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【途中下車はできません】著者:山本巧次出版社:小学館ISBN:9784093865432発売日:2019年7月10日【作品紹介】終着駅で大逆転!ハートフル鉄道ミステリ。北海道の各地を結ぶ鉄道のローカル駅。出会い、別れ、そして謎解きが、人々を数奇に絡み合わせる――。<美馬牛駅>オープンしたての紅茶専門カフェ。オーナーの美和は美人だが、どこかワケありの雰囲気である。民宿「ドゥマン」に集う人々が推理をめぐらすが、そこには誰も知らない黒歴史があった。<北浜駅>大学生の康生は行方
今日、精神神経科通院日。先生と夏目漱石「明暗」の話で投合する。当方、柄谷行人さんの著作をまとめてよみだしたことを語る。帰途、さいきんの習性である、だれとだれが同年代か、考え始めた…千葉真一=1939年1月22日生まれ唐十郎=1940年2月11日生まれ→紀元節とは皮肉なり原田芳雄=1940年2月29日生まれ→閏年生まれか柄谷行人=1941年8月6日生まれ→原爆投下の日と重なる…意外なような符合するようなメンバーである。しかし同年代の一般人たちより、いうまでもなく、若若しかった。千
道尾秀介さんの『N』を読みました。本自体にも仕掛けがあり、各章ごとに天地が逆に配置されているので、電子書籍だとどんな風になっているのか気になっています。『N』は、前書きに「本書の読み方」のページがあります。6章それぞれの冒頭部分が先に提示されていて、読者が読みたい章から読んでいく。読む順によって作品のカラーが変わり、自分だけの物語を体験できる、という著者の意図が反映された構造。読み方は、なんと720通り。タイトルの意味も気になりつつ、とりあえず読んでみることにしました。
夜しか開けない図書館の話。見知らぬオーナーと楽しい人々。心温まる話でした。昔みたく本の感想を書けなくなりました。いい本かどうかだけわかります。お勧めの本です。是非ご一読ください😊ゲンタ。【中古】図書館のお夜食/ポプラ社/原田ひ香(単行本)楽天市場${EVENT_LABEL_01_TEXT}【中古】まずはこれ食べて/双葉社/原田ひ香(文庫)楽天市場${EVENT_LABEL_01_TEXT}一橋桐子(76)の犯罪日記(徳間文庫)[原田ひ香]
読書日記2024-71見つけたいのは、光。飛鳥井千紗(著)[幻冬舎2022年7月発行]あらすじ亜希と茗子の唯一の共通点は育児ブログを覗くこと。一人は、親しみを持って。一人は、憎しみを抱えて。ある日、ブログ執筆者が失踪したことをきっかけに、二人の人生は交わり、思いがけない地平へと向かう。亜希(35)妊娠を告げた派遣先で雇い止めにあい、現在育休中で求職中。一歳の息子の保育園を探しているが、無職のためハードルは高い。茗子(37)過去、後輩にマタハラで訴えられてから「若
読書感想になります。「植物病理学は明日の君を願う」これ、Xで紹介されてました。「はたらく細胞」のような擬人化ではありませんが教科書的な漫画かと思います。農作物の病害虫を研究する「植物病理学」を題材とした異色の漫画が登場した。その名も「#植物病理学は明日の君を願う」。植物病理学に興味を持つ学生が増えてほしいと、現実の研究者も全面的にバックアップする。#植物病理学#竹良実#週刊スピリッツ#小学館https://t.co/8fyWpjtoaqpic.twitter.com
中央公論新社2019年5月初版発行395頁文芸誌「小説BOC」の創刊にあたり、8組の作家によって紡がれた「螺旋プロジェクト」の一作ある“ルール”のもと、古代から未来までの日本を舞台に、ふたつの一族が対立する歴史を描きます時代は19世紀後半から20世紀初頭、明治時代ですかつて幼馴染だった黒い瞳の新太郎、青い瞳の灯、新太郎の妹で耳が大きい鈴成長した三人は、それぞれの道を歩んでいました新太郎は呉鎮守府の軍人に、灯は瀬戸内海を根城にする海賊に、そして鈴は思いを寄せる
