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がんの診察を多くしている筆者が、「外の猫で白い毛で顔の周りから出血」と聞けばある病気が浮かびます。保護主のKさんは、耳から血を流している外の猫のハムちゃんを捕獲して慌てて動物病院に連れて行きました。そこで獣医師は予期せぬ病名をKさんに告げました。ハムちゃんのケガのように見えたところは命にかかるかもしれないのです。路地に出没した白猫耳から出血していたが保護主の奮闘で動物病院へ予期せぬ病名にも負けない(石井万寿美)-エキスパート-Yahoo!ニュース
↑眼窩鼻腔内リンパ腫が寛解して5年半が経ついちごちゃん私たちの動物病院では、がんの治療を多くしています。寛解する子は、以下のデータの子です。・尿のpHが7.5から8・CRPが正常・SAAが正常・好中球/リンパ球が2から3・食欲がある・体重が減らない・貧血していないこうなる子は、ほぼ寛解します。尿のpHアルカリ性にするために重曹やクエン酸を使う子より、ミサトールやフルボ酸を使った方が寛解します。科学的に作ったものより、ミサトールやフルボ酸は体に効果的で
以前、このブログでEM-Xについて書きました。人には、効果があるので私も毎日、飲んでいます。【がん】EM-Xという清涼飲料水に抗酸化作用#がん#EM-X|まねき猫ホスピタル院長獣医師・石井万寿美ペットのいる暮らし(ameblo.jp)そこで、切花にもEM-Xを入れてみました。ガーベラは、家に持って帰るとすぐにおじきしてしまいますが、EM-Xを入れると、こんなに生き生きとしています。量は、数滴たらすだけです。暑くなってきて、切花を長持ちさせるために、使っ
私たちの動物病院では、がんは慢性炎症の結果によると思って炎症を押さえる治療も並行してやっています。その中で、ミサトールと出しています。日本消化器病学会で、島根大学が膵臓がんに対するミサトールの臨床結果を発表しました。詳細は以下のページにatt.cFGfYVq7FfYTw3NvPSl9_rQi5ooQGfWnNk3TOLXz9ME.pdfつまり抗がん剤を並行して使ってもミサトールを飲んでいる患者さんの方が、病態コントロールが74%もあがったそうです。ミサトールには、抗腫
自壊した乳がん、肥満細胞腫、扁平上皮がんなどの皮膚に転移したがんは、化膿して独特のニオイがあります。そんなもふもふちゃんにおすすめなのは、ロゼックスゲルです。2015年に、嫌気性菌に効果がある抗生剤のメトロニダソールの外用剤であるロゼックスゲルが発売されました。「がん性皮膚潰瘍部位の殺菌・臭気の軽減」と広く使えます。においに関しては、上記のメトロニダソール外用剤を使用すれば良いのですが、あくまで対症的な方法ではありますが、ニオイなどは緩和されます。乳がん
↑眼窩鼻腔内リンパ腫が寛解してもうじき4年になるいちごちゃんがんの三大治療は、抗がん剤、手術、放射線治療です。今日、ご紹介するものは、新しくできた「センダン」と「ショウキズイセン」が入ったサプリメントが、「犬猫用センダンαプラス」という名前であります。●犬猫用センダンαプラス従来からある犬猫用センダンαにショウキズイセンが加わったもの●センダンの作用・センダンという落葉樹の抽出液センダンとは、比較的暖かい地域に自生する樹木で、日本では四国以南、沖縄ではヤン
↑眼窩鼻腔内リンパ腫寛解中のいちごちゃんがんのもふもふちゃんの飼い主さんから食事療法をしていたら、筋肉が落ちてきたということなので、今日は、ビタミン剤とサプリメントの話をします。アミノ酸を取ればいいというものではありません。●ビタミンB6ビタミンB6はタンパク質の合成や分解を促進するため、合わせてとりたい栄養素です。●BCAA必須アミノ酸は犬では10個、猫では11個あり、そのなかでも、バリン、ロイシン、イソロイシンの3種類のアミノ酸は筋肉のエネルギー代謝や合成など
