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農大稲花小の4年生の稲花タイムでは、お米や水田の大切さを学ぶ授業があります。昨年はその中で、日本の人口、日本人が一人当たり一年間に食べるお米の量から、日本で一年間に必要なお米の量を子どもたちと一緒に掛け算してみました。また、合わせて、日本の水田の面積と水田1ヘクタールあたりの収穫量から、日本で一年間に収穫されるお米の量を掛け算してもらいました。概数に過ぎませんが、水田の面積から日本で食べるお米の量までのイメージがつかめたのではないでしょうか。また、大きな数の掛け算でしたが、計算の速い子もいて驚
これはアジュガ。日陰でも美しく咲きます。花の青い色はたいてい、アントシアニンという色素の仲間によります。農大稲花小では3年生の稲花タイムでバタフライピーのお茶の青色が、酸やアルカリで変色する様子を見せていました。紫キャベツで実験した経験のある子どもも多いようです。これからの季節、花や葉っぱの色水遊びも面白いでしょう。ただ、どんな植物の汁でも、あるいは原則として実験では、使っているものを口にしないことはお約束です。
スーパーだけでなく、小さな八百屋さんなど、時間がある時に回ってみると、珍しい野菜や果物に出会うことがあります。これはハグラウリ。千葉県や茨城県で作られるウリで、生でも煮ても焼いても食べられます。白だしとお酢とでかんたんに漬けてみました。ハグラウリの名は、歯がぐらぐらしていても食べられるくらいやわらかいから、と書いてあるものもありますが、本当かどうかは???ただ、やわらかく、なめらかでおいしいです。いつもとは違う、野菜や果物を見つけたらお求めになってみてはいかがでしょうか。
今日から新年度。農大稲花小の新しい校長先生杉原たまえ先生、そして、副校長先生田中直子先生の船出を、お祝いしています。安心してお任せできるのは、なによりうれしいことです。保護者の皆様にもご信頼いただけることでしょう。さて、私の方は、今日は平日だけれど、出勤はありません。仕事を始めてから4月1日に休んだのは、産休の時だけです。しかし、これからも規則正しく学び続ける毎日にしなくてはと、決意は固いのです。とはいえ、皆様から頂いたお花やらカードやら、お品を見ながら、今日はまだ、少し余韻に浸ってい
新年度がはじまって2週間ほどが経ち、子どもたちも保護者の皆様も疲れがでるころではないでしょうか。今日の金曜日をまず乗り越えて、土曜日と日曜日はイベントを入れず、お家やご近所でゆっくりと過ごされますように。子どもたち、とくに小さな子どもたちには、どこか遠く、どこか有名なところに行くことよりも、お父様やお母様、あるいは家族でニコニコと過ごすことが何より心の安定になり、月曜日からの学校生活への意欲につながります。小さなことが楽しめる子どもに育てたいですね。はかなげなソメイヨシノも美しいです
農大稲花小の教職員もそれぞれに、休暇を取ったり、来年度の準備をしたりしています。今日と31日は、コア出勤日。お互いの配慮でなるべく休暇を取らずに出勤し、協力しての作業や新年度の準備を行う日です。新年度の学年団ほか人事については、31日に発表することになっています。校長も、26日朝いちばんで香川に出張し、休暇も取り、昨夜は東京に戻り、今日は出勤です。飛行機では非常口席に座り、いざというときは脱出のお手伝いを、ということになりました。もちろん、無事の飛行です。乗客のお手伝いなどは例外的な
あまり頻繁に大人から叱られると、いわば”叱られ耐性”がついてしまい、嵐が過ぎるのを待つ子どもになる心配があります。叱るときは、感情任せではなく、端的に叱る必要があります。一方、ちょっと叱られただけでショックを受ける子ども、ほかの子が叱られているのを見聞きするだけで怖くなってしまう子どももいます。そういう子どもには、「あなたのことは大好き」だということを伝え続け、叱る、注意するのは悪い言動に対しであるという理解をさせたいものです。叱られ慣れるのもよくないですが、叱られたらそれを素直に受け
