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【米粉100レシピ今だからこそ作りたい!パンとお菓子のベスト】著者:高橋ヒロ出版社:主婦と生活社ISBN:9784391158342発売日:2022年11月18日【作品紹介】健康的な食材へのニーズの高まり、小麦粉価格の高止まりなどによって、米粉の人気はますます盛り上がっています。アレルギー対策はもちろんのこと、最近ではよりヘルシーなパンやお菓子を作りたいという理由で、米粉を求める人も増えています。そんなときにおすすめしたいのがこちらの本。米粉料理の第一人者・高橋ヒロさん
怪談が好きなので、YouTubeで『好井まさおの怪談を浴びる会』を筆頭に、いろんな怪談チャンネルを毎晩見るのが楽しみになっています。千葉のとあるダムが心霊スポットになっていて、そこで日本兵の霊を見たという話を好井さんのチャンネルに招かれたゲストの芸人さんがしました。(有名な心霊スポットで、目撃情報が多々あるそうです)その後、好井さんが子どもと一緒に神社でラジオ体操をしていたところ、お爺さんがやってきて「これはこれは兵隊さん」とお辞儀をしたとか、子どもたちが「兵隊さんて何ー?パパの横
読書日記2025-57猫のお尻が好きなんですななおん(著)[実業之日本社2014年10月発行]あらすじごく普通の飼い主とごく普通の愛猫は、ごく普通の毎日を送っていました。でも、ただひとつ違っていたのは…ふたりは変態だったのです。猫のお尻が大好きな著者が、愛猫「トト」との人には言えない変態行為の数々を赤裸々に描いた異色の猫エッセイコミック!!本編以外にも猫が登場している映画の気になるワンシーンを紹介したり、猫グッズや猫毛工作などのおまけページも満載です♪感想たまたま図書館の
読書日記2025-56days遭難者たち安田夏菜(著)[講談社2024年5月発行]あらすじ亡くなった山好きの祖父との後悔を胸に抱く美玖。大好きな母の乳がん再発におびえる亜里沙。再婚し、幸せな家族の中で孤独を感じる由真。三人の女子高生はおのおのの理由から、ともに山に登り始める。日帰りできる「ゆる登山」のつもりだった三人だが、下山の計画を変更したことで、道を見失う──。途絶える電波、底をつく食糧、野宿、低体温症、幻覚……絶望。日常生活では感じえない生と死の狭間で、それぞれ
3月1日土曜日です。今日は久しぶりに本レビューです。『食堂かたつむり』(小川糸著)(あらすじ)物語は主人公が同棲していた恋人に家財道具一切合切を持って行かれた部屋に帰ってくるところから始まります。一緒に貯めていたお金、主人公が大切にしていた調理器具、何もかも無くなっていましたが、唯一祖母の形見となる糠床だけは残されていました。主人公はそれに安堵し、そのまま部屋を解約して高速バスに乗り込みます。行き先は15歳の時に出てから10年帰っていない実家でした。その途中で主人公は自分が声
読書感想になります。「境界知能とグレーゾーンの子どもたち」「普通にできない子を医療で助ける」著者は・・・「ケーキの切れない非行少年たち」を書いた人です。実は、教育関係者からも誤解が多かった「ケーキの切れない非行少年たち」。私もこの本を紹介したときは、yahoo時代の発達障害関係のブロ友から、大変な悪書であると非難されました。要は、犯罪予備軍みたいな捉え方をされる。発達障害の子たちが差別対象になる危険がある。さらには、おとなしくて他害行為なんて出来ない子まで偏見を向
クレージーキャッツとザ・ドリフターズのちがいを2点だけあげよう。ひとつは、リーダーとメンバーとの関係性の差によるもの。クレージーの場合、リーダーはハナ肇(昭和5年生れ)だが、歳は植木等、桜井センリの方が上(ふたりとも大正生れ)である。植木はハナを「ハナ」と呼び捨てにし、桜井は「ハナちゃん」と呼んでいた。サッカーにたとえると、フォワード=植木ミッドフィルダー=谷ゴールキーパー=犬塚弘ディフェンダー=ハナ以下の4人といったふうに役割分担がきまっていた。とはいえ、ジユウにおたがいボール
