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屋外でのスケッチに最適な季節!私は、屋外スケッチが大好きだ!特に“現場主義”的なこだわりはないが、現場でもアトリエでも心がけていることがある。それは、決して“写し取る”のではなく、自分の中に取り込んでかみ砕いて咀嚼し、再統合して吐き出すこと。決して“視覚的”あるいは“光学的(網膜的)”な、“心”をスルーしない反射神経的描写でなく、咀嚼して味わって、私なりの“演出”をした形で自然に吐き出したいと思っている。その場にいて自分が感じた気温・湿度・音・匂い・風・心境等々“目に見え
週末は、力を抜いてこんなの観て楽しもう。子供のころの“未来像”はこんなんだったなぁ…「まぼろし探偵」を思い出した!今でも主題歌歌えるよ!吉永小百合も出ていたんだね、知らなかった。こういう発想、好き。こういうところから新しいものは生まれるのだ。ダヴィンチだってこういうことずっと考えてたんだよ!LeonardDaVinciFlyingMachine完全にドローンだよね。なぜ日本にGA
最近、続けて雪景色を描いているので、透明水彩絵の具の特性を考察したうえで、雪景色と夜景の比較をしてみた。水彩画のモチーフとしてよく描かれる風景にはある傾向があるように思う。それは、“白”が美しく見える風景。例えば、パラソルのある風景、白い壁の街並み、ヨットや漁船…等々。そういう意味で、“雪景色”は最も水彩画に合っているモチーフだと思う。なぜ白が水彩画にとって重要で、白が効いていると水彩画が映えるのだろう。透明水彩は、暗い色の上に
私は、ペインズグレイやニュートラルチントを影の色としては絶対に使わない。ペインズグレーやニュートラルチントを毛嫌いしているわけではない。それぞれの色自体はとてもきれいで品があると思う。陰(影)はそんなに単純な色ではないということ。同様に木々の緑を何でもかんでも“サップグリーン”や“オリーブグリーン”をベースに決めつけることも同じ。木の種類、季節、天候、地域…、そして描き手の気分によってすべて違うはずの葉の色を同じ色に決めつけるなんて信じられない。大事なのは
毎月第1・第3火曜日(午前)、第1・第3水曜日(午後)、及び第2・第4水曜日(午前・午後)はデモンストレーションデー。釧路の漁港の横にある造船所の写真を下に、修理中の船の雄姿を描いてみよう。Googleストリートビューではこの造船所には入れないようだ。以前調べた時は中まで行けたのだが…。現地で撮った写真。どんより曇った日曜日で誰もいない沈黙の造船所はとても魅力的な素材だと感じた。《StepbyStep》形の複雑な
毎月第1・第3火曜日(午前)、第1・第3水曜日(午後)、及び第2・第4水曜日(午前・午後)はデモンストレーションデー。朝日に照らされた逆光のセーヌ川とオー・シャンジュ橋を、バルールと影の色を意識して描いてみよう。Googleストリートビューではこの辺り。ポンヌフから右にシテ島をみて、サン=ルイ島方面を向いて見下ろしている。私が現地で撮った写真。朝日がセーヌ川に反射して眩しい。《StepbyStep》鉛筆下描きはフォーカル
コロナ(パンデミック)がひと段落着いて久しい。2019年末からほぼ5年の月日がながれ、世界は急激に様変わりしてしまった。経済環境も世界的インフレ、一人負けの円安、政情不安、航空業界の変貌…旅行にも行けず、人と会うことさえ制限されるような事態が本当に(簡単に)起こることに驚くとともに恐怖さえ感じているうちに、あっという間に5年もたってしまった。昨年、ベトナムのハノイ、ハロン湾のツアーを敢行し、とても快適で楽しい旅になったので、次はヨーロッパと計画を立てていただいて募集までし、人数
主役⇔脇役描く⇔描かない光⇔影(陰)近い⇔遠い私がよく画塾の講習の中で“対比”について話す時、このあたりを中心に生徒さんに確認してる。「主役は何(どれ)?」と聞くと、「なんとなく…」「強いて言えば…」「だいたい…」「この辺と、この辺と…」という方が大半だ。要は、まだハッキリ決まっていないで見切り発車しているということだろう。水彩画は、基本的に後戻りできない(修正ができない)から、描き始める前に描く絵のテーマや構成、色調
昨日の錯視効果つながりで、色の錯視について。よく、私の絵に使われている色やパレットの色を聞く方がいる。私自身、どの色をどれだけ混ぜたかあまりはっきり覚えていいないし、同じ色でも周りの色によって違って見えるから、たとえ同じ絵の具を揃えても同じ色にはならないと思うのだが・・・。因みに私のパレットの絵の具リストはこちら。【関連記事】絵の具の紹介それにはいろいろな理由がある。一つはこのように残像効果によって隣接した色同士が影響を与えることによって起こ
