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開発した商品がヒット商品にならない理由は、”誰もが求める菓子”を作ろうとするため。”誰もが求める菓子”って実は、あまりヒット商品にならないんです。そりゃ簡単です。ライバルが多過ぎるんです。そもそも、消費者がどんな菓子を求めているか?といった情報は、大手の方がつかみやすい。しかも、大手は製造数・販売数を多くしなきゃならないため、どうしたって、万人に受け入れられる菓子ばかりになる。つまり、”誰もが求める菓子”は、世の中にあふれている
突然ですが、先日出張先で入った某居酒屋。とても雰囲気が良く、お酒もおつまみもとても美味しい。多くの常連さんに愛され、常に満席状態。(私は運よく入れた様です)閉店間際になり、会計も済ませた後、「今更ですけど、この店のオススメって何なんですか?」とカウンターで仕事をしている女将さんに尋ねると、「あぁそれなら・・・」と先代の主人を呼んでくれました。さぁ、ここからが凄い。約20分に渡り、オススメ商品について語り出したのです。
時々いるんですよね。「ヒット商品は要らない・・・」という経営者が。ヒット商品は、浮き沈みが激しいもの、さらに、変にヒット商品が出来てしまうと、色々問題が発生する・・・と誤解されている様です。これは勿体ない。まず、その誤解を解く必要があります。そもそも、何で浮き沈みが激しいと考えるのでしょう。そりゃ、「〇〇が流行っているからうちも〇〇を作ろう!」という安直な商品開発をやれば、そのブームによるアップダウンをモロに食ら
変化のタイミングには、ヒット商品が誕生しやすい。という訳で、今このタイミングは新商品開発の絶好のチャンスです。実際、昨今の百貨店・お土産市場を見ていると、明らかに旧来からのコンセプトによる何処かで見たことのある商品だらけ、しかも、何処かでヒットした商品の、コピー商品が全国各地に並んでいる。当然、そうしたコピー商品は、所詮、縮小コピーにしかなり得ない。縮小コピーだらけの百貨店・お土産市場に、お客様がワクワクする訳もなく・・・。
演劇をやってきた人って、販売員に向いているんです。再三お話してきたように、販売において話し方が重要であり、演劇経験者には、それを演じ切る力があるからです。もちろん、モデルを明確にすること。どんな話し方をするのがベストなのか?その表現方法が分かっている状態でなきゃならない。さらに、演出家を置き、「もっとこんな風に表現して欲しい」と微調整をすることも大事になってくる。でも、・モデルが明確になっている。・演出家により微調整をする。
プライスカードやPOPは手書きが良いですか?それとも活字が良いですか?陳列にお悩みの販売員さんからよく尋ねられる質問です。これって、結構意見が分かれていて、「そんなの手書きが良いに決まっている!」という人と、「活字でなきゃダメ!」という人に分かれます。で、私は・・・というと、どちらが良いというよりは、上手な使い分けが必要だと思っています。そもそも、活字と手書きは、それぞれ長所と短所があり、一番理想的なのは、その両方の長所
・柔らかい・優しい・丁寧な・楽しそう・楽しんでもらいたい・美味しそう・親身になっている・謝罪の気持ちのこもった・怒りの・雑な・つまらなそう・興味のない・トゲトゲした・ギスギスしたこうしたプラス・マイナス様々な感情、これを同じ「いらっしゃいませ」同じ「ありがとうございます」の言葉の中に込められるかどうか・・・。もちろん、簡単なことではないと思いますが、表情や言葉を通して表現することができるか・・・?販売員研
昨日は居酒屋での横柄な話し方が、苦痛だったという話を書きました。話し方が客単価に影響を与えていた訳です。で、同じ日に入ったファストフード店で、そこで機械的に話す販売員・サービススタッフにも、違和感を感じたのです。「ありがとうございま⤴す」「こちらでお召し上がりですか⤵」「〇〇は如何ですか⤴?」という変なイントネーション。そして、鼻にかかったようなしゃべり方。とにかく、違和感しかありません。昔からいますよね。こう
一応調べて行ったんです。昨日入った某地の居酒屋。食べログの評価は近隣店をはるかに上回り、とても良い評価でした。店を覗くとカウンター席に空きがあったようなので、入店してみると・・・。入り口すぐ脇の席に通されます。直ぐ横に店長?らしき人が立ち、そこでスタッフたちに指示を出したり、予約の電話対応などをしています。で、その声がとても横柄に聞こえる。4月と言うことで、スタッフさんも新人が多い様なのですが、そうした人
”最近の若い者は・・・”と、若者のモチベーションの低さを嘆くおじさん・おばさんが多い。でも、他人のことを言えるほど、自分達はモチベーションが高かったのでしょうか?私の世代(団塊ジュニア世代)について言えば、バブル崩壊によって、世の中が一気にデフレ化し、社会人人生をずっと不景気の中で過ごしています。だから、モチベーションなんて上がるはずがない中にいたのです。でも、これって言い訳です。このデフレを止めるべく、強い信念を持って何か行動に
