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先日、NHKラジオの収録のために渋谷のNHKへ行ってきました。放送は、NHKラジオ17日次回の日曜日の20分ぐらいです。「くらしのテキスト」は毎週テーマが変わり、*栄養学*東洋医学*防災*季節の暮らしなどが取り上げられています。私は「動物と暮らす」について話してきました。よろしければ、お聞きください。
↑眼窩鼻腔内リンパ腫が7年以上寛解していちごちゃん私たちの動物病院は、がん治療にアルテスネイトという薬も使っています。今日は、アルテスネイトについてお話します。●なぜ、アルテスネイトに抗がん作用があるか?がん細胞は、正常な細胞より鉄イオンが多く含まれています。それを利用した薬がアルテスネイトです。アルテスネイトはその鉄イオンと反応して、フリーラジカルを発生します。アルテスネイトが投与されると、がん細胞が選択的に障害を受け、消滅するのです。●アルテスネ
シニアのワンちゃんやネコちゃんは、年齢とともに体の機能が少しずつゆっくりになっていきます。その中のひとつが「消化酵素」を作る力です。消化酵素が十分に出ないと、食べ物をうまく消化できず、・うんちがゆるくなる・体重が落ちやすくなる・お腹がゴロゴロしやすいなどの不調につながることがあります。そのため、必要に応じて「パンクレアチン」という、体の消化を助ける酵素を補ってあげると、食べたものがきちんと消化されやすくなり、体調が改善することがあります。年齢とともに弱くなってし
アレルギーの子は、ステロイド剤や免疫抑制剤などが使うのが、一般的です。今日は、分子栄養学からアレルギーを見ていきましょう。■アレルギー観アレルギー=異常な免疫反応背景にあるのは栄養不足や代謝異常細胞レベルでのビタミン・ミネラル不足が調節機能を乱すと考えます。ヒスタミンは“悪者”ではなく、本来は免疫反応血管拡張修復反応に必要な物質です。■ナイアシンとヒスタミン放出ナイアシン(ニコチン酸)は皮膚血管拡張一時的ヒスタミン放出(ナイアシンフラッシュ)
私たちの動物病院に肛門にできたアポクリン腺がんのワンコさまが治療に来られています。抗がん剤を使っても余命1年と言われていたそうですが、8カ月を過ぎましたが、お元気です。犬のアポクリン腺がん(アポクリン腺癌)は、皮膚にある汗腺の一種「アポクリン腺」から発生する比較的まれですが悪性度の高い腫瘍です。余命・予後に影響する主な要因①発生部位肛門周囲(肛門嚢アポクリン腺がん)最も多く、リンパ節や肺への転移が起こりやすいタイプです。皮膚(体幹・四肢)肛門嚢由来より進行がゆるやか
ベンフォチアミンというビタミン剤を知っていますか?ベンフォチアミンはがんに効果があるとも言われています。■①がんと糖代謝(ワールブルグ効果)がん細胞はミトコンドリア呼吸よりも解糖系に強く依存します。その結果、・乳酸産生増加・糖化ストレス増大・酸化ストレス亢進が起こります。ベンフォチアミンはトランスケトラーゼ活性を上げ、ペントースリン酸経路へ糖を逃がすため、過剰な糖代謝の“毒性側面”を減らす理論的根拠があります。■②抗糖化(AGEs)対策がんの微小環境では
犬や猫のリーキーガット(腸管透過性亢進)の改善をサポートする栄養素として、臨床や研究でよく注目されているものは次の5つです。①グルタミン腸の細胞(腸上皮細胞)の主要なエネルギー源です。腸粘膜の修復を助け、腸のバリア機能を保つ働きがあります。慢性腸炎や炎症性腸疾患の動物で使われることがあります。②亜鉛亜鉛は腸粘膜の修復や細胞の再生に関与します。不足すると腸粘膜のバリア機能が低下しやすくなるといわれています。③オメガ3脂肪酸EPAやDHAなどのオメガ3脂肪酸は、腸
私たちの動物病院では、がんは慢性炎症の結果によると思って炎症を押さえる治療も並行してやっています。その中で、ミサトールと出しています。日本消化器病学会で、島根大学が膵臓がんに対するミサトールの臨床結果を発表しました。詳細は以下のページにatt.cFGfYVq7FfYTw3NvPSl9_rQi5ooQGfWnNk3TOLXz9ME.pdfつまり抗がん剤を並行して使ってもミサトールを飲んでいる患者さんの方が、病態コントロールが74%もあがったそうです。ミサトールには、抗腫