『風景スケッチは好きなんだけど、建物があると急に子供の絵(子供に失礼?)になっちゃう…。』という声を、しばしば耳にする。建築関係者のように日頃“建物”を観ている人は別として、パースペクティヴ(透視図法)的な見方や考え方がなくても生活には一切影響はないので、いきなり“目の高さを意識する”といわれてもとまどうばかりだろう。私は、パースが苦手な人が一生懸命勉強して建築物をしっかり描けるようになることは素晴らしいことだと思う。反面、建築にあまり興味がわかない
昔、“水彩画”というと鉛筆やペンでしっかりスケッチして薄い絵具を重ねてアッサリ仕上げる“淡彩画”をイメージしたものだ。最近は水を多用し、にじみ、ぼかし、グラデーションなどを生かした“雰囲気のある”水彩画が世界的に人気があるようだ。昔の水彩画の延長線上でこれをやろうとしてもうまくいかないだろう。なぜなら、根本的に考え方が違うので。透明水彩画で最初に塗る下地のことを“ファーストウォッシュ”という。必ずファーストウォッシュをしなければいけないということ
毎月第1・第3火曜日(午前)、第1・第3水曜日(午後)、及び第2・第4水曜日(午前・午後)はデモンストレーションデー。※現在、第2・第4水曜日(午前)に1名空きがあります。ご興味のある方はお問合せください。045-942-7331午前の部デモンストレーション作品午後の部デモンストレーション作品《午後の部》画塾のでモンストレーションコース、渋谷ファッション&アート専門学校、NHK青山教室のワークショップで紅葉・黄葉は一通り済ん
毎月第1・第3火曜日(午前)、第1・第3水曜日(午後)、及び第2・第4水曜日(午前・午後)はデモンストレーションデー。※現在、第2・第4水曜日(午前)に1名空きがあります。ご興味のある方はお問合せください。045-942-7331午前の部デモンストレーション作品午後の部デモンストレーション作品《午前の部》Googleストリートビューではここが最も近い。実際はもっと右より。私が現地で撮った写真。逆光で真っ暗に
約10数年前に書いたブログ記事を下に、改訂版としてアップしようと思う。ずいぶん以前、“日本美術界にもやっとインディーズ時代到来”ということで権威主義の失墜について書いた。もともと美術の世界に権威なんて入り込む余地はないはず。なぜなら“創造”とは“破壊”の上に成り立っていると思うから。既存の概念を否定して新たな価値観を作り出すことが創造という活動だと思う。※断わっておくが、私は暴力も、戦争も嫌いだ。(笑)では、なぜ“権威”という対極的な概念が美術にすり
ファブリアーノ水彩展の審査を終え無事提出したので、以前掲載した記事を再掲して、私の審査基準をもう一度確認しておこうと思う。今年の8月16日に書いた記事の再掲です。****************************************パリ五輪が終わり、様々な論評が飛び交うなか、特に”審判”のあり方、ルールの検証などが話題になっている。数字としての記録や明解な勝ち負けが顕著な場合を除き、"判定”には微妙な誤差が出てくるのはやむを得ないにしても、モヤモヤが残ること
毎年、イタリアの都市ファブリアーノとボローニャで開催される国際水彩画イベント"FabrianoinAcquarello2025"に、日本から出品される作品選定の重責を担うこととなり、昨日全作品のレビューを終え提出した。スペイン在住の水彩画家星野敬子さんとカリスマ永山裕子さんと共に(個別に)審査させていただいた。送信されてきた相当数の作品データ(もちろん名前は伏せてあります)を、原画のタッチや絵の具の重なりまでもチェックできるよう、一点一点拡大したりプリントしたりしながら
毎月第2金曜日の午後は、NHK文化センター青山教室でデモンストレーション講座。今回は、青森・奥入瀬近隣の蔦沼の黄葉をモチーフに、秋深まる雰囲気のある風景を”演出”を入れながら描いてみよう。Googleストリートビューではこの辺り。私が現地で撮った写真。赤枠で切り取ってみた。《StepbyStep》鉛筆下描きは最小限度。フォーカルポイント(焦点)を中心に構図と塗り残しの確認。ファーストウォッシュは暗い
毎月第1・第3火曜日(午前)、第1・第3水曜日(午後)、及び第2・第4水曜日(午前・午後)はデモンストレーションデー。※現在、第2・第4水曜日(午前)に1名の空きがあります。ご興味のある方はお問合せください。045-942-7331今日は、夕暮れ迫る薄暮のベネチア・サルーテ教会と運河の映り込みを描いてみよう。Googleストリートビューではここまでしか行けない。実際はこの少し前の角の当たり。私が現地で撮った写真。赤枠で切り取ってみた。
毎月第1・第3火曜日(午前)、第1・第3水曜日(午後)、及び第2・第4水曜日(午前・午後)はデモンストレーションデー。※現在、第2・第4水曜日(午前)に1名の空きがあります。ご興味のある方はお問合せください。045-942-7331今日は、青森県奥入瀬近郊の蔦沼に向かう遊歩道をモチーフに、強めのファーストウォッシュを活かして、黄葉に彩られた秋の水辺を描こう。Googleストリートビューではこの辺り。一回目の奥入瀬訪問は秋の紅葉だった。私が
