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桜井田原本王寺線の保津交差点から分かれて、東に向かって300mほどのところが十六面(じゅうろくせん)という地域です。読み方が面白いですね。田原本町のHPには、「田原本町に伝わる昔話」というページがあり、「十六面」について記載がありますので転載します。---十六の面(広報たわらもと1989年2月号掲載)昔、西竹田に猿楽師(さるがくし)が住んでいました。姓を金春(こんぱる)といいました。ある日天から十六(じゅうろく
去る4月23日、矢来能楽堂にて、「五流の会」を旗揚げしました!!メンバーは、小倉健太郎(宝生流)佐々木多門(喜多流)豊嶋晃嗣(金剛流)山井綱雄(金春流)清水義也(観世流)のシテ方全五流の能楽師5名。昭和47年と48年に跨がるほぼ1年間に生まれがひしめく、5名です。「五流の愉しみ」と題して、五流の違いをあれこれ見比べたり、してみました。開催の決定告知が結構ギリギリだったり、平日だったりしたのですが、大勢のお客様に集まって頂きました!ありがとうござい
今回は、能の演目の中でも人気の高い「竹生島」について、そのストーリーや見どころを紹介したいと思います。「竹生島」とは、琵琶湖に浮かぶ小さな島で、古代から神域とされてきた場所です。この島には、水に縁の深い女神・弁才天が祀られており、人々の篤い信仰を集めています。能の「竹生島」では、この島と琵琶湖の醸す、ゆったりと穏やかな春の景色の中で、清々しい神の物語が展開されます。前半からテンポ良く軽やかに一曲が運ぶ中、後半には天女の舞や龍神の舞働などの見どころも配されています。あっさり
昨日は、半日、いや、ほぼ1日、放送大学の「能の世界を知る」レポート関連の作業をやってました。このブログに載せたクロッキーの画像も、紙からスキャンして、それをフォトショップで切り取り加工してWEB用に縮小して……とかいったことを延々とやったり、レポートを単なる感想じゃいけないと、能関連のKindle本を買って読んだり、してました。他にも、能関連の本で良さそうなものを、買う前に中身チェックしようと各図書館で予約したりも。完全に、ハマってしまいましたね。何より、能楽が以前よりは深く
放送大学スクーリング「能の世界を知る」2日目、観世元雅の〈朝長〉を、大槻能楽堂で鑑賞しました。この図像の右側が、この演目の主役・シテである源朝長(平治の乱で敗れ、暗殺された源義朝の次男)であり、その魂の一部である魄(ぱく)だという設定です。上衣をはだけて、左肩だけに着用しているのは、鎧を着ている戦姿なのだそうです。いやあ、美しい装束に、そのラスト急に動き出し、謡の声のホビき、笛や太鼓で舞う姿は理屈を超えて、魅了されました。その所作の美しさは、煌びやかな衣装と相まって、この世
本日は、日本橋COREDO室町福徳神社地下の「水戯庵」にて、猩々舞わせて頂きました!水戯庵は近年はインバウンド外国人で賑やかです!今日も沢山のお客様、ありがとうございました😊!次回は新年1月29日水曜日夜に、高砂を舞わせて頂きます‼️今月は年末までまだまだ続きます!12月20日金曜日、「楽しむ能楽プロジェクト」奈良公演、能「葛城」に出演させて頂きます!それから、愛知県豊田市へ。12月22日日曜日、豊田市能楽堂主催公演冬月能、親愛なるデーモン閣下との共演です‼️‼️ここも私の大きな
玉取り伝説志度寺は海ペタにあり、この浦を志度の浦、そして別名"玉の浦"と呼ぶそうです。その謂れに、かつてこの浦に住む海人が龍神の持つ玉(珠とも)を求めて海中に潜った伝説があります。この伝説を元に謡曲が作られ、現在でも能「海人」として上演されています。(流儀によって「海人」「海士」等と漢字が異なる)前回の記事『志度寺を訪ねる_能「海人」』今回から数回にわたり、能『海人』という曲のお話を書きます。6月に主催の会で海人の主役を勤めることになり、そのゆかりの地のひとつ「志度寺」を訪ねました。旅行
