ブログ記事1,545件
本日、農大稲花小では、4月からの入学者を対象に、第2回目の学校説明会を行います。今回は保護者のみを対象に、学校生活の心得や本校の英語の学習、入学までの事務連絡などを行います。また同時に、お子様向けにはアフタースクールの体験会も開催です。ある子どもが、アフタースクールの活動で作ってプレゼントしてくれました。低学年の子どもでした。農大稲花小の子どもたちはこのみのりマークが大好きです。
本校が2019年4月にスタートする前の準備期間に、制服のデザインについても関係各社にお願いしてコンペを行いました。学校法人東京農業大学の教職員にもご意見を伺い、選ばれたのが現在のデザインです。校長室には、ディスプレー用で高さ約50センチメートルの制服が飾られています。学校説明会などで活用しています。もちろん、本物の夏制服、冬制服、夏帽子や冬帽子、そしてランドセルを展示することもあります。この冬からは新たに、おそろいのサブバッグも提供しています。
タコノキ科アダンは、農大稲花小6年生の子どもたちが宿泊学習でお世話になる宮古島(東京農業大学宮古亜熱帯農場)でもよく見られます。パイナップルのような果実が、目をひきます。この葉は、細工して様々に活用されますが、これは星の立体形のおもちゃ、あるいはオーナメントです。
「農の生け花」は、東京農業大学初代学長横井時敬博士の次男横井利直博士の妻であった横井友詩枝氏が考案したものです。1974年から定期的に日本農業新聞にも掲載されおり、また、関連の本も出版されています。この「農の生け花」は特別の流儀があるのではなく、農家が農作物や農具、身近な植物を使い、愛でるものと聞いています。東京農業大学「食と農」の博物館で展示会を行ったこともあり、そのときにいただいた、横井友詩枝氏の作品による絵葉書です。秋を感じます。後ろはそば畑でしょうか。子どもたちが摘んできた雑草、持
シロタエギクです。緑の葉っぱに白い細かい毛が生えているので、白っぽく見えます葉っぱそのものは緑色です。これも暑い中、涼やかな植物です。寄せ植えに人気です。このように白っぽく見える葉っぱをもつ植物をまとめてシルバーリーフといい、シロタエギクのほかにも複数の園芸植物が知られています。シロタエは白妙からきているのでしょう。衣や袖などにかかる言葉ですが、楮(こうぞ)類の樹皮からとった白い繊維(白栲)でつくった白い衣に由来しているそうです。「春過ぎて夏来たるらししろたへの干ほしたり天の香具山」
農大稲花小は春休み。卒業した6年生もアフタースクールを利用しています。卒業生の利用は31日までです。そのため、アフタースクールのスタッフに、6年間お世話になりましたと挨拶していく子どもたちもいます。とはいえ、ほとんどの子どもが、お隣の中等部に進学ですから、新年度もまた会えるのですが。しかし、挨拶していこうとする、その気持ちが素敵です。夕方、西日が深く入ってくる場所の一つ。今日も一日、無事に終わったと感じます。
オーストラリアから帰ってきた家族からの、カンガルージャーキーです。オーストラリアにいくと、なんとなく、カンガルー肉とかワニ肉とかをお土産に買ってしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。実は、ジャーキーがというのではなく、動物検疫シールが欲しくて、リクエストしたものなんです。日本では肉と肉製品ほかの輸入は厳重に管理されていますので、子どもたちと海外旅行した際にも、動物検疫や植物検疫について、おうちの方からも教えていただければと思います。一人で海外旅行する若者になったとき、うっか
天ぷら屋さんで、たまごの天ぷらを味わいました。中からやわらかい黄身が出てくるのは美味しいものです。たまごの天ぷらは大好きですが、家庭でたまごの天ぷらを揚げるのは、ちょっとためらいます。破裂しそうだからです。電子レンジでたまごを加熱すると”大爆発”することは良く知られています。電子レンジでは電磁波により内部の黄身から急速に熱くなり水蒸気が発生するのに対して、卵の卵殻膜や卵黄膜が水蒸気の圧力を逃がさないので、最後に大爆発してしまうのですね。目玉焼きであっても、爆発することがあります。膜のあるソ
ピラカンサです。ピラカンサは属の名Pyracanthaで複数の種類の植物を含みますが、主に庭木などにされるトキワサンザシを指して呼ぶことが多いと思います。今時分、赤い実をたわわにつけます。明治時代に日本に導入され、初期には農大稲花小の子どもたちも遠足に行く文京区の小石川植物園に植えられたそうです。赤い実は有毒で食べられませんが、毒性が段々に薄くなる冬の終わりごろになると鳥たちも食べ始めるとのこと。毒だけでなく、棘も大きいので注意しながら、赤い実を楽しみたいものです。なお、ピラカ
昨日の修了式。農大稲花小の子どもたちは、元気に春休みを迎えました。大事な制服。春休みの間にお手入れをして、気持ちよく新学期を迎えてほしいですね。農大稲花小では教育後援会の活動の一つとして「ふくのリレー」を行っています。ちいさくなった制服や制帽、下級生に譲り渡して大切に着てもらうことができます。