【塩レモンのおいしいレシピ】著者:川上文代出版社:東京書店ISBN:9784885745652発売日:2014年8月21日【作品紹介】2種類の塩レモンが料理をおいしくしてくれる。本場のレシピも多数紹介、全70品。(ブクログ/作品紹介・あらすじから引用)【感想】塩レモンが思ったより手軽にできることが、びっくりしました。色んな料理のレシピがあったので、多種多様で使えるみたいです。爽やかなレシピが多そうだったので、夏バテした時とかも良いかも知れません!【リンク先】
この本、おすすめ。ミステリーとしても濃厚だし、女と政治っていうテーマでも深い。いやむしろわたしは、後者の女と政治っていうのが心に突き刺さりました。哀しみあり、憤りあり、そしてガンバレー!っていうエールもある。良かった。野党第一党・民政党所属の衆議院議員・高月馨は、中堅の女性議員です。口癖は「憤慨しています!」で、そう叫ぶ様子が面白おかしくテレビで取り上げられ、”憤慨おばさん”などとあだ名されています。この高月が、与党の衆議院議員・朝沼侑子にいつもの口調で噛み付くところからお
朝日新聞出版上巻・青春篇2018年9月第1刷発行351頁下巻・花道篇2018年9月第1刷発行353頁戦後の長崎から大阪、オリンピック後の東京へ任侠、立花組組長の息子、立花喜久雄が父親の死をきっかけに大阪の花井半次郎家にお世話になり、日本一の女形歌舞伎役者として人間国宝に認定されるまでの一代記切磋琢磨する喜久雄と半次郎の一人息子・俊介長崎時代から喜久雄を坊ちゃんと呼び、影日向に支えてくれる徳次色々な場面で彼らと出会いその後長い付き合いとなる人々魅力的なキ
川上未映子著『黄色い家』。意外にも初読みの作家さん。2020年春、惣菜店に勤める花は、かつて一緒に暮らしていた黄美子が監禁・傷害の罪で逮捕された事をニュースで知る。20年前、まだ子供だった花たちは、リスキーな“シノギ”に手を出していた。やっぱり生育環境ってすごく大事なんだなとつくづく感じました。終盤、読みながら悲しくてとっても辛かった。救いが全然見えない。こういう世界があるのは分かっていたし、許されない行為ではあるけど、どこかで応援?してるような気持ちにもなったり。こんなにもギュ
【はじめてでも、かんたん。手作りアクセサリー】著者:江川淳子出版社:repicbookISBN:9784908154065発売日:2016年12月25日【作品紹介】貴和製作所監修のアクセサリー本です。経験のある方はもちろん、工具選びから使い方まで、写真やイラストで丁寧に分かりやすく説明されているため、初心者の方でも無理なく掲載写真と同じようなアクセサリーを作ることができます。作品もアクセサリーの雰囲気で4つのカテゴリーに分かれており、作りたいイメージから選ぶことができます。
これ、大隈重信記念館で購入した本。佐賀新聞社の発行なので、あんまり全国的には売っていない気がする。読んでみたけど別に大隈重信のことは書いてなくて、なぜここで売っているのだろう。ありがたいですが。「新平の借用書」「フルベッキの写真」「悪漢常一」という短編が三本掲載。取材したことの語りのような、時々小説のような。●『新平の借用書』筆者が、借主江藤新平で、地権を担保として第一国立銀行から五千円を借りている借用書を入手したことから始まった謎を推理するお話になっています。五
大谷翔平選手4打数4安打2ホームラン。大谷ハラスメントかもしれないが、彼が朝から大活躍すると眼の前が明るくなる。彼のようなプレイヤーは前代未聞、いや空前絶後かな。それがメジャーでも…というのが、本来の意味での異次元といった感を深める。野球ファンで、つくづく良かったとおもう。およそ60年観ている。金田・中西・稲尾・杉浦・南海時代のノムさんを憶えている。阪神タイガースの村山投手がプレイング・マネージャーで年間防御率0・98を達成、ON砲でもなかなか攻略出来なかった、なんてことも…1
