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↑天然塩の中で「ぬちまーす」のマグネシウムの含有量が多いです。100gに3360gもあります。↑これも沖縄県の天然塩です。マグネシウムが含有されていますが、意外と知られていないのが、マグネシウムの重要性です。「ぬちまーす」の10分の1です。しかし、赤いので、鉄が入っています。今日ご紹介するのは、天然塩「ぬちまーす」です。以下の成分を見ていただくと、マグネシウムが豊富なのがわかると思います。【ぬちまーすとは】「塩のぬちまーす」は、沖縄の言葉で「命の塩」という
itv6あいテレビは「獣医師でないにも関わらず客のイヌにワクチンを接種したとして、松山地検は4日、愛媛県西条市に住む会社役員の女を獣医師法違反の罪で起訴しました」と報じています。ペットショップやペットサロンで、犬にワクチンを接種するケースが見受けられます。犬にワクチンを接種する行為は、獣医師が行うものであり、獣医師以外が行うべきではありません。飼い主が動物病院以外の場所で接種を希望する理由として、その時間に獣医師がいて、手軽に接種してもらえること、また経済的に安価であることが考え
私たちの動物病院では、再生医療を行っています。主に慢性腎不全の子に使用していますが、それ以外にも抗炎症目的で再生医療を取り入れることがあります。その一例を見ていきましょう。【症例】生後3カ月一週間前に自宅に迎え入れた下痢が続いている元気がない体重:1,100グラム食欲:少し食べるが量が少ないこのような子猫が来院しました。目はしっかりと開いておらず、虚ろで、涙がウルウルと出ています。【一般的な治療】補液抗生物質下痢止めしかし、抗生物質を過剰に使用すると腸内細菌叢
12月8日の朝にテレビアニメ『プリキュア』の第21作目となる『わんだふるぷりきゅあ!』第44話「たくさんの幸せ」が放送されました。ペットの寿命という“死”を描き、Xでは関連ワード「ペットの死」「寿命問題」がトレンド入りするなど、大きな反響とORICONNEWSが報じています。筆者はがんの子を多く診察していて「ペットの死」と隣り合わせで生きています。そんな臨床獣医師である筆者が、ペットの「死」と「寿命」について解説していきます(ネタバレあり)。【獣医師解説】アニメ『プリキュア』が
シニアのもふもふちゃんは多くいますね。飼い主は以下の方法で愛犬や愛猫の貧血状態を確認してください。■舌の色が白っぽくないか■目の粘膜は白っぽくないか■ふらふらしないかなどを毎日、よく観察してくださいね。上記の症状があれば、すぐに動物病院へ行ってくださいね。考えられる病気■がん■免疫介在性溶血性貧血■白血球病■事故■腹部内の異常出血シニアや慢性疾患を持っている子は、定期的に血液検査をしてあげてください。そして、以下の項目を調べると貧血がわかります。
↑鼻のところをよく見ていただくと、毛色が違うところがあります。そこが手術あとです。お元気ですが、いつも椅子に乗り飼い主さんの後ろに隠れています(飼い主さんから承諾を得て、写真や記事にしています)。私たちの動物病院では、がんと診断されてから寛解した子が多くいます。今日ご紹介するワンコさまは、肥満細胞腫の手術を受け、現在も再発することなく元気に過ごし、6歳の誕生日を迎えました。【病歴】2歳の頃、鼻血が出たため画像診断をしたところ、腫瘍が見つかり、他院で手術を受けました。その後の治療
私たちは、がんを炎症反応の一つと捉えています。それに並行して、食事療法も取り入れています。今日は、血液検査で低栄養が示された場合の対処法についてお伝えします。まず、血液検査で以下の数値を確認してください。TP(総蛋白)ALB(アルブミン)これらが低値の場合、低栄養と判断されます。【低栄養の対策】必須アミノ酸のサプリメントプロテインアミノ酸の静脈点滴卵これらを活用して、低たんぱく質の状態を改善しましょう。低たんぱく質の状態が続くと体が正常に機能しなくなるため、大切な“もふも
