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itv6あいテレビは「獣医師でないにも関わらず客のイヌにワクチンを接種したとして、松山地検は4日、愛媛県西条市に住む会社役員の女を獣医師法違反の罪で起訴しました」と報じています。ペットショップやペットサロンで、犬にワクチンを接種するケースが見受けられます。犬にワクチンを接種する行為は、獣医師が行うものであり、獣医師以外が行うべきではありません。飼い主が動物病院以外の場所で接種を希望する理由として、その時間に獣医師がいて、手軽に接種してもらえること、また経済的に安価であることが考え
がんに治療について、私の考えを。多くの人に届けたいので、再送します。いまのがん治療は、①手術②抗がん剤③放射線治療上記ががんの三大治療です。「外科的取って、全て取りました」という言葉は、よく耳にする言葉です。本当なのでしょうか?目で見えるレベルではがん細胞を取れたのでしょうが、がんは細胞レベルの話です。私たちの病院の考え方は、①がんは、慢性疾患②がんは、炎症疾患③患部だけ治せばいいというものではない。たとえば、乳がんだと乳がんを取れれば、い
私たちの動物病院では、再生医療を行っています。主に慢性腎不全の子に使用していますが、それ以外にも抗炎症目的で再生医療を取り入れることがあります。その一例を見ていきましょう。【症例】生後3カ月一週間前に自宅に迎え入れた下痢が続いている元気がない体重:1,100グラム食欲:少し食べるが量が少ないこのような子猫が来院しました。目はしっかりと開いておらず、虚ろで、涙がウルウルと出ています。【一般的な治療】補液抗生物質下痢止めしかし、抗生物質を過剰に使用すると腸内細菌叢
↑眼窩鼻腔内リンパ腫が3年以上寛解しているいちごちゃんは、温活には気をつけてもらっています。私たちの動物病院では、がんの子や慢性腎不全の子や創傷がある子などにレーザー治療をしています。そのことを記事に書きましたら、以下のような質問をいただきました。局所温熱療法とは?我が家の保護猫たち、救いたい動物病院のレーザーは医療用なので、それを一般の人が使うことはできませんが、温熱効果のあるレーザーは市販で売っています。5分以内にしてくださいね。詳しい使い方は、動物病院にそのレーザ
私たちは、毎日、がんの治療をしています。他の動物病院と違って、がんは炎症反応だと考えています。・尿のpH7.5から8・CRP正常・SAA正常・好中球/リンパ球の比が2から3これに入ると炎症が収まって、がんは寛解に持っていけます。【EM-Xとは?】EMは、開発者である比嘉照夫(ひがてるお)琉球大学名誉教授が、好気性微生物と嫌気性微生物の共存という形で実現しました。それは、土壌が地球環境につかれています。EM-Xは、そのEMを清涼飲料水にしたものです。【飼
↑2018.12月31日↑2019.01.01↑2019.01.18↑2019.01.18私たちの病院は、がん治療を多くしています。●私たちの病院の特徴*食事療法*丸山ワクチン*紅豆杉*フィーバーフュー*ミサトール*インターキャット*インタードック*重曹療法*少量の抗がん剤*レーザー蒸散*外科的手術*メディカルアロマ(精油)などで、抗がん剤はほとんど使いませんし、放射線治療もしていません。それで全部のがんが寛解するとは、いえませんが、こんな
今日は、液体の油について勉強しましょう。まずはじめに、油は大きくわけで、□飽和脂肪酸常温では固体動物の油、ラードなど□不飽和脂肪酸常温では液体です。常温で【液体の油・不飽和脂肪酸】の話をします。■不飽和脂肪酸の種類□オメガ3系脂肪酸・α-リノレン酸、DHA、EPA・エゴマ油、アマニ油、キャノーラ油・DHA、EPAは青背魚の脂□オメガ6系脂肪酸・リノール酸とアラキドン酸・リノール酸は大豆油、コーン油、ごま油、くるみなど□オメガ9系脂肪酸・
