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今まで“水の力”の活かし方などについて何度も書いてきた。なぜ私が“水使い”を重要と考えているかをまとめておきたいと思う。大前提として、絵は筆で描くものと決めつけているような人が多いが…私は、基本的に何を使って描いても“結果オーライ”を前提に・・・というか、いい結果を導き出すためには手段を選ばないつもりでいる。特に、水彩は紙の上で動く絵の具だから、自然の力(水・空気・重力など)をうまく味方に付けることによって、無限の可能性が広がるのが楽しい!
水彩画は油絵の下という認識、止めてもらえないかな?その昔、日本では水彩画はとても軽く扱われ、美術作品としての地位はないに等しかったと聞く。その理由の一つは、“油絵のラフスケッチ用”のような扱いで、“重厚長大”を珍重してきた日本独特(?)の価値観ゆえ、低く見られていたのかもしれない。そして、二つ目の理由は、画材が手軽で安価(※最近は価格が急騰し決して”安い”とは言えない状況だが…)、短時間で描けて手間がかからないことが“価値が低い”という根拠になっていたの
時間と労力をかけた結果、描き過ぎてつぶしてしまうことが往々にしてあると思う。労多くして、成果なし…。´д`;このブログでも何度も書いたが、透明水彩画は、筆数(ふでかず)=“描き込み”ではないので、時間や手数をかければいいってものではないと思っている。省エネ、最大出力!少ない手数・筆数で最大の効果を生み出すことができれば、色は濁らず、切れ(鮮度)のいい魅力的な絵になるだろう。時代にもマッチしてるしね。(^_^)v改めて見てみて
今後の個展スケジュールや募集中の私の講座などをご紹介します。■笠井一男水彩画展―水と光と風―パンデミック以降激変する世界のゆらぎに動じることなく、私自身は己と向かい合うことに軸足を置き(INNERJOURNEY)、一年間描き貯めた約200点の水彩画(風景画・静物画等)の中から特に気に入っている30余点を展示します。6月18日(木)~6月23日(火)11:00~18:00(最終日は15:00まで)ギャラリーコンセプト21〒107-0061東京都港区北青
私がスケッチに行って最初にすること。まずは、ロケーションハンティング(下見)、そして、場所の決定。■場所の決定の基準は、1.描きたいという気持ちにさせられる2.完成の絵がハッキリ見える(想像できる)3.描きやすい環境場所が決まったら■場所が決まって最初にすること1.太陽の位置(影の方向)の確認2.自分の視点の高さ(水平線)の確認3.完成イメージの確認■構図の決定1.フォーカルポイント(焦点)を決める2.それを活かす演
陰(影)にペインズグレイやインディゴを使うことはとても安易でつまらないことだと思う。ましてや固有色に黒を混ぜて陰にするなど言わずもがな…。なぜかというと、陰ほどカラフルで楽しく遊べるところはないので、それを放棄してしまうのは絵の楽しさを半減させてしまうと思うから。特に白いものの陰(影)はカラフル。『えっ?』と思う人もいるかもしれないが、スライドを上映する時になぜ白い壁を選ぶかを考えれば、答えはおのずと出てくるはず。最もきれいに色を反射してくれるのが白だから。
「透明水彩の場合、明るいところは塗り残す。」そこが透明水彩の難しいところでもあり、おもしろいところでもある。ただ、間違いやすい“罠”があるので、注意が必要だ。それは…『光っているところは塗り残すが、塗り残したから光るというわけではない。』ということ。「えっ!?なに言ってんの?」と思う方が半分以上だと思う。でも、間違いない。モノが光を受けて光っているように描けるかどうかは、塗り残すだけではダメで、その周りの色や影がちゃんと機能して
まもなく新緑の季節到来!新緑の魅力を何とか表現できないものかと、色々な”緑”を試したがどうもしっくりこない。試行錯誤の後、混色によって“「これだ!」と思う色ができるようになった。しかも季節、時間、光や木の種類など様々な色にアジャストできる絵の具の混色も可能になった。ということで、光り輝く新緑を描く上で、私が愛用する最強の【極秘】絵の具をご紹介しよう!(笑)私が新緑を描く際に“ベースカラー(基本色)”
そろそろ新緑のきれいな季節、みなさんそろそろスケッチにでも行こうと思っていることだろう。新緑のグリーンはとてもきれいで鮮やかだ。こんなにきれいなグリーンをまさかサップグリーンとオリーブグリーンだけで済ましていないよね?私のパレットには植物の葉を描くためのグリーンは入っていない。※補色と混ぜて暗い色を作るためのグリーンはあるが。基本的に、青と黄色の混色でグリーンを作っている。最も重要なポイントは混ぜても白濁しないということ。そのためには、黄色が重要
