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以前の記事で、いわゆる「口横ポニョ」と表現されることの多い「マリオネットライン」の膨らみ・もたつきに対し、ショートスレッドのハーフサイドテストを行っていることをご紹介しました(記事は⇒こちらです)。写真のように、向かって右側のみにショートスレッドを4回に分けて合計105本挿入して、現在1か月半が経過します。3回目の施術あとぐらいから「あ、少し左右差が出てきたかな??」と感じるようになりました。本当に微妙な変化で、写真だとその変化が伝わりにくいかもしれませんが、いかがでしょうか
ZOSKINHEALTH(ゼオスキンヘルス)のセラピューティックプログラム(治療的な使用方法)を開始して、3週間近くが経過しています。セラピューティックプログラムでは、その効果の大きさと引き換えに、「赤み」や「皮むけ」などのダウンタイムもある治療方法です。下の写真は、治療を開始して2週間目頃の皮むけの状態です。夜、トレチノインを使用して寝るので、皮むけは朝起きた時に目立つことが多いです。この皮むけを残したままでも問題はないのですが、見た目にインパクトがあるので、何とか
本日は「目元の若返り」治療のお話です。目の周りは加齢が表れやすい部位で、特に下眼瞼の小ジワを気にされている方は多くいらっしゃいます。海外ではCO2レーザーやエルビウムヤグレーザーを照射することで、熱作用による皮膚の収縮や再生を強力に行い、劇的な若返り効果を出しています。私も過去にフォトナのエルビウムヤグレーザーを用いて同様の治療を行っていましたが、現在は日本人には向いていないと感じており、積極的には行っていません。ですが、常々「何とかして叶えたい!」と思っているのが「目元の若返り」で
(つづき)幅のある瘢痕組織や皮膚腫瘍を切除するときに無視ができないのが、『ドッグイアー』いう皮膚の状態です(下の模式図に「イアー」と書いてあるので、「イヤー」ではなく「イアー」と表記します)。直訳すると「犬の耳」ということになりますが、ここでの意味は、「皮膚を切除して1本の傷に縫い合わせたときに、傷の両端に生じる膨らみのこと」を言います。私がこのドッグイアーを患者さんに説明するときにお見せしている模型です。右端の赤い→の部分の膨らみの部分がドッグイアーです。左の
「額の効果的な若返り方法」については、日々いろいろな工夫を重ねているところです(直近でご紹介した記事は⇒こちらです)。具体的には、効果が長持ちする架橋ヒアルロン酸を水光注射のマシンで注入できないかと試しているのですが、架橋ヒアルロン酸なので、肌質によっては「ぼこつき」が残ってしまうことがあるのが欠点です。そこで、架橋ヒアルロン酸の配合量を減らし、非架橋ヒアルロン酸と混合することで「ぼこつき」を減らしつつ効果を出せないかと考え、そのトライアルを開始しました。使用したのは、ハイブリッドヒア
先日、みかこクリニックで新たに導入したECM製剤『バイオリジェン』という製剤について簡単にお伝えしていました(⇒こちらです)。『バイオリジェン』はイタリア製のハイブリッドヒアルロン酸で、『プロファイロ』に近い製剤と言えます。「ECM」とは、細胞外マトリクス、細胞外基質のことで、細胞同士をつなぎ合わせる間質組織のことです。そして「ECM製剤」は、その細胞外基質に働きかけて、肌を若返らせる製剤です。今回は、その『バイオリジェン』について、さらに詳しくご紹介します。『バイオリジェ
以前から栄養療法に関しても度々記事にしてきました。栄養療法に関してはまだ広く知られていないこともあり、理解を得にくい場合が多くあります。誰にでも理解を得られる訳ではありませんし、診療時間の制約もありますので、必要と思われる方にだけ簡単にお話しすることにしています。そんな中、最近、「これからもなるべく沢山の患者さんに勧めていこう。」と強く思う出来事がありましたので、ご紹介したいと思います。先日、ある形成外科疾患で何年にも渡り診察を続けていた患者さんが、形成外科疾患が安定し、美容治療に移行
