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こんにちは....北原がパーソナリティを務める番組...ラジオ日本「きのうの続きのつづき」(毎週火曜~金曜22:00~22:15))今週から2週間、江戸里神楽若山社中代表の若山修さんと北原のお兄様であり、京橋エドグラン理事長・北原敬三さんをゲストにお迎えしての放送です。北原敬三さんは笛の名手で、祭囃子でも活躍されています。その交流から、これまでも民族芸能、古典芸能の世界から、いろいろな方をご紹介頂いています。今回のゲスト、若山修さんは、江戸里神楽4世家元・若山胤雄さんの
能管への興味から始まって能楽にも興味が湧き、Youtubeでいくつか動画を観ています。どう考えても退屈なはずなのに、最後まで観てしまうから不思議です。タイトルにつけた「どこが面白いのか」は、反語的、否定的に使っているのではなく、どこが面白いのかよくわからないのに面白い、ということなんです。セリフ(「セリフ」って言っていいのかな?)は棒読み。しかもほとんど何を言ってるのかわからない。YoutubeではNHKで放送されたものの録画が多いのですが、字幕が出るので若干ストレスは解消されるも
1月20日にBS日テレで放送された番組。民法局で歌舞伎以外の伝統芸能の特番というのは珍しいですね。内容には様々ご意見あるかと思いますが、企画を実現されたスタッフの方々に敬意を表します。https://m.youtube.com/watch?si=oByVoJhcVtT8HZP6&v=mCzEJxC64oU&feature=youtu.beその中で私のコーナーのみ全編YouTubeにアップされました。何という大盤振る舞いでしょうか。謳い文句は様々な場面でメディアの方々が付けてくださいます
先週、能楽発表会を終え、次は夏の「横浜金剛会」に向けて発表曲を決めて来週から稽古です!仕舞「野守」五番目物になるのかな。飛んだり跳ねたり…体力勝負の夏になりそうです。稽古前に、仕舞片付け本をチェックシテ謡「時も虎臥す野守の鏡法味に移り給へとて重ねて数珠を押し揉んで」2019年に一回やった曲ですが…大変な曲だったと気付きました。写真を見ると、まだ居合を始めたばかりで、居合腰ができてないです。夏の発表会は…他の会の方々もいるので重ならない曲をと探したら、この
だいぶ仕事が詰まっているのですが、今日は仕事を早めに終わって、名古屋能楽堂へ飛んでいきました。まさか買えると思っていなかったチケットが買えたので。能狂言「鬼滅の刃」監修:大槻文藏演出・謡本補綴:野村萬斎作調:亀井広忠原案台本:木ノ下裕一下弦の伍・累:大槻文藏竈門炭治郎、竈門禰豆子:大槻裕一鬼舞辻無惨、竈門炭十郎、天王寺松右衛門:野村萬斎我妻善逸、錆兎:野村裕基嘴平伊之助、鋼鐵塚蛍:野村太一郎冨岡義勇:福王和幸予習していったので、最初に無惨が客席を
能の演目『安宅(あたか)』を本説(典拠)とした『勧進帳』は、七代目市川團十郎が初演したことで知られています。1840年の江戸時代のことです。これをもって、能取りの「松羽目物」というジャンルが確立していきます。能の舞台装置と同じように、歌舞伎の舞台中央に松の絵が描かれているので、すぐわかります。松は神の依代(よりしろ)なのだとか。神様が観客(しかも、正客)のようです。『安宅』と『勧進帳』は、あらすじからセリフまで結構、かぶります。謡曲『安宅』と河竹繁俊『歌舞伎十八番』の『勧進帳』のセ
昨晩は、神田明神薪能「葵上」に行ってまいりました。特別対談として、金剛流・金剛龍謹さんと、大河ドラマの題字を書かれた書家・根本知さんの、お二人の対談があり、その後、金剛流26世宗家・金剛永謹(ひさのり)さんの素謡「神歌」、和泉流・野村万作さんの狂言「貰聟(もらいむこ)」、金剛流・廣田幸稔さんの仕舞「杜若」、そして金剛流・金剛龍謹(たつのり)さんの「葵上」が上演されました。金剛永謹さんと野村万作さんという、お二人の人間国宝は圧巻の存在感を見せて下さいました。若手お二人の対談は、大
