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ニュースなどで体罰について報道されると、体罰を受けた子どもやその保護者はさぞつらかったことと思います。体罰だけではありません。先生や指導者が気分で、あるいは怒りの衝動で叱ることがあってはなりません。気分や怒りの衝動で叱る大人に対して子どもは、大人の怒りに対して下を向いて嵐が過ぎるのを待とうと考えるようになります。一方、しょっちゅう細々と叱られる子どもや学級では、子どもたちは注意や小言を聞き流し、無視するようになります。叱られてもしばらくすれば大人の機嫌もなおる、ということを体験で学び、言
都内は夕方になって雨や雷。雨が降ってもお迎えに来てもらえる見込みがないこともあって、一年中、バッグの中には傘が入っています。急な雨に備えて、また、春から後は日傘としても活躍しています。農大稲花小の子どもたち(つまり、保護者の皆さんに、ですが)には置き傘をすることを勧めてきました。天気予報で今日は雨、という日でも、置き傘がない、長傘ももっていないという子どもが結構いました。子どもたちが濡れながら帰るのはかわいそう。友だちを傘に入れてあげる親切も、安全に歩くためには実は、おススメできな
今日は、オランダ王国大使館チューリップガーデン一般公開に行ってきました。チューリップは植物ウイルス研究者として、まず大切な植物です。とはいえ、チューリップバブルのお話はまた後日。そして、もう一つ、オランダは、榎本武揚公が留学した国でもあり、また、東京農業大学が長く友好関係にあった名門ワーゲン二ンゲン大学(WageningenUniversity&Research)のある国でもあります。大使館のチューリップや装飾は素晴らしく、素敵な時を過ごすことができました。(もちろん、ウイルス病のチ
第一部もほとんど欠席者がなく、皆さんがマナーを守って、和やかに、学校内を見学されました。自由見学ですので、じっくり型のご家族もあれば、スピード重視型のご家族もあるようです。子どもたちが小学校生活を楽しみにしてくれるのが一番だと思っています。
あまり頻繁に大人から叱られると、いわば”叱られ耐性”がついてしまい、嵐が過ぎるのを待つ子どもになる心配があります。叱るときは、感情任せではなく、端的に叱る必要があります。一方、ちょっと叱られただけでショックを受ける子ども、ほかの子が叱られているのを見聞きするだけで怖くなってしまう子どももいます。そういう子どもには、「あなたのことは大好き」だということを伝え続け、叱る、注意するのは悪い言動に対しであるという理解をさせたいものです。叱られ慣れるのもよくないですが、叱られたらそれを素直に受け
東京農業大学第一高等学校中等部の入学式。思いがけずお招きいただき、矢嶋理事、杉原農大稲花小校長とともに、参列することができました。感謝です。1週間前には、もうもたないかもなどと思っていた桜ですが、今日は新入生278名を歓迎するかのような美しさ。そして、新入生の誰もがきりっと凛々しいこと、A組からH組までを指導する担任団の先生の頼もしい立ち振る舞い、校長幸田先生や理事矢嶋先生の祝辞が子どもたちの心に染み入ったに違いないこと、また、新入生代表の当時の素晴らしかったこと、感激の入学式でした。
渋谷駅からバスで農大前へと通う子どもたち、新学期は無事にスタートしましたか。渋谷駅の大工事が進み、3月末から西口の出口の様子も、また変わっていました。子どもたちの通学路の様子は、いつも同じとは限りません。渋谷駅や新宿駅のように常に工事している場所もあります。そうでなくても、時間帯によっては人の気配がなかったり、混雑したり......。お家の方も時々、登下校の経路の様子を確認されるのはいかがでしょうか。山手線から見た西口側(左は246号線)。私は3月31日の最後の出勤日に、出口でプチ迷子になっ
