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こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第51回試験・実技1・問3図11の1日0時におけるメソモデルと全球モデルの図について、解析雨量の図の四国地方西部から四国の南西海上にかけて見られる50mm/h以上の幅10〜20km程度の線状の強雨域に対応するそれぞれの予想を示した数値を単位を付して表に穴埋めしていきます。まず、前3時間降水量の最大値つきましては、問3(1)①と同じ要領で解答するということで見てみますと、メソモデルでは紫色の領域が見られることから、(a)は80mm
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第51回試験・実技1・問3(3)この問題では、前回の、(3)①で考察した、前3時間降水量の最大値及び、線状の降水域の幅のメソモデルと全球モデルの予想の違いについて、その主な要因とする、力学過程、空間分解能、上昇流の3つに着目して、「メソモデルでは、」の書き出しに続けて、述べなさい。というものです。一見して、難しそうに見えますが、問われている内容は専門知識で学習した内容ばかりですので、慌てず3つの要因について検討してみたいと思いま
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第53回試験・実技1・問3(5)今回は、図11のGSMガイダンス(上)と、MSMガイダンス(下)とを比較して、降水量が多い場所の違いとその要因を、「MSMガイダンスは、」という主語に続けて述べよ、という問題ですが、まず始めに専門知識で学習するGSM(全球モデル)とMSM(メソモデル)の概要について復習してみることにします。(気象庁HP:数値予報>数値予報モデルの種類より)全球モデルは、予報領域が地球全体であり、水
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います・第61回試験・専門知識(a)(気象庁HP:令和5年度数値予報解説資料集p45)より)地球大気において、風向・風速、気圧、水蒸気量などといった物理量は流体をなしており、連続的な分布をしています。しかし、数値予報を行うにあたって、この状態ではコンピュータで取り扱うことが困難です。そこで地球大気をコンピュータでどのようにして表現するのかというところで、「地球大気中において数多くの値が連続的に分布している」と考えて、東西・南北・鉛直の3
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第51回試験・実技1問題文にあります通り、低気圧Aに伴う、東シナ海から対馬の東海上にかけての1日0時の降水域について、図11のメソモデル(左上)、全球モデル(左下)、解析雨量(右下)の各前3時間降水量の最大値を右にある凡例を用いて解答しなさいということで、それぞれ読み取ってみます。まず、メソモデルでは、対馬の東海上に小さいながら黄色の領域がありますので、その最大値、50mmということになります。次に、全球モデルでは
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第63回試験・専門知識(a)数値予報モデルで表現可能な現象は、水平スケールが格子間隔の5倍〜8倍以上になります。例えば格子間隔が13kmの全球数値予報モデル(GSM)なら、表現可能なのは65km〜104km以上の現象であり、格子間隔が5kmのメソ数値予報モデル(MSM)なら、表現可能なのは25km〜40km以上の現象となります。下線部の「数値予報モデルで予測可能な現象の水平スケールの下限は、水平格子間隔が小さいほど小さくなる。」とは
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第55回試験・実技試験2・問4まず、問題文の後半部分に、「メソモデルがこのように大雨を予想できる主な理由の一つは、水平分解能が細かく、最大降水量に影響する要因を現実により近く表現できることである。」とあります。これにつきまして、少し触れておきたいと思います。これは、全球モデル(GSM)の水平格子間隔は20kmに対し、メソモデル(MSM)の水平格子間隔は5kmで、いずれのモデルも各格子ごとにその平均的な地表面の高さが与えられてい
こんばんは。今回は、図11(右)の「解析雨量による前6時間降水量図」にある内之浦付近の大雨について、図6(下)の全球モデルによる前12時間降水量予想も、図11(左)のメソモデルによる前6時間降水量予想も、大雨が予想されていないとし、ただメソモデルでは、海上20mm以上、陸上で50mm以上の全球モデルでは予想できていない降水の予想はできている、というその最大降水量への影響する要因は何かという問題です。問題文の下の枠内の中から最大降水量への影響が大きい方から順に2つ選ぶ形になっていま
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第52回試験・専門知識(a)全球モデル(GSM)とメソモデル(MSM)の降水予測結果が異なる要因として、水平格子間隔の違いによる、地形性降水の違いや、データ同化に用いられる観測データの違いが挙げられるところまでは正しいのですが、今回の問題ではその後の、「積雲対流過程などの物理過程の違い」が2つのモデルの予測結果の違いに影響するかどうかというところで、これまでのパラメタリゼーションに関する過去問題よりも踏み込んだ内容となってい
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第51回試験・実技1・問3(1)図11のメソモデルの1日0時と1日3時の予想図を比較して、低気圧Aに伴う降水域の時間的な変化について、降水域の広がりと降水強度の2つの論点に分けて考えてみます。まず、降水域の広がりにつきましては、時間の経過で降水域が広がる予想なのか、それとも、狭まる予想なのかといった変化を確認して簡潔に解答要素に落とし込めばOKです。そこで、図11を見ますと、低気圧Aに伴う5mm以上の降水域は、1日0時から1
こんばんは。今回は、同じメソモデルの図において、1日0時と、1日3時と比較して、5mm以上の降水域の広がりと強度の時間的にどのように変化するかという問題について、次回、一緒に考えてみたいと思います。第51回試験・実技1・問3(1)※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの許可を頂いて使用しています。3日分の考察編は次回更新する予定です。
こんばんは。今回は、前回に読み取った、メソモデルと解析雨量の最大値について、低気圧Aの中心からの距離に着目して存在する場所の違いを述べる問題を一緒に考えてみたいと思います。第51回試験・実技1・問3(1)※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの許可を頂いて使用しています。5月1日分の考察編は次回更新する予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第61回試験・実技試験2・問3今回は本文を読みながら、空欄に当てはまる適切な語句を考えてみます。(第1段落)まず、「大雨の予想にはメソモデルを用いられることが多い。その理由としては、全球モデルよりも空間分解能が(①)く、対流性降水の予想に適した(②)力学モデルであること等があげられる。」とあります。専門知識で学習する内容の復習になりますが、大雨の予想にメソモデル(MSM)が用いられるのは、全球モデルは水平格子間隔が13kmで
こんばんは。今回は、解析雨量の図に見られる、四国地方西部から、四国の南西海上にかけての50mm/h以上の線状の降水域について、これに対応する、メソモデルと全球モデルにおける「前3時間降水量の最大値」及び、線状の降水域の幅を下表に穴埋めしなさい、という問題を、次回、一緒に考えてみたいと思います。第51回試験・実技1・問3※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの許可を頂いて使用しています。7日分の考察編は次回更新する予定です。
こんばんは。今回は、前回の①の問題で穴埋めした結果のメソモデルと全球モデルの違いについて、その主な要因を力学過程、空間分解能、上昇流の3点に着目して解答する問題を、次回、一緒に考えてみたいと思います。第51回試験・実技1・問3(3)※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの許可を頂いて使用しています。9日分の考察編は次回更新する予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第51回試験・実技1・問3図7から、低気圧Aの中心位置をもう一度確認しますと、対馬の南東、九州の西海上にあることがわかります。前回の①の問題でも触れましたが、降水域の最大値について、メソモデルでは、降水域は対馬の東側にあり、解析雨量は、対馬の南東側に分布しています。低気圧の中心からの距離というところでは、2つを比較しますと、解析雨量の方が近いことがわかります。特に緯度何度分とか、何kmなどの具体的な距離まで解答要素