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「栃木三鷹」というトウガラシで有名な栃木県大田原市には、那須与一伝承館があり、その展示物に壺「鷹乃爪」がありました。トウガラシで有名な土地柄、これもトウガラシに関係のある壺かと思ったのですが、解説を読むと、お茶の葉を入れる壺とのこと。壺は昭和初期のもので、鷹乃爪という上等なお茶を入れていたとのこと。調べてみると、茎茶として鷹乃爪というお茶が今でも売られています。また、広島県三原市には江戸時代に浅野藩に献上された「鷹乃爪」というお茶があったようです。実はすでに15世紀にはお茶の
トウガラシにはいろいろな品種があり、日本国内にもいろいろな産地があります。栃木県の大田原市もその一つですが、昭和の初期から栽培がはじまり、国内消費だけでなく輸出産品として生産量日本一とだったこともあるそうです。その品種は栃木三鷹(さんたか)。赤くてきれいなトウガラシで、干したものを枝ごと買ってキッチンのインテリアにしながら、そのおいしい辛さを楽しんだこともあります。これはパパっと使える缶入り。現在、トウガラシ生産量が多いのは、京都府や千葉県など。伝統的な品種だけでなく、海外で人気の
長野県善光寺にお参りに行くと、七味唐辛子の名店「八幡屋磯五郎」があります。もちろん、今では全国展開ですが、善行寺の門前で買うと、なんだかありがたいような感じのお土産になるかもしれません。レトロなデザインの缶や袋も素敵です。これはかなり前に買ったので、今ではデザインがちがうと思いますが、一味唐辛子入りのキットカット。私は、農大稲花小の子どもたちの短期留学の引率でオーストラリアに行ったときは、2回とも、「コアラのマーチ」を持っていき、職員休憩室やホストファミリーにお渡ししました。
こちらは、ペルーの市場で。唐辛子か、ピーマンかわかりませんが、干したものが売られています。ピーマンの六つ割くらいの大きさでしょうか。色も様々。ローカル、つまり地元の人々は、名前も、辛さも、どれを何に使うか、値段、どのくらい買えばいいのか、もちろん、ちゃんとわかっているのでしょう。いつでも心配なのは、そういった地元の智恵、家庭に代々伝えられてきた知識が、失われていってしまうこと。スーパーにあるものだけで暮らすようになると、閉じた(狭い)食生活になってしまいます。ぜひ、それぞれのご家庭に伝わ
こちらは、ペルーのロコト。料理につかうソース(ペースト)になっています。ロコトというのも唐辛子の一種で、涼しいところでも育つとのこと。この辛さは、カプサイシンの指数であるスコヴィル値で示すと、ハラペーニョより、鷹の爪よりも、さらに辛いとのことです。ただ、辛さの感じ方は人によって違います。辛さは味覚ではなく痛点を刺激する痛みの一種であることは知られています。また、辛い料理を食べるとき、辛いですかと質問して、辛いよ!と言われても、辛くないから大丈夫!と言われても信用してはいけません。
ピスタチオナッツの入ったダークチョコレートかと思って割って食べたら、結構ピリッと辛い、さらにしょっぱい。よく読むと、ピスタチオとハラペーニョと海塩入り、でした。ピスタチオの絵だけで判断してしまっていました。よく絵を見て、このピーマンみたいなものと結晶みたいなものって何かな、と考えればよかったのですが。でも、意外な美味しさでした。チョコレート発祥の地でもあるメキシコでも、最初はカカオに唐辛子を入れていたのですから、相性はよいのでしょう。ハラペーニョは意外に辛くなく、カプサ
こちらは、ブドウの品種「藤稔(ふじみのり)」。ブドウの産地ではなかった神奈川県藤沢市でこの品種を作った農家が、藤沢に稔るという命名をされたといいます。一粒20gから30g近い大粒で、かつ、種なしという素晴らしい品種です。ゴルフボールくらいと言われますが、黒紫のつややかな果粒は、小さなスモモくらいのイメージといってもいいかもしれません。この品種は最初は種ありでしたが、アグレプト処理とジベレリン処理でうまく種なしにするという研究は、東京農大の教員と神奈川県にある卒業生の農園でも行われたそう