ちょうど1年間続けたブログですが、今日をもってバトンタッチ。校長も任期満了で、今日をもって退職となりました。農大稲花小の子どもたち、保護者の皆様、また、応援してくださったたくさんの皆様には、心から御礼を申し上げます。3月31日の午前中、世田谷キャンパスアカデミアセンター9階で、退職辞令の交付があり、江口理事長から辞令をいただきました。この9階の会議室は、小学校の建築がはじまったときから日々、小学校が出来ていくのを見ていた場所でもあります。今日もたくさんの感謝の思いとともに、小学校を
地球上のどこにでも、細菌(バクテリア)や菌類がいます。畑やプランター・ポットなどで栽培されている花々も同じです。農家の管理により、細菌や菌類は適切に制御され、花々は健康に育って出荷されます。しかし、いったん切り花となると、今までとはちがった環境(エコシステム)となり、細菌や菌類が増殖してきます。その結果、とくに、切り花が水を吸い上げる切り口から導管が細菌の塊などでふさがれてしまうと、萎れたり腐ったりしやすくなります。退職にあたって皆様から頂戴したお花、大切に1日あるいは2日おきに水を替え、
農大稲花小の紅白饅頭は、2019年4月の第一回入学式以来、高崎市にある風間堂さんの特製で、農大のマークと農大稲花小のみのりマークが焼き印されています。風間堂は明治31年12月創業、2001年には国民文化祭で群馬県に来県した皇太子殿下にも和菓子「もみじ」をお届けしたと聞いています。もちろん、東京農大の卒業生(校友)で、教育後援会の役員としても活躍されたご縁で、小学校の紅白饅頭も毎年、お願いしています。
今日から新年度。農大稲花小の新しい校長先生杉原たまえ先生、そして、副校長先生田中直子先生の船出を、お祝いしています。安心してお任せできるのは、なによりうれしいことです。保護者の皆様にもご信頼いただけることでしょう。さて、私の方は、今日は平日だけれど、出勤はありません。仕事を始めてから4月1日に休んだのは、産休の時だけです。しかし、これからも規則正しく学び続ける毎日にしなくてはと、決意は固いのです。とはいえ、皆様から頂いたお花やらカードやら、お品を見ながら、今日はまだ、少し余韻に浸ってい
花の写真を撮影するのに忙しい時期が続いています。これはムスカリ。育てやすく色も鮮やかな球根植物です。このムスカリを川の水のように仕立てたのが、オランダ大使館の庭園です。日本風の赤い欄干の橋や石灯籠の見える中、水の流れが表現されています。調べてみると、オランダにはKeukenhofGardensキューケンホフという有名な公園があり、そこでもムスカリの球根を植えこんだブルーリバーがあって今、見ごろとのことでした。とはいえ、流れを表現するには、かなり高密度で球根を植えこむ必要がありそうですね
今日、農大稲花小に入学した子どもたち、そして保護者の皆様には思い出に残る日だったのではないでしょうか。子どもたちは意外に、小さい頃のイベントをすぐに忘れてしまいます。お家の方はどうぞ、お子様が生まれた日のうれしかったこと、幼稚園や保育園でがんばっていたこと、スキーや海などで家族で楽しかったこと、そして今日の入学式など、何度も繰り返し話題にして、お子様の記憶にしっかりと焼き付けてあげてください。お子様にいつか苦しいことがあったとき、大人と難しさを感じたとき、こういった素晴らしい出来事の記憶が、お
普段は普通のティーバッグ。マイクロプラスチックなどいろいろと言われますが、便利さと価格には勝てません。でも、コットンでできたティーバッグで紅茶をいただくと、ちょっとホッとします。この袋、この紐、もちろん機械で縫っているのでしょうが、ひと手間かかった感、特別感がありますね。縫い目まで見てしまいます。週末だけ登場です。