伊岡瞬『追跡』です。私の好きさレベル5段階評価の『4』です。東京都武蔵野市で住宅一棟が焼ける火災が発生。焼け跡からは、その家に住む志村潔(69)とその息子夫婦と見られる男女三人の遺体が見つかる。単なる住宅火災に見えたが、夫婦と見られる遺体の死因は焼死ではなく、刺されたことによる失血死であった。しかも現場からは、この夫婦の子供と見られる小学生が消えていた。さらには、志村の経歴をたどると、〝息子〟がいた形跡がない。一体この火事で死んでいたのは何者だったの
生涯独身の”おひとり様”ではなくとも、いずれ身内に先立たれ、友人も一人減り二人減り・・となっていったら、最終的には誰しもが”おひとり様”になります。今がたとえ孤独ではなくとも、一生現状を維持できるわけではございません。そうとわかっていても、つい面倒くさくて「今は元気だし、まだ先のことだし」と終活を後回しににされている方は多いのではないでしょうか?実際いざ具体的な準備に入ろうとすると、考えることや判断しなければならないことだらけで頭がスパークしてしまうと思います。今からレビューする
岡嶋二人さんの「増補版三度目ならばABC」(講談社文庫)テレビ局MTVの人気番組「奥さまお昼です」通称「おくひる」の犯罪再現ドラマコーナーを担当する下請け制作会社、剣プロダクションの社員、織田貞夫と土佐美郷。織田は183cmの長身、美郷は身長わずか145cmたらずの凸凹コンビ。そして別名「山本山コンビ」と言われています。「おださだお」「とさみさと」ふたりの名まえはともに回文なのです。美郷は自己紹介の時、かならず回文の名まえを持ちだし、織田にとっては迷惑限りないイメージダウンの
腰が痛いようガチの雪かきを久しぶりにして、変な筋肉を使いましたこちらのホラーミステリーを読みました。北沢陶さん、初めて読む作家さんです。舞台が大正14年というので、レトロなロマンがあるかなー?と思ったのですけど、ちょっと(というかだいぶ)気持ち悪いお話でしたね・・・残酷って言えば残酷なんだけど、でも人外のものだからな、ファンタジー要素もあるのかな?職業婦人として新聞社に勤める女性記者の苑子は、新聞の身上相談欄を担当しています。そこである日、変な投書を受け取りました。内容は詩のような
小説(読書感想)ランキングにほんブログ村山田詠美先生の恋愛小説が大好きだ。学生時代に特にキュンときたのが『放課後の音符(キイノート)』複数の短編が収められているが、その中でも『SweetBasil』と『Keynote』という女子高生の話が好き。(以下またもネタバレしますm(__)m)『SweetBasil』主人公は自分の中にある幼馴染の純一への恋心を意識し始める。彼は野暮ったいけれど背が高くてバスケットをしているスポーツマンで女子に人気がある。主人公は幼
大山誠一郎さんの作品は、アンソロジー本などで何本か読ませていただいたのですが、一度じっくり拝読したいと思って『アリバイ崩し承ります』『密室蒐集家』『仮面幻双曲』そして『赤い博物館』などの候補の中から、『赤い博物館』を手に取りました。どっかでこのタイトル、見聞きしたことがあるなぁと思ったら、松下由樹さん主演でドラマ化されていました。残念ながらドラマは観ていないのですが、松下さんの割と行動的なイメージと、本作の主人公・緋色冴子のコミュ障のイメージが乖離しているような気がして、逆にドラマがどんな風
レビューしなくてもいい内容かなと思いましたが、一応読んだので感想だけ残しておきます。今回読んだのはコチラ↓ルポ学校がつまらない公立小学校の崩壊Amazon(アマゾン)小林美希さんの『ルポ学校がつまらない公立小学校の崩壊』という本です。本書は「学校がつまらない」と思う原因について調査した本というよりは、「公立小学校が崩壊しているorする」原因について書かれた本になります。①学校がつまらない原因は?型にハマった教育(教室のルール)に馴染めなかった子がク
今月の文庫新刊、ミステリーのアンソロジーです。面白かったなあ!夢中で駆け抜けるように読んでしまいました。●『ヤツデの一家』/新川帆立三代続く政治家の家系を継いだ主人公。政治家としては有能なんだけど醜女で、女性としてチヤホヤされることがなかった主人公は、血のつながらない義理の兄と交際している。兄は財産目当てと思われるけれど、この際どうでもいい。こっちも利用しているんだから。なのにこの兄は、病弱で美しい自分の妹とも浮気していたことが発覚。・・・この主人公の心情がドス黒く
