ブログ記事4,383件
猫の鼻水は、猫ウイルス性鼻気管炎が原因でみられることが多く、「一度かかると治らない」と考えている飼い主も少なくありません。確かにこの病気はウイルスが体内に潜伏しやすく、完全に排除することは難しいとされています。しかし、症状の出方は猫の体調や免疫力に大きく左右されます。その上、鼻水に黄色っぽ時は、細菌感染しています。それなら、抗生物質で治ります。【当院の治療】・有機ゲルマニウム・高濃度ビタミンC点滴・場合によっては、抗生物質・有機ゲルマニウムの目薬・丸山ワクチンの
ベンフォチアミンというビタミン剤を知っていますか?ベンフォチアミンはがんに効果があるとも言われています。■①がんと糖代謝(ワールブルグ効果)がん細胞はミトコンドリア呼吸よりも解糖系に強く依存します。その結果、・乳酸産生増加・糖化ストレス増大・酸化ストレス亢進が起こります。ベンフォチアミンはトランスケトラーゼ活性を上げ、ペントースリン酸経路へ糖を逃がすため、過剰な糖代謝の“毒性側面”を減らす理論的根拠があります。■②抗糖化(AGEs)対策がんの微小環境では
2026年04月30日の日本経済新聞の連載「がん治療のいま」の中の「体重減を見逃さない」がありました。人の医療ですが、もふもふちゃんも同じです。■記事の主旨(結論)がん治療では体重減少=重要な危険サインであり、これを早期に捉えて栄養介入することが、予後や治療効果に直結する、という内容です。■なぜ体重減が重要かがん患者では「低栄養」が起こりやすい低栄養になると免疫力低下抗がん剤の副作用増強治療継続困難につながるつまり体重減=治療の質を落とすサイン■どのくらいの減
私たちの動物病院に肛門にできたアポクリン腺がんのワンコさまが治療に来られています。抗がん剤を使っても余命1年と言われていたそうですが、8カ月を過ぎましたが、お元気です。犬のアポクリン腺がん(アポクリン腺癌)は、皮膚にある汗腺の一種「アポクリン腺」から発生する比較的まれですが悪性度の高い腫瘍です。余命・予後に影響する主な要因①発生部位肛門周囲(肛門嚢アポクリン腺がん)最も多く、リンパ節や肺への転移が起こりやすいタイプです。皮膚(体幹・四肢)肛門嚢由来より進行がゆるやか
シニアのワンちゃんやネコちゃんは、年齢とともに体の機能が少しずつゆっくりになっていきます。その中のひとつが「消化酵素」を作る力です。消化酵素が十分に出ないと、食べ物をうまく消化できず、・うんちがゆるくなる・体重が落ちやすくなる・お腹がゴロゴロしやすいなどの不調につながることがあります。そのため、必要に応じて「パンクレアチン」という、体の消化を助ける酵素を補ってあげると、食べたものがきちんと消化されやすくなり、体調が改善することがあります。年齢とともに弱くなってし
私たちは、がんのもふもふちゃんや慢性腎不全の子などを多く診察しています。がんの子は、がん細胞が栄養を取ってしまうので、栄養状態をしっかり見ながら診察をしています。慢性腎不全の子は、タンパク質制限になりますね。そのため、被毛がパサパサする子が増えます。それでどうするのか?●コラーゲンペプチドを知っていますか?コラーゲンを取ればいいのですが、普通にコラーゲンのサプリメントを飲んでもアミノ酸になって吸収されます。そのため、あまり意味がないといわれています。今日は、その辺りをし
宮崎県えびの市の路上で見つかった子豚が保護され、警察署で「落とし物」として約3週間世話を受けた後、17日、新たな飼い主へ引き渡されました。本来の飼い主は現れませんでしたが、引き取り希望は8件寄せられ、その中から串間市で牛を飼育する農家の河野康太さんに託されました。子豚は「トントン」と名付けられ、署員に大切に育てられてきました。今後もその名前を引き継がれるそうで、署員や園児らに見送られ、新たな生活へと歩み出しました。子豚を育てるということは、どういうことなのか、あらためて考えてみ
慢性膵炎の子は割合に多くいます。基本は、脂質は控えるということです。今回は、それで改善でした手作り食の飼い主の話を慢性膵臓炎の管理では、食事内容が病状に大きく影響します。【豚肉から魚へ】手作り食を続けていた飼い主さんが、主なたんぱく源を豚肉から魚へ変更したところ、これまで高値が続いていたLIP(膵特異的リパーゼ)の値が正常範囲に改善しました。特に選んだのは、脂質の少ない白身魚の鯛だったそうです。膵臓は脂質の消化に関わる臓器であり、脂肪分の多い食事は負担をかけ
カプロモレリンは、「お腹がすいたよ」という体のスイッチをやさしく押してあげるお薬です。なぜ、食べないといけないか?食欲がないと、体の筋肉を分解して栄養に回します。そうなると、タンパク質を制限をしていても筋肉を分解することで、タンパク質がたくさん体の中に出るのです。なんのために、フードで腎臓食を食べているのかわからなくなります。たとえ、腎臓病でも食欲があることは大切なのです。商品名はエルーラです。その仕組みを詳しく説明します。①「空腹ホルモン(グレリン)」のまねをする薬
今日ご紹介する猫さまは、他院から来院されたケースです。血液検査では「異常なし」と言われていたものの、下痢が続き、改善しないため当院を受診されました。再度血液検査を行ったところ、アルブミンの低値とリンパ球の減少が確認されました。一方で、リパーゼや白血球数、肝臓の数値は正常範囲内でした。【当院の治療】慢性的な下痢は「体質」で片付けられるものではなく、必ず原因があります。そこで、まず実施したのが「下痢パネル」です。下痢パネルとは、便を検査機関に提出し、細菌・ウイルス・寄生
↑鼻腔内や眼窩が腫れて、鼻血が出ていました↑眼窩も鼻血も出ていません。猫さまで「鼻と目が腫れる」「鼻水が出る」「鼻血が出る」といった症状がみられた症例をご紹介します。写真の猫さまは高齢で、抗生剤が効きませんでした。考えられる原因鼻腔内腫瘍(リンパ腫・がんなど)特に、片側だけの鼻水や鼻血が続く場合は注意が必要です。・顔や目の周囲が腫れる・抗生剤が効かない中高齢のネコさまで多く、CT検査などの精密検査が必要になることがあります。本症例は17歳と高齢であったため、
動物病院がとても苦手な猫さまが、慢性腎不全と診断されました。ある日、前肢が触ると岩のように硬く腫れてきたのです。しかしこの猫さまは、採血さえ強く嫌がるタイプでした。そのため飼い主さんは、「この子が嫌がることはしたくない」と大切な思いを伝えてくださいました。そこで当院では、無理に通院や処置を行うのではなく、できる範囲での治療を選択しました。尿だけを持参していただき、状態を確認しながら以下のケアを行いました。【当院で行った治療】・丸山ワクチン・有機ゲルマニ