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毎月第1・第3火曜日(午前)、第1・第3水曜日(午後)、及び第2・第4水曜日(午前・午後)はデモンストレーションデー午前の部デモンストレーション作品午後の部デモンストレーション作品《午後の部》“塗り残し“をテーマに、ニューヨークブロードウェイに差し込む光に照らされるビルと車をモチーフに都会の喧騒を描いてみよう。Googleストリートビューではこの辺り。私が現地で撮った写真。左からの光がビル群の隙間から漏れて右のビルを照ら
毎月第2金曜日の午後と第4金曜日の午前・午後は、NHK文化センター青山教室でデモンストレーション講座。今4月25日から第4金曜日午前・午後のデモンストレーション講座が始まった。渋谷ファッション&アート専門学校の公開講座閉講に伴う生徒さんの受け入れも兼ねて新設していただいた新規コースの初日❗️ということで、午前午後共に『広がりのある大自然の風景』というテーマで、基本技法(ウォッシュ/ネガティヴペインティングなど)を体験的に習得できる題材でスタートしてみた。
以前、乾燥したところで水彩画を描くにはスピードが必要かもしれないという話をした。それは、場合によっては乾く前(濡れている間)にやるべきことがたくさんあるということだ。私なりにかなりビシャビシャで描いた作品。描く前に濡らし、さらにスプレー(霧吹き)を多用してやってみた。雨の風景にはもってこいかも。海外にはビシャビシャで描く作家がたくさんいる!ビクトリアさんはほぼずっと濡れた状態で描いていく。彼女の色と水のコントロールは素晴らしい!
最近、あるカルチャースクールの講座で野外スケッチに行くことになり、銀杏のきれいな東大キャンパスに行こうと決めていた。ところが、カルチャスクール担当の方から連絡があり、『東大の方に申請したところ、“営利目的(?)”の団体のスケッチはお断りすることになった。』とのこと…。新宿御苑からも同じような連絡がカルチャースクール各社にあったらしい。※あくまでも企業の団体の講座の使用を対象としているので、個人的なスケッチは当たらないらしいが。そういえば、以前川崎民家園に入場
今、世界中の水彩画家の間で、『アルシュに代わる紙』として話題になっている中国の水彩紙BAOHONG(バオホン)をいただいたので試しに描いてみた。実は以前、友人の永山裕子さんから「アルシュに近くて使えるかも」という情報をいただいていた。一度試し塗り程度に塗ってみて感覚は分かっていたが、今回、一応絵として1点描いてみて不思議な感覚を味わい、ちょっと考えが変わった。それは、絵に没頭して描き進むにつれ、BOAHONGという紙のことを忘れ、いつものようにアルシュで描いている時と同
遠近法には、透視図法(線遠近)、空気遠近(大気遠近)、光遠近などがある。中でも、風景画を描く時によく出てくるのが空気遠近法。一般的には“遠くは薄く青く描く”ということですべてに当てはめているようだが…私は、そんなに単純なものではないと思っている。ただ“遠くは薄く”とだけ覚えてしまって、その日の天候、季節、場所を考慮しないでワンパターンになっていないだろうか?私は日ごろから条件によって近くと遠くがどう違うのか、アパッチと散歩しながら観察していた。(笑)
横浜画塾のある港北ニュータウン(横浜市都筑区)はスケッチスポットには事欠かない。港北ニュータウンをほぼ一周する緑道(グリーンマトリクスシステム)がそのスポットをつないでいるので、散策するのにはベストな環境と言える。そして、どのスポットもさほど混雑もせず、のんびりスケッチしていても迷惑になることはない。季節によって様々な表情を見せてくれるので、行くたびに違うスケッチスポットが見つけることができ飽きることはない。先般、“鎌倉横浜を描く会”のメンバーの方が中心となって作った“
