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こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第56回試験・実技試験1・問4(5)前回の問題では、鹿児島における温暖前線の通過時刻とその時刻に通過したと判断される理由を考えましたが、今回は寒冷前線が通過した時刻およびその時刻に通過したと判断される理由を考える問題になります。前問では、鹿児島において温暖前線が通過した時刻は21時0分で、理由については風と気温に着目して、風が急激に強まり、気温の急上昇が収まったため、ということでした。(問2(5)解答例:10日21時予
こんにちは。キャリアコンサルタント夢現塾の鈴木です本日はJCDA受験者向け実技論述対策についてです。私が受験をする際にも、論述試験は40点を目標に取り組んでいました。多分、多くの受験者様も40点を目標にされているのではないかと思います。論述試験で40点以上取れば、面接試験は50点で合格です。面接試験においても、少し余裕を持って取り組めるのではないでしょうか。論述試験で問われる能力では、論述試験では、どのような能力が問われるのでしょうか私
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第56回試験・実技試験2・問2今回は、初期時刻から24時間後の8日9時の実況の地上天気図(図11)も用いて、初期時刻で同じ8日9時の数値予報の予想(図9)と比較して、相違が見られるとし、図11における本州の南の熱帯じょう乱および北陸付近の低気圧について、図1の初期時刻における台風、もしくは問1(4)③で解析した850hPa面の前線との関連をそれぞれ述べよ、という内容です。まず、(2)③を振り返ります。僕の答案では、「85
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第62回試験・実技試験2まず、図8の3つの状態曲線が、秋田、館野、松江のいずれかは現時点で不明であるものの、(A)の状態曲線において、気温と風向の鉛直分布から判断される最下層から2つ目の前線面の高度は何hPaか気温分布から考えてみます。前線面では、寒気の上空に暖気が流れ込みますと、暖気と寒気の接する部分に遷移層が形成され、その中では気温減率が小さい気層、すなわち安定層が見られます。また場合によって気温の逆転が見られ逆転層が見
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第61回試験・実技試験1・問3今回は、図9の22日21時以降で風が観測された高度の上限がそれまでより大きく低下していることについて、その理由として考えられる八丈島上空での大気の状態の変化を図8に見られる気象状況にも言及して述べよ、ということで問題文の内容から、専門知識で学習した「ウィンドプロファイラ観測の特徴」と、図8から読み取れる「風が観測された高度の上限が大きく低下した要因の2つのアプローチに分けて考えて整理してみたいと思いま
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第58回試験・実技試験2・問4(4)今回は、浜田の時刻B(15時00分)における地上の気象要素の変化と関連があるものを問題文の下枠のⓐⓑのいずれか、または該当するものがないときは「なし」、両方関連する場合は「ⓐⓑ」と解答せよ、という内容の問題です。まず、図12の18日12時と15時の950hPa面予想図における浜田の付近に着目して問4(2)③を振り返りますと、12時では「中国山地に沿って等温線とほぼ平行な西南西の風が吹き、寒気移流は
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第62回試験・実技試験1・問2今回は、図8を参考に36時間後に予想されている低気圧に伴う地上の前線を解答図の枠線まで延びているものとし、前線記号を付して記入せよ、という内容で考えてみます。まず、図8の850hPa面の気温と風、700hPa面の鉛直流の分布から前線解析で着目する要素として、等温線の集中帯の南縁(暖気側の縁)と風のシアー、および上昇流域を参考にします。次に、地上低気圧が閉塞している段階なのかを判断します。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第54回試験・実技2今回は実技2の初めの問題ということで、図1の初期時刻(8月24日21時)の地上天気図を見ながら、概況について述べた文の空欄を穴埋めしながら読んでいきたいと思います。(第1段落)九州に接近中の非常に強い台風について、この台風の中心は、問題文の冒頭で方角を16方位で解答するよう指示がありますので、方角は①南西となります。次は台風の中心が鹿児島から何kmの位置にあるか、ということですが、ここで試験で持ち込
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第53回試験・実技2(第1段落)図1の地上天気図を見ますと、佐渡付近に中心を持つ低気圧があります。その中心気圧はその右側の数値にあります通り、①1006hPa、移動速度と移動方向は、②10ノットで、16方位で③南東へ進んでいることがわかります。次に、中国大陸から山陰にかけて梅雨前線が延びています。この前線の表示されている記号は④停滞前線となります。次に図2の7月17日21時を初期時刻とする850hPaの相当温位・風12時間予想図に
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第60回試験・実技試験2(1)今回も本文を読みながら、適切な語句を穴埋めしてみます。(第1段落)図5、図6によると、沖縄本島地方では、台風およびその周辺の温かく湿った空気が流れ込んでくるため、16日9時までの前12時間に最大(①)の降水量が予想されている。一方、図9のメソモデルでは最大(②)が予想される地域がある。とあります。まず16日9時までの前12時間の最大降水量は、図5(下)、沖縄本島の西側に86mm/12hの極値があ