退職第二日目。昨日はほんとうに久しぶりにジムに行ったり、ご挨拶状を書き続けたりと、それなりに過ごすことができました。しかし、今は夏休みに入った子どもたちと同じ状態ともいえます。「農大稲花小では夏休みの宿題はだしません、自分で考えて勉強してくださいね。」とか、「日課や毎日の予定はご家庭でしっかり管理してくださいね。」などと言ってきた元校長です。が、自分のことになると、大丈夫かな。校長が研究してきたバナナのウイルス病にちなんだお花を。なお、バナナの実も、最初はもちろん緑色です。葉っぱな
東京農大の創設者榎本武揚公は20代でオランダに留学しましたが、長崎を出航してから215日目、1863年4月16日にオランダに到着しています。19世紀後半のオランダではたくさんの風車が排水や工場で使われていたとのこと、榎本武揚公も風車を目にしたのではないでしょうか。このチョコレートのパッケージの青い色は、デルフトブルーかな。(参考;榎本武揚と東京農大松田藤四郎著東京農大出版会)
「補欠」は、残念ながら「合格」とならなかった方から、成績が上位の一定数の方に通知しているものです。補欠の人数や順位については非公表ですが、農大稲花小から「繰上合格」の連絡があった場合は、ぜひ本校を選んでいただきたいと思います。「繰上合格はいつまで行うのか」「もう終了したのか」という問い合わせには残念ながらお答えできません。詳しくは、農大稲花小HPをご確認ください。画像はフィリピンの学会でのデザート。補欠とは関係がないのですが.....
農大稲花小では、新年度の始業式(1学期)と修了式(3学期)の給食のメニューは、カレーです。今年の修了式の日の給食は、五穀米ご飯にポークカレー、アサリとスナップエンドウのサラダ、フルーツヨーグルト、鉄分が強化されたアップルジュースでした。そこで、3月末からレトルトパウチ食品として「農大稲花小のポークカレー」と「農大稲花小のチキンカレー」を数量限定で販売開始しました。農大生協などに置いていただいているそうです。これは、農大稲花小の子どもたちが大好きで、また親しみをもっている給食のカレーを、本校の
ドイツ旅行のお土産で一番便利だと思うのが、ハリボー(HARIBO)。グミですね。グミというのはドイツ語でゴムのことだそうで、しっかり噛んで楽しむお菓子です。この硬さは、牛豚の骨や皮からのコラーゲンを主体とするゼラチンからできていますので、海藻から作られる寒天とは違うところが多くあります。なお、寒天の英語agarはインドネシア語に由来しているそうです。ドイツではまだペピーノ味はないので、日本から進出できたらいいですね。いろいろな味が売られていました。HARIBOの熊のマグネ
学ぶって楽しい。小学生はノートや鉛筆、消しゴム、下敷き、ハサミと様々な文房具を使って、勉強をしています。お家の方には、鉛筆一本一本にまで記名するというお手間をとっていただいていますが、モノを大切にする心を育てるために、ぜひお願いしたいことです。そして、学年が進むと、学校が許す範囲で消しゴムに凝ってみたりするのも、小学生です。大人の私は、黒檀の文鎮を愛用しています。今まで、校長席で活用していたのですが、自宅に持ち帰り、ノートを押さえたり、ページを押さえたり.....ある時は、ただ、その重さを
晴れやかな日になります。農大稲花小の入学式、新入生と保護者の皆様もさぞうれしい日となることでしょう。7年目からの農大稲花小を担う杉原たまえ校長も、新入生と会うことを楽しみにされていると思います。おめでとうございます。机にすわっての勉強だけがお勉強ではありません。毎日、生きていることがすべて学びです。子どもたちが学校に行くことが楽しい、お友だちと会えるのが、先生とお話できるのがうれしい....という気持ちを持ち続けられるよう、大人がよい応援をしていきたいものですね。
もう、テレフォンカードなんて、子どもたちは知らないかな。子どもたちのパパママ世代も知らないかもしれません。お片づけ中に出てきました。東京農大創設者榎本武揚公生誕150周年記念(1986年)です。それからさらに39年たってますね。農大稲花小では法人の日(3月6日)に榎本先生のお話をします。子どもたちは戦争(五稜郭の戦い)で牢屋に入れられ、それから才能を買われて大臣までなったという明治の万能人に、親しみを持ってくれたのならいいのですが。日本ではテレフォンカードは1982年から売り出された
