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実業家・タレントの紗栄子さんが、白血病を患った保護猫・たろうちゃんの他界をインスタグラムで公表しました。さらに、紗栄子さんが代表を務める「ThinkFUTURE」では、エイズや白血病のキャリアを持つ猫たちも分け隔てなく受け入れ、「終の住処」を提供する保護団体だと伝えています。紗栄子さんは白血病やエイズの猫たちは譲渡会で人気がなく、殺処分されやすい現実に対して、より多くの命を救うための支援が必要だと呼びかけています。紗栄子さんの保護猫活動の何が素晴らしかを見ていきましょう。紗栄子さ
シニアになると、リンパ節の流れての悪い子が多いです。そのために、飼い主さんは、もふもふちゃんの体表リンパ節を確認しておくことが大切です。体表リンパ節は、触診が可能な部分にいくつか存在します。それぞれの具体的な名称と位置を以下に挙げます。顎下リンパ節(がっかリンパせつ)下顎の下、顎の角のあたりに位置しています。首の付け根付近で、触診すると小さなしこりのように感じられます。耳下リンパ節(じかリンパせつ)耳の下、頬の後ろあたりにあります。耳周辺の感染や炎症がある場合に腫れることがあ
「他の動物病院で血液検査を受けており、健康だと言われましたが、念のため当院でも血液検査をお願いしました」とのことでした。7歳の猫さまで、食欲も元気があり、やや肥満気味でした。しかし、血液検査をしたところ、クレアチニンの値が2mg/dlで、IRISの分類表によるとステージ2に該当します。飼い主さんの多くは、ステージ2程度の腎臓病に気づかないことがよくあります。ステージ2の一般的な治療は以下の通りです。高血圧がある場合、その治療高リン血症がある場合、その治療腎臓食これらは
表在性にできるがんや腫瘍は、早い段階で手術を行うことが推奨されます。しかし、四肢の末端など皮膚が少ない部分にできる場合は、治療が難しくなることがあります。場合によっては、断脚と呼ばれる手術が提案されることもあります。その一方で、医学の進歩により以下のような治療法や製品が登場しています。テガダームHPトランスペアレントドレッシング(写真上)イントラサイトジェルシステム〈アプリパック〉(写真下)レーザー治療これらを活用することで、寛解に導くことが可能です。な
猫さまを多く診察しています。私個人としては、元気に20歳まで生きてほしいと考えています。そこで、家に猫さまを迎えたら、まずFIV(猫免疫不全ウイルス)とFeLV(猫白血病ウイルス)の検査を行ってください。どちらも陰性で、完全室内飼いにすれば感染のリスクはありません。(多頭飼育の場合、他の猫さまも陰性であれば感染しません。)FeLV陽性の猫さまは要注意FeLVを持っている場合、リンパ腫を発症する可能性があります。リンパ腫を予防するために飼い主さんができること以下のような様子が
「はたらく細胞」」シリーズが大好きで、*「はたらく細胞」*「はたらく細胞BLACK」*「はたらく細菌」は読んでいます。今回は、「はたらく細胞BLACK」の新刊が出たので、購入。第11話「尿路感染、沈黙、涙。」のところを読んで、そうだみなさんに慢性腎不全の怖さを知ってもらうと。「「はたらく細胞BLACK」では、尿路感染ですが、特に猫さまでは加齢による慢性腎不全が不全があります。いまのところは、早期に発見して慢性腎不全を見つけることになっています
↑眼窩鼻腔内リンパ腫が3年半以上寛解していちごちゃん、雲南イチイの木のお茶で噴霧している様子がんは、慢性炎症のためにできたものだと考えて治療をしています。がん治療は、抗がん剤、外科、放射線治療があります。肝臓が悪くて、抗がん剤が使いにくいという子もいます。そんな子には、免疫力の力もかります。和田先生監修『がんとエントロピー』の132ページに以下の症例が載っています。雲南イチイと青梅エキスと悪性リンパ腫が落ちつた80代後半女性扁桃にリンパ腫ができて、抗が