🔳毎月第1・第3火曜日(午前)、第1・第3水曜日(午後)、及び第2・第4水曜日(午前・午後)はデモンストレーションコース🔳第1・第3水曜日の午前は新講座『静物デモンストレーションコース』※若干名募集中!■第1・第3火曜日(午前風景デモ)■第1・第3水曜日(午前静物基本デモ)横浜画塾045-942-7331※趣味の情報サイト"趣味なび"に掲載中!午前の部デモンストレーション作品午後の部デモンストレーション作品
🔳毎月第1・第3火曜日(午前)、第1・第3水曜日(午後)、及び第2・第4水曜日(午前・午後)は風景デモンストレーションコース🔳第1・第3水曜日の午前は『静物デモンストレーションコース』※若干名募集中!■第2・第4水曜日(午前・午後風景デモ)■第1・第3水曜日(午前・静物デモ)横浜画塾045-942-7331春があっという間に終わり、初夏の気配さえする4月後半。新緑の綺麗な季節になってきた。愛犬の散歩コースをモチーフに、眩しい木漏れ
4月19日、父の四十九日の法要を滞りなく終えることができました。前日の18日(土)に事前準備のため甲府に入り、新調した位牌を受け取ったり、お布施、お弁当、引き物の確認をしたり、父の写真などもリストチェックして準備完了。19日当日は弟が早めに母を施設に迎えに行き、私は住職と段取りを打合せ。弁当と引き物も届き来賓を待つだけになった。両日とも快晴に恵まれ、初夏を思わせる日和でした。甲府に向かう"特急あずさ"から見た景色。東京に出てきて50年。あの頃はなんでもなく見過ご
風景は360度どこを描くこともできる。裏を返せば矩形の画面に描くときには、必ずどこかを選んで切り取る(掴み取る)ことになる。英語ではキャプチャリングとか、トリミングという。私の場合、現場で描くことは大変重要と考えているが、写真を下に描くこともある。現場で写真を撮るときは、画角を広く取り余計な部分も一緒に撮っておくことが多い。今のスマートフォンは一昔前のデジカメ以上の画質なので、拡大(ブローアップ)して切り取っても全く問題ないし、仮にピンボケになっても細部が見えない分イマジネ
🔳毎月第1・第3火曜日(午前)、第1・第3水曜日(午後)、及び第2・第4水曜日(午前・午後)はデモンストレーションコース🔳第1・第3水曜日の午前は新講座『静物デモンストレーションコース』※若干名募集中!■第1・第3水曜日(午前・静物デモ)■第1・第3水曜日(午後・風景デモ)■第2・第4水曜日(午前・午後風景デモ)横浜画塾045-942-73314月15日(水)、静物(午前)・風景(午後)のWデモ・デー。午前の部デモンストレーシ
先日、家人から「1階に"カーキ色"の服あるでしょ?」と言われて探したが、"カーキ色"の服は1着もない。すると「ほら、"モスグリーン"のがあるでしょ?」って…"モスグリーン"?"カーキ色"じゃないの?このやり取り、何か引っ掛かりませんか?"カーキ色"ってどんな色?あなたにとって"カーキ色"はどっち?AIにきいてみたら…===========================「カーキ色」は、もともとヒンデ
しばしば、「初心者には(失敗しても修正可能な)消せる紙の方が良い」という声を聞くが、本当?消せる紙(修正可能)というのは、おおむねウッドパルプ系(以下、パルプ系)の紙のことを言っているのだと思う。値段も手ごろで、画材屋さんなら何かしらのパルプ系水彩紙は置いているので手に入りやすいという意味では“初心者向け”というのもうなづける。一方で、コットンパルプ系(以下、コットン系)は高価だし、絵具の浸透もスムーズなので乾くと洗い流すことは難しくなる。つまり、修正できない紙ということ。画材屋さんも
最近の生成AIの進化は目を見張るものがある。1年前までは実物とAIの見分けは付いていたが、最近はよく分からないほど精度が上がっていると感心しきり。かといって、アナログ(手描き)がAIに凌駕されるとは思っていないが…。【関連記事】芸術と”シンギュラリティ”-Art&"Singularity"-(2017年10月の記事)そうは言ってもやはり昨今のディープラーニングによるAIの急すぎる"進化(深化)"には若干の恐怖さえ感じる。
毎月第2金曜日の午後と・第4金曜日午前・午後は、NHK文化センター青山教室でデモンストレーション講座。※各講座に若干の空席あります。受付中!(1月期途中からの受講者募集中!)お問合せ;03-3475-1151詳しくは記事下に!※2026年1月期から、第4金曜日の午後は、新規講座『水彩風景基本の"き"』が始まりした。▶︎NHKカルチャー青山教室A募集中▶︎NHKカルチャー青山教室B募集中▶︎NHKカルチャー青山教室『基本の"き"』募集中
