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猫さまは、ワンコさまに比べて腎臓病になりやすい動物です。「まだ若いから大丈夫」と思わず、若い猫さまでも、1年に1回は血液検査を受けてほしいと、私は考えています。ここで、ひとつ注意していただきたいことがあります。7歳までの若い猫さまでも、肝臓や腎臓の血液検査の数値が基準値の上限に近い、あるいは上回っている場合は、1年に1回ではなく、数カ月に1回の検査をおすすめすることがあります。たとえば、2歳の猫さまでCRE(クレアチニン)が1.3mg/dL以上の場合、年齢を考えると注意が
宮崎県えびの市の路上で見つかった子豚が保護され、警察署で「落とし物」として約3週間世話を受けた後、17日、新たな飼い主へ引き渡されました。本来の飼い主は現れませんでしたが、引き取り希望は8件寄せられ、その中から串間市で牛を飼育する農家の河野康太さんに託されました。子豚は「トントン」と名付けられ、署員に大切に育てられてきました。今後もその名前を引き継がれるそうで、署員や園児らに見送られ、新たな生活へと歩み出しました。子豚を育てるということは、どういうことなのか、あらためて考えてみ
猫さまの鼻水は、日常の診療でよく見られる症状のひとつです。しかし、治療をしてもなかなかスッキリ完治しないケースも少なくありません。【原因猫ウイルス性鼻気管炎】その原因のひとつとして多いのが、「猫ウイルス性鼻気管炎」です。この病気は、ヘルペスウイルス(猫ヘルペスウイルス)によって引き起こされます。ウイルスによる感染症には、抗生物質は直接効果を発揮しません。また、猫ヘルペスウイルスは一度感染すると体内に潜伏し続け、完全に排除することは難しいとされています。そのため、ストレスや体調不良
フコイダン(Fucoidan)は、昆布・モズク・ワカメなどの褐藻類に含まれる硫酸化多糖です。犬や猫のがん治療でも補完療法として用いられることがあります。私たちの動物病院では、フコイダンの軟膏があります。鼻腔内の腫瘍の子の鼻の中に綿棒などでつけました。すると、顔が腫れていた子が、少し腫れがひきました。何もできないと言われた飼い主さんは、このようなことがあることを知っておいておくといいですね。なぜ、フコイダンが効果があるのかを見ていきましょう。1.がん細胞のアポ
↑眼窩鼻腔内リンパ腫が寛解して6年以上のいちごちゃん私たちが、多くのがんの子の治療をしています。がんの子は、腸内細菌叢を整えることが大切です。今日、ご紹介するのは、「プロポリス」です。1.プロポリスとはミツバチが作る樹脂状の天然物質で、抗菌・抗炎症・免疫調整作用があるとされます。2.犬や猫に使う場合の注意点過剰摂取に注意適量は体重や個体差で変わります。人用の量をそのまま与えると、消化器症状(下痢・嘔吐)やアレルギーを起こすことがあります。アレルギーリスクミツバチ
猛暑が続いています。皮膚の弱い子は、皮膚炎になりやすい時期ですね。最近、獣医療で、ゼンレリア(イルノシチニブ)があります。内服していて、以下のような効果がありました。①かゆみが改善して食欲・生活状態が戻るアトピー性皮膚炎の犬は、強いかゆみのために落ち着いて眠れなかったり、活動性が低下したりすることがあります。ゼンレリアでかゆみや皮膚炎が改善すると、睡眠や生活の質が改善し、食欲が戻ることがあります。その結果、治療前より食べる量が増えれば体重も増えます。【ゼンレ
↑眼窩鼻腔内リンパ腫でが寛解して6年半以上になるいちごちゃん私たちは、がんの子の治療にフルボ酸を使っています。この方法は私が発見したわけではなく、「がんと炎症代謝研究会」の代表、和田洋巳先生から「フルボ酸はがんの子に与えると良いよ」と教えていただきました。このブログによく登場するいちごちゃんも、がんの治療の一環として5年以上にわたりフルボ酸を飲み続けています。【フルボ酸とは】フルボ酸は腐植に含まれる物質で、アルカリ性や酸性に溶ける有機酸です。腐植とは、土の中で植物や微生物
慢性膵炎の子は割合に多くいます。基本は、脂質は控えるということです。今回は、それで改善でした手作り食の飼い主の話を慢性膵臓炎の管理では、食事内容が病状に大きく影響します。【豚肉から魚へ】手作り食を続けていた飼い主さんが、主なたんぱく源を豚肉から魚へ変更したところ、これまで高値が続いていたLIP(膵特異的リパーゼ)の値が正常範囲に改善しました。特に選んだのは、脂質の少ない白身魚の鯛だったそうです。膵臓は脂質の消化に関わる臓器であり、脂肪分の多い食事は負担をかけ
私たちは、シニアの子、慢性疾患、がんの子をたくさん診察しています。そのとき、栄養状態がよくない子が多いです。そんな中、タンパク質のスコアが100の卵を与えることをおすすめしています。卵ですが、一番よい食べ方は温泉卵です。「温泉卵がよい理由」は、分子栄養学の視点から見ると、とても一貫しています。ポイントは酵素・アミノ酸・栄養素の“ムダを出さない”食べ方です。①生卵でもなく、固ゆででもない「最適加熱」卵を生で食べる→消化にエネルギーがかかる固ゆで→たんぱく質
がんの子、肝臓疾患の子などは、四肢がむくんでいる場合があります。そのときは、ご自宅で【リンパ管マッサージ】をしていただくと、リンパ液が流れやすくなります。【リンパ管マッサージの仕方】犬や猫の足がむくんでいる場合、リンパ液や血液の流れが滞っている可能性があります。リンパ管マッサージは、むくみの軽減を助けることがありますが、強い力で行わず、やさしく実施することが大切です。ヒヨコの頭を撫でているような力をいれずにしてください。1.リンパ液が流れ込む「鼠径部(そけい
加齢とともに、犬にも心や脳の変化が現れることがあります。【加齢の変化】今まで穏やかだった子が急に怒りっぽくなったり、ちょっとした物音で興奮したり、夜中に何度も起きて歩き回るなど、睡眠が浅くなることも少なくありません。こうした変化は「年だから仕方ない」と思われがちですが、認知機能の低下や脳の老化が関係している場合があります。【飼い主さんのできること】このような症状に対して、近年注目されている漢方薬の一つが「抑肝散(よくかんさん)」「抑肝散加陳皮半夏」です。【抑肝