農大稲花小はこの春、はじめての卒業生を中等部ほかに送り出しました。それぞれの希望の中学校で楽しく過ごし、何人かがまた、今度は東京農業大学に戻ってきてくれることを楽しみにしています。あるいは、農大稲花小の先生になってくれたら、素晴らしいですね。私も少し懐かしくなって、世田谷キャンパスの教室でパチリ。
ドイツ旅行のお土産で一番便利だと思うのが、ハリボー(HARIBO)。グミですね。グミというのはドイツ語でゴムのことだそうで、しっかり噛んで楽しむお菓子です。この硬さは、牛豚の骨や皮からのコラーゲンを主体とするゼラチンからできていますので、海藻から作られる寒天とは違うところが多くあります。なお、寒天の英語agarはインドネシア語に由来しているそうです。ドイツではまだペピーノ味はないので、日本から進出できたらいいですね。いろいろな味が売られていました。HARIBOの熊のマグネ
退職第二日目。昨日はほんとうに久しぶりにジムに行ったり、ご挨拶状を書き続けたりと、それなりに過ごすことができました。しかし、今は夏休みに入った子どもたちと同じ状態ともいえます。「農大稲花小では夏休みの宿題はだしません、自分で考えて勉強してくださいね。」とか、「日課や毎日の予定はご家庭でしっかり管理してくださいね。」などと言ってきた元校長です。が、自分のことになると、大丈夫かな。校長が研究してきたバナナのウイルス病にちなんだお花を。なお、バナナの実も、最初はもちろん緑色です。葉っぱな
遺伝子というと、親から子に間違いなく伝えられるものと思われますが、トランスポゾンという「動く遺伝子」があります。花の色が変わったり、まだらになったりするのもこのトランスポゾンによるものですが、ヒトでもこのトランスポゾンが関係している病気が知られています。があります。また、とはいえ、遺伝子が動く!ということを最初に発見したのは、バーバラマクリントックという女性の研究者です。彼女の研究はトウモロコシを使った丁寧な観察と考察によるものでした。しかし、これは全く新しい考えでしたので、その研究が認められ
東京農業大学第一高等学校中等部の入学式。思いがけずお招きいただき、矢嶋理事、杉原農大稲花小校長とともに、参列することができました。感謝です。1週間前には、もうもたないかもなどと思っていた桜ですが、今日は新入生278名を歓迎するかのような美しさ。そして、新入生の誰もがきりっと凛々しいこと、A組からH組までを指導する担任団の先生の頼もしい立ち振る舞い、校長幸田先生や理事矢嶋先生の祝辞が子どもたちの心に染み入ったに違いないこと、また、新入生代表の当時の素晴らしかったこと、感激の入学式でした。
花色が斑入りになり、それが固定されると品種として愛でられるようになります。アサガオが有名ですが、愛好家も多いサクラソウなどでも、素敵な品種がたくさん知られています。サクラソウ展で。お散歩でも、いろいろな斑入りが見られます。少し前だとツバキやオトメツバキ、これからはサツキやツツジなど、気を付けて観察してみてください。花色だけでなく、緑の葉っぱの斑入りもあります。それらが生じるメカニズムの一つとして、トランスポゾン(動く遺伝子)があります。
本校が2019年4月にスタートする前の準備期間に、制服のデザインについても関係各社にお願いしてコンペを行いました。学校法人東京農業大学の教職員にもご意見を伺い、選ばれたのが現在のデザインです。校長室には、ディスプレー用で高さ約50センチメートルの制服が飾られています。学校説明会などで活用しています。もちろん、本物の夏制服、冬制服、夏帽子や冬帽子、そしてランドセルを展示することもあります。この冬からは新たに、おそろいのサブバッグも提供しています。