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第58回試験・実技試験2・問3(2)前回の①の問題において、地点アと地点イのそれぞれの風速から図9を使って推算した波高の値は、地点ア:1.8m、地点イ:2.6mということでした。今度は図10から実線および破線で0.5mごとに引かれている両地点における波高の予想を読み取ってみますと、地点アは3m、地点イは2.5mと読み取ることができます。したがって、この両地点のうち、波高の予想と①で求めた推算値との差が大きいのは地点アとい
みなさま、こんばんは。名古屋市&東郷町、横浜元町で長唄・三味線教室を開いています、杵屋勝千華です。さて、本日は、2つの大学に行く忙しい日となりました。まず、朝のスタートは、大学授業の実技試験から。。今日は、長唄と三味線の実技試験日。我が家から赤毛氈🟥持参でやってきました。💪短い期間ながらも、学生さんたちが、たくさん努力した成果を発表する日でした。午後からは、月に一度の落語研究会。三味線練習です。上方落語の音楽やら、出囃子を練習しています。入った時期もまちまちなので、最近はじめた
広島市安佐南区でこころピアノ音楽教室を主宰しております川島浩一です!ブログにご訪問頂きありがとうございます。仕事初め早々、大学のレッスンがありました🎹。今月末がピアノの実技試験なので、昨年最後のレッスンで良く練習しておく様に言ったのですが...。予想通り(予想以上に💦)弾けなくなってました。しかも昨年最後のレッスンの時までに弾けてた曲まで弾けなくなっとるとはこれ如何に...。やはり正月🎍ボケしていた様です。取り敢えず気合いを入れ直しましたが、試験までレッスンがあ
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第62回試験・実技試験1今回は本文を読みながら、空欄に入る適切な語句を考えてみます。(第1段落)まず、「図1によると、九州の西には前線を伴った1014hPaの低気圧があり、20ノットの速さで(①)に進んでおり、進行方向前面にあたる鹿児島の現在天気は弱い(②)となっている。」とあります。1014hPaの低気圧に伴う温暖前線の右側にある白抜きの矢印がその進行方向を表しています。読み取りますと東北東とも東とも読み取れる微妙な進行方向ですが
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第58回試験・実技試験1・問3(1)今回は低気圧の中心付近における気温の立体的な分布について考えてみます。問題文から、この問題における論点は、まず図中で気温が顕著に高いあるいは低いところで特徴的な分布が必ず見られるはずですので、大きく2つの切り口から、一つは低気圧性循環の中心に対してどこに特徴的な分布が見られるか、もう一つはその特徴が最も顕著に現れている高度はどこかを明らかにして解答せよ、という内容になっています。初めに、これ
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第53回試験・実技1・問3(5)今回は、図11のGSMガイダンス(上)と、MSMガイダンス(下)とを比較して、降水量が多い場所の違いとその要因を、「MSMガイダンスは、」という主語に続けて述べよ、という問題ですが、まず始めに専門知識で学習するGSM(全球モデル)とMSM(メソモデル)の概要について復習してみることにします。(気象庁HP:数値予報>数値予報モデルの種類より)全球モデルは、予報領域が地球全体であり、水
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第54回試験・実技2・問1(3)今回は、図1の地上天気図におけるアムール川中流域の高気圧について、図4を用い、まず850hPa面における高気圧の中心位置と、地上における高気圧の中心位置から上方に向かって軸の傾きがどの方向に傾いているかを解答し、その軸の傾きの方向と図4の850hPa面の温度分布との対応関係を述べよ、という問題です。(気象庁HP:全般気象情報などに用いるアジア・北西太平洋域の地名、海域名より)
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第58回試験・実技試験1今回は、府県気象情報の文を読んでいきながら空欄を考えてみます。(気象庁HP:知識・解説>天気予報等で用いる用語>1日の時間細分図より)まず、「釧路・根室地方では、発達する低気圧の影響により、15日夜遅くから16日夕方にかけて(①)のち南西の風が非常に強くなり、」とあります。この中の「15日夜遅く」や「16日夕方」とは、1日の時間細分で何時から何時までの時間帯かを初めに知っている必要があります。「15
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第59回試験・実技試験1・問2今回は、図6及び図7(下)に基づき、本文を読みながら空欄を穴埋めしていきます。まず、「予想図によると、18日21時には、地上低気圧の中心は500hPa面の渦度ゼロの等値線から推測される(①)の(②)に位置する。」とあります。まず、図6(上)の500hPa面における渦度の分布を見てみます。本文の「渦度ゼロ」とは、北側の正渦度域と南側の負の渦度域の境界の部分にあたり、500hPa面の強風軸に対応します。す
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第54回試験・実技1(第1段落)図1の地上天気図で、九州の長崎県付近に中心に停滞前線を伴った1018hPaの低気圧についての内容になっています。①は進行方向、②は移動速度の数値が入りますので、中心の右側にある白抜きの矢印とその下の数値を読み取って、①東、②15ということになります。次にその続き、この低気圧の中心から華南および東海道沖にかけて停滞前線がのびており、この前線周辺の南シナ海、東シナ海、東海道沖および関東の東の海上