能meetsブログ特別企画番外編③能の道具其の一前回も出ましたが、今回から番外編③として更に更新を続けていきたいと思います。改めてよろしくお願いします!さて、道具の中でも「座る」道具について、そして「座る」という事自体について今回はお伝えしていきます。杉江能楽堂にある床几はこの鬘桶そして囃子方の座るこちら。二つとも床几と言うそうです。混乱しませんか?とお聞きしましたが、鬘桶に囃子方は座るのは極まれであるため「床几を持って来て」といわれたその状況で、ど
おはようございます。あっという間に1週間経ち金曜日ですね。再発して抗がん剤治療を始めてから倦怠感も強く(アプリには弱くって記録笑)眠りも浅く、でもダラダラ眠く水曜日は精神的なことも大事と思ったり。でも、前回の点滴の抗がん剤治療時はやらなくてはいけないことに追われてかえって救われたので難しい😓年を取ったということも大きいかも。書道も能楽も今日の能面もなんとなく結実してきていることを感じてさらに次を思えるようになったけれど今までのように、やたらとバタバタしてそこから掴ん
2016年8月26日(金曜日)おはようございます☀✋つくばの天気は晴れ☀快晴です。昨夜のマミーズさんのhappybirthdayをお祝いしたメンバーの一人鈴木もえみさんが今夜の1900からTBSの《爆報!THEフライデー》番組に26年振りに出演します。もえみさんはフジテレビのひらけポンキッキ❗の8代お姉さんの木ノ内もえみさんなんです。当時の写真をお借りしました。元気いっぱい踊って、歌っていたもえみお姉さん、明るくて、いつも笑顔で、お顔も声もかわいくて、今も全然変わら
とうとう❗️遂に❗️ここまで辿り着くことが出来ました❗️ありがとうございます‼️明日、第19回山井綱雄之會を、国立能楽堂にて開催させて頂きます。明日の12月の7日という日を、最大の目標に、6月の発病からここまで頑張ってきました。入院中、毎朝、皆寝静まっている頃一人早起きして集会室で朝日をみながら、朝9時から始まる6時間のリハビリの前に、黙々と一人朝食前に1時間半自主リハビリに励みながら、必ず舞台に戻る!負けてたまるか!絶対に12月7日必ずやるんだ!と心の中で呟いていました。チ
昨日は奈良公園若草山の麓にある能楽堂へ行きましたご訪問ありがとうございます奈良県在住やましたひでこ公認断捨離®︎トレーナーおくだみねですランキングに参加してますクリックしてくださると励みになります⬇︎にほんブログ村にほんブログ村これを観るためです。”楽しむ能「楽」プロジェクト!”上演前に女優の竹下景子さんと小鼓方人間国宝の大倉源次郎さんによるトークイベントがありましたお
12月7日土曜に迫りました、「山井綱雄之會」。昨日、能では唯一行われる「申し合わせ」という通しリハーサルを行いました!!弟子の村岡による能「葛城大和舞」。本番でもいい感じで、見せてくれる筈です!女性能楽師による地謡もいい感じです。ご期待ください❗️私の能「夜討曽我」。我が金春流では、プロの能楽師による公演としては、戦後初となる上演となる為に、昨日のリハーサルでは出演者全員による初の合わせ。部分での稽古は重ねて来ましたが、はじめてベールを脱ぎました。伝来の型付を、精密に読み込んで、それ
現在、松岡美術館で開催されているのは、“中国陶磁展うわぐすりの1500年”という展覧会。松岡美術館の中国陶磁コレクションから選りすぐりの名品を、陶磁器表面を覆うガラス質の膜、うわぐすり(釉薬)ごとに紹介するものです。まず紹介されていたのは、緑釉陶器。900度以下の低火度で焼かれるため、強度はそこまで高くなく、実用品には不向きだとか。しかし、色や輝きは美しく、副葬のための器に多く用いられたそうです。続いて紹介されていたのは、三彩。三彩と呼ばれ
今日は、放送大学スクーリング「能の世界を知る」2日目だ。午前が講義で、午後から大阪の大槻能楽堂での実地鑑賞になる。昨日の講義で、能楽の見方がすごく変わった。世阿弥が、「おいそれとはわからない」ように、猿楽から能楽を再構成したことを知り、今までの、表層的な理解が氷解した。まさに、それは『花伝書』で言うところの「秘すれば花」であって、だから、能は象徴的だと形容されるのだと実感できた。例えば、役者の「泣く動作」一つでも、大袈裟な身振りをせず、ある種パターン化された所作