読書日記2024-701(ONE)加納朋子(著)[創元クライム・クラブ2024年1月発行]あらすじ謎に彩られた日々の中で、あなたは私の一番になった『ななつのこ』から始まる〈駒子〉シリーズ、20年ぶりの最新作!大学生の玲奈は、全てを忘れて打ち込めるようなことも、抜きんでて得意なことも、友達さえも持っていないことを寂しく思っていた。そんな折、仔犬を飼い始めたことで憂鬱な日常が一変する。ゼロと名付けた仔犬を溺愛するあまり、ゼロを主人公にした短編を小説投稿サイトにアップしたところ、読
贔屓のアリアドニ・オリヴァ夫人を最初に描いた回です✨ドラマ名探偵ポアロ『死者のあやまちアガサ・クリスティ原作ドラマの🍋ミス・レモン(とヘイスティングスの掛け合い)が好きなのですが再放映に気づいたときにはシリーズ後半で2人とも降板していました🙈💧そしたら後半にはオリヴァ夫人がいた❕💓♥️パディントン発~ナスコーム駅から車で何分かポアロさんは4時間近くもかかる遠方から呼び出されてます原作も借りてきてドラマと照合原作のオリヴァ夫人=藍色の髪!偽侯爵夫人みたいな髪型黄色
新潟県の観光のことを調べると、イザベラ・バードという名前がたまに出てきます。全然知らなかったのでこの本を読んでみました。イザベラ・バードはイギリスの女性作家で、明治初期の日本にやって来て東北から北海道を旅行し、『日本奥地紀行』という本にまとめて大評判になりました。彼女は幼少期に脊椎の病気にかかり、自由に動けないためずっと部屋に引きこもって読書くらいしかできないという少女時代を過ごしました。その後、難しい手術を受けて運よく回復し、やっと外に出られるようになった喜びから、旅をして手記
【パンどろぼうのせかいいちおいしいパンレシピ】著者:吉永麻衣子、柴田ケイコ出版社:KADOKAWAISBN:9784046057433発売日:2022年9月8日【作品紹介】柴田ケイコ原作の絵本に登場する「もりのパンや」に並ぶおいしそうなパンを作ることができるレシピ本。基本の生地で作るパンどろぼうの食パンから、かわいいしろくまパン、メロンパン生地を使ったかめパンなどの動物パンからハード生地のフランスパン、おやつにもおかずにもなるパンなど絵本のパンがいっぱい!わかりやすい工程
真保裕一『魂の歌が聞こえるか』です。私の好きさレベル5段階評価の『4.5』です。「素晴らしい音楽を世に送り出せ!」新人バンドのデビューに奔走するレコード会社。契約を勝ち取り、狙うはアニメの主題歌。次々と難題がふりかかり、予想外の事態に。え……?彼らは何かを隠してる!迫真の音楽業界ミステリ「我々はアーティストを裏から支える役回りだ」「耳ってのは脳と直結してる。音を聴くんじゃない。脳で読み取れ」「才能はあっても、芽の出なかった者が死屍累
高齢者専門の精神科医和田秀樹先生のご本は大好きです。『なぜか人生がうまくいく「明るい人」の科学』👇こちらのご本『なぜか人生がうまくいく「明るい人」の科学』和田秀樹|ご本まみれのひやしあめなぜか人生がうまくいく「明るい人」の科学[和田秀樹]価格:1,518円(税込、送料無料)(2023/11/26時点)楽天で購入https://www.amazon.co.jp/%E3%81%AA%amechanhiyasi.com『多くの人は変わらないことが
読書日記2024-69一線の湖砥上裕將(著)[講談社2023年12月発行]あらすじ小説の向こうに絵が見える!美しき水墨画の世界を描いた物語。水墨画とは、筆先から生み出される「線」の芸術。描くのは「命」主人公・青山霜介が、ライバル・千瑛と湖山賞を競い合った展覧会から2年が経った。大学3年生になった霜介は水墨画家として成長を遂げる一方、進路に悩んでいた。卒業後、水墨の世界で生きるのか、それとも別の生き方を見つけるのか。そんな折、体調不良の兄弟子・西濱湖峰に代わり、霜介が小
さて、A子振り返り短歌解説ですが、本をアマゾンではなく、書店で買ったとしても、彼氏彼女に繋がる出会いがあるとはわからない。結婚相手が、同じ本を選ぶとも限らない。アマゾンでポチるよりは、可能性はある、、それはさておき、本をネットで買うと失敗することもある。本レビューは、主観だ。それも含めての予想も面白いけど。