グリザイユという手法が水彩画にも蔓延して久しい。一見、経験の浅い人には、明暗・バルールでとらえるのに便利な方法のように思えるかもしれないが…。本来のグリザイユは、フレスコや油彩のモノクローム(セピアなど)で簡素に描いたもののことを言っていたようだ。要するにデッサンの絵具版と言えるかもしれない。でもちょっと考えればわかるだろう?鉛筆でしっかりデッサンをして明暗を作っておいて、その上に淡彩で色を置いていくとそれなりに“サマ”になるとは思うが、いつでも鉛っぽい同じ
私の”心の師”、西丸式人先生の個展のお知らせ私が勝手に”心の師”として尊敬している西丸式人(NoritoSaimaru)先生の久々の個展が開催される。私が会社を辞め、水彩の絵描きとして再スタートした2002年の段階で、すでに"水彩画の神"としてトップの座に君臨していた西丸先生は、私にとっては雲の上の人だった。でも、初対面の西丸先生はとてもフランクで、駆け出しの水彩の絵描きに対してまるで友達に接するような気楽さで迎えてくれた。そして、インタ
毎月第1・第3火曜日(午前)、第1・第3水曜日(午後)、及び第2・第4水曜日(午前・午後)はデモンストレーションデー。キューバハバナの昼下がりの街角。シエスタで人通りが少ない旧市街は、朽ち果てたスパニッシュコロニアル建築が並び、アメリカ50年代のクラシックカーとマッチしている。《StepbyStep》ほぼ一点透視なのでパース的には難易度は低いが車の屋根、人の頭の位置など注意しなければならないところが多々ある。通常明るい空から描
私が考える透明水彩絵の具の“色の4要素”●明度●彩度●色相+●鮮度++++++++++++++++++++++++++++++++手をかけて時間をかけて鮮度下げ透明水彩は描き過ぎるとドロドロになる危険性がある。私は、できるだけ少ない筆数で最も効果的な結果を狙う"ルースペインティング"を私の水彩画の優先スキルと思っている。手数を極力減らしたうえで、作品の完成度を上げることが透明水彩画の極意…とさえ思う。
時間と労力をかけた結果、描き過ぎてつぶしてしまうことが往々にしてあると思う。労多くして、成果なし…。´д`;このブログでも何度も書いたが、透明水彩画は、筆数(ふでかず)=“描き込み”ではないので、時間や手数をかければいいってものではないと思っている。省エネ、最大出力!少ない手数・筆数で最大の効果を生み出すことができれば、色は濁らず、切れ(鮮度)のいい魅力的な絵になるだろう。時代にもマッチしてるしね。(^_^)v改めて見てみて
新緑の美しい季節。この新鮮な緑を、“鮮度”に注目して描くためのコツ。これは、透明水彩画のついて重要な要素と考えている。『“色の三要素”は聞いたことあるが、“色の四要素”は知らないなぁ』という人がほとんど・・・というか全員そうだろう。なぜなら、私が勝手に作ったから。(笑)一般的に色の三要素とは、色相(色合い)・彩度(鮮やかさ)・明度(明るさ)のことを言うが、水彩画に限って言えば、もう一つ、“鮮度”という重要な要素があると思っている。
紅葉を描くにあたって、いつも頭に浮かぶエピソードがある。心から納得し、私の脳みその深いところに刻まれた鮮烈な話。かつて、京都嵐山に“嵐峡館”という老舗旅館があった。聞くところによると、昔から歌舞伎役者の隠れ家的宿として有名だったらしい。2007年に休業状態となり、今は星野リゾート運営の“星のや”として復活している。“星のや”のオープン前、星野リゾートさんから「完成イメージを水彩画で」というオファーをいただき、リノベーション前の“嵐峡館”
当塾教室展『第12回横浜画塾展』が終了して一週間が経過した。おかげさまで、たくさんの方々にご来場いただき、ご好評をいただいた塾生たちの果実(全作品)をできるだけ多くの方々に見ていただきたいと思い、動画で公開することにした。※Part2(2F)の動画の末尾に、自己紹介として添付した「仮想自画像“モテ期”」(ハガキ大)も公開しているのでそちらもご高覧いただきたい。塾生の皆さん、改めてお疲れさまでした。次回は2024年4
