角定規は100円均一で買いました。平行線が引きやすいように透明で方眼が印刷されたものにしました
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第66回試験・一般知識(a)一般的に氷晶核の数は、水蒸気を凝結させる働きをする凝結核の数よりもずっと少なく、このため実際の大気中では、巻雲や巻積雲といった上層雲でエーロゾルの助けを借りず、過冷却水滴が-40℃以下で自発的に凍結することによる雲粒で構成されることがあります。したがって、本文の内容は誤りとなります。(b)「一般気象学」p93にもありますが、大気中の氷晶核は主に大気中に舞い上がった土壌粒子中のカオリナイトなど
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第64回試験・実技試験1・問1「8日21時には、200hPa〜300hPa付近を流れるジェット気流が朝鮮半島から千島近海にかけて解析されている。」ということで、これが図2の気象衛星赤外画像でどのような形で表れているのか見てみますと、九州南部の台風に伴う雲域があって、その北側にある主に巻雲で構成される細長い筋状の上層雲朝鮮半島北部から沿海州まで延びており、そこから千島近海にかけては不明瞭にはなりますが、ジェット気流の存在を示唆する雲が認めら
こんばんは!本日は9月5日に受検したG検定の合格発表日でした手応えがあったので心配はしていませんでしたが、無事に合格できましたトータルの正答率は9割ぐらいでしょうか。今回は難易度が高かったものの合格率を80%に調整したと推測され、合格ラインは公表されていませんが例年の7割超よりも低く、6割程度の正答率でも合格の報告があったほどですそう考えるとかなり余裕を持って合格できたようですちなみに、G検定の合格者の年齢は50〜54歳がボリュームゾーンとのこと。マラソンと同じでしょうか。IT系の資
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第64回試験・専門知識初めに、水蒸気画像の特徴について簡単に触れておきたいと思います。大気中の水蒸気は波長が6.5~7.0μmの赤外線をよく吸収し、またその吸収した赤外線の一部を再放射する性質があります。水蒸気画像は、気象衛星ひまわりに搭載されている水蒸気帯センサよりその赤外線を観測することによって、対流圏の上層~中層における水蒸気量の多い領域と少ない領域を判別しています。上〜中層の水蒸気量が多い場合、地上や大気下層
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第65回試験・実技試験1前線とは一般的に、寒気と暖気の境界を意味します。そのため前線の位置を特定するには気温の分布から等温線の集中帯の暖気側に着目するところなんですが、今回の問題のように停滞前線の場合は前線付近の温度の南北傾度が小さいことが多く、気温の情報だけでは特定しにくいことが多いです。そこで、寒気は乾燥していることが多く、暖気は湿潤であることが多いことから、特に停滞前線の解析においては等相当温位線の集中帯の暖気側に着目する
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第64回試験・実技試験1・問3(2)まず初めに危険度分布(キキクル)の概要についてですが、危険度分布(キキクル)は、大雨警報や洪水警報が発表されたときや、強い雨が降ってきたときに、どこで土砂災害や浸水害、洪水災害の危険度が高まっているか、その危険度を地図上で5段階に色分けして表示したもので、土砂災害の「土砂キキクル」、、浸水害の「浸水キキクル」、洪水災害の「洪水キキクル」の3種類あります。土砂キキクル(大雨警報(土砂災害)の危険
こんばんは。今回の一般知識は、大気の力学より、図の3地点A、B、Cにおいて観測された水平風の風ベクトルから得られる絶対渦度の鉛直成分の大小関係を求める問題です。「絶対渦度」とは何だったか、その上で絶対渦度の鉛直成分をどのように求めるのか、初めは複雑に感じるかもしれませんが計算に慣れておきましょう。次回、一緒に考えてみたいと思います。第66回試験・一般知識※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。23日分の考察編は次回更新の予定で
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第64回試験・実技試験2・問4(1)④まず、図1と図10(下)を用いて、初期時刻の東シナ海にある低気圧の、12時間後までの移動方向と速さを求めてみます。図1から東シナ海にある低気圧の中心位置を写し、図10(下)の地上12時間予想図に重ねてみますと、移動方向は16方位で東北東に移動していることがわかります。次に、移動の速さですが、図上で測った距離を10mm、緯度10°の距離が図上で40mm、実際の距離で600海里としますと、移動の距離は1
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第66回試験・一般知識まず、問題に入る前に、「絶対渦度」とは何かについて考えてみます。簡単のため、われわれが今、北極にいるとしましょう。例えば北極に相対渦度0、すなわち、地表面に対する空気の回転の度合いが0の空気塊があるとします。相対渦度0では地表面に対して空気塊が全く動いていない状態ではありますが、その空気塊が今度は北極の真上の宇宙空間から見た場合にどう見えるのか、地表面に対して全く動いていないのですから、宇宙から見ると地球にくっ
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第64回試験・実技試験1・問3(3)今回は、図8および図9(下)を参考に24時間後の地上低気圧に伴う地上前線の前線を解答図の枠線まで延びているものとし、前線記号を付して記入せよ、という内容で考えてみます。まず、図9(下)の850hPa相当温位、参考程度に700hPa面の鉛直流の分布から前線解析で着目する要素として、等相当温位線の集中帯の南縁(暖気側の縁)と風のシアー、および上昇流域を参考にします。次に、地上低気圧が閉塞している
こんばんは。今回は、図7の館野の状態曲線を使った問題です。館野の1000hPaにある空気塊が、断熱的に東日本の脊梁山脈を越えて新潟県の1000hPaに達したときの気温と相対湿度を求める内容です。フェーン現象を状態曲線(エマグラム)を用いてそのように操作して求めるのか、次回、一緒に考えてみたいと思います。第65回試験・実技試験1・問3問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。21日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第65回試験・専門知識初めに、水蒸気画像、赤外画像、可視画像の各画像について触れておきたいと思います。【水蒸気画像】まず水蒸気画像の特徴についてですが、大気中の水蒸気は波長が6.5~7.0μmの赤外線をよく吸収し、またその吸収した赤外線の一部を再放射する性質があります。水蒸気画像は、気象衛星ひまわりに搭載されている水蒸気帯センサよりその赤外線を観測することによって、対流圏の上層~中層における水蒸気量の多い領域と少ない領域を判別して
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第66回試験・一般知識(a)「一般気象学」p22の図2.1、『温度の高度分布と大気層の区分』およびp251の図9.1、『1月における経度平均温度の緯度高度分布』に着目しますと、中間圏界面付近にあたる高度80km付近では、1月において、夏極にあたる南半球では気温が低く、冬極の北半球で気温が高いことが分かります。7月ではこの逆となります。この理由について「一般気象学」p254の図9.4、『中層大気のラグランジュ的子午面循環の模式図