好んで読んでいる小田菜摘さんの中華時代小説です。中華宮廷ものはジャンルのファンが多いのか、本屋さんにたくさん並んでいますね。正直、どれが何やら・・・小田菜摘さんのお仕事小説っぽいところが気に入っています。やはりこれもか。この本は、女子の医学校を卒業して女医になり、師匠や上司のもとで日々研鑽を積みながら一人前の医師となるべく励んでいる少女の物語。主人公・李翠珠はある事件をきっかけに後宮の医官として赴任することになります。後宮には現在、皇后はいなくて、複数の妃嬪たちが各
中央公論新社2019年6月初版発行302頁あるルールのもと、古代から未来までの日本を舞台に、ふたつの族が対立する歴史を描いた競作企画、螺旋プロジェクト作品のうち『古代』8世紀前半、首(聖武天皇)の時代を描きます東大寺大仏の開眼供養から4年仏教政策を推進した帝の宝算は尽きる道祖王(ふなどおう)を皇太子にとの遺詔が残されるも、その言に疑いを持つ、前左大臣・橘諸兄(たちばなのもろえ)の命を受けた中臣継麻呂と道鏡は密かに亡き先帝の真意を探ることになりますタイト
【メンタル強め美女白川さん】著者:獅子出版社:KADOKAWAISBN:電子書籍発売日:2020年11月26日【作品紹介】女子の自己肯定感が世界を救う!メンタル強め美女・白川さんが、ひがみ、嫌がらせやマウントなど、女性を苦しめるプチストレスをはねのける。現代の闇と戦うすべての女子に捧ぐ、最強美女の痛快コミック登場!仕事仲間や女友達のマウントや嫉妬や嫌がらせ、SNSでの心無い中傷など、現代社会には女性を苦しめるプチストレスが溢れかえっています。「あざとくても可愛くいた
「いつでも逃げてやる」吉本ばななさんと奥平亜美衣さんの対談です。男女の関係がうまく行かなくなったとき、「いつでも逃げてやる」と心に決めると相手が急に変わるというお話がありました。これは私も納得。少々鈍感な相手なら、言葉で匂わせるのもアリですが何も言わず覚悟を決めただけでも緊張感が生まれるので相手を変えるにはかなり効果があると思います。自分を愛することで恋愛、お金、家庭、パートナーシップ、健康がすべて上手くいくよ、ということをお二人が経験談やコツを踏まえて語っ
穀雨(2024.4.19~5.4)今年はすでに初夏を感じさせる暑さの日もでてきていますね。薬屋のひとりごと日向夏(著)ヒーロー文庫漫画化、アニメ化などもされ、薬や処方箋関連の広報にも公式に活用されるほどの人気の作品です。主人公(猫猫)が持ち前の好奇心と薬や植物に対する知識で宮廷内の謎を解いていくお話です。猫猫の好奇心は少し度が過ぎていますが、薬房に行った時や貴重品である冬虫夏草ら牛黄などをみた時のテンションの上がり方、とにかく色々と味見したり、自身で試してみたりすること
背筋『近畿地方のある場所について』です。私の好きさレベル5段階評価の『4』です。情報をお持ちの方はご連絡ください近畿地方のある場所にまつわる怪談を集めるうちに、恐ろしい事実が浮かび上がってきました。怖かったです。なんせ、怖かったです~~~(TT)明るい内には読めない作品。何が怖いのか、よく分からないんですが、ジワジワ・・・トリハダが・・・朝から夕方に掛けて、なんとか読了。この<了>って字を使うのも縁起が悪く感じてしまう(;'∀')
おはようございます!今回は夏目漱石「坊っちゃん」を読んだので感想を残します。ネタバレをしているので、読了後にこのブログを読むことをおすすめします。親譲りの無鉄砲な性格で、損ばかりしてきた主人公。そんな主人公が、愛媛の中学校で教師をすることになる。田舎の中学校で、生徒や同僚と関わり合いながら、主人公は無鉄砲な性格で周りを振り回し、振り回されていく。①夏目漱石のおしゃんな文章夏目漱石さんの本を読むのはこれで2冊目です。1冊目は「こころ」を読みました。「こころ」と「坊っちゃん