黄色い花も多くみられます。タンポポなどは小さな子どもでも気づきますね。植物の葉にはどれも、カロテノイドという物質を含んでいて、光合成のために使っています。カロテノイドは700以上の種類があるそうです。カロテノイドの多くは黄色ですが、オレンジから赤い色のものもあります。たとえばトマトの実にはリコペン、ニンジンにはβカロテンというカロテノイドが含まれていて、それぞれの特色ある色になっています。ただ、ほかの色素もあるので、葉っぱは緑色に見えますね。花に含まれるカロテノイドは花の種や品種によってそ
農大稲花小の入学式は、2019年4月の第一回入学式以来、4月6日となっています。今年は日曜日が入学式となりましたので、今日7日は休校。明日8日が始業式で、はじめて全学年が登校します。デジタル化が進み、スケジュール管理もスマホですませることが多くなっています。しかし、小さい子どものためには、冷蔵庫や壁の昔ながらのカレンダーが役立ちます。カレンダーを見ることで、数字を読んだり、週や曜日の観念を理解したり、そして何より、明日・今後の予定を子ども自身でも把握することができるようになります。入学式と
全農と全国農協食品(株)が「ニッポンエールグミ」の新商品として、ニッポンエール「神奈川県産ペピーノグミ」を開発し、3月31日から発売しています。私、東京農業大学江口理事長からご紹介いただき、発売日の31日に味わうことができました。すっきりとした甘さ、きれいな色、お勧めです。実はこのグミ、厚木キャンパスの高畑先生が中心となってプロジェクトが組まれ、ずっと研究されておられました。私も東南アジアの国々でペピーノに出会っていたので、これは!ということで注目してきました。ペピーノと厚木キャンパスの知名度
都内は夕方になって雨や雷。雨が降ってもお迎えに来てもらえる見込みがないこともあって、一年中、バッグの中には傘が入っています。急な雨に備えて、また、春から後は日傘としても活躍しています。農大稲花小の子どもたち(つまり、保護者の皆さんに、ですが)には置き傘をすることを勧めてきました。天気予報で今日は雨、という日でも、置き傘がない、長傘ももっていないという子どもが結構いました。子どもたちが濡れながら帰るのはかわいそう。友だちを傘に入れてあげる親切も、安全に歩くためには実は、おススメできな
農大稲花小も今日から夏制服。子どもたちはさわやかな夏の帽子で登校してきました。胸には、冬制服と同じく「みのりマーク」が輝いています。この制服も、本校を設立するときに、複数の会社にデザインをお願いし、コンペで決定したものです。
今日、農大稲花小に入学した子どもたち、そして保護者の皆様には思い出に残る日だったのではないでしょうか。子どもたちは意外に、小さい頃のイベントをすぐに忘れてしまいます。お家の方はどうぞ、お子様が生まれた日のうれしかったこと、幼稚園や保育園でがんばっていたこと、スキーや海などで家族で楽しかったこと、そして今日の入学式など、何度も繰り返し話題にして、お子様の記憶にしっかりと焼き付けてあげてください。お子様にいつか苦しいことがあったとき、大人と難しさを感じたとき、こういった素晴らしい出来事の記憶が、お
これは、ジャボチカバ(Jabuticaba)。南米原産の果樹で、これも幹生花です。東京農大でも栽培の研究がされていました。果実はピンポン玉くらい、でも、大小あり、中身小さな種があります。味はブドウとブルーベリーの混ざったようなイメージだった記憶。癖がなく、栽培が盛んになれば人気が出るかと思ったのですが、まだあまり見かけません。苗は販売されていますので、栽培は可能のようです。
農大世田谷キャンパスのアカデミアセンターと一号館(講義棟)をつなく通路からグランドを見たところです。学生たちが様々なスポーツを楽しんでいます。トラックも工事してきれいになりました。実はスポーツはあまり見ない校長ですが、授業・学生実験や卒論を指導した卒業生に、関取がいたり、箱根駅伝のアンカーがいたりします。農大稲花小の最初の卒業生も、学問で、あるいは好きなスポーツで、東京農大にもどってきてくれるといいな、と思います。
