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鎌足神社(かまたりじんじゃ)。福島県須賀川市に鎮座。御祭神は鎌子大臣命(藤原鎌足公)。社格は村社。後鳥羽天皇の御代、建久元年(1190年)に岩瀬郡四ツ清水城の廓内に鎌足大臣霊を奉斎したのがはじまり。当時、鎌足公の子孫であり関東将軍藤原義定の次男である小次郎義政が四ツ清水城に在城したため勧請したのだという。【鳥居】石造りの明神鳥居。周囲の木々の枝がかかっていてあまり目立たないかも。ちなみに隣の建物が社務所です。【参道】鳥居をくぐった先の参道。けっこう急な階段になって
菅布袮神社(すがふねじんじゃ)。福島県石川郡平田村に鎮座。御祭神は猿田彦命(サルタヒコノミコト)、日本武尊(ヤマトタケルノミコト)。社格は村社。蓬田岳の山頂近くにある菅船神社・総本社の遥拝殿。そのため、上の画像の社号標には『総本社』の文字が刻まれている。景行天皇の四十二年(113年)日本武尊が東夷征伐に赴いたものの、蓬田嶽に「水鬼」「風鬼」という賊徒が住み着いていた。日本武尊はこれらを攻めようとしたものの、水鬼は水を流し、風鬼は風を起こして邪魔をしたという。水で邪魔されるのならば
嶽駒神社(たけこまじんじゃ)。福島県福島市北沢又に鎮座。御祭神は保食神(ウケモチノカミ)。社格は村社。大同四年(809年)に空海が羽州湯殿山に参詣の帰路、当地を過ぎようとしたところ、吾妻嶽の荒駒がいた。その荒駒は秋ごとに村里に現れ、耕作の障碍となって人々を悩ませていたのだという。折しも時は9月。晴天だった空がにわかに曇りだし、暴風雨が吹き荒れた。近くの松川という川は洪水となり、人が通ることすらできない。これを解決しようと空海がこの荒駒を捕縛せんとした……その時!なんと、どこから