本日11月16日からこちらアメーバさんで新しくブログを始めることになりました。どうぞよろしくお願いいたします。私のブログ活動は2009年からでYahoo!ブログが最初です。ちょうどその時期が更年期にあたり不眠症などの不定愁訴が多く精神的にも不安定で、ブログも作っては止めてでしたが、Yahoo!ブログ閉鎖の後、ライブドア、はてなとなんとか続けてこられたことは自分の何よりの財産になっています。ブログは雑記ブログになり、趣味がジャズピアノ、二胡、能楽、投資、国内旅行、カフェ巡り
===================夏から秋にかけて、小さな黄色い花が庭の一部を埋める姿を、毎年見つめていました。秋の七草を、すべて咲かせたいと思っていましたが、女郎花の優しさだけで心が癒やされていました。今は転居しましたので、土と共に花開く総てを失っています。十五年前に書いた文で、『謡曲のなかに、「シーシュポスの神話」が、隠されている』という一節が気になりました。何を書いたのか、その記憶を総て消してしまっています。けれど異なっているかもしれませんが、答えを得たと思えま
中高生のみなさん、雅楽、能楽、歌舞伎、文楽の違い、わかりますか?現在、グローバル社会へと突入していますから、皆さんも旅行や仕事で海外に出かけることが多くなると思います。グローバル化というと日本人の多くは外国のことを学ぼうとしますが、実際、海外に出て外国の方と話をすると、日本の生活習慣、政治、文化など日本のことを聞かれますよ。その時に答えられない・・・・なんてことがないよう、日本の文化についてしっかり理解しておきましょう。実際、私も生徒を語学研修でオーストラリアに引率したとき、
モオツァルト・無常という事(新潮文庫)Amazon(アマゾン)1〜3,742円美しい「花」がある、「花」の美しさという様なものはない。小林秀雄には名言・名文が非常に多いですが、その中でもこの言葉は特に有名なのではないでしょうか。ちょっと独り歩きしてる感も・・・「モオツァルト・無常という事」という新潮文庫短編集の二編目に収められた「当麻(たえま)」という能楽を観た批評文「当麻」に出てくる言葉です。1942年、戦時中に書かれた文章です。僅か5頁の小品ながら、小林の真骨頂とい
今年で何年連続でしょうか~これを観ないと、歳を越せない(笑)とまで思っている【萬斎インセルリアンタワー】狂言公演♪今年で、20回目ということでということは、セルリアンタワーホテルは20周年なのですね。おめでとうございます♬なんと、わたくし、昨年とまったく同じお席だったんですよ。脇正面1列目~^(^_-)-☆この公演、チケット発売日数秒?の瞬殺公演なのでお席選択していたらすぐに完売するので、「お任せ」でチケットを取りますがなんと、同じ席とは!!!毎回書いて
★ご訪問ありがとうございます★毎日、冷えますね〜。年末も、どうぞお体になさって下さいエラーも大切にする能楽のお面を作っておられる女流作家の方が、人間国宝さん認定(関西ローカル、円さんのヤツ(笑))のテレビ取材を受けて、含蓄ある言葉を語っておられました。(画像はお借りしました)「私は、エラーも大切にしています」「エラーは、人間にしかできない味であり、そこから全く新しいものが出てくる可能性があるから」(画像はお借りしました)私達は、普段から「ミスをし
着物を着る理由は人それぞれです。どの様な理由にせよ結果として着物をお召しになって過ごした時間はいつもの洋服で過ごした時間より濃密で感情の揺れ幅が大きかったのではないでしょうか。普段の色音景色がより鮮やかに色彩豊かに感じられたことでしょう。着物を着た時の適度なほど良い緊張感で感覚が研ぎ澄まされ何時もの風景の気付かなかった魅力を発見しているのでしょう。素敵なレストランにお食事に行くとき美術館に行くとき観劇に博多座にお出かけするとき能や狂言を大濠能楽堂へ行くとき百貨