シャインマスカット。初物をおいしくいただきました。大粒で香りのよい品種です。品種の解説をみると、「肉質は崩壊性で固く...」とあります。なんだか、おいしそうではない表現ですが、これは皮はしっかりしているけれど、噛み切りやすいという意味だそうです。シャインマスカット|農研機構さらに、甲州ブドウの香りはフォクシー(foxy)系、シャインマスカットの香りはムスク(musk)系とされるそうです。フォクシーというとキツネ、ムスクというとジャコウジカで、両方とも動物の名前で香りを区別
今年はまだ、かき氷を食べていません。夏になって一度、目指すお店には行ったのですが、行列のあまりの長さをみて引き下がりました。大学に勤務していたころは、学生さんに教えてもらって有名な?お店に一緒に行ったりもしたのですが、最近は近場でおいしければ、という気持ちです。そう思うと、町中を歩くと、思いのほかあちらこちらに氷旗がはためいてます。波に千鳥、誰が考えたデザインなのでしょうか。素敵です。
今日は三鷹市にある中近東文化センター附属博物館へ。目的は、出光美術館所蔵陶磁器名品選「うつわに描かれた生き物たち」を見るためです。のんびりしていたら、展示期間もあと数日で終わるということで、お天気は心配でしたが行くことにしました。撮影はできないので残念でしたが、魚、龍、ウサギ、孔雀...様々な生き物が、それぞれの国や時代の人の願いとともに皿、鉢、壺などに描かれていました。その後、中近東の遺跡からの発掘物を見ました。その中で、楔形文字を体験するコーナーがあったので、農大稲花に因んで「と
鹿児島にけせん団子というものがあると知り、試しに鹿児島県のパイロットショップかごしま遊楽館に立ち寄ってみました。が、真夏は販売していないとのこと。涼しくなってからまた、と思っています。けせん団子というのは、八つ橋の香りをつける肉桂の葉で包んだお団子ということで、興味をもったのですが、残念。それではけせん団子の代わりにということで、あく巻を買ってきました。もち米を灰汁に浸して竹で包み、灰汁の中で煮たものです。大分県で食べたことがありますが、この日は鹿児島県のもの。一本買うと多
いわゆる”田舎”のある人の割合が少なくなっています。少し前までは、祖父母や親せきが”田舎”にいて農家だという家族がたくさんいました。小学校の同級生に鹿児島が田舎だという子がいて、夏休みごとに鹿児島に帰るのです。東京の小学生にとって鹿児島はとてもとても遠い。列車で20時間以上かかると聞いて、びっくりしたことも思い出します。そしておみやげに、ボンタンアメの小箱をもらいました。ボンタンアメは今では東京でも買えますが、当時は、鹿児島に行かなければ買えない”お土産”でした。最近は、祖父母、曾祖父
会議の帰りに霞が関、内幸町、日比谷へと少しお散歩しました。前から気になっていた日比谷ダイビル。鬼や動物の飾りがあるのが特色です。口からお水が出る仕組み。このような鬼や動物の飾りをガーゴイルと呼びます。ヨーロッパの建物によくみられる飾りですが、雨樋の役割もしているのですって。噴水になっているのものもありますね。うがいを英語でガーグルgargleといいます。ガーゴイルgargoyleと似ていると思って、調べてみると、同じ語源だということがわかりました。どちらも、喉とか口、さらには喉をご
今日は会議のために霞が関へ。会議の内容も大切なのですが、委員の方々の様々な知識や情報をお伺いできるいい機会でもあります。そんな時、私からも皆様のお役にたつお話がなにかできるといいと願っています。専門知識はすぐに古くなってしまうので、勉強を続けなくては。大人であれば自分の専門、子どもであれば自分の好きなこと、得意なことがあるというのは大きな強みです。そんな強みがあることを、大人は高く評価してあげたいと思います。話題を作って水を向け、一言でも二言でも、子どもが知識を披露する機会が作れれば
被災地の子どもたちがインタビューで、「夏休みが終わってもいいから、学校に行って友だちに会いたい」と答えていました。友だちと会いたい、遊びたいのですね。大人にとっては、小学校はまず勉強するところですが、子どもにとっては友だちと会うところ、遊ぶところ。でも、それは大切なこと。学校は子どもたちが友だちと会って、遊んで、そして結局は一緒に学び合うところになるのだと思いました。ツタバウンラン学名には城壁のという意味が含まれているだけあって、レンガの壁などに密着して広がっているのがよく見られま
