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カタクリの花です。以前、栃木県の低山ハイキングで、歩いても歩いてもカタクリの花が咲いていて、どこを踏めばよいのか迷うような経験をしたことがあります。これは都内文京区の小石川植物園。数輪が咲いていました。この時期だけ公開されている区域に、カタクリの花が咲いていました。東京大学理学部の植物園であるこの小石川植物園には、農大稲花小の子どもたちも遠足で行くことがあります。また私は研究のために、この植物園で植物の採集をさせていただいたことがあります。カタクリは片栗粉というくらいで、
ボケの実です。実がなっているのに気づいたときはカリンかと思ったのですが、樹形や葉がボケ。そして、近所の方にお聞きするとボケとのことでした。花を見ていればまちがいありません。ジャガイモくらい大きくなっています。似ているのは、ボケ、カリン、マルメロです。それぞれの花、葉や樹形は違うのですが、実だけを見ると似ています。いずれもバラ科ですが、それぞれ異なる属に分類されています。秋になってよく熟し黄色くなったものは、カリンと同じくジャムやボケ酒にもできるそうです。今、まだ青いときはかじっては
スペインもお米の国です。パエリアは有名ですし、水田でお米を作っている地方もあります。また、アロスコンレチェ(意味としてはミルクとご飯)という冷やしたライスプディングはデザートの定番です。また、ハイキングに出かけたら、スナックをどうぞ、ということで、リンゴやバナナ、ミカンと共にお米のお煎餅も登場しました。お煎餅とは書いてないですが、2枚のお米のパフの間にヨーグルトとチョコレートクリームがはさんでありました。Arroz(お米)と書いてあると、どうしても目が行ってしまうのは、職業
赤大根と呼ばれるもの。皮が赤くて中も赤い大根と、皮が赤く中は白い大根との両方があります。これは三浦市特産とされるレディーサラダ。外が赤く、中が白い。名産の三浦大根に海外の品種を交配・改良して開発されたとあります。他社からは、紅化粧という名の、同じく外が赤く、中が白い品種も出ています。大根は本当に種類が多いので、面白い野菜の一つです。農大稲花小では1年生がハツカダイコンを育てることがあります。これも、外が赤く中が白っぽい。このようなカラフルなダイコンは、クリスマスなどに使ったらいいか
中国は成都に出張したということでお土産。中国に行く人が多くないせいか、中国土産をいただくのはちょっと久しぶりかな。成都というとパンダ関係かと思いましたが、四季花糕というお菓子。落雁を少ししっとりさせたようなお菓子を楽しみました。糕というのは、お米(糯米やうるち米)を蒸したお菓子で、「gao」と読むそうです。それでは、パソコンなどで打ち出すときはどうやって調べてみると、米偏の16画。読みは、コウとのこと。漢字検定には登場しませんので、ご安心を。実は私も、また家族にも成都に出張や旅行で行った
ミャンマーでハヤトウリのウイルス病調査をしたことがあります。これもウリの仲間で、ミャンマーなどでは低い棚を作って栽培していました。この実をそのまま植えると発芽するところも面白いです。そして、1株から数十個もが実って棚でぶら下がっているのも見られました。英語やスペイン語ではチャヨーテといいます。インドネシアではこのハヤトウリをlabusiamすなわちシャム(タイ)のウリと言うことが多いのですが、場所によってはjepangと呼ばれていました。jeangとは日本のことでもあるのですが、
渋谷駅は日々変化しています。工事がはじまったのは2002年とのことで、もう24年も工事しているのですね。新南口に出て通路の屋根を見ると、何かが思い出されます。何かしら。樹木が枝を伸ばすような柱です。そうそう、以前に行ったスペインのサグラダ・ファミリアも森をイメージして樹木のような柱でした。似ていませんか。サグラダ・ファミリアが1882年から工事が始まり、今年の6月、イエスの塔の完成で式典が行われました。まだ工事は続くそうですが、中心部分は完成したような印象です。