↑眼窩鼻腔内リンパ腫が寛解して6年以上経ったいちごちゃん「リンパ腫で、抗がん剤で寛解しました。でも1カ月ほどで、再発してもう抗がん剤は効きません」といわれて、転院で来られます。「何故、寛解したのに、また、リンパ腫になるのか?」がんの中で、リンパ腫は、抗がん剤がよく効きます。それで、抗がん剤が使われるのです。それはいいことなのですが、ここで、治療をやめる人が多いのです。何もしないとかなりの率で、再発します。(理由)1、がんは、自分のカラダで作ったものなので
↑眼窩鼻腔内リンパ腫が寛解して5年以上になるいちごちゃん私たちの動物病院は、体にあまり負担がかからない治療をするように心掛けています。今回、ご紹介する子は、胆のう炎、肝炎を繰り返す子の症例です。他院でステロイド剤と抗生剤で治療をしていました。しかし、すっきりと治らないので、私たちの動物病院へ【私たちの治療】・再生医療・高濃度ビタミンンC点滴・アルカリ性の食事・有機ゲルマニウム・漢方薬・利胆剤このような治療をして、ステロイド剤も抗生剤も使用していません
がんのもふもふちゃんを多く治療をしています。私たちの病院では、がんの子は、並行して食事療法をしています。慢性皮膚疾患の子もやはり食事療法をしてもらうとよくなります。●慢性皮膚疾患の食事ますは、アレルギー検査や不耐性を調べましょう。検査の結果を見て、それに適した食材にしましょう。・アルカリ化をしましょう。慢性皮膚疾患の子もやはり炎症マーカーが高くなっている子が多いです。そのため、体が火事を起こっているので、体をアルカリ化にしないといけないです。・タ
私たちの動物病院では、がんは炎症反応で、炎症を押さえないといけないと考えています。そのため・尿のpHが7.5から8・CRPが正常・SAAが正常・好中球/リンパ球の比を測定しています。炎症を押さえるためには、やはり食事やサプリメントになります。なるべく化学式合成されていないものを使いたいと思っています。最近は、低分子フコイダンを使っています。もちろん、海藻アレルギーの子には、使えないのですが、それ以外の子には、海藻なのでほぼ副作用がないです。フコダイン
↑眼窩鼻腔内リンパ腫が寛解して6年以上のいちごちゃん私たちの動物病院では、慢性腎不全の子には、5-ALAを出しています。その効果のひとつは、腎びアポトーシスを防ぐからです。5-AlAは、以下のことがわかっています。バックグラウンド:シクロスポリン-A(CsA)は、さまざまな免疫疾患に適応される免疫抑制剤です。ただし、慢性的な腎臓障害を引き起こす可能性があります。酸化ストレスとアポトーシスは、CsA誘発性腎毒性において重要な役割を果たします。本研究では、ヘム合成の前駆体
レーザーと聞くと外科的な治療にしか使えないと思われがちですが、実は抗炎症効果もあるのをご存じでしょうか?その理由をご説明します。半導体レーザー治療には、炎症を和らげる効果があります。この治療では、レーザー光を患部に当てることで細胞の活動が活性化します。具体的には、細胞内のエネルギー源であるミトコンドリアの働きを助け、ATP(エネルギー物質)の産生を促進します。その結果、炎症を引き起こす物質の生成が抑えられ、腫れや痛みが軽減されるのです。【飼い主さんが知っておきたいこと】
↑眼窩鼻腔内リンパ腫が寛解して6年以上のいちごちゃん私たちは、がん治療を多くしています。理解のある飼い主さんは、がんの性質をよく理解して、自宅でもじっくり治療をしてくださいます。●がん細胞の特徴*がんは自分の細胞*生き延びるために独自のメカニズムを作り出す。*免疫を排除するシステムを作る。*ブレーキの効かない車のように、無限に増殖を続ける。正常な細胞は、とても規則正しく並び、胃なら胃、皮膚なら皮膚と、並ぶ。他の組織にはいかない。*がんは、他の臓器に行き、そこで
