ブログ記事29件
能楽二十六世観世宗家、観世清和さんの連載「話の肖像画」29回目。今回は一日で「翁」と五番、合わせて六番を舞った公演を振り返ります。夢の中でまで演能、という過酷な舞台です。「先生、演目が違います」悪夢と戦い11時間勝負能のトライアスロン「五番能」を完遂話の肖像画能楽二十六世観世宗家・観世清和<29>《清和さんは令和3年6月、自ら〝能のトライアスロン〟と語った過酷な「五番能」を正門別会特別公演で行った。江戸時代、式楽(幕府の公式芸能)となった能の正式な上…www.sankei.
能楽二十六世観世宗家、観世清和さんの連載28回目。オペラ、中でもワーグナーが大好きというお家元が、能役者ならではの視点で、ワーグナーを語ってくださいました。虚構だからこそ描けるリアリティーワーグナーと能の共通点、時代や人種を超えた普遍性話の肖像画能楽二十六世観世宗家・観世清和<28>■虚構だからこそ描けるリアリティーwww.sankei.com
能楽二十六世観世宗家、観世清和さんの連載「話の肖像画」の26回目。今回は、息子の三郎太さんへのお稽古から、「風姿花伝」に書かれた世阿弥の芸術論、教育論をお話し頂いています。息子と弟子に伝えたい「家、家にあらず」「人、人にあらず」継ぐべきものがあるから話の肖像画能楽二十六世観世宗家・観世清和<26>《清和さんの嫡男、三郎太さんは今、25歳。3歳から稽古を始め、5歳で初舞台、10歳で初シテ(主役)、と清和さんと同じ歩みを進めてきた》www.sankei.com
能楽二十六世観世宗家、観世清和さんの連載25回目。今回は能の中でも秘曲として特に大事にしている「老女物」について、お話し頂きました。能では、おじいさんやおばあさんが、お役でも大活躍しています。秘曲「老女物」を演じる難しさリアリティーのぜい肉を極力落とし、ちゃんとおばあさんに話の肖像画能楽二十六世観世宗家・観世清和<25>《現代日本で〝人生100年時代〟といわれているが、大昔から100歳のヒロインが活躍してきたのが能だ。「老女物」と呼ばれる作品で、100歳の小野小町が主人公の…ww
能楽二十六世観世宗家、観世清和さんの連載「話の肖像画」の23回目。本日は、全国津々浦々への普及活動です。能の普及のため全国22校へ締めくくりは全校生徒6人の離島地謡に合わせ仕舞を舞う話の肖像画能楽二十六世観世宗家・観世清和<23>《能の最大流派を率いる立場で、普及活動に力を入れている》www.sankei.com
能楽二十六世観世宗家、観世清和さんの連載「話の肖像画」の22回目。住み込みで10年修業するという内弟子の修業について、お話し頂きました。コツコツと芸道にいそしむ若者が、伝統芸能を背負っていきます。住み込みの内弟子との生活感覚や作法が身に付くまで最低10年、共通の価値観を養う話の肖像画能楽二十六世観世宗家・観世清和<22>《清和さんが家族と暮らす観世宗家邸には、内弟子も2人、住み込みで学んでいる》www.sankei.com
能楽二十六世観世宗家、観世清和さんの連載「話の肖像画」の20回目。今回は、新作能についてです。「聖パウロの回心」は、16世紀に日本にキリスト教が伝わった時、教えを能にしたキリシタン能を現代に蘇らせる新作です。吉利支丹能再び「聖パウロの回心」神仏にささげる舞、パイプオルガンから囃子も自然に話の肖像画能楽二十六世観世宗家・観世清和■吉利支丹能再び「聖パウロの回心」www.sankei.com
