ブログ記事3,985件
私たちの動物病院では、犬や猫の「がんの治療」を多く行っています。基本的な考え方として、がんは慢性炎症と捉え、できるだけ炎症を起こさない体づくりを大切にしています。食事では、和田洋巳先生が提唱されている「和田屋のごはん」を基本にしています。「和田屋のごはん」のポイントは、次のようなものです。1.炭水化物は精製されていないものを、控えめに摂る2.塩分を控える3.タンパク質は植物性食品や魚から摂る4.野菜、果物、きのこを積極的に摂る5.脂質は、体によい油を選ぶ6.乳製品を
猫の慢性腎臓病では、腎臓の機能が低下するだけではありません。進行すると、「貧血」が問題になることがあります。「最近、元気がない」「寝ている時間が増えた」「食欲が落ちてきた」「動きたがらない」こうした変化を、単純に「年齢のせい」と考えてはいけません。実は、腎臓病に伴う貧血が隠れている可能性があります。そんな猫の腎性貧血に対して、それが「バレンジン」です。■なぜ腎臓病で貧血になるの?赤血球を作るためには、エリスロポエチン(EPO)というホルモンが重要です。このEP
猫の鼻水は、猫ウイルス性鼻気管炎が原因でみられることが多く、「一度かかると治らない」と考えている飼い主も少なくありません。確かにこの病気はウイルスが体内に潜伏しやすく、完全に排除することは難しいとされています。しかし、症状の出方は猫の体調や免疫力に大きく左右されます。その上、鼻水に黄色っぽ時は、細菌感染しています。それなら、抗生物質で治ります。【当院の治療】・有機ゲルマニウム・高濃度ビタミンC点滴・場合によっては、抗生物質・有機ゲルマニウムの目薬・丸山ワクチンの
私たちの病院では、命のスープを飲んでいる子がたくさんいます。今日は、「グルタチオン」について説明します。●グルタチオングルタチオンとは、体内に存在する非常に重要な抗酸化物質で、主に肝臓で作られる小さなペプチド(アミノ酸の集合体)です。具体的には、グルタミン酸・システイン・グリシンという3つのアミノ酸から構成されています。大きく分けて、次のような働きがあります。①抗酸化作用活性酸素を無毒化し、細胞の老化やダメージを防ぎます。いわば「体のサビ止め」のような役割です。②解毒作
ワンコさまは、年齢を兼ねれるとイボができやすくなります。マイボーム腺種もそうですね。私たちは、レーザーでそれらを取ることができますが、やはりできない方がいいですね。今日、ご紹介するのはハトムギです。【ハトムギ】ハトムギから作られる「ヨクイニン」は、昔からイボの改善を目的に使われてきた生薬です。人だけでなく、犬でも皮膚にできる加齢性のイボや小さなできものに対して、補助的に用いられることがあります。ヨクイニンには、皮膚の代謝を整えたり、炎症を和らげたりする働きが期
5-ALA(5-アミノレブリン酸)は、腎臓病の文脈でも「補助的にどう使うか」が注目されています。5-ALAって何?5-ALAは体内にもともと存在するアミノ酸様物質で、👇の材料になります。ヘムミトコンドリアのエネルギー産生(ATP)つまり、👉細胞の発電所(ミトコンドリア)を動かす土台腎臓病との関係腎臓病になるとミトコンドリア機能低下ATP産生低下酸化ストレス増加慢性炎症の持続5-ALAはこれに対して、期待される作用ミトコンドリア活性化エネルギー代
↑眼窩鼻腔内リンパ腫が7年半以上寛解しているいちごちゃん私たちは多くのもふもふちゃんのがん治療をしています。どれぐらいで丸山ワクチンが効きますか?と質問を受けました。私たちのがん治療では、ほぼ全ての子たちは丸山ワクチンを使っています。丸山ワクチンは、自然免疫を活性化させるものです。樹状細胞が覚醒します。つまり、丸山ワクチンを打つことで、感受性がよくなり、遭遇したがん細胞を「怪しいのを見つけた」と認識できるのです。そのために、丸山ワクチンを使っています。どれぐら