こんばんはご訪問いただきありがとうございます翻訳というお仕事に興味のある方外国語が好きな方お仕事エッセイが好きな方書くことが好きな方にオススメの1冊です「エヴリシング・ワークス・アウト訳して、書いて、楽しんで」村井理子翻訳というお仕事のほかエッセイも執筆されている村井さん子供の頃から本を読むことが好きで書くことが好きだったとのことよく言われることではありますが翻訳はその外国語の理解はもちろんアウトプットする日本語の知識量が大事だということがよく分かります翻訳が好
こんにちはご訪問いただきありがとうございますあなたの月収はいくらですか?毎日の生活に満足していますか?将来に不安はないですか?「月収」原田ひ香月収が異なる6人の女性のリアルな生活を綴ったお話です月収4万円、66歳の年金暮らしの女性や月収8万円、31歳の専業作家を目指す女性月収300万円、52歳の夫の遺産や株で暮らす女性月収17万円、22歳で起業する女性全く異なる月収と環境にある6人の女性がそれぞれの生活を豊かにするため格安の古い不動産を購入したり新NISAを始めて
読書日記2023-2494月1日のマイホーム真梨幸子(著)[実業之日本社2023年3月発行]✩✩✩あらすじ今日〈エイプリルフール〉に起きた惨劇は、すべて噓!?衝撃の結末が待つ、ノンストップ“家(イエ)ミス”×イヤミス!東京都S区の分譲住宅「畝目4丁目プロジェクト」。念願の新居に胸膨らませ引っ越してきた住人たちだが、ある家から死体が見つかった。この土地にはかつて、昭和30年代に往年のスター・未唯紗英子が建てたアパートメントがあり、大量殺人事件が起きたという噂が――。土地
その嘘を、なかったことには・・・できません!水生大海さんの『その嘘を、なかったことには』のレビューになります。どんでん返し系のミステリ短編集。てっきり最終的に嘘は暴かれちゃいますよ!というお話かと思ったら、真実を知った人も大変な目に遭うというお話でした。さっそくですが、あらすじと感想をどうぞ。あらすじ・感想公式のあらすじを引用しつつ、各作品の感想を書いていきます。妻は嘘をついている帰宅すると、自宅で見知らぬ男が死んでいた。あとから帰宅した妻に訊いても誰だ
背筋さんの『穢れた聖地巡礼について』のレビューと考察になります。考察といっても、ほとんど自信がないので「~かも?」くらいに思ってください。穢れた聖地巡礼についてAmazon(アマゾン)評価3.5/5会話文が多いためオーディオで読むことをすすめる人が多いが、終盤にかけて物語が複雑化してくることを考えると活字向き。評価が低めなのは、単に私が理解しきれていないから。一言で表すなら、謎だらけの一冊。あらすじフリー編集者の小林が出版社に持ち込んだのは、心霊スポット突撃系
林真理子さんが描く、皇室小説。この本、面白かったなー!短編になっていて、一つ一つはわりと短いです。スルスル読めます。明治・大正期の皇族のお話がゴシップ的に書かれていて、なんだか現代の雑誌「女性ナントカ」の明治大正バージョンみたい。こんなこと書いていいのかね、失礼には当たらないのかな?っていうノリだった・・・高貴な方々も人間ですからねえ。お血筋は高貴なんでしょうけれど、中身はダメ人間な御方もいらしたよ徳川幕府の世の中で皇族たちは貧乏に喘ぎながら、生活のためもあって子供を次
青山美智子『遊園地ぐるぐるめ』です。私の好きさレベル5段階評価の『5』です。田中さんの作品を見て、小説を書きました。――青山美智子青山さんの小説を読んで、作品を作りました。――田中達也今まで見たことのない!最高に幸せなコラボレーション連作短編小説。青山美智子さん作品の装丁を数多く手掛けている田中達也さんのアート作品。今回は「田中さんの作品を見て青山さんが物語を執筆し、その物語を読んで田中さんがさらにアートを作成する」という、楽しさに満ちた小説で