能楽二十六世観世宗家、観世清和さんの連載「話の肖像画」の18回目。今回はお家元が大好きなインドについて、お話し頂きました。人、人、人…インドでカルチャーショックプライベートでも祇園精舎へ人、人、人…インドでカルチャーショックプライベートでも祇園精舎へ話の肖像画能楽二十六世観世宗家・観世清和<18>《海外公演の機会は多く、仏独やポーランド、リトアニアなど欧米のほか、タイや中国などアジアにも力を入れる。中でもインドには、20代から数えきれないほど訪れた》www.sankei.c
能楽二十六世観世宗家観世清和さんの連載「話の肖像画」15回目。今回は、時代に合わせ、能が変化した部分についてお話いただきました。時代とともに変化する能野外から屋内に、装束も目の前と遠目で違いリズムのとり方も【話の肖像画】能楽二十六世観世宗家・観世清和<15>■時代とともに変化する能www.sankei.com
能楽二十六世観世宗家#観世清和さんの連載「#話の肖像画」14回目。今回は囃子のお話と、葛野流大鼓方の人間国宝、亀井忠雄先生の教えについてです。「合わせない」能の極意厳しいお稽古、間違えると「張り扇」が飛び、「拍子板」も話の肖像画能楽二十六世観世宗家・観世清和《童謡「うれしいひなまつり」で歌われる「♪ごにんばやしのふえたいこ」。詩人、サトウハチローが娘にひな人形を買い与えた際、作詞したと伝えられるが、この五人囃子…www.sankei.com
能楽二十六世観世宗家#観世清和さんの連載「#話の肖像画」の13回目。今回は装束についてお話し頂きました。↓岩倉具視より拝領した狩衣で舞うお家元です。岩倉具視拝領の装束にみえる苦境明治維新の西欧化で能楽師の廃業続出、途絶えた流派も話の肖像画能楽二十六世観世宗家・観世清和《近年の気候変動は、能楽界にも影響を及ぼしている》www.sankei.com
能楽二十六世観世宗家・観世清和さんの連載「話の肖像画」の12回目。能楽師の命、面について語って頂きました。先祖伝来の面、世阿弥使用も刻まれた汗染みと混然一体で舞台へ国の重要文化財は現代も話の肖像画能楽二十六世観世宗家・観世清和<12>《東京・渋谷にある観世文庫のお蔵には、「本面」と呼ばれる平安時代から江戸時代にかけて打たれた、オリジナルの面(おもて)が複数、大切に保管されている》www.sankei.com
能楽二十六世観世宗家・観世清和さんの連載「話の肖像画」です。今回は長年、続いた「産経観世能」についてです。かつては弊社も、こんな素晴らしい文化事業をしていたのですね。美しいポスターは、弊社社員から日本を代表するグラフィックデザイナーになった田中一光さんデザイン。産経観世能のポスターシリーズは代表作になりました。画期的だった「産経観世能」「大阪万博に行っていい」も、出番ギリギリで父に怒られる話の肖像画能楽二十六世観世宗家・観世清和<11>《実は観世流と産経新聞社との縁は深い。
能楽二十六世観世宗家、観世清和さんの連載「話の肖像画」10回目。東日本大震災の鎮魂の思いも込め、復曲上演した「阿古屋松」について、語っていただきました。鎮魂込め580年ぶり幻の「阿古屋松」自筆本伝わるも上演記録なく、数年かけ一から構築話の肖像画能楽二十六世観世宗家・観世清和《11日で東日本大震災から14年の節目を迎えた。震災発生翌年の平成24年3月11日、清和さんは山形市の萬松寺(ばんしょうじ)にある「阿古耶(あこや)の松」を…www.sankei.com