本日は吉祥寺古典を読む会の第39回定例会でした。取り上げたのは、世阿弥の『風姿花伝』、そしてその20年後に書かれた『花鏡』です。今回、世阿弥を取り上げる中で、考えたかったのは、「芸能者はどのように年を重ねていくべきか」という問題でした。この「芸能者」という部分は、そのまま「プロ」「職業人」などと置き換えてもよいかもしれません。ただし、「芸能者」の場合には、加齢の影響が特に大きいように思います。(例えば、AKB48や宝塚など、女性による芸能では、一定の段階で「卒業」「
おはようございます。師匠に見ていただく前のお稽古です。心配なのは…ミネラルが足りないのか足がつりやすい。ツムラの68番を持ち歩いています。【宅急便コンパクト対応】ツムラ-68芍薬甘草湯エキス顆粒20包/【第2類医薬品】楽天市場${EVENT_LABEL_01_TEXT}コレコレ。いつもは、つると梅干し食べれば大体乗り越えられてたのがダメになってしまって。思い当たるのは、塩分不足だけなんだけど…ただ、足を冷やさないように寝る前にゆったり湯船に浸かるとか改善に
今回から数回にわたり、能『海人』という曲のお話を書きます。6月に主催の会で海人の主役を勤めることになり、そのゆかりの地のひとつ「志度寺」を訪ねました。旅行記と共に海人のストーリーをご紹介します。舞台となる地をもとめて香川県の讃岐にある志度寺(しどじ)に行ってきました。このあたりこそ、能「海人」のゆかりの地です。演目名の海人とは海に潜る、あの"あま"さんのことで、ここにはその海人さんにまつわる伝説が残されています。ちなみに。僕は京都住みなので、車で淡路経由の移動。ちょっと行ってきま〜す
今日から始まったお能の箱崎教室。母にとって子ども〜少女時代を過ごした思い出深い地、箱崎。子どもの頃には母の遊び場だった筥崎宮の社務所で全8回で開催される⛩️数年間に少しだけお能の仕舞いと謡の稽古をつけてもらったことがあったのだけど、場所が京都だったのと、能楽師の先生もそちらに居られたので、さすがにお稽古に通うという訳にも行かず、それから早数年経っての今日。久しぶりにお能の世界に触れる時間まずはお謡から。先生がお手本で発声される謳い方や抑揚を聞いて、あ〜、なんか知ってる懐かしいと感
不動明王の面。通常の口を開けた、小獅子に髪を生やしたような面ではなく、仏像に近い表情のものを。それも成田山新勝寺さんのご本尊に似せて欲しいとのご依頼で制作しました。これは図面というか原寸大のデッサンです。創作面のため当然お手本はありませんので、型紙も無いのです。その場合は上記のような絵を描いてから進めます。この次に塑像を作る方も多いですが、図面から簡単な輪郭型を起こして木に向かいます。参考にした古い本の写真。口を閉じた仏像に近い珍しい型の不動面。蔵王権現にも使えるように口が開い
『群青に散りゆく』終演コウガさんと。ほぼコウガさんとのシーンでした!特攻の話でした。最後に巨大な日の丸の前で玉音放送を聞きながら切腹をする松島中佐の役でした。座組一同持てる力を全て出し切って作り上げた舞台でした!戦争が現実味のある今悲しさしか生まない戦争を考える一助となれたら幸いです。出演コウガシノブ/久米田彩/柿本光太郎/SHUN/華村りこ杉田友里/角田奈穂/Kuro/水野伽奈子/辛嶋慶/杉本佳毅密野大輔/滝澤龍輝/関本優斗/田口真輝/三浦
能楽師の山田伊純です。時々、ポエマーになります。能楽師は能楽の演者のこと。伝統芸能の一つで、伝統というお冠様がある為か、お堅いイメージを持たれがち...本当はそんなことないよ、と言いたいところですが、めちゃめちゃ堅い業界です。世間様の常識は通用しないことは多々あるし、閉鎖的だし...でも目的は一つ、先人の築かれた高水準な技芸を維持すること。だから、とても浮世離れしちゃってます。と聞くと「おれたちに能はカンケーないのか」という声が画面越しに聞こえてきそうですが、そうではありません。能の演目、そ
