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こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第62回試験・実技試験2・問3(4)③まず、前問の問3(4)②でも触れましたが、問3(2)②において渦Aの移動方向は東南東で西郷の北側にあることがすでにわかっています。したがって、11時50分から13時10分の時間帯における、一般的な風向の変化は南西→西→北西と時計回りに変化することになります。④③では、一般的にある地点の北側を渦が東南東に通過する際の風向の変化は時計回りに変化することを述べました。ところが、図10(上)の11時50分
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第62回試験・専門知識(a)気象官署における地上風の観測につきましては、本文の通り、観測は風車型風向風速計を使い、0.1m/s単位で行われていますが、地上実況気象通報式(SYNOP)では単位にノットを用い、その1の位まで通報します。(超音波式風向風速計2023.04.09「アメダスへ行く60今津」より)なお、アメダスにつきましては、令和3年3月から、特に冬季に積雪が多い地域において湿った雪が風車などの駆動部が凍り付
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第62回試験・実技試験2・問3(4)まず、渦Aが13時00分に西郷に最接近する前後1時間に着目し、図10(上)の風向の変化と、問3(3)の結果から、渦Aの中心が西郷の北側または南側のどちら側にあるのか考えてみます。問3(3)の結果より、もしも渦が北側にあるとしたら風向はどう変化するはずか。渦Aは問3(2)②より東南東に移動していることはすでにわかっていますが、単純に渦が西から東に移動していると考えた場合、渦は西郷から見
こんばんは。今回で、第52回試験・実技2の最後の設問になります。最後は、図13の屋久島における各気象要素の時系列図を用いて6月7日の気象経過についての文を穴埋めしていくという設問です。次回、一緒に考えてみたいと思います。第52回試験・実技2・問3※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。8日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第62回試験・実技試験2①12時間後の図4(下)および24時間後の図5(下)の地上予想図を見ますと、12時間後では、収束帯(赤い線)は朝鮮半島東部から北陸地方西部まで延びていますが、24時間後になりますと、日本海西部から山陰地方に延びており、収束帯は西に移動する予想であることがわかります。したがって、移動方向は4方位で、西となります。②図5(下)において、24時間後では、収束帯は山陰地方の島根県付近の海岸線と交わっており、これを
こんばんは。今回は、図10(上)の西郷の時系列図を用いて(3)の結果に着目しながら渦中心の最接近前に風速の最大が現れた12時10分に渦の中心は西郷の「北側」または「南側」のどちら側にあるか解答し、その理由も述べよ、という内容です。12時10分に風速が極大になっていることと12時10分の風向を基に(3)の結果からどう理由を導き出すのか、次回、一緒に考えてみたいと思います。第62回試験・実技試験2・問3(4)問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用していま
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第62回試験・専門知識まず、問題に入る前に、ウィンドプロファイラとはどういう観測機器なのか、概要に触れておきたいと思います。(ウィンドプロファイラ美浜(和歌山県)2019.02.04美浜のウィンドプロファイラへゆくより)ウィンドプロファイラは、地上から上空に向けて電波を発射し、大気中の風の乱れなどによって散乱され戻ってくる電波を受信・処理することで、上空の風向・風速を測定する機器です。雨が降って
こんばんは。今回は、前問の④に基づき、③の北西から南東に延びる500hPaの正渦度極大域に対応し、かつ気温と風の特徴的な分布が鉛直方向に連続して地上にまで達しているという特徴を表わしているのは下枠のどれかを解答せよ、という内容です。主に図のどこに着目点を置いて判断するのかについて次回一緒に考えてみたいと思います。第57回試験・実技試験1・問2(1)問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。5月1日分の考察編は次回更新の予定です.
こんばんは。今回の問題は、図12の鉛直断面図の予想時間を図9~図11を用いて予想時間と水平方向の範囲を下のⓐⓑⓒのどれが適切かを判断する内容です。問題ではどの気象要素に着目するのか、図9~図11から検討すべき着目点はどこか、などについて次回一緒に考えてみたいと思います。第57回試験・実技試験1・問2(1)問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。29日分の考察編は次回更新の予定です
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第60回試験・実技試験1・問2(3)今回は、図5(下)の地上気圧・降水量・風12時間予想図を用いて、太破線で示されている地上の気圧の谷付近で予想されている地上風の分布の特徴について気圧の谷の両側の違いに着目して述べよ、という内容の問題を考えてみます。まず、前回の問題編でも少し述べましたが、地上の気圧の谷を挟んでこの付近の南西側と北東側の風向・風速を示す矢羽のデータに着目しようにも、そのデータが乏しく、したがって、矢羽
こんばんは。今回の専門知識は、ウィンドプロファイラ観測から、本文中の表に基づき、ある晴れた日の時刻Aと時刻Bある高度でそれぞれ測定された各方向のドップラー速度から風向および両者の風速の大小関係を求める内容の問題です。まず、ウィンドプロファイラとはどのような観測機器なのかその概要に触れ、その次に問題を実際に考えていくという形で次回、一緒に考えてみたいと思います。第62回試験・専門知識問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。10