私たちは、がんの子を多く治療をしています。なるべくもふもふちゃんには、あまり負担のないようにしています。それで、最近はアルテスネイトを使っています。・生薬の青蒿(キク科ヨモギ属、クソニンジンなど)に含まれる成・マラリアの特効薬・アルテスネイトは鉄イオンと反応してフリーラジカルを産生するがん細胞内には正常細胞と比較して鉄イオンが多く含まれているため、アルテスネイトはがん細胞が選択的に障害することになります。・がんの血管新生作用を抑制するメラノーマにも抗がん作用が
↑眼窩鼻腔内リンパ腫が寛解して5年以上が過ぎているいちごちゃんがんの子は食欲が落ちます。鼻腔内リンパ腫や鼻腔内腺がんの子は、鼻詰まり、鼻水、鼻血がなどの症状が出てきます。そのため、食べることが面倒になり水もあまり飲まない子もいます。それは、がんのためではあるのですが、水を飲まないことをほっておくと、腎不全になってしまう子がいます。先日、鼻腔内腺がんの子が食欲不振、吐くということで来院。可能性としては鼻腔内からのどの方にがんが転移した可能性がありますが、CTやMR
↑眼窩鼻腔内リンパ腫が5年以上寛解していちごちゃんがんが寛解しても安心していると、がんができやすい体質になります。がんができやすい体質というのは、尿が酸性に傾くことです。私たちは、他の動物病院と違う点は、「がんは炎症反応」だと考えていることです。そのため、飼い主さんができることは、もふもふちゃんの尿のpHを7.5から8にすることです。そのためには、以下のものが体に副作用がないです。・フルボ酸・ミサトール(砂糖を含まないものネットで購入できるものは砂糖を含んでいることが
がんの子を多く診察しています。まずは、食事を変えていただくことが、大切だと思っています。その中で、取り入れていただきたいのは、命のスープです。(鼻腔内リンパ腫が寛解から完治になった大福ちゃんも飲んでいます。)大福ちゃん以下からもらっています。https://www.instagram.com/daifukunosippo/命のスープの作り方は以下に載っています。https://ameblo.jp/vet-manekineko/entry-123824698
↑眼窩鼻腔内リンパ腫が寛解して4年のいちごちゃん私たちの動物病院は、がんの治療として、分子標的薬である「パラディア」を使っています。●分子標的薬のパラディアの副作用・下痢・嘔吐・食欲不振などがあります。●がんに治療には、免疫が大切私たちの動物病院は、免疫が大切だと考えています。そのため、腸内細菌叢乱れると免疫力も落ちるので、パラディアを処方するときは、腸内細菌叢のサプリメントも一緒に出しています。そのようにしているので、下痢や嘔吐をする子は、ほとんどいません
年末年始、眼窩鼻腔内リンパ腫が5年以上寛解しているいちごちゃんの報告のためのスライド作りをしていました。そのときに、飼い主さんとやり取りをしていちごちゃんは、毎日、フルボ酸を飲んでいることが判明しました。他の飼い主さんにも出していますが、続かない人が多いのですが、いちごちゃんは飲んでいます。それで、最近は他の子にもフルボ酸をすすめています。どこのものかということですが、写真のものです。私は、「一般社団法人がんと炎症・代謝研究会」から入っているので、和田
麹を取ることで、免疫細胞が快適に動くことは知られています。リンパ球の数が少ない子には、麹を食べると免疫細胞が動いてくれます。『麹親子の発酵はすごい!』の中から、麹水の作り方を材料・米麴100g・水500g用意するもの・お茶などを入れる不織布のパック(大きめのもの)・麦茶などを作るポット作り方1、米麹をパックに入れる2、ポットに1を入れる3、冷蔵庫に8時間入れるとできあがり注意・できあがった麹水を3日以内に飲み切り・冷蔵庫で保存・同じ麹を3回
↑眼窩鼻腔内リンパ腫が5年以上寛解していちごちゃん先日、他院で肝臓がんで「何もすることがない」と言われてたと、来院されました。数件の動物病院を回られているようでした。確かに手術はできないかもしれません。しかし、放置しておくと、黄だんや肝性脳炎になる可能性があります。このようなことになると、・食欲不振・けいれんなどの症状を起こす可能性が高いです。そこで以下のような治療ができます。・高濃度ビタミンンC点滴・丸山ワクチン・有機ゲルマニウム(アサイゲルマニウム)内