5月3日金曜日祝日、千駄ヶ谷国立能楽堂にて、私が日頃から指導しているお弟子さんたちの合同発表会の大会「第19回春綱会」を開催させて頂きました。ご出演頂きました、憲和宗家・先代安明先生はじめ、流儀の皆様、三役の皆様、誠にありがとうございました‼️🙇🙇🙇それに、お客様も大勢お越しくださり、見所も賑やかで有難かったです。お越し下さいました皆様、ありがとうございました‼️さて、舞台の方は、皆さん日頃の成果をいかんなく発揮されて、素晴らしい発表会でした。「世界にひとつだけの花」が咲き乱れていまし
★このブログについて、情報量がとても多いので「テーマ」を細かく分類しました。興味のある内容を探しやすくしましたのでテーマからも参考にして下さい。-----------------------------------------先日、塩釜の森を散策してきました。あることがきっかけで塩釜へ。源融(みなもとのとおる)のこと。きっかけは4月初め、自然系の講座を知人から誘われたことがきっかけでした。その講座で、環境哲学論のような話で、源融について触れていました。そ
友人が送ってくれてチューリップの写真。チューリップの時期になったんだと,つくづく思います。カミサンが、「富山に行きたい。チューリップをまた見たい」と言っていたのを思い出します。数年前に、カミサンは仲間たちと富山旅行。その時見た砺波のチューリップが忘れられなかったのでしょう。さすらいのルーツは、秋田と富山です。母は東京生まれですが、祖父母は二人とも富山県高岡市の出身です。正月には祖父母の家では、オレンジと黒のかまぼこが出ました。大人たちは、黒作りと言うイカの塩辛食べています。
いよいよ明日5月4日(土)13時より相つとめさせていただく千駄ヶ谷・国立能楽堂での【貞鏡傳〜一龍斎貞鏡ひとり会〜】✨✨凜とした佇まいの国立能楽堂で独演会をさせていただけるなんて誠に夢のようです講談だけの会は史上初🇯🇵楽しみドキドキ怖い楽しみ演目は『那須与一扇の的』『幡随院長兵衛』そしてお家芸の『忠臣義士二度目の清書』に挑戦いたします演芸写真家の橘蓮二さんも『ぴあ〜水先案内人のおすすめ〜』でご紹介くださいましたhttps://lp.p.pia.jp/art
歴史ある舞台には先人達の汗も染み込んでるんだろうなと思いながら、能楽大連吟参加者有志の方と一緒に舞台を掃除しました。舞台を清めた後のお稽古はとても気持ち良かったです。昔は自分の姿が映るくらいピカピカでした。定期的に掃除をしてピカピカにします‼️#今村嘉太郎君と能楽を楽しむ会#よしたろう会#今村嘉太郎#能楽#能楽師#福岡能楽大連吟#佐賀能楽大連吟#住吉神社能楽殿
お知らせです。6月22日に京都観世会館にて、京都若手能のシテ(主役)を勤めます。演目は有名な「敦盛」です。ご覧いただければ嬉しいです。また宜しければ是非、ECサイトのISUMIでも販売しております。何卒ご協力宜しくお願い申し上げます。👇定価でポストカード付き。ランダムで僕の舞姿ハガキを添える予定です。チケット価格と同価格なのでお得です!第33回京都若手能前売券付き&オリジナルポストカード|ISUMIyamadaisumi.official.ec3,200円商品を見る👉お得な手
貞鏡傳〜一龍斎貞鏡ひとり会〜@国立能楽堂にて写真をご撮影いただきました橘蓮二様のXでも高座の写真をアップしていただきましたhttps://x.com/renji_koza/status/1787040659653939582?s=46&t=Nc7PtsVhkcbVzxUOPtvyXgよろしければご高覧くださいませ撮影:橘蓮二
海人のみどころ前回は海人のあらすじを書きましたが、"みどころ"についてもお話致します。この曲は数ある能の演目の中でも、実に内容のある、そして現代の我々でも理解し易い曲です。また切り口を変えることで、味わい方や楽しみ方が多く見えてきます。先ずは全くご覧になったことのない方向けに、一つご紹介いたします。能の演目にはそれぞれ見どころや聞きどころの場面がありますが、その中でも特に重要で優れている箇所を「〜の段」と名付けています。これを段物と呼びますが全ての演目にあるわけではありません。そして能『海