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第61回試験・実技試験2今回は、本文を読みながら、空欄を考えてみます。(第1・第2段落)はじめに、「図1の地上天気図によると、日本の東に高気圧があり、ほとんど停滞している。中国東北区には中心気圧992hPaの低気圧があり南東にゆっくり移動している。」「一方、華中から東日本にかけて停滞前線がのびている。この前線の(①)側では、反対側より気圧傾度が大きく、風が(②)くなっている。」とあります。まず、文中において「日本の東」
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第58回試験・実技試験1・問1(1)(解答図)まず図7(下)を示す解答図において各高度で風向が不連続になっている位置を連ねる実線を記入してみます。問3(1)①では地上の低気圧性循環の中心位置について風向が大きく変化しているところで推定しましたが、この風向の大きく変化しているところを実技試験では「不連続」と呼ぶことがあります。そこで、各高度において100hPaごとに不連続を見つけて結んでいく方法で実線を入れていきます。ウィンドプロ
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第57回試験・実技試験2・問3(問3(1)の解答)今回は、前回の問3(2)の本文中にあった下線部についての問題になります。(ア)~(ケ)の下線部のうち問3(1)のシアーラインの通過時に起こる現象はどれか、という内容です。図9において、問3(1)②では、28日8時の段階で、「シアーラインの南東側は南西の風で相対的に強く、北西側は北よりの風で相対的に弱い。」ということでした。この時の館野はシアーラインの北西側にあり、北西1m/sの風と28日朝
こんばんは。新年あけましておめでとうございます。2025年も当ブログ「てるてる風雲録」を宜しくお願いします。いよいよ第63回気象予報士試験も今月ということで、早速ですが、考えてみたいと思います。第62回試験・実技試験2・問2まず、850hPa面での前線について、初期時刻の29日21時では問1(2)①、24時間後の30日21時では問1(5)の考察より、ともに6℃の等温線に対応してることがわかりましたので、12時間後の30日9時においても6℃の等温線に対応しているものと考えます
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第61回試験・実技試験2・問1図5(上)の6日9時に地上予想図および、図6(上)の2日9時の地上予想図を比べてみますと、6日9時における西日本付近では、北側から1004hPa、1008hPa、1012hPaの等圧線が北東-南西の走向に延びており、等圧線の間隔が混んでいることがわかります。また風は東シナ海、南西諸島、四国の南にかけて20ノットと相対的に強いことがわかります。一方の2日9時ですが、西日本付近には等圧線が認められず、チ
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第61回試験・実技試験1・問4(4)今回は、図11(上)の気象状況において、千代田区に対して大雪警報と大雪注意報以外に発表が想定される警報もしくは注意報の種類を1つ解答し、さらにその根拠を図11(上)で示されている気象要素に言及して20字程度で述べよ、という内容の問題です。まず、問題文の「図11(上)の気象状況」とは、問4(3)、そして前問の問4(4)①の考察、また示されている気象要素が気温・風向風速・湿度・前1時間降水量・前1時間
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第53回試験・実技1・問2設問では、(2)③で求めた秋田における温暖前線とは別に下層にも特徴的な気温変化をしている層がある、とあります。このときの考察でも少し触れましたが、この「下層の特徴的な気温変化をしている層」とは、高度900hPa~850hPaに見られる高度につれて気温が上昇する安定な層、すなわち逆転層のことを指します。したがって、設問の下端と上端の気圧は10hPa刻みで、下端:900hPa、上端:850hPaと
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。問3問題文では、「気圧値の最も低い等圧線」とありますので気圧の観測値が939.9hPaのある分裂した南側の方に台風の中心があるとみなすことになります。この839,9hPaの観測点は南南東8m/s、その北にある東5m/sの矢羽、また985.1hPaの観測点が西南西5m/sとなっていて、ここに反時計回りの循環があると考え、その中心の×印のところを台風の中心位置として緯度・経度を0.1°刻みで読み取りますと、北緯36.2°
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第59回試験・実技試験2・問1(4)まず、エマグラム上において、温暖前線面では、気温と風にどんな特徴が見られるか考えてみます。エマグラムの観測点である潮岬では、対馬海峡付近の低気圧に伴う温暖前線の前面に位置しています。つまり、温暖前線はまだ潮岬を通過する前ですので、寒気の中にある、ということになります。温暖前線面においては、寒気の上空に暖気が流れ込み、寒気の上を滑昇する形となり、寒気と暖気とが接する部分に遷移層ができ、この遷移
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第53回試験・実技1・問2(2)まず始めに、秋田と850hPaの温暖前線との水平距離を求めてみます。図2において、風が南南東50ノットの矢羽の根元に位置する秋田から、太破線に沿って12℃の等温線に沿っている温暖前線までの図上の距離を測りますと、1.2cmとなります。一方、緯度10°を図上で測りますと、4.0となります。緯度10°は約1,110kmとしますと、求める秋田と850hPaの温暖前線との水平距離は、4