在京オケの定期演奏会でこんな凄いものが聴けるのか…と驚きを禁じ得なかった名演。古楽器アンサンブルを組織し、オペラ指揮者としても世界の名門歌劇場と共演するアイヴァー・ボルトンが2019年の『第九』以来の読響との共演を果たし、魔術師のような音楽を奏でた。エルガーの最高傑作『ゲロンティアスの夢』はオラトリオでありつつ、激越なドラマ性はオペラそのもので、先日の東京・春・音楽祭『マノン・レスコー』でも読響とタッグを組んだ新国立劇場合唱団が、緻密でシリアスな合唱で貢献。オーケストラとの相性の良さを証明した。