ブログ記事15件
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第59回試験・専門知識(a)本文の通りですが、数値予報の流れにおいて、前回の計算で得られた予報値のことを「第一推定値」とよんでおり、客観解析では、その第一推定値を観測値によって処理を行い、その修正量は観測値と第一推定値のそれぞれが持つ誤差の大きさなどを考慮して解析値を決定しています。したがって、本文の内容は正しいということになります。(b)(気象庁HP:数値予報解説資料集(令和4年度)p37より)客観解析(データ同化
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第63回試験・専門知識(a)数値予報における全体のフローを簡単に示してみました。今回の問題はこの図の上の部分になる客観解析の部分についての内容になります。まず、入電した観測データの取り扱いについてですが、上図に示していますように、入電した観測データは品質管理を受けることになります。観測データの品質を一定期間モニタリングをした結果、第一推定値と比較して定められた基準より誤差が大きい観測値は信頼性の低いデータと判断され客観解析
こんばんは。今回の専門知識は、数値予報から、客観解析における観測データの取り扱いについての問題です。観測データは日々、アメダスなどの地上気象観測やラジオゾンデなどの高層気象観測によって入電されてくるわけですが、そのデータは果たして常に高い精度と言えるのか、またそうとは限らない場合に数値予報ではどのような処理が行われるのか問題を通して次回、一緒に考えてみたいと思います。第63回試験・専門知識問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。24日