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昨年の『カフネ(阿部暁子)』に相当する本を見つけました。おそらく2025年のトップスリーに入るのではないかと思われます。佐藤正午さんの『熟柿(じゅくし)』熟柿とは、熟した柿の実が自然に落ちるのを待つように、気長に時機が来るのを待つことを意味します。◆あらすじ◆激しい雨が降る夜、泥酔して眠りこけた夫を助手席に乗せ、片手に携帯電話を持ちながら運転していたかおりは、突然現れた老婆を撥ねてしまう。パニックになった彼女は、そのまま逃走してしまい、その後あっけなくひき逃げ犯として逮捕
湊かなえさんの『落日』のネタバレ感想になります。あらすじ脚本家の甲斐千尋は、新進気鋭の映画監督・長谷部香から、新作の脚本を書いてほしいとオファーを受ける。現時点で考えているのは、「笹塚町一家殺害事件」を題材にしたもので、ぜひ笹塚町出身の千尋に事件についての詳細を教えてほしいと言う。決して自分の仕事が評価されたわけではなく、ただ地元の人間というだけで声をかけられた千尋は、最初オファーを断ってしまう。しかし、師匠の大畠に香との仕事を奪われそうになるや否や、悔しさのあまり勢いで「自分
「本をたくさん読んでいるのに、テストの点数が伸びない」。多くの保護者が抱えるこのジレンマには、明確な理由がありました。1.「好き」なジャンルしか読まない本好きの子は自分の世界(ファンタジーや特定の物語)に没頭しますが、入試では論説文、説明文、古い随筆など、興味のない分野も容赦なく出題されます。読み慣れないジャンルが出た瞬間、点数が取れなくなるのです。2.「本の虫」レベルの圧倒的な量が必要国語の勉強をせずに点が取れるのは、最難関校(桜蔭など)を目指す「呼吸するように本を読んでいる」
雨穴さんの『変な家』シリーズ第二弾のまとめ(考察のためネタバレあり)になります。シリーズを読んだことのない方は、先に一作目の概要をご覧ください↓『「変な家」雨穴【不動産ミステリー】レビュー』今回ご紹介するのは、雨穴さんの「変な家」です。こちらは現在話題のネットを中心に活動するホラー作家、雨穴さんの不動産ミステリーになります。雨穴さんはユー…ameblo.jpそんなの面倒だ!という方にざっくりと説明しますと、とにかく変な間取り図の家の謎に迫る本だと思ってください。さっそく
前々からSNSで面白いと話題になっていた小説、原浩さんの『火喰鳥を、喰う』を読んでみました。さっそくですが、感想・考察・評価を交えた簡単なレビューをどうぞ!あらすじ舞台は信州の旧家。主人公の久喜雄司は幼い頃に自動車事故で父を亡くしている。現在は妻の夕里子と、母・伸子、そして祖父の保と三人で暮らしている。そんなある日、久喜家の墓が何者かによって破壊される事件が発生する。なんと棹石の側面に刻まれていた大伯父・久喜貞市の名前が削り取られていたのだ。貞市は太平洋戦争で戦死した保の兄で、そこに
こんにちは!沖縄のライターなべはること小鍋悠です一昨日、久しぶりに平日オフdayでしたので、久々にカフェ巡りに行ってきました!instagramで「発見タブ」に表示されていた南城市のカフェ「cream」へ車を走らせましたよ~の写真はお店の外観。瓦屋根のドーム型で、まるで博物館のようですよね~中に入ると、これはこれはノスタルジックな空間!お洒落すぎて、口をパカーンと開けてしまいましたw私の言葉が追い付きませんが、北欧のオシャレなカフェに来たかのような素敵な空間だと思
こんにちは。カワサキアキコです。お知らせ9月2日~30日開業2周年感謝キャンペーン!!サービスお申し込みいただいた先着限定3名様にアクタスギフトカタログプレゼントします!!(サービス終了アンケートにお答えいただける方対象)詳しくはこちらへ↓『【お知らせ】9月2日より開業2周年感謝キャンペーン!!今年はプレゼント企画です!!』こんにちは。カワサキアキコです。お知らせ9月2日より開業2周年感謝キャンペーンを開催します!!!昨