いまでは、もふもふちゃんのがんはそう珍しくないです。愛犬や愛猫ががんですと告知されると、「なぜうちの子が」と思われるかもしれません。獣医療のがんの基本治療は・手術・抗がん剤・放射線治療これらの治療を全て否定しているわけではありません。ただ上手くいわゆる三大治療をしないと、骨髄抑制などの副作用に侵さることです。私たちの動物病院に来られたときは、リンパ球の数が少ない、低栄養になっているなど肉体的にもダメージを受けている子が多いです。全身状態が悪い子にがんの治療を
がんのもふもふちゃんを多く診察しています。定期的に血液検査をします。「血液検査って本当によくわかるのですね」といわれます。電解質やマグネシウムも測定しますので、この1カ月、あまり食べさせていないものは、やはり数値が低いです。今日はマグネシウムの話を。●マグネシウムの働き・マグネシウムは補酵素・300種類以上の酵素の働きを助けていています。・エネルギー産生、栄養素の合成・分解過程など。・カルシウムと拮抗して筋収縮を制御・血管を拡張させて血圧を下げる。・血小板の凝集
診察が忙しいと、ついつい食事の手を抜きます。私は皮膚が弱いので、湿疹が出ます。思いあたることがあるので、食事の改善をすると、治ります。食べ物って、本当に大切だな、と実感しています。アメリカの公立病院のゲイジンガー・プログラムで、健康のために薬に代わる4つの食品を発表しました。・青魚オメガ3という脂肪酸を含んでいる。血圧を下げて、動脈硬化を防ぐ。・ブルーベリー抗がん剤作用が持つ抗酸化作用がります。・ブロッコリーグルコシノレートを含んでいます。アブラナ科
フルボ酸を1週間に1度、1000倍に薄めた与えたら、こんなに大きな花がフルボ酸を1週間に1度、1000倍に薄めた与えたら、こんなに大きな花が私たちの動物病院では、がんの子にはなるべく「フルボ酸」を飲ませてもらうようにしています。食事療法をやっている私たちは、フルボ酸に入っているミネラルが大切と考えているからです。私は「いちごちゃんが、なぜ5年も寛解しているのか?」のスライドを作っていました。それでひとつわかったことは、いちごちゃんは、毎日、「フルボ酸」を飲んでいるという
がんのもふもふちゃんを多く診察しています。このブログでお馴染みのいちごちゃんは、眼窩、鼻腔内リンパ腫が5年、寛解しています。月に1回、血液検査に来られていますが以下の値はいつも正常値です。・SAA(猫さまなので)・好中球/リンパ球・Ht・Hbがいつも正常値です。もちろん、尿検査もいつもアルカリ性です。この状態が、維持できている子は再発や転移はほとんどしないです。私たちは、なぜがんになるのか?を考えながら、治療をしています。
↑眼窩鼻腔内リンパ腫が寛解して5年が過ぎたいちごちゃんいちごちゃんは、いまの治療は以下です。□食事療法□サプリメント療法□丸山ワクチンでステロイド剤も抗がん剤も使っていません。以下のような血液検査を叩き出しています。□SAA正常値□N/L比が、58.4/28.9で2.02ですばらしい値ですね。もちろん元気もあり、食欲もあります。2月の1度、血液検査をして、このようにチェックしています。リンパ腫でも、ストロイド剤も使わず、現在は抗
↑眼窩鼻腔内リンパ腫が寛解中のいちごちゃん私は、毎日、がんのもふもふちゃんの診察を多くしています。そして、慢性疾患の子も多く診させてもらっています。炎症反応は正直です。ラッキーの血液検査は、こまめにしていました。亡くなる前の血液検査以下です。□Htの低値□CRPの高値(猫さまの場合は、SAA)□N/L比の高値です。白血球がそう高いわけではないですが、炎症マーカーは高値を叩きだしていました。もちろん以下の治療はしていました□食事療法□重曹療
