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幼稚園から続いていた緘黙症状が、王道の練習方法ですぐに解消したケース【対象】ひろみさん(仮名)女性中学1年生【概要】幼稚園年中の頃から緘黙症状があり、小学校でもほとんど話せない状態でした。中学受験をして私立の中学に進学しましたが、そこでも緘黙症状は改善しませんでした。地域の総合病院の発達外来でのカウンセリングを4年ほど継続していますが、改善がみられないため「いちりづか」に相談がありました。保護者・本人とオンラインで面談し、練習の計画を一緒に考えました。中学の担任をターゲット
小学2年生から続いた場面緘黙の症状が解消し、高校進学に向けて踏み出した中学生の子の話【不登校状態の場面緘黙の子の相談は多い】「いちりづか」は場面緘黙専門のオンライン相談室です。ですので、相談の対象はほとんどが緘黙症状のある方です。「場面緘黙」と言っても、「話せないことだけ」が問題の人はほとんどいません。話すこと以外にも、・運動や食事、トイレなどの行動ができない・学校に行けない、家から出られない・不安や緊張が強い・刺激に敏感で疲れやすいなど様々な困りごとを抱えてい
学校に行きづらい状態でも緘黙症状が改善してきた子の紹介です。【対象】はるかさん(仮名)女性相談開始時は中学1年生【概要】小学校低学年から緘黙症状があり、高学年からは学校に行けなくなってしまいました。イラストがとても上手で、雑誌やSNSに投稿したり、イベントで販売したりもしていました。当初から「友だちと話せるようになりたい」という気持ちが強くありました。そこで、学校に通うことよりもまずは緘黙症状の改善を目指しました。友だちとのメールの交換から練習を始め、途中から
⑤中学1年生中学1年生で緘黙症状改善に取り組む場合、ターゲットを明確にして練習するのがお勧めです。中学生になると関わる相手の範囲が広がるため、練習の計画も立てやすくなります。1)中学生は小学生よりも「話す練習」に取り組みやすい中学1年生は緘黙症状の改善のための練習が比較的行いやすい年齢です。小学生の時と比べて、先生も同級生も学校外でも、関わる相手が増えます。教科の先生や部活の先輩など、小学生のときよりも練習の選択肢が多くなります。このため最適な難易度の練習方法を選び
前回の記事の続きと補足です。『【質問】場面緘黙が治るまでに、どのくらい時間がかかりますか?』【質問】小学5年生の子の保護者からの質問です。夏休みに子どもと、「話す練習」の話をしました。1学期中は担任の先生と「話す練習」を続けて、音読などができるよう…ameblo.jp(質問の抜粋:小学5年生の子の保護者からの質問)1学期中は担任の先生と「話す練習」を続けて、音読などができるようになりました。ただ息子は、「このままずっと話せないかも」と言っています。「そんなことないよ、話せるように
⑥中学2~3年生中学2年生以降の場合は、高校への進学に合わせて緘黙症状改善を目指しましょう。中3になってから始めるよりも、中2のうちから準備を進めるのが効果的です。1)高校進学は緘黙症状を治す最大のチャンスこれまで、「小学校入学」「中学校進学」で緘黙症状を治す方法をそれぞれ言及してきました。環境が変わるタイミング緘黙症状が治しやすいのは「高校進学」も同じです。ここまで緘黙症状が残っている子の場合、高校進学はこれまでで最大のチャンスと言えます。中学校進学と比べて、高校