先日東京で行われた日本美容外科学会で『ベビーコラーゲン』注入の発表を聴いて、その良さを再認識しているところです。『ベビーコラーゲン』は、みかこクリニックでも頻度の高い施術のひとつなのですが、来院される患者様がよくおっしゃるのは、「他院でベビーコラーゲンを取り扱っているところが少ない」ということです。その理由としては、注入の手技が難しいということが最大の理由だと思います。私自身も、まだまだ注入技術の向上させなければならないのですが、ベビーコラーゲンの施術を行うことが注入技術の向上に直
今回は、2回の『ルビーフラクショナルレーザー』で、とても綺麗になられたモニター患者様のご紹介です。1回目の施術では、『ホクロ取り』と医師施術の『ルビーフラクショナルレーザー』を両頬と鼻に行いました。2回目は、1回目から3か月後に、看護師施術の『ルビーフラクショナルレーザー』の全顔照射と、それだけでは残りそうなシミに『ルビーレーザー』のスポット照射も追加しました。その経過をご覧ください。反対側もご覧ください。今回のモニター患者様では、経過中に「色素沈着」が出るこ
※今回は全く個人的な日記です。もしご興味があればお付き合いください。我が家のスキーシーズンがやっと終わりを告げました。今シーズンは、全く予期していなかった我が子のスキーへのハマりっぷりに、大いに振り回されました。外遊びは嫌いではないものの、喘息の気もあって激しい運動がきついこともあって、なかなかスポーツにハマるということのなかった息子でしたが、スキーは息切れするほどのスポーツではないことに加えて、絶叫マシン大好きスピード狂の性格にもピッタリだったようで、この冬はまさにスキー
この度、水光注射の『ハイコックス』というマシンを採用しました。『水光注射』とは、数本のハリの先端から真皮内に美肌作用のある薬液を均一に注入していく施術のことです。最近、「肌育」という言葉を頻繁に耳にするようになったと思われないでしょうか?「肌育」と言われる治療に使用される薬剤としては、『プロファイロ』『ジャルプロ』『スネコス』『ジュベルック』『プルリアル』などがあります。他にもまだまだありますが、ちょっと思いつくだけでも、これだけの種類が挙げられます。これらの薬剤を主に
このところ「水光注射」のモニター症例を何度かブログで取り上げたためか、水光注射のご予約を多く頂くようになっています。水光注射のカウンセリングの機会が増え、説明用のスライドを何度か使用していたら、まだご紹介していない経過写真があったことに気が付きましたのでご紹介します。使用した薬剤は『ハイラリフト75プロアクティブ』に『サイトプロ』を加えたものを水光注射のマシン『ハイコックス』で3回注入しました。水光注射に使用する『ハイコックス』は、薬剤の漏れが「ほとんどない」と言ってもよく、注入
手背の若返りを目的に、ヒアルロン酸『レスチレン』を注入された患者様のご紹介です。『レスチレン』を片側2.5本ずつ、両側で5本注入しました。その経過をご覧ください。目立っていた血管とスジが分からなくなり、若々しい手背になりました。注入による凹凸もなく、浮腫んだ感じもありません。『レスチレン』がとてもなじみが良い製剤だからだと思います。患者様からも「すごくいい!気分がいいわ。」とおっしゃっていただいたのですが、続けて「でも、手背が若々しくなり過ぎて、今度は指が気にな
みかこクリニックでの隠れ人気メニュー『エレクトロポレーション』。この施術を気に入られて、長い間ずっと続けてくださっている患者様もいらっしゃるくらいなのですが、このたび、エレクトロポレーションで使用する新しい薬剤を採用し、さらにパックもお付けするというメニューのリニューアルを行いましたので、改めてご紹介したいと思います。『エレクトロポレーション』(電気穿孔法)とは、短い電気パルスを流すことにより、角質細胞の細胞膜に電気的な穴を開けた状態にし、その時間内に高分子の薬剤を肌の奥まで導入する治