当院では、有機ゲルマニウムを以下の疾患に対する治療に使用しています。がん慢性腎不全肝臓病胆管炎皮膚炎可能であれば当院にご来院いただきたいですが、遠方の方は他の動物病院でもご相談いただけます。(同じ治療をしているとはいえません。その辺りはご理解ください。)また、有機ゲルマニウムを取り扱っている動物病院のリストは、以下のサイトに掲載されていますので、ご参考になさってください。実践医療機関|有機ゲルマニウム研究会|OrganogermaniumStudyGroup
私たちの動物病院では「アルテスネイト」という薬をがん治療に使用しています。アルテスネイトは、一般的にはマラリア治療薬として知られています。しかし、この薬ががん治療にも効果を示す理由の一つが「フェロトーシス」という細胞死のメカニズムにあります。フェロトーシスとは、がん細胞が特定の条件下で自滅する仕組みを指します。この作用を利用することで、アルテスネイトはがん細胞を効果的に死滅させる可能性があるとされています。また、アルテスネイトを使用した抗がん治療について詳しく解説され
↑眼窩鼻腔内リンパ腫が寛解してもうじき6年になるいちごちゃん私たちの病院は、がんのもふもふちゃんを多く診察しています。「もう、なにもすることがない」と言われて私たちのところに来る人が、多くいます。本当にやることがないのでしょうか?・副交感神経支配にする・睡眠時間を多く・体を酸化させない。・温活などは、ご家庭できることですね。体がアルカリ性になっているかどうかは?「尿を測定して、pHが7.5から8」だと大丈夫です。このような状態にしながら、そ
↑眼窩鼻腔内リンパ腫が寛解してもうじき6年になりいちごちゃんがんを患うもふもふちゃんたちを多く診察しています。私たちの治療では、もふもふちゃんの免疫力を正常に働かせることを目指しています。そのため、飼い主さんには食事療法などにご協力いただく必要があります。体をアルカリ性に保つことは、治療薬の効果を引き出すために重要です。そのため、以下のような治療法を取り入れています。重曹療法高濃度ビタミンC点滴有機ゲルマニウム療法これらを組み合わせ、抗がん剤作用のある治療を行ってい
私たちの動物病院では、がんは炎症反応のなっていると考えて治療をしています。そのため、尿のpHをアルカリ性にするようにしています。そこで、以下のような質問をいただきました。重曹はもちろん食用重曹ですよね?体重42kgの犬に重曹を与えたい場合、寝る前に何グラムの重曹を与えたら良いでしょうか?そして、重曹は粉のまま与えるのでしょうか?それとも何か液体状のものに溶かして与えるのでしょうか?私たちの動物病院では、重曹療法をしていますが、炭酸水素ナトウムの薬を使っています。点滴での重
12月8日の朝にテレビアニメ『プリキュア』の第21作目となる『わんだふるぷりきゅあ!』第44話「たくさんの幸せ」が放送されました。ペットの寿命という“死”を描き、Xでは関連ワード「ペットの死」「寿命問題」がトレンド入りするなど、大きな反響とORICONNEWSが報じています。筆者はがんの子を多く診察していて「ペットの死」と隣り合わせで生きています。そんな臨床獣医師である筆者が、ペットの「死」と「寿命」について解説していきます(ネタバレあり)。【獣医師解説】アニメ『プリキュア』が
↑眼窩鼻腔内リンパ腫が5年以上寛解していちごちゃん私たちの動物病院は、がん治療にアルテスネイトという薬も使っています。今日は、アルテスネイトについてお話します。●なぜ、アルテスネイトに抗がん作用があるか?がん細胞は、正常な細胞より鉄イオンが多く含まれています。それを利用した薬がアルテスネイトです。アルテスネイトはその鉄イオンと反応して、フリーラジカルを発生します。アルテスネイトが投与されると、がん細胞が選択的に障害を受け、消滅するのです。●アルテスネイトを効果的
↑眼窩鼻腔内リンパ腫が寛解してもうじき6年になるいちごちゃん私たちは、毎日、がんのもふもふちゃんを診察しています。もちろん、全員ではありませんが、寛解をしている子がいます。飼い主さんの考え方で、定期的に来ていただいていると、早期発見ができるのですが、寛解したらしばらく来られない方がいます。しばらくぶりに来院されたら、再発や違うところに原発できたりしています。●なぜ、がん再発や他のところにできるのか?□がんになりやすい体質になっているから□年齢を重ねると免疫力が弱る