昨日の修了式。農大稲花小の子どもたちは、元気に春休みを迎えました。大事な制服。春休みの間にお手入れをして、気持ちよく新学期を迎えてほしいですね。農大稲花小では教育後援会の活動の一つとして「ふくのリレー」を行っています。ちいさくなった制服や制帽、下級生に譲り渡して大切に着てもらうことができます。
農大稲花小で昨年11月に行われた2024年度入試では、男子481名、女子398名、合計879名の志願者がありました。男子の志願者数の方が毎年少しだけ多いですが、定員は男女それぞれ36名、合計72名が入学します。2023年度も、男子512名、女子477名、合計989名の志願者がありました。ただ、倍率は志願者数÷定員ではありません。(志願者数ー入試欠席者数)÷合格者数です。合格者数>定員というのはどこの小学校も同じですね。金のいぶき。胚芽部分が大きい品種です。
晴れやかな日になります。農大稲花小の入学式、新入生と保護者の皆様もさぞうれしい日となることでしょう。7年目からの農大稲花小を担う杉原たまえ校長も、新入生と会うことを楽しみにされていると思います。おめでとうございます。机にすわっての勉強だけがお勉強ではありません。毎日、生きていることがすべて学びです。子どもたちが学校に行くことが楽しい、お友だちと会えるのが、先生とお話できるのがうれしい....という気持ちを持ち続けられるよう、大人がよい応援をしていきたいものですね。
ミャンマーの大地震の様子が心配な毎日ですが、これはミャンマーの壺と笊です。この壺は、飲み水を入れてプラスチックなどの皿で蓋をし、道路に面した家の前に置かれている、ミャンマーではありふれたものです。通りかかった人はどなたでもお水を飲んでください、という心優しい習慣があるのです。素焼きの壺ですので、常に中の水は冷たく保てるという、智慧のこもった壺でもあります。この壺の話を、子どもたちにして、夏には冷たい水を味わってもら、他者を助けるやさしい心を感じてもらいたいと思いながら、実現できないで今年度も終
ニュースなどで体罰について報道されると、体罰を受けた子どもやその保護者はさぞつらかったことと思います。体罰だけではありません。先生や指導者が気分で、あるいは怒りの衝動で叱ることがあってはなりません。気分や怒りの衝動で叱る大人に対して子どもは、大人の怒りに対して下を向いて嵐が過ぎるのを待とうと考えるようになります。一方、しょっちゅう細々と叱られる子どもや学級では、子どもたちは注意や小言を聞き流し、無視するようになります。叱られてもしばらくすれば大人の機嫌もなおる、ということを体験で学び、言
熟したカカオポッドはこんな感じに色づきます。これは、伊豆のバナナワニ園で撮影しました。バナナワニ園は、農大稲花小の教育後援会のイベントなどでもよくお邪魔した人気のスポットです。このカカオは展示目的で温室内で栽培されているのですが、カカオを、小笠原島や温泉地などで商業栽培できないかという研究も、農大関係者で行っていると聞いています。これはカカオを描いたブックマーク。カカオの花、カカオポッド、綿状の繊維に包まれたカカオの実の様子がよく表現されています。
ちょうど1年間続けたブログですが、今日をもってバトンタッチ。校長も任期満了で、今日をもって退職となりました。農大稲花小の子どもたち、保護者の皆様、また、応援してくださったたくさんの皆様には、心から御礼を申し上げます。3月31日の午前中、世田谷キャンパスアカデミアセンター9階で、退職辞令の交付があり、江口理事長から辞令をいただきました。この9階の会議室は、小学校の建築がはじまったときから日々、小学校が出来ていくのを見ていた場所でもあります。今日もたくさんの感謝の思いとともに、小学校を
東京農大の創設者榎本武揚公は20代でオランダに留学しましたが、長崎を出航してから215日目、1863年4月16日にオランダに到着しています。19世紀後半のオランダではたくさんの風車が排水や工場で使われていたとのこと、榎本武揚公も風車を目にしたのではないでしょうか。このチョコレートのパッケージの青い色は、デルフトブルーかな。(参考;榎本武揚と東京農大松田藤四郎著東京農大出版会)