何年も前から読もう読もうと思っては「長いしなぁ」と見送り、ようやく映画化される直前になって重い腰を上げ、読みました。真藤順丈さんの『宝島』。もう本当に読んでよかった。なぜもっと早く読まなかった?と後悔しましたよ。さっそくですが、この興奮をお伝えしたく、以下に簡単な内容を説明していきたいと思います。沖縄の歴史を描いた大作<概要>・第160回直木賞受賞作・舞台は1952年から1972年の沖縄・テーマは「沖縄戦直後に始まる米軍統治時代から日本復帰までの地元民の戦い」<はじ
香坂鮪さんの『どうせそろそろ死ぬんだし』のレビューになります。本書は、2025年第23回『このミステリーがすごい!』大賞・文庫グランプリ受賞作ということで、話題の一冊でもあるのですが、SNSの反応を見ると、どうも評価が低い。それはなぜ?と、気になって読んでみたら・・・なるほど。ざっくりなあらすじは以下のとおり山奥のある館で、余命宣告を受けた人たちが集まる二泊三日の交流会が開催されている⇒参加者の一人が突然死するが、その死因が病死なのか、殺人によるものなのか、はっきりしない⇒
斜線堂有紀さんの『恋に至る病』(原作)の超簡単レビューになります。今回は、どちらかと言うと、既に本書を読まれた方向けの考察的レビューになるのでご注意ください。あらすじだけ知りたい方は、そこだけチェックしてみてください。あらすじ自殺教唆ゲーム『青い蝶』(ブルーモルフォ)の主催者・寄河景。彼女は才色兼備で、誰からも好かれる心優しい女子校生だった。そんな彼女の正体を知りながらも支えている宮嶺望は、幼い頃に「景のヒーローになる」と誓った約束を忠実に果たそうとしている。しかし、やがて『青い蝶』
デイジー・ジョンソン著『九月と七月の姉妹』(小説)のレビューになります。原作の題名は『Sisters』、それが日本語版では『九月と七月の姉妹』になっています。個人的には、この日本語版の題名がお気に入り。なぜなら本書には、九月生まれの姉と、そこからわずか10ヶ月後に生まれた、七月生まれの妹が登場するからです。<あらすじ>姉さんはブラックホール、姉さんは倒れてくる木、姉さんは海。彼女がいなかったら、わたしは一人の人間ではない。マン・ブッカー賞史上最年少候補となり、シャーリイ・ジャ
あ~面白かった!癖の強い主人公が好きな方はぜひ読んでみてください!村山由佳さんの『PRIZE』PRIZEとは・・・そう「賞」のこと。本書では作家の憧れでもある「直木賞」のことを指します。今回の主人公で小説家の天羽カインは、どうしても直木賞が欲しくてたまりません。もう、欲しすぎて欲しすぎて性格が歪みかけているくらいです。<あらすじ>ライトノベルの新人賞でデビューした天羽カインは、3年後には初の一般小説を上梓、その作品で〈本屋大賞〉を受賞。以来、絶え間なくベストセラーを生
背筋さんの『近畿地方のある場所について』のレビューになります。あれ?前にしなかった?と、いうアナタ。そうなんです。既に単行本のレビューをしているのですよ。しかし、今回は文庫版のレビューをしたいと思っています。なぜなら、こちらの物語は、単行本と文庫本とでは内容が異なると筆者が宣伝していたからです。え~!そんなことってあるんだ~(驚)さっそくですが、この二冊の違いについて説明していきます。あらすじまず、真っ先に文庫を読まれた方の感想を読むと、「単行本と全然違う話になっているじゃない
町田そのこさんの『月とアマリリス』のレビューになります。さっそくですが、あらすじ・感想・評価の順でふり返っていきます!あらすじ・相関図※(完全なものではありませんが)ネタバレ注意<あらすじ>北九州市の高蔵山で一部が白骨化した遺体が発見された。地元のタウン誌でライターとして働く飯塚みちるは、元上司で週刊誌編集者の堂本宗次郎の連絡でそのニュースを知る。遺体と一緒に花束らしきものが埋めれられており、死因は不明だが大きな外傷はなかった。警察は、遺体を埋葬するお金のない者が埋めたの
