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こんばんは。今回は、図7の館野の状態曲線を使った問題です。館野の1000hPaにある空気塊が、断熱的に東日本の脊梁山脈を越えて新潟県の1000hPaに達したときの気温と相対湿度を求める内容です。フェーン現象を状態曲線(エマグラム)を用いてそのように操作して求めるのか、次回、一緒に考えてみたいと思います。第65回試験・実技試験1・問3問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。21日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第64回試験・実技試験2・問3前問の(2)①で、名瀬における前線面は850hPa(840hPa、860hPa)にあることがすでにわかっています。次に②より「湿数は、前線面から920hPaまでは小さく、それより下層は高度が低いほど大きい。」ということでした。また問題では「ただし、前線面は等温位面に沿って分布しているものとする。」とはどういうことかということですが、ある
こんばんは。今回は、図6と(1)①②の結果に着目して、10日21時において、名瀬と地上の前線との南北の位置関係を答えよ、という問題です。但し書きとして、「前線面は等温位面に沿って分布している。」としていますが、どういうことか、次回、一緒に考えてみたいと思います。第64回試験・実技試験2・問3(1)※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。31日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第64回試験・実技試験2・問3(1)前問の(1)①では最も低い前線面の高度は安定層の上端にあたる850(840、860)hPaであることがわかりました。この前線面の高度から下層において、湿数がどうのような分布を示しているのか、見てみますと、前線面から920hPaまでは、湿数がほぼ0で小さく、920hpaより下層では、地表面付近に近くなるほど湿数が大きくなっていることがわかります。したがって、以上を40字程度にまとめますと、前線
こんばんは。今回は、①で求めた前線面より低い高度における湿数の鉛直分布の特徴を答えよ、という問題です。前問の考察で少し触れてしまいましたが、①が解答できていれば、40字程度で述べる問題ですが、素直に述べれば難しくないと思います。次回、一緒に考えてみたいと思います。第64回試験・実技試験2・問3※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。29日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第64回試験・実技試験2まず初めに、前線面とはどの部分を指すのか、「一般気象学」p71、図3.13、「湿潤空気の静的安定性」を見ながら考えてみます。前線面とは、主に寒気と暖気の異なる気団が接する面のことをいいます。その前線面が地上に接しているところを前線とよんでいます。上に温暖前線面を例として簡単な模式図を描きましたが、左側の図の青い矢印でそれぞれ示しているところです。では、これを状態曲線(エマグラム)で見た場合、温暖
こんばんは。今回から図1の名瀬における前線についての問題です。まず初めの①では図6を用いて最も低い高度にある前線面の高度を解答し、そのように判断した理由を答えよ、という内容です。過去にも類似した問題が問われていますので、今回の問題も確実に押さえておきましょう。次回、一緒に考えてみたいと思います。第64回試験・実技試験2※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。27日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第64回試験・実技試験1・問2今回は、「一般気象学」p69、図3.11、「エマグラム上で、熱力学のいろいろな量の間の関係」を参考にしながら、図4で実際に970hPaにある空気塊を持ち上げてみましょう。まず、970hPaの空気塊は未飽和ですので気温を乾燥断熱線に沿って、もう一方の露点温度を等飽和混合比線に沿って持ち上げていきます。次に、持ち上げている両者が交差するところで空気塊は飽和に達しますので、この高度が「持ち上げ凝結高度」とな
こんばんは。今回は、図4において、970hPaにある空気塊が断熱的に上昇した時の「持ち上げ凝結高度」および自由対流高度を超えて上昇した時の浮力がなくなる高度をそれぞれ求め、さらに上昇の過程で形成される可能性が高い雲の種類を十種雲形で答えよ、という問題です。今回も一般知識の大気の熱力学の復習ですが、今度はこのエマグラムを使って、実際に手を動かして、「持ち上げ凝結高度」、「自由対流高度」、自由対流高度を超えて上昇した時の浮力がなくなる高度、すなわち「中立浮力高度」をきちんと理解しているか確認
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第64回試験・実技試験1・問2まず、状態曲線(エマグラム)のある気層において、問題文の「大気の成層状態」について問われた場合ですが、エマグラムには、乾燥断熱線、湿潤断熱線、等飽和混合比線が引かれています。このうち、乾燥断熱線の傾きと湿潤断熱線の傾きに対して、ある気層の温度減率の傾きがどんな傾きを示しているかを見ることによって、「絶対安定」、「絶対不安定」、「条件付き不安定」を判断します。そこで一般知識の大気の熱力学の復習、「一般