北原白秋の詩による童謡に「赤い鳥小鳥」があります。「赤い鳥小鳥なぜなぜ赤い赤い実を食べた」という素直な、というより単純にも思える歌詞です。実は今日までその先をすっかり忘れていましたが、白い実を食べた白い鳥、青い実を食べた青い鳥と続くのでした。秋になると赤い実が目につきます。鳥に種子を散布してもらうためでしょう。ただ、小鳥が食べるとしても、ヒトが食べられないものが多いのです。もちろん、触るくらいなら大丈夫の場合が多いので、花瓶に活けたり、リースにして飾ったり、楽しむことができるでし
明日土曜日(12月14日)は、秋の入学試験に合格し、本校を選んでくれた入学予定者を対象とした入学者説明会です。校長も、72名の子どもたちと保護者のお顔を拝見するのを楽しみにしています。よこはま動物園ズーラシアの秋景色。
最近は「はねつき」といっても、羽根つき餃子を連想することの方が多いかもしれません。スイカズラ科ツクバネウツギ属の様々な植物の総称でもあるアベリアは、庭や公園などによく植えられています。このツクバネウツギのツクバネ(衝羽根)が、お正月の羽子板遊び、羽根つきの羽根を意味しています。それは、花の後に残る5枚の萼が、よく似ているからだそうです。春から夏にかけて長く花を咲かせてきたアベリアですが、花が終わった秋になっても、このようにきれいな萼で目を楽しませてくれます。また、夏の間にも開花した
2月27日夕方、私立小学校で長く校長を務めた重鎮の先生、また、ご縁のある私立小学校の先生方合わせて3名を本校にお招きし、学校の様子をご覧いただきました。ベテランの校長先生からのご質問は、一つ一つ、私自身の振り返りにもなるものでした。2019年4月にはじめての入学式を行った本校が、2025年の3月にはじめての卒業証書授与式を行うことができるのは、たくさんの皆様のご理解や応援があってのことですが、校長研修ほか研修や広報、行政への働きかけなども行っている東京私立初等学校協会の皆様のご支援についても
キカラスウリの花です。カラスウリは夜にしか開花しませんが、キカラスウリは昼間も開花し、葉っぱはややツルっとしています。カラスウリとキカラスウリでは、実の色も違うのですが、これは夏が終わらないとわかりません。キカラスウリの根っこのでんぷんからは昔、天花粉(天瓜粉)が作られていました。今でいうベビーパウダーですね。実は大正生まれの父と昭和初期生まれの母をもつ私には「てんかふん」という言葉には聞き覚えがあります。キカラスウリのでんぷんをとるなどという手間のかかることはもはや行われておらず
ギリシャにあるコス島というところに、医聖ヒポクラテスがその下で弟子を教えたというプラタナス(スズカケノキ)があり、ヒポクラテスの木と言われています。ヒポクラテスは紀元前400年前後の人ですから、年代的にはヒポクラテスが寄り掛かったかもしれない木と同じとはいえないかもしれませんが、その子孫であっても素敵です。このヒポクラテスの木は、種を取ったり採り木をするなどして株分けされて、世界各地の病院や大学医学部などに植栽されており、日本でも多く植栽されているのを見ることができます。都内にも何本か
文京教育センター大学連携事業室(文京区湯島)で行われている展示「玉蟲生きた宝石」(10月25日まで)を見に行きました。大物定洋博士という方のコレクションの展示で、東京大学総合研究博物館が展示企画したものです。この夏、都内の家族の家にも、ヤマトタマムシが来た(落ちていた)ということで、にわかタマムシブームだったのですが、このコレクションは、小さなものから大きなものまで、また色(構造食)も様々な圧倒的なボリュームで、すっかり魅了されました。それとともに、タマムシという昆虫に魅せられた研究者の熱
風が強かったためか、通りかかった歩道の隅にカエデの種がたくさん落ちていました。すぐ近くにはカエデの木が見当たらないので、どこかの見えないお庭から飛んできたのでしょうか。歩道といっても、場所がよいので、踏まれてもいません。強風や大雨の後は、こんなうれしい拾い物ができることがあります。拾う時は、何を拾っているのか見る方もいらっしゃるので、ちょっと恥ずかしいですが。9個あるカエデに加えて、右下にあるのはサルスベリの翼果。大きさが違いますね。サイエンスとして考えるときは、大きさがわかる
これは、イタリアバチカン美術館の中庭「ピーニャの中庭」にあるオブジェで、ローマ時代(1-2世紀)に作られたものだそうです。ピーニャとは松ぼっくりのこと。実は、スペイン旅行しているときにも、あちらこちらで松ぼっくりの装飾を見ているうちに、どこかで見たな~と思い出して探してきた一枚です。松ぼっくりは農大稲花小の子どもたちにも人気。マツの松ぼっくりだけでなく、農大世田谷キャンパスのメタセコイヤの松ぼっくりなども拾っています。調べてみると、松ぼっくりはエジプトのオシリス神、ローマ帝国や地中海世界まで