シニアのもふもふちゃんは多くいますね。飼い主は以下の方法で愛犬や愛猫の貧血状態を確認してください。■舌の色が白っぽくないか■目の粘膜は白っぽくないか■ふらふらしないかなどを毎日、よく観察してくださいね。上記の症状があれば、すぐに動物病院へ行ってくださいね。考えられる病気■がん■免疫介在性溶血性貧血■白血球病■事故■腹部内の異常出血シニアや慢性疾患を持っている子は、定期的に血液検査をしてあげてください。そして、以下の項目を調べると貧血がわかります。
↑眼窩鼻腔内リンパ腫が寛解して5年のいちごちゃんいちごちゃんは、2カ月に1度、血液検査で来院します。この5年間、再発も転移もありませんでした。私は「いちごちゃんが、なぜ5年も寛解しているのか?」のスライドを作っています。それでひとつわかったことは、いちごちゃんは、毎日、「フルボ酸」を飲んでいるということです。私は観葉植物を育ています。それに少しフルボ酸を入れると、こんなに大きな葉をつけるようになりました。いちごちゃんだけでなくて、植物にも効果があります。
↑眼窩鼻腔内リンパ腫が寛解してもうじき6年になるいちごちゃん私たちの動物病院には、他院での治療効果があまり芳しくなかったペットたちが多く来院されています。その中でも、がんや皮膚病の治療を求めて訪れるケースが目立ちます。当院では、以下の薬剤を使用することがあります:ステロイド剤ヤヌスキナーゼ阻害薬これらの薬剤を使用する際、特に長期使用の場合は、以下の項目を血液検査で定期的に確認しています:肝臓の数値腎臓の数値血糖値好中球リンパ球これらは、一般的な血液検査項目に加えて、特
↑鼻のところをよく見ていただくと、毛色が違うところがあります。そこが手術あとです。お元気ですが、いつも椅子に乗り飼い主さんの後ろに隠れています(飼い主さんから承諾を得て、写真や記事にしています)。私たちの動物病院では、がんと診断されてから寛解した子が多くいます。今日ご紹介するワンコさまは、肥満細胞腫の手術を受け、現在も再発することなく元気に過ごし、6歳の誕生日を迎えました。【病歴】2歳の頃、鼻血が出たため画像診断をしたところ、腫瘍が見つかり、他院で手術を受けました。その後の治療
初診の方や、当院で治療を受けられる方には、以下の書籍をお読みいただくと理解が深まるかと思います。『がん劇的寛解』『がんに負けないこころとからだのつくりかた』どちらも「がんと炎症代謝研究会」代表の和田洋巳先生の著書です。和田先生は人間のドクターですが、がんは慢性炎症の結果であるため、その炎症を抑えなければ、寛解に至るのは難しいのです。そのため、体をアルカリ性に保つことが大切です。当院の治療は、和田先生の考え方を元に、イヌやネコ向けにアレンジしています。寛解に
がんの子を多く診察しています。がん細胞の周りは、化膿することが多く、抗生剤を使ってもなかなか膿が治らないことが多いです。それで、銀の力を借りることにしています。銀をコロイド化したコロイダルシルバーというものがあります。医学の父として知られているヒポクラテスは、銀で傷を治したり、病気を防いだりもして、昔から使われていたようです。高価な食器に銀食器などがあり、そのことを知っていたのでしょうね。最近では、ドラックストアに行けば、銀を使った日用品の中に、抗菌や消臭
猫さまやワンコさまが、長生きになって、がんの子が増えています。がんの三大療法は、1、手術2、抗がん剤3、放射線治療です。私たちの病院では、1、手術2、丸山ワクチン3、ビタミンC点滴4、栄養療法5、炭水化物の入っていないフードなどをしています。丸山ワクチンは、三大治療と標準的に併用されるべきだと思っています。人の場合は、丸山ワクチンを使う場合は、日本医大に行かないといけません。動物の場合は、1、丸山ワクチンを取り扱っている病院に行く。2、