↑眼窩鼻腔内リンパ腫が5年以上寛解していちごちゃん手術や放射線治療をしても再発した、転移したと来院されるもふもふちゃんが、数多くいます。がんは「炎症」反応だと思っている私たちにとっては、なるべく早く来ていただきたいと思っています。上記の場合だと大火事になっていることが多く、なかなか火消しができないのです。がんは自分の細胞が異常に増えた結果です。そのため、体を変えないとよくないのです。・尿のpHが7.5から8.・CRPが正常・SAAが正常・好中球/リンパ球の比が
↑眼窩鼻腔内リンパ腫が5年以上寛解していちごちゃん私たちの動物病院では、多くのがんの子を診察しています。たくさんの動物病院をめぐって来院される方が多いです。「○○方式で治療をしました」「漢方薬で治療をしまいした」と言われて来院されます。その治療法が、本当に効果があるのか血液検査で調べてほしいと思います。「○○方式で、免疫をあげていますと」、言われて血液検査をすると、リンパ球が低値の子もいます。免疫を上げるということは、白血球の中のリンパ球の量が問題です。正常範囲の
私たちの動物病院は、多くのがんの子を治療しています。その中で、寛解する子とそううまくいかない子がいます。長いこと治療をしていると、寛解した子のデータが集まってきます。それをこの年末年始に考察しています。【がんが寛解するためには】・尿のpHが7.5以上・SAA,CRPが正常これだけでもどうもよくないです。いちごちゃんの場合は、・がんが寛解しても丸山ワクチンを週に1回・野菜ジュースを毎日飲む・フルボ酸を毎日飲むなどをやっているところが、他の子と違います
百瀬耕二被告は、劣悪な環境で452匹の犬を虐待し獣医師免許を持たないのに無麻酔で帝王切開などをして、動物愛護法違反などの罪に問われました。長野地裁松本支部はこれらの百瀬被告の行為に対して、懲役1年・罰金10万円、執行猶予3年の判決を言い渡したとデイリーは伝えています。この事件の背景を獣医学の観点から見てみましょう。【獣医師の考察】犬452匹虐待、麻酔なしに帝王切開をして懲役1年・罰金10万円、執行猶予3年(石井万寿美)-エキスパート-Yahoo!ニュース
私たちが、がんの子を多く診察しています。飼い主さんに「どんなサプリメントがいいですか?」と尋ねられます。全部のサプリメントを試したわけではないのですが、実際に治療をして効果があったものだけを紹介しています。今日は、梅のエキスです。●なぜ、梅のエキスがいいのか?成分・トリテルぺノイド(オレアノール酸、ウルソール酸、ベツリン酸)作用・抗がん作用・抗炎症作用・抗酸化作用・抗高脂血症効果などがあるといわれています。●飼い主さんの注
↑眼窩鼻腔内リンパ腫が5年以上寛解していちごちゃん私たちの動物病院では、がんの子にはなるべく「フルボ酸」を飲ませてもらうようにしています。食事療法をやっている私たちは、フルボ酸に入っているミネラルが大切と考えているからです。私は「いちごちゃんが、なぜ5年も寛解しているのか?」のスライドを作っていました。それでひとつわかったことは、いちごちゃんは、毎日、「フルボ酸」を飲んでいるということです。【フルボ酸とは】フルボ酸は、植物などが土中の微生物により分解されたできた腐植
↑眼窩鼻腔内リンパ腫が5年以上寛解していちごちゃん私たちの動物病院は、がん治療にアルテスネイトという薬も使っています。今日は、アルテスネイトについてお話します。●なぜ、アルテスネイトに抗がん作用があるか?がん細胞は、正常な細胞より鉄イオンが多く含まれています。それを利用した薬がアルテスネイトです。アルテスネイトはその鉄イオンと反応して、フリーラジカルを発生します。アルテスネイトが投与されると、がん細胞が選択的に障害を受け、消滅するのです。●アルテスネイトを効果的
私のお師匠さんの学術研究会があります。詳細は以下です。<学術集会>日時:2024年6月8日(土)13:30~16:45場所:京都大学医学部芝蘭会館稲盛ホール演者の先生方は4名でございます。・一般社団法人日本がんと炎症・代謝研究会代表理事和田洋巳・一般社団法人日本がんと炎症・代謝研究会研究班水道橋内科クリニック院長濵口玲央・神戸低侵襲がん医療センター呼吸器腫瘍内科磯和賢秀・