私たちの病院は、食事指導をしているので、飼い主さんと情報交換をします。シニアの子で、歯が弱くなり、硬いものを食べにくい子は「コーヒーミルで砕くのが、いいよ」と教えていただきました。シニアのもふもふちゃんを飼っている人は多いと思います。このフードもう少し、小粒だったら、いいと思っている人は、コーヒーミルで砕いてみてはいかがですか。カリタ電動ミルKPG-40(ブラック)Amazon(アマゾン)
猫さまで、軟便が続き、下痢止めを飲ませてもすっきりせず、開腹か内視鏡検査をしてみようといわれて転院で来院。●私たちの検査*下痢パネル*血液検査*白血球の百分比*SAA●結果*下痢パネルコロナウイルス(+)クロストリジウム(+)*白血球の百分比リンパ球が少ない*SAA0.1未満で正常●私たちはこの結果から読み解いたこと*免疫力の低下*コロナウイルスが暴れている。コロナウイルスが変異して、伝染性腹膜炎ウイルスになるので、早くコロナウイルスを
当院では、慢性腎不全のネコの治療に力を入れています。一般的な慢性腎不全の治療は以下の通りです。【一般的な治療】補液内服薬これらの治療は対症療法であり、腎機能の改善は難しい場合が多いです。そこで、当院では次の治療を行っています。【当院の治療】一般的な治療幹細胞培養上清液の点滴有機ゲルマニウム療法これらの治療により、慢性腎不全の初期であれば腎機能が正常範囲に戻るケースもあります。【飼い主さんにできること】ネコ科の動物は腎不全になりやすいことが知られていま
↑眼窩鼻腔内リンパ腫が寛解して6年以上のいちごちゃん私の動物病院では、5-ALAを使っています。・がんの子・慢性腎不全の子などです。今回は、なぜ、がんの子に使うか?を説明します。5-ALAは、NK細胞を活性させる働きがあります。NK細胞(ナチュラルキラー細胞)は、体内でウイルス感染細胞やがん細胞を攻撃する免疫細胞です。このNK細胞が分泌するIFN-γとTNF-αには、以下のような役割があります。🦠IFN-γ(インターフェロン・ガンマ)NK細胞が感染細胞やがん細胞
フォロワー215万人超の人気YouTubeチャンネル「もちまる日記」の猫・もちまるくんが、腎臓病の悪化とその治療費について話題になっています。もちまるくんのこれまでの検査や治療にかかった費用が公開されたことで、ペットの医療費について改めて考えさせられます。
私たちの動物病院では、一般的な治療を並行して食事療法もしています。食事に使う水は大切です。水道水でいいのですが、塩素は取り除いであげてくださいね。【塩素(カルキ)は、なぜいけないの?】塩素は水道水の消毒に使われていますが、体に悪影響を及ぼす可能性があります。塩素が体内に入ると、細胞を酸化させ、炎症や老化を促進する原因になることがあります。また、塩素が有機物と反応してできるトリハロメタンは発がん性が指摘されています。皮膚や粘膜を刺激し、アトピー性皮膚炎や喘息の悪化に
↑寛解継続中の大福ちゃん、レーザー治療を。以下から写真をいただきました。https://www.instagram.com/daifukunosippo/↑寛解継続中のいちごちゃん、紅豆杉茶の浣腸を。リンパ腫寛解継続中の大福ちゃん、いちごちゃんは、『重曹療法』を行っています。私たちの病院に来られている人は、従来の三大治療ではない補完代替治療で延命ではなく寛解することもあるのを知って、SNSでもふもふちゃんの治療体験を発信してくだっています。そのSNSをご覧になった人が、
今日は、当院で使用しているベセルナクリームについてご紹介します。ベセルナクリーム(イミキモド)は、免疫賦活剤として作用し、特にウイルス性疾患や一部の皮膚腫瘍の治療に用いられます。主成分であるイミキモドは、インターフェロンαやサイトカインの産生を促し、自然免疫を活性化することで病変部のウイルスや異常細胞を排除します。ヒトでは尖圭コンジローマや表在性基底細胞がんに適応があり、獣医領域でも犬の皮膚腫瘍やウイルス性疾患への応用が検討されています。ただし、副作用の可能性があるため、使用を検討する