↑眼窩鼻腔内リンパ腫が寛解してもうじき6年になるいちごちゃん私たちの病院は、がんのもふもふちゃんを多く診察しています。「もう、なにもすることがない」と言われて私たちのところに来る人が、多くいます。本当にやることがないのでしょうか?・副交感神経支配にする・睡眠時間を多く・体を酸化させない。・温活などは、ご家庭できることですね。体がアルカリ性になっているかどうかは?「尿を測定して、pHが7.5から8」だと大丈夫です。このような状態にしながら、そ
↑眼窩鼻腔内リンパ腫が寛解中のいちごちゃん男前ですね。私たちは、がんのもふもふちゃんを多く診察しています。他の病院と違うところは、がんは「慢性炎症」で「慢性疾患」だと考えて治療をしているためです。そこで、重曹療法をしているわけです。●なぜ、重曹療法か?体が酸化していると、がん細胞が転移して、活発になると考えています。それで、体をアルカリ性にするために、以下の治療をしています。・食事療法・サプリメント療法・重曹療法などです。体がアルカリ性になっていると、重
2013年にロシアのプーチン大統領から佐竹知事に贈られたシベリア猫のミール君が3日朝、死んだことがわかりました。12歳と高齢になり、ここ数か月は体調を崩していたというミール君。佐竹知事が最後をみとったと秋田放送が報じています。秋田放送によりますと、ミール君はリンパ性の病気だということです。日本では珍しいシベリア猫が12歳という長寿を全うできた点について考えてみましょう。プーチン大統領から贈られたシベリア猫のミール君が12歳で永眠…佐竹知事の深い猫愛に迫る(石井万寿美)-エキス
私たちの動物病院では、「がんと炎症代謝研究会」の和田洋巳先生の考え方を基に治療を行っています。和田洋巳先生は人の医師であり、動物と人間では治療方法が完全に一致するわけではありません。特に大きな違いは、食性です。人間は雑食ですが、犬や猫は肉食動物であり、特に猫は真性肉食動物とされます。そのため、猫への食事療法は特に慎重さが求められます。当院では血液検査を行いながら、体内の尿をアルカリ性に近づけることを目指しています。これは、抗がん剤の効果を高めるための
↑眼窩鼻腔内リンパ腫が寛解してもうじき6年になるいちごちゃん私たちの動物病院には、他院での治療効果があまり芳しくなかったペットたちが多く来院されています。その中でも、がんや皮膚病の治療を求めて訪れるケースが目立ちます。当院では、以下の薬剤を使用することがあります:ステロイド剤ヤヌスキナーゼ阻害薬これらの薬剤を使用する際、特に長期使用の場合は、以下の項目を血液検査で定期的に確認しています:肝臓の数値腎臓の数値血糖値好中球リンパ球これらは、一般的な血液検査項目に加えて、特
私たちの動物病院にはアレルギー疾患を抱えたもふもふちゃんも来院します。なかなか治らないアレルギー疾患に対しては、一般的に次のような薬が使用されます。ステロイド剤シクロスポリン剤ヤヌスキナーゼ阻害剤これらの薬は効果的ですが、新しい薬ほど高価であり、リンパ球が減少する可能性もあります。そのため、治療には時間がかかるものの、腸内細菌叢(腸内フローラ)を整えることが最も重要と考えられています。先日、第67回比較統合医療学会に参加し、「比較統合医学による人と動物の健康の新
↑眼窩鼻腔内リンパ腫が寛解してもうじき6年になるいちごちゃんメラノーマ寛解中のワンコさまは、何を食べているのか気になりますね。人参、かぼちゃ、キャベツの命の野菜スープエノキもしくはキクラゲ高野豆腐、納豆、黒豆のきな粉、トマト、クルミ、バナナたまに、鰯かサバ飽きてくると鶏の手羽先でスープをとって匂いづけで食欲をアップさせてますますトッピングはミサトールとヨモギパウダーをかけていますブロッコリーはスルフォラファンでしたか?加熱すると少なくなると聞いたので生では食べに
11月30日は、学会に参加のため休診にします。12月2日は、通常に診察をしておりますので、よろしくお願いします。