香酸柑橘類というとレモンやライムがあります。とはいえ、私が子どものころ、ライムを見たことがありませんでした。それなのに子どものころに読んだ「若草物語」の中でエイミーが学校にライムのピクルスを持ち込み、先生に見つかって窓から捨てさせられただけでなく体罰を受ける話は、忘れられません。ライムってさぞおいしいものに違いないと思いました。私だけでなく「若草物語」でライムを知り、おいしいものだと思った人は多かったようです。なにしろ、「みんな、授業中にも机の陰でしゃぶるし、休み時間になると鉛筆やビー
昨年3月、農大稲花小の多くの第一期生が内部進学制度により東京農業大学第一高等学校中等部に進学しました。中等部は中学受験においても上位校であり、今年は理科室なども新たに整備されるということでさらに倍率が高くなるようです。農大稲花小から進学した子どもたちは、外部から入学してきた子どもたちとともに、同じ中等部の生徒として、お互いの得意なところを活かしながら楽しく学校生活を送っているとのこと。子どもたちや先生方から中等部での様子を知らせてもらうたびに、うれしく思ったり、安堵したり。私も大昔ですが
全身が黒いヒツジもいますが、顔だけ黒いヒツジの種類もあります。サフォーク種(Suffolk)は、イギリスで作られた品種で、顔に毛が生えていないので黒い顔をしています。脚も黒いのです。イギリスのおもちゃでも、このサフォーク種が登場していました。肉用種で、北海道のジンギスカン鍋屋さんでも、うちではサフォーク種を提供しています!とわざわざ書いているところもあるので、ありふれておらず、かつおいしいのでしょう。ひつじのショーン(ShauntheSheep)はやや脚が長い気がしますが
小学生の時、おみやげにもらった化石。那須塩原にある木の葉化石園の化石セットで、8種類くらいの化石が入っています。明治時代からある化石園で、今でもたくさんの化石を採取することができます。木の葉化石園のホームページ子どもが喜ぶと思って買ってきてくれたのでしょうが、当時は、まったく興味なし。どちらかというと、貝塚などに興味をもっていました。そのため、父と少しだけ化石の勉強をしたのを覚えていますが、その後は長くしまわれたままでした。父はちょっとがっかりしたかもしれません。しかし、私自
植物ウイルスの実験をしていたころ、ショ糖密度勾配遠心法という方法がありました。チューブの中に、40%、30%、20%、10%のショ糖液をつくり、これを直径2センチくらいの透明なチューブの中に10mlずつそっと入れていきます。一番下が40%、次が30%、20%、そして10%と重ねていくのです。こうやってそうっと一晩置くと、下から40%、39%、38%と....連続した密度のショ糖液のなだらかな勾配ができます。この上に、ウイルスの液を、これもそうっと載せて、分速24000回転で2時間半くらい超遠心
春になるとチューリップ。昨年はオランダ大使館のお庭公開でチューリップを見せていただいたのですが、今年はチャンスを逃しました。残念。チューリップはトルコが原産で、16世紀にはヨーロッパへ伝わり、オランダを中心としてヨーロッパで人気を集めました。トルコ語ではチューリップはラーレというそうですが、翻訳時に誤解があってラーレもチューリップという名前でヨーロッパに伝わりました。ヨーロッパ・オランダでは17世紀にチューリップが投機にまで使われた時期(チューリップバブル)がありましたが、トルコのオ
昨年の10月ごろに拾った、ヒマラヤスギの松ぼっくり。正確には球果ですね。大人のにぎりこぶしくらいの大きさがあります。拾った時は土に半分埋もれていて、湿っていたのですが、オブジェとして窓下に飾っているうちに乾いていい感じになりました。しかし、一週間くらい前から、風が吹くたびにバラバラになり鱗片が落ちるようになりました。鱗片、正確には果鱗でしょうか、には種が付いています。三角形の根もとの部分に2個ずつ。この球果の一番上は、バラバラにはならずに、バラのような形だということでシダーローズ
夏の間中、華やかだったサルスベリ。実がなっています。次々と緑色に実っているのに気づいていたのですが、ふと気づくと、もう少ししか残っていません。これから茶色くなって、カラカラになると中から種が取れるのですが、それまで、うまく樹上に残っているかな。中から出てくる種がうまく取れたなら、播いてみると発芽します。種には小さい羽のようなものがついているのもかわいいです。これからの季節、羽(翼)のある種を見かけます。カエデやモミジのなかま、ユリノキなど、飛ばして遊ぶと楽しいです。