能楽二十六世観世宗家、観世清和さんの連載「話の肖像画」の9回目です。幕府の式楽(公式芸能)として、能楽師が登城していた時代を踏まえ、皇居で舞った公演を振り返ります。机を並べた陛下との、能のエピソードも。〝江戸城〟で100年ぶりに能を舞う神聖な曲「翁」でコロナ収束と国土安穏を願う話の肖像画能楽二十六世観世宗家・観世清和<9>《令和3年3月、皇居外苑の二重橋を背景とした特設舞台で、能を舞った。政府の文化プログラム「日本博皇居外苑特別公演~祈りのかたち~」の一環で、皇居で能が上演さ…
二十六世観世宗家・観世清和さんの連載「話の肖像画」の8回目。大正生まれの現役能楽師、山階弥次さん白寿記念の美しい舞台姿にご注目ください!99歳の女性能楽師も活躍中「男性が逆立ちしてもできない生身の美しさ」初の母娘も99歳の女性能楽師も活躍中「男性が逆立ちしてもできない生身の美しさ」初の母娘も話の肖像画能楽二十六世観世宗家・観世清和<8>《きょう8日は、国連が制定した国際女性デー。日本の伝統芸能は歌舞伎、文楽とも基本的に男性演者だが、能楽では女性能楽師が活躍している。令和7年3
「べらぼう」の時代、吉原に通った〝ギョロ目観世〟謡曲書き換えで功罪も秀逸な特殊演出能楽二十六世観世宗家、観世清和さんの連載「話の肖像画」の6回目。十五世観世大夫、元章について、語って頂きました。徳川家重、家治のお能の先生です。目鼻立ちがハッキリしていて格好いいですね。「べらぼう」の時代、吉原に通った〝ギョロ目観世〟謡曲書き換えで功罪も秀逸な特殊演出話の肖像画能楽二十六世観世宗家・観世清和<7>《今年のNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺(つたじゅうえいがのゆめばな
能楽の二十六世観世宗家、観世清和さんの連載「話の肖像画」の6回目。徳川家康から続いた縁が、銀座の本拠地に繋がるというお話です。150年ぶりに銀座へ帰還した観世大夫人質時代、三方ケ原の戦い…家康との深い歴史話の肖像画能楽二十六世観世宗家・観世清和<6>《現在の観世流の本拠地は、東京・銀座の大型商業施設「GINZASIX」地下に入る「二十五世観世左近記念観世能楽堂」だ》www.sankei.com
焦げた世阿弥自筆本など文献資料を一般公開弟たちも見ることなかった「一子相伝の家宝」能楽二十六世観世宗家観世清和さんの連載「話の肖像画」5回目。世阿弥の自筆本など、日本の宝を守ってきた家の歴史を語って頂きました。焦げた世阿弥自筆本など文献資料を一般公開弟たちも見ることなかった「一子相伝の家宝」話の肖像画能楽二十六世観世宗家・観世清和<5>《今年は戦後80年の節目にあたる。東京・恵比寿にあった旧観世宗家邸も、昭和20年5月の大空襲で全焼した》www.sankei.com
お能の二十六世観世宗家・観世清和さんの連載「話の肖像画」4回目。先代の急逝で慌ただしく家元を継承した当時を振り返り、また能の家の「父の教え」を伝えます。父の急死で31歳の家元に出家も考える大海原にほうり出されたような戸惑いが…話の肖像画能楽二十六世観世宗家・観世清和<4>《父である二十五世宗家・観世左近元正との突然の別れは平成2年8月、公演先の博多で訪れた》www.sankei.com
