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確かに「異端」です。現在三菱一号館美術館で開催中の『異端の奇才ビアズリー展』を観てきました。オーブリー・ビアズリーは19世紀末、イギリスで活躍した画家です。生年1872年没年1898年。わずか25年の生涯でした。画家としての活動期間はわずか10年ほどです。そのわずかな人生の中で、輝かしい作品を残しました。本展ではそのビアズリーの直筆の作品約50点を含む約220点を紹介する展覧会です。ビアズリーの作品をよくよく観て思うのは「誰にも似ていない」ということです。もちろん美術館に展示される
最近、関東圏では暖かい日が続いていて過ごしやすいです。(花粉の飛散も一気に進みそうですが。。。)来週からまた気温がぐっと冷え込む予報なので、お出かけ日和なこのうちにと、三菱一号館美術館で始まった『異端の奇才ビアズリー展』に行ってきました。早めに東京駅についたため、どこかで一息しようと、開店したばかりの丸ビルへ。丸ビルは高層階と地下街に飲食店が沢山あり、中間層はポツポツとカフェがあります。高層階はセレブの食事。午前中から地下に潜るのも気が進まなかったので、中間層のカフェに行くことに。
わたしの名は、オーブリー・ビアズリー。ヴィクトリア朝の終わり、世紀末の闇に咲いた、奇妙な花のひとつです。わたしが描いたのは、白と黒――色彩のない世界。だがその中には、快楽も、死も、毒も、愛も美も、すべてがありました。線は細く、鋭く、時に悪魔的に。そのペン先で、わたしは現実を裂き、夢を刻みつけたのです。世の中はわたしを「耽美主義の鬼才」と呼びました。「退廃的」とも、「背徳の天才」とも。とくに知られているのは、**オスカー・ワイルドの『サロメ』**の挿絵。あの斬られた首と踊り子の曲
ビアズリー展於:三菱一号館美術館に、行ってきましたAubreyVincentBeardsley(1872-1898)は25歳の若さで世を去ったイギリス・ヴィクトリア朝時代の世紀末を代表する耽美主義の奇才と謳われている美術家私がビアズリーを初めて知ったのはオスカー・ワイルド著『サロメ』を読んで彼の挿絵を見たとき。妖しくも鋭い白黒のペン画が脳裏に焼きついて離れなかったもっとも、ビアズリーの描いたサロメはワイルドの思い描くサロメ像とは異なっ
「異端の奇才ビアズリー」📍三菱一号館美術館学生時代にビアズリー挿絵の「サロメ」の本を貰ってから、彼の描く気狂いがかったシュールで耽美な世界観が、私の心を捉えて離さない。遂に、V&A博物館から直筆画が50点以上(版画等含めて150点以上)も来日する時が来た。①展示冒頭から「ジークフリート」の超絶技巧に震える20歳で毛髪より細い緻密な線と点を紡いで描いた、彼の好んだワーグナーの劇の一場面。人間がペンで描ける領域を超えている。蝋燭の光のみで、近視状態で点を打ち続けたのだろうか。深
もう先月のことになるけれど、ビアズリー展に行ってきた~学割で1000円も安くなった…!平日に行ったんだけれど、思っていたより多くの人たちが鑑賞しに来ていたな~。ビアズリー好きって意外と多いのね~。ちなみに、この美術館は丸の内のオフィス街一角にある緑豊かな癒しスポット。お昼休みとかは周辺に勤める会社員の人たちがここでのんびりしていたりするけれど、現在、この癒しスポットには、預言者ヨカナーンの生首をもった恐~い顔のサロメがいるよ👿!何が何でもヨカナーンに口づけしたくてしょうが