ヤツデは日当たりの悪いところでもよく育ち、大きな葉っぱを広げます。そして、冬になると、白い花を咲かせます。円錐状に広がっているので、目をひきます。そうそう、忘れずに5月ごろに観察すると、果実が実り、熟して黒くなっています。私は子どものころ、ヤツデの黒い実をブドウに見立てて遊びました。そういえば、子どものころに庭で親しんだ、ヤツデ、サクラ、フジ、ナシ、ウメ、ユスラウメ、ジンチョウゲ、モミジ、シュロ、ヒマラヤスギなどは、印象に強く残っています。葉っぱ、花びら、落ち葉、実などで遊んだこと
東京農業大学世田谷キャンパスに2020年に完成した研究棟である「サイエンスポート」に続き、2023年4月にオープンしたのが「国際センター」です。この「国際センター」2階にある「榎本ホール」では、農大稲花小6年生の学習発表会(探求学習のポスター発表)なども行われました。1階にあるのは、「榎本ギャラリー」です。建学の祖である榎本武揚先生の胸像もあります。この胸像はちょっといかめしいですが、「法人の日」の特別な授業などから農大稲花小の子どもたちは榎本武揚公(あるいは榎本先生)に親しみをもって
ピラカンサです。ピラカンサは属の名Pyracanthaで複数の種類の植物を含みますが、主に庭木などにされるトキワサンザシを指して呼ぶことが多いと思います。今時分、赤い実をたわわにつけます。明治時代に日本に導入され、初期には農大稲花小の子どもたちも遠足に行く文京区の小石川植物園に植えられたそうです。赤い実は有毒で食べられませんが、毒性が段々に薄くなる冬の終わりごろになると鳥たちも食べ始めるとのこと。毒だけでなく、棘も大きいので注意しながら、赤い実を楽しみたいものです。なお、ピラカ
食器の入れ替えをするときに、これは秋になったらこれは冬に、などと思うは思うのですが、その時期になるとすっかり忘れて、しまったままになっていることがあります。この菊模様がきれいな急須とお茶碗のセットも、その一つ。今年は間に合いました!衣替え、お部屋の模様替えなど、日本には四季があるので面倒といえば面倒です。大学生の頃、友だちだったアメリカ人の学生が、冬でも夏でもTシャツ一枚で暮らしているのを知って、楽でいいなと思ったのを思い出します。エアコンが家でも研究室でも完備していて、かつ移動は
シマトネリコの花です。木がまだ若いので、花は多くはありません。シマトネリコは近年、都内の住宅地では人気の木。そして、今頃、白い花を咲かせます。モクセイ科の木だからでしょうか、白い花はちょっと甘い香りがします。子どもたちもジンチョウゲ、キンモクセイなど良い香りのする木を知っていますが、ほのかに香る木に気づくのは、もう少し大人になってからでしょうか。ただ、木が小さいときは、ほのかな香りだったものが、木が大きくなり、花がたくさんつくようになると、この香りが強すぎると感じる人もいます。散る花の
基本的には勝手に海の生き物を採取することができません。潮干狩りでは、場所や日時、料金を払って持ちかえっていい量も決まっています。貝殻やシーグラスについては、個人の楽しみの範囲でマナーを守って拾うことについてはよさそうですが、一方で、海岸保全区域や自然公園などを中心に、砂や石を含めた持ち出しが禁止されている場所もあります。また、有毒なクラゲが打ち上げられていたり、安全ではないゴミが落ちていたりもします。ですから、貝殻拾いに適した海岸について調べておくことは必要でしょう。少しずつ拾ったり、
ヒマラヤスギの球果の先端部分です。シダーローズと呼ばれることがあります。バラの花に似ていますね。ヒマラヤスギの木の下に、秋から冬にかけてたくさん落ちている時があります。きれいに乾かして、工作に使うことができますよ。ヒマラヤスギは喜馬拉邪杉と書きます。ヒマラヤを喜馬拉邪と書くのですね。ヒマラヤを漢字で書けなくてもかまいません(?)が、なぜアメリカは米なのか。フランスは仏、イタリアは伊なのか、こんなことから調べてみるのは楽しいものです。子どもの頃、地図帳が好きでしたが、須美寿島という名前