先日ある所で、「私は、他の何より、時間をかけて労力を惜しまず描いた絵を評価する。」という評価基準の人がいると聞いた。そうなの?『絵に努力賞はない』と思っている私にはとてもトンチンカンな価値観に思える。『10年早いよ。』私はかねてからこのフレーズを言う人を信じないことにしている。10年後に全部描けるようになってから、省略・簡略化や絵作りを勉強するの?その時、あなたはいったい何歳?すべて同時にチャレンジして身に着けていくん
ある教室での会話塾長『今日帰る時に、どんな絵を持って帰りたいかイメージしてから描き始めてくださいね~。』塾生『え~!?それ先生が決めるんじゃないんですか?』塾長『えっ!?オレ?決められないですよ~…これはあなたの絵じゃないですかぁ~。』塾生『そうなんですかぁ…。先生の言うとおりにすればいいんじゃないの?』マジっすか…私は、絵を教えるに際し、決してやってはいけないと思っていることがある。それは、生
何度も掲載したけれど、改めて何度でも…。当塾でも、この“考え方”の浸透でとても理解が進んだようなので、復習の意味も込めて再度アップしておこう。私なりの独断で透明水彩画の技術的重点ポイントを5つに絞ってまとめてみた。もちろん、これら技法以前に、水彩画に対しての情熱と明解な完成イメージ(ゴール)を持つことが大前提であることは言うまでもない。1.プロセス透明水彩画の場合、手順は重要だ。透明水彩絵の具は明るい色を暗い色の上には乗せずらい絵の具。だ
水彩画は、“描けば描くほどよくなる”と思っていまいか?私はそうは思わない。描けば描くほど描き手の欲が積み重なり、色の鮮度は落ち、苦労がにじみ出てしまうから。日本には未完の美という考え方がある。■わが母校創設者岡倉天心「茶の本」出だしの1段落目(TenshinOkakura"Thebookofteaceremony")ItisessentiallyaworshipoftheImperfect,asitisatende
以前、Facebookで”無駄”について書かれた篠田桃紅さんの著書からに引用をシェアしたので、以前掲載した私の”無駄”についての見解をアップしておこうと思う。故・篠田桃紅さん曰く「時間でもお金でも、用だけをきっちり済ませる人生は、1+1=2の人生です。無駄のある人生は、1+1を10にも20にもすることができます。」著書「百三歳になってわかったこと」より“無駄”は大事。同じくらい“イイカゲン”、“テキトウ”も大事だと思う。“イイカゲン”とか“テキトウ”と
わかればできるのか?…というお話。ある塾生との会話塾長『極力筆数を少なくして、いっぱつで決めた方が色の鮮度が上がって生き生きしますよ!』塾生『わかってるんだけど・・・できないんだよなぁ。』塾長『すぐにはできなくても、その意識があれば…。』塾生『意識はあるんだけどなぁ…。』塾長『じゃ、あとは練習するだけですね!』塾生『え?すぐにできるようになる方法はないんですか?』塾長『・・・。』書道・習字・書写のお手本
🔳毎月第1・第3火曜日(午前)、第1・第3水曜日(午後)、及び第2・第4水曜日(午前・午後)はデモンストレーションコース🔳第1・第3水曜日の午前は新講座『静物デモンストレーションコース』※若干名募集中!■第1・第3水曜日(午後・風景デモ)■第2・第4水曜日(午前・午後風景デモ)■第1・第3水曜日(午前・静物デモ)横浜画塾045-942-73311月21日(水)、花(午前)・風景(午後)のWデモ・デー。午前の部デモンストレ
🔳毎月第1・第3火曜日(午前)、第1・第3水曜日(午後)、及び第2・第4水曜日(午前・午後)はデモンストレーションコース🔳第1・第3水曜日の午前は新講座『静物デモンストレーションコース』※若干名募集中!■第1・第3水曜日(午後・風景デモ)■第2・第4水曜日(午前・午後風景デモ)■第1・第3水曜日(午前・静物デモ)横浜画塾045-942-73312月4日(水)、花(午前)・風景(午後)のWデモ・デー。
🔳毎月第1・第3火曜日(午前)、第1・第3水曜日(午後)、及び第2・第4水曜日(午前・午後)は風景デモンストレーションコース🔳第1・第3水曜日の午前は『静物デモンストレーションコース』※若干名募集中!■第2・第4水曜日(午前・午後風景デモ)■第1・第3水曜日(午前・静物デモ)横浜画塾045-942-7331世界遺産、チェコのチェスキークルムロフの夜景。チェスキークルムロフ城の塔を路地から望む。Googleストリー
最近、特に塾生の皆さんに「意図のある構図」についてお伝えしているが、やはり「おさまりのいい構図」を基準に決めている人が多いようなので、改めてかみ砕いてお話ししようと思う。【関連記事】正しい構図?意図のある構図構図を決める根拠とすべきなのは、1.何を描きたいのか2.どんな絵にしたいのか3.何を伝えたいのかじゃないのかな。構図を決める根拠が、「おさまり」では、ツマらない絵にならないか?「おさまり」は、「意図のある構図