752年の4月9日に奈良の大仏(盧舎那仏)が開眼しました。この年、聖武天皇と光明皇后の娘である孝謙天皇が沢蘭(さわあららぎ)を見て詠んだ「この里は継ぎて霜や置く夏の野に我が見し草はもみちたりけり」という和歌が万葉集に納められています。沢蘭はサワヒヨドリという植物のことで、この植物が夏なのに黄色くなっているということに注目した和歌とのこと。今ではこれが、植物ウイルスに感染してサワヒヨドリの葉が黄色くなった現象であることが研究により明らかになり、この和歌は世界で一番古い植物ウイルス病の記載である
昨日の修了式。農大稲花小の子どもたちは、元気に春休みを迎えました。大事な制服。春休みの間にお手入れをして、気持ちよく新学期を迎えてほしいですね。農大稲花小では教育後援会の活動の一つとして「ふくのリレー」を行っています。ちいさくなった制服や制帽、下級生に譲り渡して大切に着てもらうことができます。
ご近所の花壇で可愛いハナニラを見ました。これは、イフェイオン(Ipheion)属の観賞用・球根の植物です。花色には青、白、ピンクなどがあります。一方、野菜のニラの一種として花ニラが売られていることがあります。葉っぱを食べるニラ(葉ニラ)、お日様に当てないようにして育てた黄ニラ(にらもやし)、そして、若い蕾も食べられる花ニラがあるのです。紛らわしいですが、観賞用のハナニラと野菜の花ニラは、全く異なるものです。この紛らわしさを避けるために、最近では、観賞用のハナニラを学名からイフェイオンとか
本校が2019年4月にスタートする前の準備期間に、制服のデザインについても関係各社にお願いしてコンペを行いました。学校法人東京農業大学の教職員にもご意見を伺い、選ばれたのが現在のデザインです。校長室には、ディスプレー用で高さ約50センチメートルの制服が飾られています。学校説明会などで活用しています。もちろん、本物の夏制服、冬制服、夏帽子や冬帽子、そしてランドセルを展示することもあります。この冬からは新たに、おそろいのサブバッグも提供しています。
テレフォンカードなんかをトピックスにすると、古すぎる!と言われそうですが、どんなものにも歴史があるということで。携帯電話が普及する前、インターネットが手軽になる前、海外の長期出張ではテレフォンカードを買って家族に連絡したりしていました。業務の連絡はファックスだったり.....。それが今は、LINEなどのビデオ通話で、海外と日本、あるときは、タンザニアにいた私と、ケニアにいた家族で近況を伝えあったり.....。ということで、タイのドリアン柄のテレフォンカードと、フィリピンの長距離電話用のテ
「ちゃぐりん」は、1964年、農家の子ども向けにスタートした月刊誌ですが、現在では農家の子どもだけでなく広く小学生向きに、食や農、自然など、農大稲花小でもテーマとするトピックスをたくさん取り上げています。2022年1月号では、農大稲花小についても紹介されました。また、東京農業大学「食と農」の博物館が紹介されたこともあります。今ではJAの会員でなくても、家の光協会からオンラインでの購入が可能とのことです。(この画像は、過去の発刊誌です)
今日のスポーツデーは3,5そして6年生。学年ごとのイベントに、それぞれの保護者の方々がお出かけくださいました。運動会ではないのですが、応援の声が多いと盛り上がる子どもたちです。給食はキムチチャーハン、たこ焼きポテト、江戸菜とベーコンのスープ、季節のフルーツポンチと牛乳でした。
今日は、先週に続き、そしてあらたに4年1組のリクエストで、ピザトースト、シーフードサラダ、コロコロ野菜のスープ、おかしな目玉焼きゼリーと、ジョアでした。子どもたちの好きそうな、しかし農大稲花小らしく栄養のバランスを考えた給食になっています。4月からの新入生の皆さんも、給食をお楽しみに。