『“色の三要素”は聞いたことあるが、“色の四要素”は知らないなぁ』という人がほとんど・・・というか全員そうだろう。なぜなら、私が勝手に作ったから。(笑)一般的に色の三要素とは、色相(色合い)・彩度(鮮やかさ)・明度(明るさ)のことを言うが、水彩画に限って言えば、もう一つ、“鮮度”という重要な要素があると思っている。海外の水彩画の書籍やサイトではたびたび目にする色についての“FRESHNESS”に類する記述を日本ではまったく目にしないので、私は“鮮度”と命名して水彩画の
第3期水彩静物基礎講座の4回目。今まで勉強してきたスキルを活かして、白い花を描いてみよう。《StepbyStep》鉛筆下描きは最小限度。構図は意図そのもの。『納まりのいい』構図を探す前に、どんな絵にするのか、何を描きたい(見せたい)のかが先にあってこそ構図が決まってくる。“納まり”は優先度が低い調整事項だと思う。今回は基礎講座なので、使い方の説明をしながらマスキングも多用している。背景、花の陰、ベースとなる色調などをイメージしなが
昔、“水彩画”というと鉛筆やペンでしっかりスケッチして薄い絵具を重ねてアッサリ仕上げる“淡彩画”をイメージしたものだ。最近は水を多用し、にじみ、ぼかし、グラデーションなどを生かした“雰囲気のある”水彩画が世界的に人気があるようだ。昔の水彩画の延長線上でこれをやろうとしてもうまくいかないだろう。なぜなら、根本的に考え方が違うので。透明水彩画で最初に塗る下地のことを“ファーストウォッシュ”という。必ずファーストウォッシュをしなければいけないということ
友人の永山裕子氏のリクエストで開発されたシュミンケ社の新色“ラグーンブルー”を手に入れ、さっそく使ってみた。シュミンケホラダム永山裕子特別バージョンラグーンブルー(#989LagoonBlue)ラグーンブルーは、私の持っているヘリオターコイズとフタログリーンのちょうど間くらいかな。2色(ヘリオターコイズとフタログリーン)を混色してみたが、似た色は出来るものの乾いた時点でラグーンブルーの発色と透明感には到底及ばなかった。濡れている間にト
風景に人物(点景)を入れるのはもう普通の事になってきた。日本の水彩画も変わってきたようだ。※過去何度もアップしているが、確認の意味で再掲しておく。風景の中に人物を入れると、ライブ感が一気に現れる。人物のいない風景もいいが、どこを描いても全く人がいないというのも不自然だよね。ただ、基本的な理屈を知っていないと人物(点景)はせっかくの絵を台無しにしてしまうこともある。水平線は目の高さ。と言われても『???』という方も多いと思う。まずはここが理解で
子供の時から、絵は、まずリンカクを描いてからその中を順番に塗っていくものだった。透明水彩の場合、それだけでは数ある技法・効果の三分の一も使いこなせないのではないだろうか。“ネガティヴ・ペインティング”という基本技法を積極的に使うことによって、透明水彩らしさが存分に表せるようになると思う。明るい色を先に塗っておいて暗い色で塗り残していくのがリスクの少ない方法と言える。※ネガティヴ・ペインティングとは、簡単に言うと“塗り残し技法”のこと。透明水彩絵具は上
絵を描き始めた時に入会したサークルが2019年秋に解散した後、暫く他のサークルに所属せず一人で描いていていたのですが、一人だとついつい描かなくなってしまうので、2020年2月、屋外で月に2回スケッチをする会に入会しました。会費も無く指導する先生もいない、ただ同好の士が集まって絵を描いて、その後お茶を飲みながらお互い講評しあい歓談する、というゆるくて気楽な会です。ここで困ったことが、、、それまで屋内で描いていたので、屋外用のイーゼル(三脚)を持っていないということです。いろいろ調べた結果