↑歩くと血がにじむということで来院↑レーザー治療した直後↑レーザー治療して1カ月後【がん】腫瘍ができれば早めにレーザーで処置を#がん#レーザー治療|まねき猫ホスピタル院長獣医師・石井万寿美ペットのいる暮らし(ameblo.jp)上記の記事を書いたのが、10月21日でした。レーザー治療をして1カ月と少し過ぎた患部は、写真の3枚目のようになっています。この子は、良性の腫瘍でしたので、1カ月後は写真のように綺麗になり出血はありません。
私たちの動物病院では「アルテスネイト」という薬をがん治療に使用しています。アルテスネイトは、一般的にはマラリア治療薬として知られています。しかし、この薬ががん治療にも効果を示す理由の一つが「フェロトーシス」という細胞死のメカニズムにあります。フェロトーシスとは、がん細胞が特定の条件下で自滅する仕組みを指します。この作用を利用することで、アルテスネイトはがん細胞を効果的に死滅させる可能性があるとされています。また、アルテスネイトを使用した抗がん治療について詳しく解説され
保護犬・保護猫活動に取り組むNPO法人「みなしご救援隊犬猫譲渡センター」(本部・広島)の投稿が、SNS「X」で約1.4万回リポスト(再投稿)されるなど話題となっています。まいどなニュースによれば、あるゴールデンレトリバーの子犬が購入からわずか3日で飼い主によって保護センターに引き渡されたということです。購入したばかりで、まだかわいい盛りの子犬をたった3日で手放すとは、一体どういう事情があったのでしょうか。「ヤンチャで手に負えない」と子犬を3日で放棄...飼い主の本音と問題点に迫る
がんの食事療法をしている人は、食材を何にするか悩まれているかもしれません。今日、ご紹介するのは「京芋」です。「京芋」京芋は、ほかの芋類よりも肉質がしっかりしているのが特徴です。そのため煮崩れしにくく、煮物料理にぴったり。ほくほくとした食感と自然の甘さが楽しめます。「京芋の栄養素」京芋は100gあたり103キロカロリーと、ほかの芋類よりも低カロリーです。・カリウム・カルシウム・食物繊維カリウムは余分なナトリウムを排出してくれるので、血圧の気になる方やむくみを予防したい
↑眼窩鼻腔内リンパ腫が寛解してもうじき6年になるいちごちゃん今日はリンパ腫と血液検査の関係の話を【リンパ腫とは】リンパ腫とは、血液中の白血球の一種であるリンパ球が異常に増殖し、腫瘍化する病気です。リンパ球は体の免疫システムの一部として、細菌やウイルスと戦う重要な役割を果たしています。しかし、何らかの原因でリンパ球が正常なコントロールを失い、無制限に増殖すると、腫瘍を形成し、リンパ腫として診断されます。【リンパ腫と血液検査】血液検査では、リンパ球の数や比率に
私たちは、シニアのもふもふちゃんを多く診察をしています。シニアの子は、歯周病の子が多いですね。歯周病は猫さまの場合は、FIVやFeLVやカリシウイルス感染症などがあってウイルス疾患なので、なかなか薬が効きませんね。そのため、ほっておくと口内炎がひどくなり、飲水量が減り慢性腎不全になる子も多くいます。それがわかっていて、ほっておくのはよくないですね。今日ご紹介するのが、蜂蜜です。(それ以外にも再生医療もしています。)蜂蜜の中には、抗菌作用があるものがあるので、毎日
↑眼窩鼻腔内リンパ腫が寛解してもうじき6年になるいちごちゃん私たちの動物病院では、がんの子、慢性疾患の子を多く診察しています。やはり栄養面からのアプローチは大切です。そこで、プラセンタ注射も使っています。●プラセンタとはプラセンタとは胎盤のことです。古代ギリシャ時代にも、医師ヒポクラテスも治療に用いていたと記録されているほど、古くから医療効果があるとして活用されています。プラセンタを活用した美容施術はクレオパトラやマリー・アントワネットも愛用していたと言われてお
私たちの病院で、寛解をしている子は、サツマイモを食べている子が多いです。食事療法で、サツマイモをおすすめしています。いまは、美味しいサツマイが出ていますね。●サツマイモの利点・アルカリ性食品・繊維質が多いので、腸内細菌叢によい。・食べると体重が増えるなどで、がんのもふもふちゃんには、おすすめです。中には、食べない子もいます。それは、調理方法に問題があるかもしれません。●サツマイモの調理方法・焼くヘルシオで焼き芋にすると美味しいという声も・炊飯器で蒸