私たちの病院で、メラノーマのワンコさまが、寛解になっている子がパラパラいます。以下の条件が揃えば。*手術をする。*食欲がある。「1年前、2年前は、メラノーマって診断されて毎日、泣いていましたがいまはこんなに元気」という飼い主さんが、パラパラといらっしゃいます。メラノーマの手術はして、顎は取ったけれど、どうも様子がよくないという方が多くいらっしゃるようで。手術しただけでは、なかなか寛解には持っていけません。メラノーマは、自分のカラダが作りだした疾患です。ウイルスや
がんは、なぜなるのか?それは「慢性炎症から来ています」、このことを理解していないとなかなかな寛解になりません。●慢性炎症は、どこでわかるの?・CRP(犬)・SAA(猫)・好中球/リンパ球の比2から3●ミサトール炎症を抑えるミサトールもフィーバーフューと同様に・炎症調節物質NF-κBが過剰に出るのを抑える。ミサトールは梅からできていますが、その中には、MK615という物質がありそれが抗炎症作用があるのです。このような作用があり、なおかつ
私たちの動物病院にはアレルギー疾患を抱えたもふもふちゃんも来院します。なかなか治らないアレルギー疾患に対しては、一般的に次のような薬が使用されます。ステロイド剤シクロスポリン剤ヤヌスキナーゼ阻害剤これらの薬は効果的ですが、新しい薬ほど高価であり、リンパ球が減少する可能性もあります。そのため、治療には時間がかかるものの、腸内細菌叢(腸内フローラ)を整えることが最も重要と考えられています。先日、第67回比較統合医療学会に参加し、「比較統合医学による人と動物の健康の新
↑眼窩鼻腔内リンパ腫が寛解中のいちごちゃん男前ですね。私たちは、がんのもふもふちゃんを多く診察しています。他の病院と違うところは、がんは「慢性炎症」で「慢性疾患」だと考えて治療をしているためです。そこで、重曹療法をしているわけです。●なぜ、重曹療法か?体が酸化していると、がん細胞が転移して、活発になると考えています。それで、体をアルカリ性にするために、以下の治療をしています。・食事療法・サプリメント療法・重曹療法などです。体がアルカリ性になっていると、重
猫さまの怖い病気「猫伝染性腹膜炎」があります。初期の診断が難しいですね。FCoVの抗体価が、1600といわれて、来院している方がいます。いまのところ、安定した状態の猫さまのことを紹介します。FIP疑いの猫さまの血液検査□FCoVの抗体価1600□SAAが少し高め□N/L比が、少し高めこのような子は、免疫誘導の治療をするといまのところ安定をしています。●猫コロナウイルスから猫伝染性腹膜炎ウイルスへ猫コロナウイルスが自分の体の中で変異して猫伝染性腹膜炎
↑眼窩鼻腔内リンパ腫でが寛解して5年半以上になるいちごちゃん私たちは、がんの子の治療にフルボ酸を使っています。この方法は私が発見したわけではなく、「がんと炎症代謝研究会」の代表、和田洋巳先生から「フルボ酸はがんの子に与えると良いよ」と教えていただきました。このブログによく登場するいちごちゃんも、がんの治療の一環として5年以上にわたりフルボ酸を飲み続けています。【フルボ酸とは】フルボ酸は腐植に含まれる物質で、アルカリ性や酸性に溶ける有機酸です。腐植とは、土の中で植物や微生物
私たちの動物病院では、「がんと炎症代謝研究会」の和田洋巳先生の考え方を基に治療を行っています。和田洋巳先生は人の医師であり、動物と人間では治療方法が完全に一致するわけではありません。特に大きな違いは、食性です。人間は雑食ですが、犬や猫は肉食動物であり、特に猫は真性肉食動物とされます。そのため、猫への食事療法は特に慎重さが求められます。当院では血液検査を行いながら、体内の尿をアルカリ性に近づけることを目指しています。これは、抗がん剤の効果を高めるための
↑鮎の水煮私が、そもそも手作り食を始めたのは、愛犬・ラッキーの肝臓病からです。*ALP*GOP*GPTの高値からです。ステロイド剤の治療をしていると、そうなることもありますが、処方食を与えていただけです。もちろん、ラッキーと夜な夜な晩酌していたわけではありませんので。●何故、うちのラッキーが肝臓病になったか?*加工食品を与えていた。*つまりドライのドックフードを与えていたから。と考えています。14歳になったころから、急になりました。20年以上前の犬