北原白秋の詩による童謡に「赤い鳥小鳥」があります。「赤い鳥小鳥なぜなぜ赤い赤い実を食べた」という素直な、というより単純にも思える歌詞です。実は今日までその先をすっかり忘れていましたが、白い実を食べた白い鳥、青い実を食べた青い鳥と続くのでした。秋になると赤い実が目につきます。鳥に種子を散布してもらうためでしょう。ただ、小鳥が食べるとしても、ヒトが食べられないものが多いのです。もちろん、触るくらいなら大丈夫の場合が多いので、花瓶に活けたり、リースにして飾ったり、楽しむことができるでし
むべというのは古語で、なるほどという意味だそうです。むべなるかな、という言い方もありますね。そのとおりですね、という意味になります。こちらは植物のムベ。目立たないですが花が咲いています。町の中でフェンスに絡めているのを見ました。アケビの仲間です。秋になると実がなる(はず)です。天智天皇が子だくさんの老夫婦に長生きの理由を尋ねたときの答えがこの果物。一口食べた天智天皇が「むべなるかな」と言い、献上品になったため、ムベという名前になったとのことでした。ムベは漢字では郁子、別名は「
鈴のようにぶらさがる白い花が鈴なり。ヒサカキです。雌雄異株といって雄の木と雌の木があり、雄蕊が何本も生えている雄花が咲く木と、雌蕊が一個だけ見える雌花が咲く木とがあります。花は独特の臭い(悪臭)があるということですが、このヒサカキではあまり感じませんでした。秋になると、黒い実がなります。シキミは仏教と、サカキは神道と、それぞれかかわりが深く、ヒサカキは地域や家庭によって仏教で使う例も、神道で使う例もあります。サカキが暖かいところの植物であるため、サカキの育ちにくい関東以北ではヒサカキが
以前、ジャガイモ売り場で見かけた光景。緑色になってしまうのを防ぐためです。緑色になるとソラニンという毒素のために食べられなくなることは、ご存知の通りです。ですから、ジャガイモの緑化や発芽が抑えられれば、食品ロスも押さえられ、安全面でも安心です。店頭だけでなく、貯蔵庫でコンテナに入ったジャガイモを運ぶときなども、蛍光灯を付けないようにしているため、作業の安全性も心配されていました。昨年、北海道電力が、ジャガイモを変色させない効果のあるLEDによる特殊照明を開発し、特許をとったことが報道さ
1982年に初めて500円玉(500円白銅貨幣)が使われるようになりました。この500円玉の表は桐の図が、そして、裏にあるのは、上下が竹、左右は橘の図です。その後、2000年と2021年に素材などが少し変わり、現在は合計で3種類の500円玉がありますが、基本的な図柄は同じです。左右にある植物が橘とは、ちょっと見ただけではわからないかもしれませんね。お財布に500円玉をおもちでしたら、お子様とご覧ください。なお、造幣局のホームページキッズコーナーでも、貨幣について学ぶこ
ヒガンバナは、葉と花とが別々に地上に現れますが、もう一つ似た植物があります。それはイヌサフランの仲間。スペインの標高1000mを越える丘陵地帯でハイキングをしているときに、地面にピンクの花が落ちている!と思ったら、それはガイドさんによるとColchicummontanumというイヌサフランの仲間だとか。直径3~4センチの花が、地面から出ている様子は、思わず上の木から落ちてきたのかしらと見上げた位です。花が落ちているみたいではありませんか横から見ると、地面から花が生えているのがわか
スペインのガリシア州にあるフィステーラ岬です。ここはラテン語のFinisterraeすなわち地の果てという意味で、ローマ時代から中世まで人々が、ここが地球に西の果て、この先の海をいくと滝のように落ちてしまうと思われていた場所です。旅してきた人の旅の終わりを意味する、ブーツの銅像?があります。実は、本当の最西端はポルトガルのロカ岬だそうですが。昔の人が地の果てと思っていた恐怖を覆して大海原に旅立ち、新大陸を発見(といっても、もうそこにはたくさんの人々がくらしていたわけですが)
三月は弥生。私たちも「いよいよ3月だ」とか「いやがうえにも盛り上がる」などと言いますが、弥生の弥の字には、いよいよとか、ますますという意味があり、弥生というのも、いよいよ、ますます草木が生えることから来ているそうです。弥生といえば小学校でも習うのが弥生式土器です。これは東京農大の教授を務めたこともある白井光太郎や友人たちが、1884年に(場所は今でははっきりしないようですが)東大構内付近から発見したのが最初です。東大農学部の住所は今でも文京区弥生ですが、この地名にちなんで弥生式土器とな