”最近の若い者は・・・”という主張は、古代エジプト人も言っていた・・・などとも言われます。(ウソかまことか・・・)ということは、きっと生物学的に人間はそう考える様にできている。まぁ、進化の過程・・・なのかもしれません。とはいえ、・最近の若い者は堪え性がない。・モチベーションが低い。・チャレンジをしない。・勉強しない。・体力がない。・考えない。まぁ、そんな散々な言われ様な訳です。と言いつつ、私も実は若者、特に現在の20代・30
特定の誰かを指して申し上げている訳ではありませんが、マスコミ等に登場する経済評論家。もちろん、その主張はそれぞれだと思います。ただ、年配の経済評論家の多くに共通するのは、「節約のススメ」特に、高齢者の将来家計の心配を過度に煽る・・・。まぁ、数年前に流行った、2000万円貯金がないと危ない!っていうのもそれ。で、自身はこんな節約をして生活している・・・、と紹介する。勘弁してよ・・・。現役世代は税金
想像してみてください。9回裏、一発逆転のサヨナラのチャンス、バッターは前年ホームラン王の4番バッター。相手ピッチャーは160㌔に迫る剛速球が売りの抑えのエース。そんな最高のシーンで、ピッチャーは変化球連投でかわそうとし、バッターはちょこちょこ当てに行くようなバッティング。こんな野球に観客が喜ぶでしょうか・・・?こんなプロ野球なら、ファンはどんどん減っていくでしょうね。最近Youtubeの動画で、藤川球児vs小笠原道
”うちには後継ぎがいないからなぁ・・・””今後、どう幕引きするか?50歳を過ぎた経営者から、よくそんな相談をされます。私も数年前に50歳を過ぎましたが、実は、そんなこと考えた事がありません。私のマインドは、二十歳の頃と大して変わりません。どうすればより良いビジネスができるか?どう改善すべきか?そんなことばかり考えています。あぁ、自分のビジネスが・・・ではないですよ。ご支援先や勉強会のメンバーの店が・・・です。
”言われた通りにやったのに・・・””マニュアルにそう書いてあるじゃん!”ミスやクレームが発生し、怒られている人が頭に思い浮かべること。または、なかなか賃金が上がらず不満を持っている人が、日頃思っていること。もちろん、まだまだ新人さんなら、まずは言われたことを言われた通り出来る様になること、マニュアルをマスターし、決められた通り仕事を進められる様にすることは大事です。でも、おおよその仕事はマスターし、任せてもらえる様になったら、
30年余りの間、日本の経済成長は止まっていました。そりゃそうです。その労力が全て「削減」のために費やされたのですから・・・。無駄を省け!効率化!省力化!コスパ!・タイパ!生産性向上!みんながそんなことに、精力を注ぎ続けたのですから、成長が止まるのも当たり前のこと。で、急激な円安に見舞われ、物価高騰にあえぐ日本人。さらに、安い日本として世界から旅行者が押しかけ、日本中大変な状況になっている・・・。(外国人相手にも安売りを続
仕事柄、たくさんの経営者にお会いします。長い方だと30年近いお付き合いがある訳です。で、その中には、会社の規模が何十倍にもなった経営者もいる。(もちろん、規模の拡大だけが全てではありませんが・・・)で、そういう経営者って、常に前向きで、積極的で、そして、明るい未来を思っている。成功・失敗を分けるのは、実は能力とか、技術力なのではなく、その人がどんな”思い”を持っているか?さらに、その”思い”の強さ・・・。
毎年9月に視察ツアーを開催しています。自分で言うのはなんですが、このツアー、本当に凄いんです。経営者が自らを縛る常識を破壊します。菓子専門店が、自らに課している「当たり前」や「枠」を取り除きます。「こういう考え方もあるのか・・・」「そう考えないから駄目だったんだ・・・」ということを教えられるはずです。まぁ、そういう意図を持って、店選びをしているからなんですが・・・。で、問題は今年です。さて、どこに行く?毎
羽田空港の検査場の流れが変わりました。私がいつも利用する検査場は、これまでは、手荷物検査の係員が搭乗チケットの確認もしていました。荷物や上着をかごに入れ、機械に通し、金属探知機を抜ける前に、チケットの確認もするという流れになっていたのです。ただ、どうしてもこのタイミングでやるべきことが多く、乗客もバタバタしているし、検査場の係員の仕事もスムースにはいかず。検査場の通過に時間が掛かり、後ろに並ぶ者としては、どうしてもイライラの原因になってい
先日、思わず足を止めてしまった店があります。「うわっ!うまそう!」見るからに美味しいそうなんです。でも、私が見ているのは商品そのものではなく、それを美味しそうに撮影した写真。改めて思います。写真って重要。皆さん、ご存じですか。現物よりも、写真の方が美味しそうに見えることを・・・。そりゃそうです。写真は、美味しそうな瞬間を撮影したものだし、何百・何千も撮影した中から、最高の一枚を使っている訳ですから、それが、今日