こんばんは。前回は最も下層にある逆転層の下端の高度を読み取りました。今回はその逆転層の下端から970hPaまでの気層の状態を答えて、そのように判断した理由を述べよ、という問題です。35字程度で理由を述べよ、ということですが、難しく考える必要はなく、一般知識の「大気の熱力学」で学んどことを落とし込めば良いだけです。わからなかった方は、一般知識の合否関係なく、大気の熱力学をしっかり復習しておきましょう。次回、一緒に考えてみたいと思います。第64回試験・実技試験1・問2※記事中の問題文
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第64回試験・実技試験1「一般気象学」p71の図3.13、「湿潤大気の静的安定性」の図を見ながら逆転層とは何かを考えます。気温減率が湿潤断熱線よりも小さい場合は安定であるということができ、このような部分が見られる気層のことを「安定層」とよんでいるわけですが、中でも特に高度が上がるにつれて気温が高くなる気温の逆転が見られるケースがあり、このような気層を「逆転層」とよんでいます。これを踏まえて、図4の名瀬の状態曲線(エマグラム)から、
こんばんは。今回からは、図4の8日21時の名瀬の状態曲線(エマグラム)についての問題です。この図を⽤いて、名瀬の上空の⼤気状態に関する問いに答えよ、ということで、最初は状態曲線より最も下層にある逆転層の下端の⾼度を10hPa刻みで読み取ってみましょう。次回、一緒に考えてみたいと思います。第64回試験・実技試験1※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。13日分の考察編は次回更新の予定です。
前回までは平面図での気象解析をメインに扱っていましたが、今回は局地的な大雨や雷などの不安定現象を考える上で重要な、大気の鉛直構造を示したエマグラムと呼ばれる図の読み方について紹介します。空気が上昇すると、周囲の気圧が低くなるため膨張し、気温は低くなります(断熱冷却)。下降したときには逆に気温は高くなる(断熱昇温)ため、気温を気圧に応じて補正することを考えます。ある基準となる気圧面(通常は地上に近く計算しやすい1000hPaを用いる)に換算した気温を温位と呼びます。エマグラムは、こ
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第63回試験・実技試験2・問1(5)まず、第63回試験・実技1・問3(1)でも触れましたが、一般知識に大気の熱力学の復習として、もう一度、一般気象学p72の図3.14、「自由対流高度の説明図」を見ながら考えてみます。条件付き不安定の成層状態において、例えば、地形による強制上昇や日射による地表付近の加熱や風の収束などによる何らかの原因で空気塊が上昇するとき、空気塊が飽和して凝結が始まる高度は「持ち上げ凝結高度」で概ね雲底高度
こんばんは。今回は、館野、鹿児島のそれぞれの地点において、自由対流高度を越えた後、空気塊の浮力がなくなる高度を求めよ、という問題です。先日、第63回試験・実技1・問3でも同様の問題を学習しましたが、すぐに求められるかチャレンジしてみましょう。次回、一緒に考えてみたいと思います。第63回試験・実技試験2・問1(5)問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。12日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第63回試験・実技試験2・問1(5)前問の(5)①において求めた館野の前線面の高度は810hPaでした。この高度は850hPaに位置する前線面よりも高い高度であることがわかります。(5)の問題の後の(6)では前線を解析する問題がありますが、前もって図2の赤外画像及び、図4、図5で850hPa面の前線の走向を見てみますと、ほぼ東西方向に延びており、そのため北側から南側になるほど前線面の高度が低くなっていることがわかります。したがって
こんばんは。前回は館野における前線面の高度を求めましたが、今回はその結果、この前線面が850hPa面では館野の「南」または「北」のどちらに位置するのか解答し、そのように判断した理由を述べよ、という内容の問題です。①の前線面がどこにあたるか理解した上で正解できていれば難なく得点できるかと思います。わからなかった方は、前問についてよく復習した上でチャレンジしてみて下さい。次回、一緒に考えてみたいと思います。第63回試験・実技試験2・問1(5)問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援セン
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第63回試験・実技試験2・問1まず初めに、前線面とはどの部分を指すのかについて触れてみたいと思います。前線面とは、異なる気団が接する面のことをいいます。その前線面が地上に接しているところを前線とよんでいます。上に温暖前線面を例として簡単な模式図を描きましたが、左側の図の青い矢印でそれぞれ示しているところです。では、これを状態曲線(エマグラム)で見た場合、温暖前線面はどの部分にあたるかを示したのが右側の図になります。寒気
こんばんは。今回から①②③に分けて図3の館野及び鹿児島の状態曲線を用いた問題を考えてみます。まず、①では館野における前線面の高度を10hPa刻みで解答し、またそのように判断した理由のうち、気温について述べよ、という内容の問題です。一般知識や専門知識で前線及び前線面について断面で模式的に見た場合について学習しましたが、状態曲線(エマグラム)において、気温の鉛直分布でそれがどのように現れるかについてみてみましょう。次回、一緒に考えてみたいと思います。第63回試験・実技試験2・問1