一度行ったら懐かしい気持ちが蘇って、それから機会があるごとにちょくちょく顔を出してる今回も創立150周年企画の能を観てきた能を観るのは初めてだし能とキリスト教の組み合わせもなんだか珍しい気がするしパンフレットにはオルガンの奏楽もあるって書いてあるしすごく楽しみに張り切って前方のいい席に座ったんだけれど………「極力平易な詞章」でも私には難しかったごめんなさいだけど、ところどころウトウト気を取り直して………懐かしい構内を少し散策。レンガ造りの本館と2本の大きな杉の
私の好きなMOA美術館はいつも素晴らしい美術品を鑑賞できそれだけでも嬉しいのですが今回は能楽器の体験大倉源次郎先生の講演観世宗家の『隅田川』演能それに今マイブームの葛飾北斎展と嬉しすぎて気絶しそうでした。お能のお稽古はしておりましたが能楽器はなかなか機会が無くずっと気になっておりました。今回は大鼓、小鼓、太鼓の体験ができました。なかなか難しかったですがとても楽しかったです🥰そして北斎冨嶽三十六景を鑑賞作品から湧き出るエネルギーと共鳴し素晴らしさに舞い上がってしまい
4月22日(木)国立能楽堂おはなし天野文雄狂言『木六駄』(大蔵流茂山千五郎家)シテ(太郎冠者)茂山千五郎アド(主)茂山宗彦アド(茶屋)茂山七五三アド(伯父)松本薫(休憩)復曲能『泰山木』(観世流金剛流異流競演)(天女)観世清和(泰山府君)金剛永謹ワキ(桜町中納言)福王茂十郎アイ(花守)茂山千三郎笛:竹市学小鼓:大倉源次郎大鼓:山本哲也太鼓:三島元太郎地頭:梅若実地謡:梅若紀彰面天女・「雪の小面」(流右衛門作金剛宗家所蔵)
2月23日(火・祝)観世流九皐会舞囃子『百萬』シテ浅見真州笛:藤田貴寬小鼓:大倉源次郎大鼓:原岡一之太鼓:小寺佐七仕舞『通盛』観世恭秀『東北』キリ武田宗和『當麻』坂井音重『融』岡久廣能『安宅』・勧進帳シテ(弁慶)浅見慈一子方(義経)清水義久ツレ(郎等9名)小早川修他ワキ(富樫某)大日方寛アイ(強力)高野和憲アイ(従者)内藤連主後見:野村四郎笛:藤田貴寬小鼓:大倉源次郎大鼓:原岡一之地頭:浅見
3月22日(日)国立能楽堂仕舞『春日龍神』谷本悠太郎地頭:観世淳夫能『清経』・恋之音取(観世流銕仙会)シテ(平清経)谷本健吾ツレ(清経ノ妻)鵜澤光ワキ(淡津三郎)森常好笛:杉信太朗(一噌隆之から交代)小鼓:観世新九郎大鼓:亀井広忠地頭:観世銕之丞狂言『樋の酒』(大蔵流山本東次郎家と茂山茂家)シテ(太郎冠者)山本則秀ツレ(次郎冠者)茂山逸平アド(主)山本則重(休憩)能『松風』(観世流梅若会)シテ(松風)川口晃平ツレ
レオナさん、お世話になりました。また来年もよろしくお願いいたします
11月29日(金)国立能楽堂組踊『二童敵打』あまおへ:眞境名正憲鶴丸:宮城茂雄亀千代:田口博章母:親泊興照歌・三線箏笛胡弓太鼓(休憩)能『放下僧』(観世流宗家)シテ(小次郎の兄)観世清和ツレ(牧野小次郎)坂井音雅ワキ(利根信俊)森常好アイ(利根の従者)山本東次郎笛:一噌隆之小鼓:大倉源次郎大鼓:亀井広忠面は直面25日夕刻から風邪の症状が重くなって、部屋に引き籠もりどころか、ベットからでられない状態で、まともに
混雑している21世紀美術館は今回は通りすぎて近くの金沢能楽美術館へ「観世宗家の至宝」展をやっていました4月に銀座に観世能楽堂が開場されていたのですね能面装束中啓など説明書きにうなづきながら一つ一つ丁寧に見ました写真にある翁の面観世流能楽師林宗一郎氏の解説によると能面の中ではきわめて特殊な形式で、もっとも神聖視されています⇒☆☆☆私の大切な本「明治工芸入門」にこの翁に似た能面を見つけました明治の名工森田藻己の作品です森田は伝説