日本人が日本の食を評価するのは当たり前!日本人である私が、日本の食が好きなのは当たり前!それを前提にしても、日本の食はやはりレベルが高いと思う。とにかく、まずは、その種類の多さ。海外の日本食レストランというと、大抵なんでも屋さんが多い。私がバンクーバーで働いていたレストランも、寿司がメインではありましたが、普通に各種鍋がありましたし、うどん(確かそばも)がありましたし、とんかつもありましたし、天ぷらもあって、から揚げもあって、あと何だ
静岡県内にチェーン展開するファミレス「さわやか」。味もサービスも最高のファミレスです。中には、昭和時代(?)と思われる店もありますが、そんな古い店にも、数時間待ちになるほどの行列ができる・・・。何がそこまで人気なのか?と言えば「ハンバーグ」。これが、美味しい。だから、ほとんど全ての客が「げんこつハンバーグ」か「おにぎりハンバーグ」を注文する。(げんこつ・おにぎりはサイズの違いです)他府県からもわざわざ食べに行く人が居るくらいだ
ここまでインフレが続く中ですから、賃金を上げないと、スタッフの皆さんは生活ができません。是非、賃金を上げてあげてください。もちろん、・原材料価格の高騰、・水道光熱費の高騰、・物流費の高騰、・働き方改革で時間短縮、・人採用コストの上昇、そういった様々な問題を抱えながら、更に賃上げまで・・・となると、当然大変でしょう。でも、大変だから上げなくて良いとはなりません。その決断が遅れれば、スタッフは次々と辞表を持ってやってくることになる
先日、コロナ以前よく行っていたもつ焼屋が、営業時間短縮のために、なかなか行けなくなった話を書きました。実は、昨日夜入った店も、営業時間を大幅短縮しているために、早々に店を追い出されてしまいました。と言っても、10時ちょっと過ぎですよ。ちなみに、この店はコロナ前には深夜営業までしていた店。私の様に出張から戻って、夜遅く店に行く者にとっては、早い時間の閉店は本当に困ってしまう。つまりは、供給不足な訳です。深夜に働いてくれる人
昨日のブログでインバウンド対策として、海外からの人にわかりやすいオススメ商品を決めておこう!とお書きしました。これは決して外国人客だけに言えることではありません。「オススメは何ですか?」私が初めて行く店で必ず聞くようにしている事です。ところが、この質問に、当たり前の様に「うちはみんなオススメよ!」なんて答える人がいる。中には、「自信がなきゃ出さないわよ!」くらいの勢いの人もいる。いいですか。「オススメは何?」の問いかけで、お客
昨晩はもつ焼屋に。この店、私の知る中で一番うまいもつ焼屋!コロナ前には週1くらいのペースで通っていた店ですが、閉店時間が大幅に繰り上がって、機会を逸していたのですが、昨晩はたまたま早く行そうだったので、久々の訪問です。コロナ前からの変化としては、ほんの少しだけ価格が上がっていた。あぁ、それと必ず頼んでいたタコブツが無くなっていた。(タコ、高いからねぇ)残念!。で、この店に2人連れの外国人観光客が来店。
ミシュランガイドの星の数、各都市別のランキングをご存じですか?1位東京183個2位パリ130個3位京都97個4位大阪93個5位香港78個どうです?日本の都市がベスト5に3つも入っている訳です。ちなみに、ロンドンは6位、ニューヨークは7位ですから、欧米の主要都市を完全に抑えてしまっている訳です。昨日もお書きしましたが、日本はこの数十年、ただただ削ることで生産性を向上させてきました。削って削って・・・、進化を止め
デフレ下においては、上手に削ることができた者が勝者になれた時代でした。原価を引き下げ、製造コストを下げ、販管費を下げ、そして、こうした取り組みを”生産性向上”と呼んだ訳です。世界の歴史の中で、こうしたことを”進化”と呼ぶ時代ってあったのでしょうか?一定の価値の商品・サービスを、より安価に提供できるようになったってだけですよね。100年後・200年後の歴史の教科書に、この時代は一体何を生み出した・・・と記載されているでしょう。
コロナ終息でインバウンドが戻り始め、厳しい状況が続いていた百貨店にも、ようやくお客様が戻って来ているようです。とはいえ、残念ながら、百貨店苦戦の流れを止めるほどにまでは行かないだろうなぁ・・・。そもそも、百貨店は、日本の小売業の最高グレードを担っていた存在。お中元やお歳暮を買う店、入学式などの改まった時に着る服を買う店、家を新築した際などに家具や家電を買う店、特別な時に食べる食材を買う店、だったはず。ところが、1970年代には、三越が
昨日のブログでは、今大事なのは、付加価値アップのための投資であり、さらに、何をすれば付加価値が上がるか?そのことに気づくこと。そんな風にお書きしました。「投資」という言葉を使うと、何十・何百・何千万円・・・という印象をお持ちかもしれません。でも、これまで大量生産・省力化のための投資が中心だったため、付加価値アップのための投資については、注目すらされていないことも多く、実は、千円・1万円レベルの投資でも、かなり効果の出る取り組みが、手つか