小学生の時、おみやげにもらった化石。那須塩原にある木の葉化石園の化石セットで、8種類くらいの化石が入っています。明治時代からある化石園で、今でもたくさんの化石を採取することができます。木の葉化石園のホームページ子どもが喜ぶと思って買ってきてくれたのでしょうが、当時は、まったく興味なし。どちらかというと、貝塚などに興味をもっていました。そのため、父と少しだけ化石の勉強をしたのを覚えていますが、その後は長くしまわれたままでした。父はちょっとがっかりしたかもしれません。しかし、私自
観賞用のシダ植物アジアンタム(の仲間)。都内、ある研究所のレンガ塀の割れ目で元気に育っています。冬は枯れたように見えますが、春になるとまた、繊細な葉っぱを広げています。野生化しているといってもいいでしょう。中学生のころ園芸に興味をもち、いろいろな種を播いたり、鉢植えを買ったりしていた時期がありました。そのうちアジアンタムを育てたくなったのですが、これはお小遣いでは買えない値段だったので、ねだって買ってもらったことがあります。しかし、アジアンタムは手入れが結構難しく、結局は早々に枯
6月26日の当ブログでは、八咫烏と落語「三枚起請」の話題を取り上げました。もう一つ、同じく古典落語にカラスが登場する「明烏(あけがらす)」があります。真面目な若旦那が登場する、ちょっとコミカルなお話です。明け方に烏が鳴くところがひとつのポイントになっています。和菓子でも「明烏」があります。岩手県のお菓子「明けがらす」はお餅のなかに割ったクルミや胡麻をいれて、近く遠くに飛んでいる明け方の烏を表現したものです。複数の和菓子の老舗から売られていますが、お家でも作るお菓子のようです。
7月はじめのことだったか、ふと気づくと、街路樹のイチョウの高いところにハンガーが。上から落ちてくる場所でもないし、風で飛ばされるものでもないし。カラスが巣作りのために運んだものかしら。最近は物騒なことが多いので、右、左だけでなく、上も下もよく見るようにして歩いていますが、このハンガーは気づいて以来、ずっと気になって必ず見上げてみています。まだ、あるかな、と。今のところ、大雨にも台風にも負けずに、しっかりとひっかかっています。東京都では、ゴミの出し方の工夫、捕獲などがすすみ、
タイサンボクは梅雨のころに咲くことが多いと思うのですが、こちらの植え込みのタイサンボクは品種のせいか、去年も今年も8月に開花しています。タイサンボクはたいてい、木が大きいので花の香りを嗅ぐことができませんが、この植え込みは若木らしく、背がまだ低い。クチナシのような濃厚な甘い花の香りを楽しめます。そして、花びら(といっても、外側は花びらのように見える萼ですが)が落ちると、たくさんの雌蕊と雄蕊が並んでいるのが見えます。蕾です開花して甘い香り外側から萼や花びらが落ちていき、おしべとめしべが
ここ数日、アイスクリームなど甘いおやつが連続登場。ということで、今日は、豆餅。軽く塩味のあるお餅に、大豆ではなく、えんどう豆(赤えんどう)がたくさん入っています。文京区つる瀬えんどう豆(エンドウ)は若いときは絹さやえんどうやグリーンピースとしておいしく食べられます。成熟後に乾燥したものは、皮が緑色の青えんどうなら煮豆、鶯豆など様々に利用されます。皮が褐色の赤えんどうは蜜豆などに入っていますね。子どもは決まったおやつが好きな傾向があります。毎日のおやつですが、たまには目新しい
インドネシアのランチです、またまた。インドネシアは、研究のために、回数としては一番多く通った国なので。この日も、たまたま、お魚でした。日本でも海外でも、朝食は宿で、夕方は場合によっては皆さんと会食的に、となるので、町中の食堂や、大学の食堂や、場合によってはお弁当などを味わうには、ランチが一番。インドネシアでは屋台や簡単な食堂も多く、インドネシアの大学の先生でも、朝食から屋台で軽く外食という方も結構いました。朝から料理するには暑い国、ということもあるかもしれません。でも
パイナップルに限らず、都内でも、ブーゲンビリア、ストレリチア、そのほか熱帯・亜熱帯性の植物が露地(室内でない場所)で冬越ししているのを見かけます。夏になって花が咲くと、熱帯風の雰囲気も。これは、都内で見かけたブーゲンビリア。2メートル以上の高さにまで育っていました。地球温暖化の影響か、ヨーロッパではワイン用のブドウがイギリスでも栽培できるようになったとか。地理の授業では、日本のミカンの栽培北限、リンゴの栽培南限などを取りあげることがあります。ミカンの産地は、九州から愛媛、和歌山、