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第63回試験・実技試験1・問5まず、問題文では、「積乱雲に伴う雨以外の大気現象」とあり、さらに「エコー域付近の大気の成層状態は図7の状態曲線と風の鉛直分布と同じとする。」とあります。すなわち、問3(1)の問題を振り返りますと、成層状態は館野の観測と同じとし、中立浮力高度=雲頂高度と考えて雲頂が450hPa、温度が-24℃に達するほどの積乱雲に伴う大気現象を挙げればよく、したがって解答は、雷、突風(竜巻、ダウンバースト、ガストフロント
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第63回試験・実技試験1・問3まず、館野の風の鉛直分布ということで、図7の右側に着目しますと、本文にある通りなんですが、760hPaより上層の風が概ね西南西55~60ノット、850hPaより下層の風が最下層を除いて南南西45~50ノットと、風向・風速ともに差が鉛直方向に差がみられることがわかります。このことを風に関する気象用語で「鉛直シアー」とよんでいます。したがって、(①鉛直シアー)となります。次に、「一般にこのよ
こんばんは。今回は図7のエマグラムより、館野上空の大気の状態について説明した文の空欄を穴埋めする内容の問題です。エマグラムをよく見て当てはまる語句を考えながら館野上空がどのような大気の状態であることが推定されるのかを学んでいきます。次回、一緒に考えてみたいと思います。第63回試験・実技試験1・問3問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。9日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第63回試験・実技試験1・問3エマグラムでは、気温の線と露点温度の線の鉛直分布によって、ある高度における空気の乾湿がわかるようになっています。ある高度における気温と露点温度との差のことを「湿数」とよんでいますが、気温の線と露点温度の線が大きく離れていれば、湿数が大きく空気が乾燥していることを表し、逆に接近していれば湿数が小さく空気が湿潤であることを表しています。特に目安として湿数が3℃以下の気層が現れている場合はその気層において
こんばんは。今回は図7より、館野上空で相対湿度の最も低い高度を10hPa刻みで解答せよ、という内容の問題です。エマグラムで見た場合に、相対湿度が低い状態とはどういう状態か、それが理解できた上で、実際の相対湿度をどのように求めるのかについて、次回、一緒に考えてみたいと思います。第63回試験・実技試験1・問3問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。7日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第63回試験・実技試験1・問3(1)まず問題へ入る前に、一般知識に大気の熱力学の復習として、一般気象学p72の図3.14、「自由対流高度の説明図」を見ながら考えてみます。条件付き不安定の成層状態において、例えば、地形による強制上昇や日射による地表付近の加熱や風の収束などによる何らかの原因で空気塊が上昇するとき、空気塊が飽和して凝結が始まる高度は「持ち上げ凝結高度」ですが、そこからさらに湿潤断熱線に沿って上昇する空気塊が周囲の温度、つま
こんばんは。今回は、1000hPaにある空気塊についての前回の続きで、今度は自由対流高度とその高度を超えてさらに上昇してはじめて浮力がなくなる高度を求め、さらに浮力がなくなる高度を雲頂とした場合の気温を求めよ、という内容です。自由対流高度と「浮力がなくなる」高度とは何かに触れながら実際に求めてみます。次回、一緒に考えてみたいと思います。第63回試験・実技試験1・問3(1)問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。5日分の考察編は次回更新の
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第63回試験・実技試験1まず初めに、今回の問題を解くにあたって、エマグラムの等飽和混合比線について、簡単に触れておきたいと思います。エマグラムにおいて、細く最も立っている実線がありますが、これは、ある混合比の値をもつ空気が高度(気圧)によって何℃で飽和するのかを示した線で「等飽和混合比線」とよんでいます。例えば図7で10g/kgの混合比を持つ空気があるとしますと、1000hPaでは14℃、900hPaでは12℃、800hPaでは約
こんばんは。今回からは図7の館野の状態曲線(エマグラム)と風の鉛直分布の図を用いた問題です。まず初めは1000hPaの空気塊が、断熱的に自由対流高度を超えて上昇したとして、その空気塊の持ち上げ凝結高度を雲底高度と見なしたときの高度を10hPa刻みで解答し、さらに高度を求めるにあたって用いたエマグラム内の等値線の名称を漢字で解答せよ、という内容です。一般知識の大気の熱力学で学習した内容ですので、これから問われる問3の問題でしっかり確認しておきましょう。次回、一緒に考えてみたいと思います。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第62回試験・実技試験2・問2まず、(A)について見ますと、湿数は全層にわたって湿潤で、図6(上)の予想においても湿数3℃以下の湿潤域と700hPaと一致していること、また地上における風向については、図4(下)の等圧線の走向から北から北西と推定され、状態曲線でも地上付近で弱い北から北西の風向となっていることから、秋田と判断されます。したがって、(A)は秋田となります。次に(B)について見ますと、(2)でも考察しましたように、風向が全層