「師を見るな、師の見ているものを見よ」ー能楽にまつわるちょっとしたネター大師匠から、幾度となく、時に噛み砕いて言われてきたことです。私はてっきり、かの世阿弥が書いた「風姿花伝」にでも載っているのかと思っていました。でも実は、内田樹さんの著書が出処だったようです。今、思い出しても、大師匠はたくさんの本を読み、たくさんのドキュメンタリーにも目を通し、弟子に聞かせてくださいました。少し長いですが、引用します。技芸を伝承する世界には弟子に対する教えがあります。――師を見るな、師の見て
おはようございます。なんだかステイホームで納期が曖昧なお仕事が進みませんσ^_^;ゆっくりしてしまっています。昨日読んでいたのは国立能楽堂の檜書店さんで買った翁の本です。翁の本【檜書店】::TheBookofOkinaTheBookofOkinawww.hinoki-shoten.co.jpいろんな観点から翁を分析していて特にことば構造については能の演目の全てを真似して作ろうかと思うほどでした。こういうのを作ろうと思ったことがなかったので
みえない世界をカタチにする能楽:能と狂言のブログにようこそ前回の投稿記事の『景清』という能は、2017年7月に能楽堂で鑑賞していました。「名古屋能楽堂で面・装束をつけて能を舞うのは、この景清で最後にします。」そのように潔く宣言された1938年生まれのシテ方喜多流能楽師・長田驍(おさだたけし)さんの景清でした。この宣言を聞いて、多くのファンが寂しい思いをされたことと思います。この時の『景清』がとても印象深かったので、10/11の「音と詞とリズムから能を知る」という
魂がブルブルと震えました・・・。じぶんが、感受している能楽への想いがあるとしても宇高通成先生のようにキチンと言葉にして表現することができずにおりました。大変恐縮ではありますが、先生の御心と同じ想いでございます。・・・・・・金剛流能楽師シテ方宇高通成師が能楽の普及や発展に功績がある人に贈られる【催花賞】を受賞されました。誠におめでとうございます!その際にお話しされたメッセージに大変感動して魂が震えましたので、シェアさせていただきます。なんと、先生の本拠地京都
ご訪問くださりありがとうございます。11月入ってすぐ少しづつはじめた大掃除ですがあと10日ほどしかないのにまだ結構残っていて遊びにでかけるのも多かったせいかすっかりくたびれていて1日に1-2時間掃除するのがやっとです。京都コンサートホールロームシアタークラブの無料イベントに当選しました。コパチンスカヤ×カメラータ・ベルン×能楽師河村浩太郎による公開セッション京都の今出川駅近くの会場の能楽堂に向かいました。一つ手前の丸太町で降りて京都御苑を歩
12月21日(土)住吉神社能楽殿開場:18:00/開演:18:30「伝統芸能、海を越えた出会い」能楽×トンネヤユを開催します。このイベントは私が主催しており、福岡と釜山の伝統芸能の交流をテーマに企画いたしました。トンネヤユは釜山の伝統芸能で、仮面をつけて舞う点が能楽と共通しています。この共通点をきっかけに交流が始まり、これまでに私自身3度釜山を訪れて交流を深めてまいりました。今回の公演では、釜山の伝統芸能トンネヤユの壮大な舞台を福岡の皆さまにご紹介します。トンネヤユは、大陸の
先週から今週末までお仕事の後は忘年会つづきでして一年のお礼が伝えられるありがたい場です♡今日は、天神祭の能船でお世話になっているパワフルで愉快でバリバリな能楽奉賛会の皆さんとの忘年会✨お、お婆ちゃんになるまで喋りつづけられるかは分からんけど🎤😆炎天下で2日間耐えられるようが、がんばります。来年が待ち遠しいな🎆久しぶりの太成閣さん美味しかった✨お腹いっぱいーーーーー!..
全国の高校27校100名近い高校生に、「世阿弥の教えの中から、道を極めることや、人生を生きていくヒントを見つけ出そう」という、能楽師なら涙が出そうなタイトルで、学校毎のグループでの考察と6分の動画プレゼン発表コンテストを行って貰いました!!私から3週間前に、全国の学校をネットで繋いで2時間半の世阿弥についての講義と質疑応答を実施。それを踏まえて高校生達が、世阿弥や能についてのリサーチとディスカッションをし、自分達の考察や結論を動画にまとめました。届けられた動画、ハッキリ言って、超〜ハイ