今日はパイナップルの日だそうです。8=パ1=イ7=ナ(ップル)なんですねわが家でも食べおわったパイナップルから育ててはじめて、すでに3回(もしかすると4回)越冬したパイナップル君が、ベランダに鎮座しています。冬も室内に入れないのに、なぜ平気?巨大すぎて引っ越しの際に、捨てたい!と思わないでもなかったのですが、今年も元気に育っていて高さは150㎝に迫っています。小さな子どもが遊びにくるとき、洗濯を干すとき、危ない!と思って、かなりトリミングもしたのですが、負けないのが
8月も半ばを過ぎると、夏休みも終わりに近づいているのを感じる子どもや学生さんも多いことでしょう。東京では7月21日ごろから8月31日くらいまでの夏休みが一般的です。しかし以前、8月25日ごろに北海道に行った時、ランドセルを背負った子どもたちが歩いているのをみて一瞬ですが焦った覚えがあります。小学校、もう始まっている!?東京に帰らなくて大丈夫?北海道は夏休みの終わりが早く、今年であれば8月2日くらいまでなのだそうです。冬が厳しい北海道の小学校は、冬休みが逆に長く、クリスマスからはじまっ
バリ島ってインドネシアなの?と言われたことがありますが、バリ島はもちろん、インドネシアの一つの島。東京農大は長くインドネシアの大学と共同研究をしており、その研究地の一つがバリ島の高原の野菜畑でした。これは、バリ島にある小さな市場のハーブ・豆・乾物屋。何屋さんというのかわかりませんが、袋にパッキングしてあるので、半分は観光客向けだったかもしれません。クローブ、コショウ、もちろんシナモンも。そのほかトウガラシ、トウモロコシ、米やいろいろな豆、さらにお隣では軟膏や蚊取り線香も売っていま
ケニアのティーマサラです。ケニアなど東アフリカの国々はアラブ、またインドからの影響も大きく、食生活にもそれが感じられることが多くありました。マサラというのはスパイスを混ぜたものというような意味だそうですが、ガラムマサラや、タンドリーチキン用のマサラなど、インドには多様なマサラがあるそうです。そしてこれは紅茶に入れてスパイスの香りを手軽に楽しめるもの。チャイというとお茶、砂糖、ミルクが基本ですが、お茶、砂糖、ミルクにマサラのスパイスを入れるとマサラティーになるいうイメージなのでしょうか。
私が子どもの頃は....とこの頃頻繁に書いている気がしますが、八つ橋といえば硬いお菓子でした。円筒を二つに割ったような形で琴に由来する形だと聞きました。しかし、いつのころからか、琴とは似ても似つかない形の生八つ橋が主流となったように思います。その結果、元祖?の硬い八つ橋は焼き八つ橋と呼んで区別するようになったそうです。焼き八つ橋には餡も入っていないし。ただ、生地は共通していますし、シナモンの香りがするところも共通していますね。京都のおみやげにいただきました。京都はさぞや暑かったでし
熊本の卒業生と連絡がとれ、(本人曰く)軽微な損傷はあったけれど無事です、と。軽微といっても、おそらくよそのお宅と比べてのことでしょう、きっとこれから壊れたところを修繕したりのご苦労があることと思います。でも、お怪我も無くてよかった。コロンビアの留学生からは先日の大きな地震について、自宅も研究所も無事だったとのこと。ご親戚の住んでいるアパートの屋根は壊れたけれど、親戚は無事でしたとも。留学生からは、大雨は大丈夫でしたかという連絡も。千葉県の豪雨のニュースが流れたそうです。留学生は
キャッサバのウイルス病の研究でカンボジアには何年か通いました。出張ですので、カンボジアの大学と畑、ご飯を食べる田舎町の往復ばかりでした。そんなことで、一緒に行った学生さんたちはアンコールワットに行くこともなく帰国するなど、ちょっと残念だったかもしれません。アンコールワットをはじめとするクメール王朝の遺跡群も、内戦により破壊や構築物の盗難などがあり1992年に世界遺産として登録されると同時に、危機遺産にも登録されました。危機遺産からはずれたのは2004年。国際的な様々な支援が行われた結