私たちの病院は、がんのもふもふちゃんを多く診察しています。がんのもふもふちゃんは、魚か植物タンパク質を取るようにしてもらっています。今日は、豆の勉強をしましょう。猫さまはなかなか難しいですが、ワンコさまなら豆は大丈夫だと思います。●豆の栄養素・植物性タンパク質・カリシウム・鉄・カリウム・食物繊維などです。●大豆豆の中でもタンパク質が豊富●ひよこ豆ペースとしてつかいやすい●うずら豆ほくほくした触覚●調理方法・豆の倍の水に一晩つける
↑眼窩鼻腔内リンパ腫が寛解してもうじき6年になるいちごちゃん食事療法をしていると、塩は悪なのであげない人もいるかもしれません。しかし、自然塩にはマグネシウムが含まれています。今日はマグネシウムの話をします。自然塩とマグネシウムの重要性自然塩には、ナトリウムだけでなく、マグネシウムをはじめとしたミネラルが多く含まれています。特に海塩や岩塩などの自然塩は、生成塩と比べてミネラル含有量が高いことで知られています。マグネシウムの役割マグネシウムは、体内で多くの生理的機能を担
3年前の2021年2月ごろ、「供血犬」シロちゃんがネット上で話題になりました。シロちゃんは関東の動物病院で「供血犬」※として飼われていました。しかし、献血をしていたにもかかわらず、地下のケージの中で2匹が新聞紙1枚敷かれただけの環境で、糞尿にまみれた状態で過ごしていたそうです。それらのことを筆者は過酷な環境を生き抜いた【供血犬】シロちゃんが突きつけるペット輸血の課題とは?という記事にしました。その後、ないどなニュースによりますと、シロちゃんは里親のもとで15歳(大型犬とし
人の話ですが、アメリカでは、すでに1960年代に国民の栄養状態と病気の関係が問題となり、食生活について研究する委員会が上院議会で設置されています。食べ物と病気は大きく関係しているわけです。上の写真が、「食物・栄養・運動とがん予防」(世界がん研究基金・米国がん研究協会2007年)推奨事項です。これは、人用なので、もふもふちゃん用に考えると以下のようになります。1、肥満にさせない2、適当な運動をする3、高カロリー食品や控えて、甘いものをやめる4、野菜や果物を与える、
↑眼窩鼻腔内リンパ腫が寛解してもうじき6年のいちごちゃん私たちは、もふもふちゃんのがん治療を多く手がけていますがんが寛解する子と、そうでない子には明確な違いがあります。その中で、私たちは日々治療の可能性を模索し、最善を尽くしています。【診察時に尿を持参してください】飼い主の皆様には、ご自宅で尿のpH測定を行っていただき、診察時にはその尿を冷蔵でご持参いただくようお願いしています。これが治療の重要な一環となります。【なぜ尿をアルカリ性にする必要があるのか】私たちは、和田洋巳先生の「が
今回ご紹介するのは、千早茜さんの『雷と走る』です。アフリカを舞台にしたこの作品は、小さな頃の海外生活を余儀なくされたご自身の経験が反映されているのではないかと思います。特に印象的なのは、動物の描写が非常に科学的である点です。これは、動物に関する記述に、不自然さや違和感がまったくありません。その上、直木賞作家としての美しい言葉選びによって、目の前に本当に「虎」という犬がいるかのように、息遣いや目の力が鮮明に伝わってきます。作中に、こんな会話があります。「
↑眼窩鼻腔内リンパ腫が寛解してもうじき6年になりいちごちゃんがんを患うもふもふちゃんたちを多く診察しています。私たちの治療では、もふもふちゃんの免疫力を正常に働かせることを目指しています。そのため、飼い主さんには食事療法などにご協力いただく必要があります。体をアルカリ性に保つことは、治療薬の効果を引き出すために重要です。そのため、以下のような治療法を取り入れています。重曹療法高濃度ビタミンC点滴有機ゲルマニウム療法これらを組み合わせ、抗がん剤作用のある治療を行ってい