よくカルチャーセンターや個展に来てくれた方々から『陰の中にこういう色が見えるんですか?』『この空の色は本当にこういう色だったんですか?』と聞かれる。場合によるが、おおむね答えは『ノー!』だ。見えなくても、『こんな色があったらきれいだろうな。』とか、『こんなイメージの絵にしたいから、この色を入れよう。』とか。各10分~15分のクィックぺインティング。色は直感と成り行き。⇓陰の中をカラフルにしてみた。
ネガティブペインティング(※)は、水彩画の重要基本技法のひとつだ。※輪郭の中を塗っていくのではなく、周りを塗って形を塗り残すこと。そして、これは、色の“鮮度”を保つのに最も有効な技法のひとつでもある。子供のころからの習慣として、鉛筆で下書き(線画)を描いてから色を塗る癖が付いている方がほとんどだと思う。この呪縛は思った以上に強力なので、抜け出すのは容易ではない。明るいものを浮き上がらせるためには、その後ろにあるものを上手に使って前にあるものを塗り
毎月第4金曜日は、渋谷ファッション&アート専門学校の公開講座。実は、この公開講座は学校側の都合により、2025年3月をもって閉講となる。今期(途中からでも)の講座に参加していただいた方は、4月からNHK文化センター青山教室への優先編入の特典が受けられます。+++++++++++++++++++++++++++++++++++++渋谷ファッション&アート専門学校10月期(公開講座閉講最後の期)新規受講者募集中!※詳しくは記事下から詳細およびお申込みはTEL;
2020年2月以来、パンデミックの影響で休止していた広尾アートアカデミーのワークショップを4年半ぶりに(7月20日から)再開し、今回は2回目。季節柄、午前の部は紅葉、午後の部は黄葉の秋らしい臨場感のある風景をファーストウォッシュを活かして描いてみよう。午前の部デモンストレーション作品午後の部デモンストレーション作品《午後の部》紅葉の季節にはまだ早いが、今から予習しておこうということで、当塾や出張ワークショ
2020年2月以来、パンデミックの影響で休止していた広尾アートアカデミーのワークショップを4年半ぶりに(7月20日から)再開し、今回は2回目。季節柄、午前の部は紅葉、午後の部は黄葉の秋らしい臨場感のある風景をファーストウォッシュを活かして描いてみよう。午前の部デモンストレーション作品午後の部デモンストレーション作品《午前の部》紅葉の季節にはまだ早いが、今から予習しておこうということで、当塾や出張ワークショ
今日の水彩静物基礎クラスでもこの話題になったので、改めて掲載しておこうと思う。透明水彩画の魅力は色々あるが、水と絵の具が紙の上で動いて自分の力(腕前)以上の効果を生み出してくれる点は特筆すべき特徴だと思う。以前も書いたが、ある面積を塗るにあたり、塗り終わったら絵の具が無くなっているようでは少な過ぎるのだと思う。(下記【関連記事】参照)“水と絵の具に仕事をしてもらう”ということは、絵の具が描き手の意思とはシンクロしない(思い通りにならない)ということでもある。
常々、紅葉は最初に強い赤を置くのがポイントと言っている。例えば、真っ赤に色づいた楓(かえで)が陽を浴びて鮮やかに輝いている時、明るいところは“薄い赤”にすればいいのかな?銀杏(いちょう)に陽が当たってまっ黄色の並木を描く時は、きっと“濃い”黄色を塗っただろうに・・・または、油絵具やパステルで描く時は、楓も真っ赤に描くんじゃないの?なんで透明水彩で描く時だけ“まっ赤”なのに“薄く”描くのか…意味不明だ。結論;光が
横浜画塾では、基本的に入塾も退塾も本人の意向に沿うことにしている。※満席の場合は別だが。横浜画塾授業(静物)風景基本的に“来る者は拒まず、去る者は追わず。”開講当時からの私なりの決め事だ。なぜそうしたかについては、いろいろな理由があって一言では言い尽くせないのだが、簡単に言えば私も生徒も初対面である以上、しばらくの間は、“いい先生(合う先生)”か“いい生徒(合う生徒)”かは判断のしようがないと思うから。仮に、他にさしたる理由もなく『この先生、合わ
私は現場主義ほどではないが、現場で描くことがとても好きだ。まさに今、10月~11月にかけてのスケッチは特に快適で最高!リーガ(ラトビア)にてParisにてCubaHavanaにて一方で、写真を参考にして描くことだってもちろんある。教室でのデモンストレーションとか、現場で描くのが難しい時とか。そういう時は、写真は“写し取る”ために使うのではなく“良い絵”を描くための“参考”として使う。あくまでも絵のための“資料”とい
毎月第1・第3火曜日(午前)、第1・第3水曜日(午後)、及び第2・第4水曜日(午前・午後)はデモンストレーションデー。※現在、第2・第4水曜日(午前/午後)にそれぞれ1名の空きがあります。ご興味のある方はお問合せください。045-942-7331午前の部デモンストレーション作品午後の部デモンストレーション作品《午後の部》Googleストリートビューでは見ることができない。私が現地で撮った写真。