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朝日新聞のsippoで「肝臓病は完治も難しい」というタイトルを見て、衝撃を受けました。犬の肝臓病は原因がわからず完治も難しい発症して亡くなるまで飼い主ができること|「犬や猫ともっと幸せに」をコンセプトにしたWEBメディア「sippo」確かに、肝臓病は原因が分かりにくいことも少なくありません。人の場合は、飲酒やウイルス感染などが原因になることがあります。一方、猫さまやワンコさまは、もちろん飲酒もしませんし、人のようなB型肝炎ウイルスによる肝炎も一般的ではありません
免疫はどのようにがんを防いでいるのか?私たちの動物病院では、がん治療のときにリンパ球の数を注視します。それは、がんを寛解させるために免疫が大切だからです。がん治療をしているときは、がんの基礎知識はとても重要です。人医療の場合でも、ほんの十数年前には、臨床医で免疫を重要に考えている人は少なったそうです。しかし、本庶佑(ほんじょうたすく)先生がノーベル賞生理・医学賞を免疫チェックポイントの研究で受賞されたので、一躍有名になりました。【免疫の役目】私たちの体では、
レチノールやカロチンなど体内でビタミンAとして働くものをまとめてビタミンAと称しています。食事にビタミンAを取ることは、大切です。食事療法に、ビタミンAを取りましょう。●ビタミンAとは・脂溶性のビタミン・抗酸化作用・目や皮膚の粘膜を健康に保つ注意:目、口腔内にがんができている子は、ビタミンAをあげてくださいね。●ビタミンAを多く含む食品・ニンジン・カボチャ・トマトワンコさまは、βカロチンからビタミンAを作ることができますが、猫さまはできないので、
5-ALA(5-アミノレブリン酸)は、腎臓病の文脈でも「補助的にどう使うか」が注目されています。5-ALAって何?5-ALAは体内にもともと存在するアミノ酸様物質で、👇の材料になります。ヘムミトコンドリアのエネルギー産生(ATP)つまり、👉細胞の発電所(ミトコンドリア)を動かす土台腎臓病との関係腎臓病になるとミトコンドリア機能低下ATP産生低下酸化ストレス増加慢性炎症の持続5-ALAはこれに対して、期待される作用ミトコンドリア活性化エネルギー代
↑眼窩鼻腔内リンパ腫が7年半以上寛解しているいちごちゃん私たちの動物病院では、いまメラノーマのワンコさまを多く診察しています。手術が無理で、大学病院で放射線治療を受けられたワンコさまです。4回放射線治療をしましたが、もう無理ということで来院されています。来られたときは、食べ物を取ることができず、口腔内が腫れた状態でした。■当院でも治療法・アルカリ化の食事治療・光免疫誘導療法・高濃度ビタミC点滴・ルペオール・丸山ワクチンなどをしています。■当院受診後の経
私たちは、がんのもふもふちゃんを多く診察しています。総合栄養食で、魚のタンパク質だけのものは、少なくですね。それで、がんなどで食べなくなったもふもふちゃんには、魚だけの総合栄養食のドライフードを粉にしてあげています。ドライフードを粉にして、なめやかにするのは、難しいです。電動式のコーヒーミルを使うことで、数秒でペットフードを粉砕することができます。食欲が落ちてきて、好きなものしか食べなくなったもふもふちゃんには、このような方法は、おすすめです。これだけ、細かくなる
犬や猫のリーキーガット(腸管透過性亢進)の改善をサポートする栄養素として、臨床や研究でよく注目されているものは次の5つです。①グルタミン腸の細胞(腸上皮細胞)の主要なエネルギー源です。腸粘膜の修復を助け、腸のバリア機能を保つ働きがあります。慢性腸炎や炎症性腸疾患の動物で使われることがあります。②亜鉛亜鉛は腸粘膜の修復や細胞の再生に関与します。不足すると腸粘膜のバリア機能が低下しやすくなるといわれています。③オメガ3脂肪酸EPAやDHAなどのオメガ3脂肪酸は、腸
↑鼻腔内や眼窩が腫れて、鼻血が出ていました↑眼窩も鼻血も出ていません。猫さまで「鼻と目が腫れる」「鼻水が出る」「鼻血が出る」といった症状がみられた症例をご紹介します。写真の猫さまは高齢で、抗生剤が効きませんでした。考えられる原因鼻腔内腫瘍(リンパ腫・がんなど)特に、片側だけの鼻水や鼻血が続く場合は注意が必要です。・顔や目の周囲が腫れる・抗生剤が効かない中高齢のネコさまで多く、CT検査などの精密検査が必要になることがあります。本症例は17歳と高齢であったため、
ベンフォチアミンというビタミン剤を知っていますか?ベンフォチアミンはがんに効果があるとも言われています。■①がんと糖代謝(ワールブルグ効果)がん細胞はミトコンドリア呼吸よりも解糖系に強く依存します。その結果、・乳酸産生増加・糖化ストレス増大・酸化ストレス亢進が起こります。ベンフォチアミンはトランスケトラーゼ活性を上げ、ペントースリン酸経路へ糖を逃がすため、過剰な糖代謝の“毒性側面”を減らす理論的根拠があります。■②抗糖化(AGEs)対策がんの微小環境では
愛犬や愛猫をがんにさせないようにしようと思っている人も多いと思います。簡単にいえば、体を慢性炎症させないことなのです。浜口先生が以下のように急性炎症と慢性炎症について説明されています。血液検査で“注意すべき指標”が10以上なら末期のリスクも…現役医師が明かす、最新の抗がん剤が「効く人」と「効かない人」の決定的な違い(文春オンライン)-Yahoo!ニュース炎症とは本来、外傷や感染から身を守るための生体反応であり、このような一時的な炎症は急性炎症と呼ばれる。一方、この
私たちの病院では、命のスープを飲んでいる子がたくさんいます。今日は、「グルタチオン」について説明します。●グルタチオングルタチオンとは、体内に存在する非常に重要な抗酸化物質で、主に肝臓で作られる小さなペプチド(アミノ酸の集合体)です。具体的には、グルタミン酸・システイン・グリシンという3つのアミノ酸から構成されています。大きく分けて、次のような働きがあります。①抗酸化作用活性酸素を無毒化し、細胞の老化やダメージを防ぎます。いわば「体のサビ止め」のような役割です。②解毒作
ゼンレリアは、犬のアレルギー性皮膚炎などに使用される薬ですが、副作用にも注意が必要です。特に、免疫に関わる薬であるため、リンパ球などの白血球が減少することがあります。免疫機能が低下すると、感染症にかかりやすくなる可能性があります。また、肝臓で代謝されるため、肝酵素(ALTなど)が上昇するなど、肝機能に影響がみられることがあります。もともと肝臓に問題がある子や、長期間使用する場合には、定期的な血液検査で肝機能を確認することが大切です。そのほか、嘔吐、下痢、食欲低下、元気消失などの
猫の慢性腎臓病では、腎臓の機能が低下するだけではありません。進行すると、「貧血」が問題になることがあります。「最近、元気がない」「寝ている時間が増えた」「食欲が落ちてきた」「動きたがらない」こうした変化を、単純に「年齢のせい」と考えてはいけません。実は、腎臓病に伴う貧血が隠れている可能性があります。そんな猫の腎性貧血に対して、それが「バレンジン」です。■なぜ腎臓病で貧血になるの?赤血球を作るためには、エリスロポエチン(EPO)というホルモンが重要です。このEP