読書感想になります。「海洋プラスチック汚染「プラなし」博士、ごみを語る」この本、以前借りて読みましたが、その時は感想とか載せてません。当時は出たばかりの本でした。レジ袋有料化する直前に出た本。この頃、ディズニーシーのイベントでヴィランズの手下キャラが活躍するショーがありまして、トランプ兵を格好良いお兄さんがやってたんですよ。一方でリトルマーメイドのアースラモチーフなタコのお兄さんがまた一癖も二癖もある面白い役で。この2人で、何か面白い二次創作を描きたい!と思ったので、その時に
いやー。すっごく濃厚な長編を読みました。とっても満足。おもしろかったです。大正時代の横濱を舞台として、上州の養蚕業から成り上がった大富豪の一族を描いたミステリーです。ミステリーとも言えるし、一端の大文学とも言えるような・・・とにかく、重厚な本でした。好き嫌いはあるとは思いますが、わたしの好み的にはかなりどストライク。出てくるのが大正時代のお嬢様、没落華族、謎の軍人などで、情景描写および交わされるセリフが大正時代の雰囲気たっぷりなのです。現代に執筆される時代ものって、モノによっ
こんにちはご訪問いただきありがとうございます今年1冊目にご紹介する本はこちら「その復讐、お預かりします」原田ひ香タイトルはやや過激ですが心の奥底に触れながら必ず温かい救いがある原田ひ香さんの作品間違いなしです恋も仕事も失った美菜代が元彼への復讐を目的に訪れたのは凄腕という評判の復讐屋、成海の事務所成り行き上、秘書として成海の下で働くことになった美菜代はさまざまな復讐依頼とそれに対応する成海から何を感じ取っていくのかというストーリー成海の信念は「復讐するは我にあり
読書日記2025-56ばにらさま山本文緒(著)[文藝春秋2021年9月発行]あらすじ日常の風景が一転!思わず二度読み!痛くて、切なくて、引きずり込まれる……。6つの物語が照らしだす光と闇。島清恋愛文学賞、本屋大賞ノミネート『自転しながら公転する』の山本文緒最新作!伝説の直木賞受賞さく『プラナリア』に匹敵るす吸引力!これぞ短編の醍醐味!ばにらさま僕の初めての恋人は、バニラアイスみたいに白くて冷たい……。感想山本文緒さんの『無人島のふたり』の中でも本書の刊行を喜ばれ
最近の推し・上杉憲顕のお話をしたいです。かねてから欲しかったこの図録を入手しました。米沢の上杉博物館で過去に行った企画展の図録で、現在は在庫なしとのこと。古書で買えました。(しあわせ)色々とお宝文書が掲載されているのですが、これこれ!↓こいつを見たかったのですよ。足利直義から上杉憲顕にあてた直筆書状です内容はですね・・・めっちゃ熱烈なお褒めのお手紙中先代の乱を制して足利兄弟が世の中を治め始めた頃、上杉憲顕は上野国の守護として下向しました。上野国(
これなんだと思います?本屋さんに、この状態で並んでいました。角川ホラー文庫の闇鍋シリーズだそうです。数冊ありました。中身を全くわからない状態で買ってみるのも面白いかも!さすがにそこまでは冒険できなくて、中をパラパラと見ちゃいました。そうすると、やはり中には既読の作品もありましたので早まらないで良かったかも・・・けれどこういう企画は楽しいですねタネ明かしします。『お初の繭』という作品でした!!作者は、一路晃司さん。多分初読み作家さんだと思う。明治時代、貧しい農
フェノロサと岡倉天心といえば、コンビの相方みたいに日本史の授業ではセットで覚えるべきものでした。そして岡倉天心は、教科書の写真がなんかヘン・・・奈良時代みたいな服装をしてませんでしたでしょうか。(何者なんだこの人?)というインパクトで覚えやすかった記憶があります。これって今思うに、天平文化推しが趣味でやってるコスプレだったのでしょうか・・・そういう推し活の姿が後世の若者たちに晒し者になってるってのはなんだか・・・本人にとって良かったのか悪かったのか。(余談
読書感想になります。「干潟に生きる小さな貝たち〜のどかで楽しい不思議な暮らし〜」表紙は貝の上に乗ってる貝ですね。著者と絵師さんのタッグ本になります。絵師さんも生き物好き。漫画の部分は、生き物好きの絵師が、さらにその上を行く著者にビックリする、ビックリを通り越し呆れたりな面白い内容です。要は、著者と絵師の2人で干潟を観察しつつ、絵師さんが著者に質問するわけです。絵師さんは生き物好きとはいえ著者に比べると素人。そこで著者の返答や行動に、マジか!?とドン引きしてる絵師さんが面白