玉取り伝説志度寺は海ペタにあり、この浦を志度の浦、そして別名"玉の浦"と呼ぶそうです。その謂れに、かつてこの浦に住む海人が龍神の持つ玉(珠とも)を求めて海中に潜った伝説があります。この伝説を元に謡曲が作られ、現在でも能「海人」として上演されています。(流儀によって「海人」「海士」等と漢字が異なる)前回の記事『志度寺を訪ねる_能「海人」』今回から数回にわたり、能『海人』という曲のお話を書きます。6月に主催の会で海人の主役を勤めることになり、そのゆかりの地のひとつ「志度寺」を訪ねました。旅行
今日は豊田市能楽堂で行われた、「さつき能」を見に行ってきました!!何と能楽鑑賞は、コロナ禍以前の2020年1月の「新春能」以来であります。豊田市能楽堂正直なところ様々なシーンで、「集まるな、近づくな」という呼び掛けが続いていたおかげで、能に対する関心も眠ったままになっていて・・・。今日は2019年10月から2020年2月あたりの5ヶ月間で学んだ知識を、最大限フル活用して舞台を見ていました。まずは狂言の「武悪」でスタート。まぁ、狂言はコントということで、リラックスしな
平家の武将平敦盛さん彼は、初陣で亡くなりました。享年16歳。武力より笛を好んだ彼は、能楽『敦盛』や謡曲、浄瑠璃のモデルになっています。敦盛さんの首をはねた武将は、生涯その事を悔やみ続けたといいます。その武将の子どもと敦盛さんが、同じくらいの年頃だったから。後年その武将は出家し、菩提を弔って一生を終えたそうです。戦争反対!
何の面かおわかりでしょうか。増女でも若女でもなく、名称から想像するような増髪とも異なる雰囲気。子供の頃から写真集を見ながら何となく魅かれてきた面ですが、ここ数年の巡り合わせにより制作を始める気になったというか、条件が揃ったので勢いで先ず一面。彩色することで印象を変えることは可能ですが、似ていくか離れていくか、作者の腕というより厳しい目が結果に現れるのでしょう。左右の非対称は強い部類に入りますが、一見そう見せない、不自然さを感じさせないのが名品たる由縁でしょう。本面の裏は鉋目を消した平滑
『安土桃山時代から続く能楽師「一噌流」笛方十五代目一噌幸弘の能楽インストゥルメンタル音楽会inGINZAVol.1』日時:2024年3月10日(日)14:30開場、15:00開演場所:観世能楽堂(東京都中央区銀座6-10-1GINZASIX地下3階)出演:一噌幸弘(能管,篠笛,田楽笛,リコーダー,角笛,他)瀬尾高志(コントラバス)大川典良(太鼓)料金:S席4,500円A席3,500円学生2,000円(全席指定)※当日券は各
おたべ新町店の二階にある南観音山の会所です。さっそく知人が、お囃子の練習風景の写真を送ってくれました。私も一度、見学させて頂いたことがあります。祇園囃子は能楽の影響を受け、室町時代末期に作られました。今のかたちに完成されたのは江戸時代です。なんと、南観音山には39種類の曲目があります。それを組み合わせ、曲間なく演奏します。祇園囃子は単調なようで、さり気なく変化しているのです。それが耳に心地よく、優雅な気分にさせてくれます。南観音山では一年を通し、ほぼ毎月1回、お囃子の練習をして
先日、能meetsの講座、その後打ち合わせ、そしてそのまま地方へ移動…の、まえに林本先生が依頼を受けた、河村能舞台さまの講座を拝見させていただきました。河村能舞台は、今出川駅すぐの立地。お写真では拝見していましたが、初めて実際にお伺いさせていただきました。間近に能舞台が迫る素敵な空間でした。能楽師の先生方はすぐに準備や打ち合わせなどされていたのですが、その時講師をされる河村純子さまが気さくにお話をしてくださいました。お知り合いの演劇を鑑賞されたり、色々なアクティビティに
「家」という見えないプレッシャーと闘う妻たち。観世流能楽師、武田家当主の妻・節子さんは、40年以上にわたり陰ながら「家」を支えてきた。世代交代の波が武田家に押し寄せる中、節子さんは長年暮らした家を息子夫婦に譲り渡すことに躊躇する。節子さんが「家」にこだわる理由とは…一方、代々続く能楽師の家に嫁いで12年目の莉子さんの心も揺れ動いていた。跡取りの妻として義母・節子さんの背中を必死に追いかけてきた莉子さんを襲う不安と重圧。家を継ぐとき…嫁と姑の本音と意地が交錯する。夫たちが足を踏み入