朝倉かすみさんの『平場の月』のあらすじ・感想になります。<あらすじ>須藤が死んだと聞かされたのは、小学校中学校と同窓の安西からだ。須藤と同じパート先だったウミちゃんから聞いたのだという。青砥は離婚して戻った地元で、再会したときのことを思い出す。検査で行った病院の売店に彼女はいた。中学時代、「太い」感じのする女子だった。50年生き、二人は再会し、これからの人生にお互いが存在することを感じていた。第32回山本周五郎賞受賞の大人のリアルな恋愛小説。ジャンルは大人の恋愛小説。主人公は5
この夏、立川のPLAY!MUSEUMでは、“大どろぼうの家”という展覧会が開催されています。テーマはズバリ、「どろぼう」。最後の盗みに出て留守中の大どろぼうの家に、来場者がこっそりと忍び込む・・・というていの展覧会です。相手が大どろぼうとはいえ、現実に人の家に忍び込んだら、犯罪になりますが、これはあくまで、そういうていの体験型エンターテインメント。ちょっとだけ背徳感を抱きつつ、入り口を入ってみました。すると、まず目に飛び込んできたのは・・・・・・
真梨幸子さんの小説『坂の上の赤い屋根』の解説レビューになります。ネタバレ要素を含みますが、全体の詳細を知るには本書を読んでください。坂の上の赤い屋根(徳間文庫)Amazon(アマゾン)評価4.6/5相変わらず複雑な構成ですが、比較的真梨作品の中では理解しやすく、読みやすいほうです。また、筆者が得意とするリンク読みも現在で、詳しくは『フジコの十ヶ条(殺人鬼フジコシリーズ)』と『6月31日の同窓会』で確認できます(本書との共通点は、「轟書房」と「松川凜子弁護士」)。これから真梨
背筋さんが推薦していたホラー小説を読んでみました。『入居条件:隣に住んでる友人と必ず仲良くしてください』寝舟はやせインパクト大な題名ですよね。さっそくですが以下に、あらすじ・考察・感想を含めたレビューをしていきたいと思います!※最後に私の心霊体験談アリあらすじ母親に金を奪われ、衝動的に家を出たタカヒロは、人生がどうでもよくなってしまいます。そんなとき、一枚の奇妙な張り紙を見つけ・・。「今すぐ人生がどうにかなってもいい人募集中!月給十五万~※住み込み必須(何でも屋)
西尾潤さんの小説『愚か者の身分』のレビューになります。こちらは2025年秋に、北村匠海主演、綾野剛と林裕太の共演で映画化が決定している作品でもあるので、ぜひ実写版と原作をセットでお楽しみください。それでは、さっそく小説の概要を説明していきます。<概要>本書は半グレが仕切る戸籍売買ビジネスに関わった者たちを描く連作短編になっています。主な登場人物は、柿崎護、槇原希沙良、江川春翔、仲道博史、梶谷剣士の五名。文庫版ではそこに「特別書き下ろし」として、「神尾あやこの憂鬱」というサ
またAIですが、このアレンジいいですよね。この曲は夜っぽくて好きです。EGO-WRAPPIN’のインディーズ時代の曲。思い出トランプ(新潮文庫)Amazon(アマゾン)浮気の相手であった部下の結婚式に、妻と出席する男。おきゃんで、かわうそのような残忍さを持つ人妻。毒牙を心に抱くエリートサラリーマン。やむを得ない事故で、子どもの指を切ってしまった母親など――日常生活の中で、誰もがひとつやふたつは持っている弱さや、狡さ、後ろめたさを、人間の愛しさ
最近よく芸能人の読書ネタに遭遇して、いろいろな本エピソードや、オススメの本を見たり聞いたりして参考にしています。個人的に本の趣味が合うなぁと思うのは、芦田愛菜ちゃん。愛菜ちゃんが紹介する本は「私も読んだことある!」「私もそれ好き!」となるパターンが多いので、もはや月一で紹介してほしいレベルです。本好き芸能人と言えば、上白石萌音ちゃんも。最近の萌音ちゃん発言で共感したのは、「その日の気分によって読みたい本は違うから数冊を同時並行で読む」という読書法。「5~6冊の本を同時並行」して読む上白石萌
ブログ読者様、サンヨ!!ホームメイトFCくわな大福店のヒロスケです夫婦で不動産屋をやっています♪今日はいつも仲良くしてもらってて、最近津市に引っ越してきたご夫婦がカフェを開くと聞いて行ってきました♪数年前までは宅建協会の役員だったこともあり、津市には毎月行っていて、吉珍さんによく寄っていたな〜と思い出しますね♪高速を爆走しながらワニマを熱唱していたことも懐かしい(笑)場所は津インターを降りて車で5分くらいの場所になりまして、田舎道で狭いのかな?と心配でしたが、そこそこ広さ