↑ラッキーも毎日、口腔内ケアをしていました。今回はシニアの口腔内ケアのお話をしましょう。唾液は唾液腺で作られます。シニアになると唾液の量が減るので、それで余計に口腔内のトラブルが起こりやすいので、よく観察することは、大切ですね。●唾液の役割1、唾液には消化酵素のアミラーゼが含まれ、消化を助けます。2、食べ物のかすを洗い流します。3、抗菌作用のあるリゾチーム、ペルオキシダーゼ、ラクトフェリンが、病原微生物に抵抗します。4、お口の中のphを一定に保ちます。5、粘膜の保護
↑眼窩鼻腔内リンパ腫が6年以上寛解しているいちごちゃんキャットフードを入れてと催促している!私たちは、がんのもふもふちゃんを多く診察をしています。がんにならないようにするためには、がんになりやすい性質を知っていることです。「がんの性質」は以下の6つになります。1、がんは慢性炎症を引き金として発生する2、がんは解糖系を使ってブドウ糖をエネルギーに変える3、がんは塩分を取り組んで周囲細胞を酸性化する4、インスリンやIGF-1の過剰ががんを勢いづかせる5.がんは次世
↑眼窩鼻腔内リンパ腫が5年以上寛解していちごちゃん猫さまは、シニアになると慢性腎不全になりやすい動物です。そんな猫さまは、慢性腎不全にならなければ、長生きできます。事前に予防することはできないのでしょうか?腎臓には、血管が多く集まっています。そのために、血管を強くしておいた方がいいですね。そのために、以下のものは予防効果があります。・フルボ酸・珪素フルボ酸の中には、珪素も含まれています。珪素は、血管の新生を促し柔軟性のあるものに、してくれます。その他に
「肝臓がんではないけれど、肝臓の数値が高い子の手作り食はどのようにしたら、いいのでしょうか?」と問い合わせをいただきました。基本的な考え方1、炭水化物が少なめにする。GI値の低いものを。サツマイでもOK2、豆類や根菜類を多く取る。有機野菜日本産のものを3、キノコ類も多く取る。4、タンパク質は、魚と大豆から。5、脂肪を控える。6、BCAAを添加・肝臓疾患の子は、は十分な食事をしていても栄養状態が悪いことがあります。(原因)
よく吐く、血液検査でリパーゼがよくひっかかっる子がいます。そのような子は、食事に気をつける必要があります・「膵臓とは」消化酵素を分泌して食べ物の消化を助ける役割を担っているため、消化が容易な食事が推奨されます。「膵臓の食事の基本」1、脂肪の摂取を控えることが重要です。脂肪は消化に多くの酵素を必要とし、膵臓に負担をかけます。バター、油、クリームなど高脂肪の食品は避け、脂肪分の少ない肉や魚、低脂肪の乳製品を選びましょう。また、揚げ物や脂っこい料理も控えます。2、炭水化
東京で5-ALAの研究会があり、参加しています。私たちは、慢性腎不全の子、がんの子に使っています?
私たちの動物病院では、食事療法にも取り組んでいます。ホールフードが理想的なので、できれば魚をまるごと与えてほしいのですが、実際には内臓が取り除かれたものが多く流通しています。今日は、お魚をまるごと使ったレトルト食品をご紹介します。猫さまの飼い主さんから教えていただきました。詳細は以下のサイトでご覧いただけます(※特定のサイトを推奨する意図はありません)。食事を見直すことで、もふもふちゃんの健康を守り、病気のリスクを減らせます。病気になりにくい体づくりを心がけましょう!
眞鍋かをりさんは「柴犬のうめが16歳と8ヶ月で旅立った」と報告しました。彼女は、うめちゃんが10日ほど前から食べられなくなっていたため、多くのフォロワーから励ましの声が寄せられたことに感謝していました。うめちゃんの最期は、オムツを替えた後にシリンジで水を飲ませると、ゆっくり5回ほど飲み、目を見開いて声を出した後、呼吸が乱れて息を引き取ったということです。犬の平均寿命は約15歳となり、「老い」は避けられなくなっています。そんなとき、飼い主はどうしたらよいのかを考えていきましょう。「