1955年生まれの私の中学・高校時代は、今思えば、団塊の世代の皆さんの通り過ぎた後、ペンペン草も生えない轍(わだち)に足を取られながらの学校生活だったような気がする。1971年、晴れて志望高校の入学式、行ってみると正門にはバリケードの残骸が生々しく残り、校舎の周りにはプラカードや横断幕があちこちに山積みになっていた記憶がある。入学式が始まると、校長先生の挨拶では在校生が校長をヤジりまくり、校長は『こうして無事入学式が出来て、とてもうれしい。』と泣きながら、壇上に立ちつくすという大変な光景に迎
JapaninAcquarello水彩画公募展のお知らせ本年もファブリアーノ水彩画展の公募が始まります。今年は私も審査員の一員として参加させていただくことになりました。一昨年も審査をさせていただきましたが、年々レベルが上がっているように感じているので、今回はさらに気を引き締めて厳正に公正にミッションを完遂させるつもりです。公募告知ポスター応募要項たくさんの方のご応募お待ちしています。多
デッサンは観察力・洞察力を鍛えるのには絶好の方法。見えている“表象”だけではデッサンは描けない。観察する、考える、気付く事でより”正しく”描ける。分かりやすいところだけ見ていても騙される。モチーフ(対象)が存在することの本質を洞察することによって新たな発見が可能になり、初めて見えてくるんだと思っている。【参考サイト】12時間円柱を描きつづけてはじめてわかったこと。「気づく」までにはたくさんの時間がかかるのに、みんな先に教わってしまうんだね。
年に4回のペースでやっている広尾アートアカデミーの一日ワークショップを行った。テーマは、①新緑の森(10:00~13:00)と②煌めく海(14:00~17:00)の二講座。①新緑の森ファーストウォッシュは、鮮やかな黄緑を下地として敷いておく。乾いたら次に暗いところ(中間トーン)を入れていく。この時明るい幹は塗り残しながら…。細部、暗部を入れて完成。"ForestBathing"51cm×36cm
SNSで作品を紹介している皆さんのほとんどが経験したことのある「あなたの絵をNFTで買いたい」というコメントやメッセージ。自分の絵をトロけるような誉め言葉と共に『買いたい!』という申し出は一瞬最高の喜びを与えてくれるよね?たとえば、こんなやつ。でも、ちょっと待って、要注意!私にも数年前から(コロナが広がったころから)投稿するたびに毎回数件から十数件入ってきていた。最初はちょっと喜んで“いいね!”を押したりしてたけど、なんだか怪
まもなく新緑の季節到来!新緑の魅力を何とか表現できないものかと、色々な”緑”を試したがどうもしっくりこない。試行錯誤の後、混色によって“「これだ!」と思う色ができるようになった。しかも季節、時間、光や木の種類など様々な色にアジャストできる絵の具の混色も可能になった。ということで、光り輝く新緑を描く上で、私が愛用する最強の【極秘】絵の具をご紹介しよう!(笑)私が新緑を描く際に“ベースカラー(基本色)”
毎月第2金曜日の午後と第4金曜日の午前・午後は、NHK文化センター青山教室でデモンストレーション講座。今日から第4金曜日午前・午後のデモンストレーション講座が始まった。渋谷ファッション&アート専門学校の公開講座閉講に伴う生徒さんの受け入れも兼ねて新設していただいた新規コースの初日❗️ということで、午前午後共に『広がりのある大自然の風景』というテーマで、基本技法(ウォッシュ/ネガティヴペインティングなど)を体験的に習得できる題材でスタートしてみた。
新緑の季節になるとこの曲を思い出す。ディアプルーデンスザ・ビートルズ親愛なるプルーデンス外に遊びに来ないかい?日が登り空はどこまでも青いまるで君のように美しいよ親愛なるプルーデンス遊びに来ないかい?親愛なるプルーデンス目を開けて晴れ渡る空を見てごらん風は優しく拭いて鳥は歌っている君はこの世界の一部だって実感できるだろう?なぁプルーデンス目を開けて見ないか?さぁ周りを見渡してごらんよ周りをよく見渡してごらんそうだよく見るんだ親