2026年読書記録|8冊目📚誰の視線が、**ホンモノ**なのか?なぜタイトルはあえて日本語の「ホンモノ」なのだろうか。日本語の「ホンモノ(本物)」という言葉には、単なる「本当・偽物」の区別だけでなく、“本質”や“本物らしさ”といったニュアンスが含まれている。そしてこの小説は、「何が本物か」ではなく、「誰の視線が本物なのか」を問いかける作品でもある。そう考えると、この少しだけ異質で曖昧な響きを持つ「ホンモノ」というタイトルは、読者を最初から“確信できない
こんばんは。ニューカッスルに向かう電車の中で読み始めたこの本。私史上最短で読み終えた英語の本かも。一週間で読みました。(日本語なら1日だから、いかに英語は苦手か・・・ですね)めっちゃ面白くて早く結末が知りたくて・・・でも、読み終えるのが寂しい気もして・・・なぜ、この本がおすすめなのか?!翻訳が秀逸らしく、翻訳本が苦手な方にもおすすめなんですって。人工内耳のリハビリにも、ぜひオーディブルで!ぜひ、この記事読んでみてください。https://ddnavi.com/articl
📚ねをはすNEOHASHOTELBOOK&CAFE基本情報所在地:〒751-0873山口県下関市秋根西町2丁目7-2アクセス:JR新下関駅から徒歩約6分/中国自動車道・下関ICより車で約10分駐車場:無料(33台・先着順)客室数:13種類・全39室(4〜7F)料金目安:素泊まり7,000円〜/朝食付き11,300円〜/夕朝食付き16,530円〜(1名あたり)チェックイン:15:00〜20:00チェックアウト:11:00コンセプト:本屋・カフェ・レストラン
2025年に必ず読んでおきたい一冊、それが石川智健さんの『エレガンス』です。こちらは戦後80年の記念碑的小説ということで、多くの方に届いてほしい物語になっています。テーマは【東京大空襲×洋装女性連続不審死】。戦時下に実在した警視庁の写真室巡査と「吉川線」を考案した鑑識の第一人者による歴史ミステリー。<あらすじ>空襲が激化する1945年1月、警視庁でただ一人、ライカのカメラを扱える石川光陽。写真室勤務である彼の任務は、戦禍の街並みや管内の事件現場をフィルムに収めること。折しも世間
時を超えて、人から人へ―所沢に残る小さな古本屋の物語と僕らの古本屋もどき^^;最近の読書は、ビジネス書と呼ばれるジャンルばかりでしたが、とても興味深い漫画を発見したので、その漫画の紹介と、そこに展開している、古本や古本屋さんをモチーフに人と人をつなぐ地域のコミュニティ的なのものを呟いて見たいと思っています。そんな、ことをなんとなく考えさせてくれた漫画がこちらです♪^^「本なら売るほど」小さな古本屋を受け継いだ若者が、古本を通じて様々な人と
自分の選択は正しかったのか。本当に彼らは幸せだったのか。こんばんは🌙.*今日は山田悠介さんの「スイッチを押すとき」(角川文庫)を読みました。今回の作品は切ない…運命と言ってしまえば運命なんだろうけど、こんな運命が存在する世の中にしてはいけないなと思いました。あらすじ青少年自殺抑制プロジェクトセンターで監視員として勤務する南洋平。ここでは4人の少年少女に、自らの命を絶つ「赤いスイッチ」を持たせ、実験をしていた。極限状態で軟禁され、孤独に耐えられず次々と命を絶つはずが、
小説紹介のけんごさんがオススメしていたので読みました。織守きょうやさんの『ライアーハウスの殺人』。内容は、ミステリ小説の王道=館×クローズドサークル×計画犯罪といったものになっております。さっそくですが、以下にあらすじと見どころをレビューしていこうと思います!<注意事項>二度読み必須の結末!表紙と裏表紙、そして帯にも重要な意味が隠されている!登場人物みんな嘘つきという筆者からのヒントを忘れずにお読みください※表紙の絵を担当されている平尾アウリさんのキャラクターカードを
ちと画像が・・・暗いなぁ一作目を読んだら他も読みたくなってしまった~(笑)そしてまとめ買い!ベッドサイドに、未読の本がストックあると嬉しい~(`・ω・´)b楽しみが増えた感じです。ワクワクします。(笑)