数か月前の話になりますが、3ヵ月の赤ちゃんがベビーベッドから転落し、眉の上を4cmほど切って形成外科を受診されました。傷は筋肉に達するほど深かったので、すぐさま縫合処置の準備に入りました。こういう時こそ、形成外科医の本領発揮の場面です。拡大鏡を装着しての縫合を行いました。お母さんは痛々しいほどにオロオロされていたので、処置室から出てお待ち頂きましたが、すぐ真横で縫合処置をかぶりつきでご覧になっていたお父さんが、縫合の一針目から、「うわー、綺麗!」と感心してくださいました。縫合が終わりに
前に、みかこクリニックで『ショートスレッド』を導入し、自分の顔でハーフサイドテストを行っていることをご紹介していました(その記事は⇒こちらです)その時のブログ記事では、ちまたでよく『口横ポニョ』と表現されている、マリオネットライン上の膨らみに対し、ショートスレッドを105本挿入し、変化がでたことまでお伝えしました。ハーフサイドテストですので、左右を見比べてみてください。その続報ですが、上の写真のあと、さらに50本追加しましたので、結果をご覧ください。
今回は『小陰唇縮小術』のモニター症例をご紹介します。手術を迷われている方の参考になればと始めた小陰唇縮小術の症例写真のご紹介ですが、モニターになってくださった患者様のおかげで、今回は9症例目のお写真となります。今回ご紹介する手術の内容は、(1)両側小陰唇先端切除(2)両側縦方向短縮切除(3)両側副皮切除以上の3つの切除です。まず、手術前の状態をご覧ください。※アメブロでは写真が削除されてしまうため、写真は私の個人サイトにアップしています。下の画
たるみの改善を希望される患者様から、「なんで、こちらにはHIFUがないんですか?」というご質問をよく頂きます。美容医療の世界におけるHIFUの人気はすさまじく、「たるみ治療と言えばHIFU!HIFUと言えばたるみ治療!」というぐらい人気です。なのに、なぜ、みかこクリニックではHIFUを採用しなかったのか。もちろん、その判断の裏には、私なりの経験と考えがあります。今日はそのことをご紹介したいと思います。まず前提として、私がHIFUは効かないと思っているわけではない
みかこクリニックの「たるみ治療」や「小顔治療」では、高周波治療器『ボルニューマー』複合レーザー『フォトナSPDynamis』ハイフ『リフテラV』の3台が連日大活躍して、大変ありがたいことに、患者様からもご好評をいただいています。そこでさらに、「たるみ改善や小顔治療と併せて、美肌も同時に叶えたい」というご要望にお応えして、受けていただきやすい組み合わせ施術をご用意しました。上記のマシンによる「たるみ・小顔治療」とECM製剤『ジャルプロスーパーハイドロ』を同時に施
常に関心の高さを感じる『たるみ治療』。みかこクリニックでは、たるみ治療の主力として複合レーザー『フォトナ』での施術を行っていますが、そこに新たにHIFU『リフテラV』が加わり、3か月が経過しました。早くも『リフテラV』を希望される患者様も増えつつあり、ご好評をいただいていると感じます。みかこクリニックでのHIFU『リフテラV』の施術の特徴は、必ず『フォトナ』との組み合わせで施術を行っていることです。一例を挙げますと、複合レーザー『フォトナ』のNd-Yagレーザーである『PIAN
今回は、下腹部の瘢痕の治療についてご紹介します。下腹部、特に恥骨のあたりは、肥厚性瘢痕やケロイドの好発部位です。帝王切開や婦人科での開腹手術後に、手術の傷が肥厚性瘢痕やケロイドの状態になり、形成外科を受診される患者さんは少なくありません。短い治療期間で、かゆみなどの症状をとるだけでなく、見た目も改善させたい場合には、『瘢痕形成術』または『瘢痕形成術+電子線照射』がお勧めです。しかし、「もう一度、切るのは絶対にイヤ!」と言われることも少なくありません。その場合の治療は、保存
今日は、ご相談の多い「額の若返り」で現在試している治療の経過報告です。「額の若返り」治療についてはこのブログでも度々お伝えしていますので、ご存知の方も多いかと思いますが、額の「刻まれたシワ」には、『CGスタイラー』のシワに沿った皮内注射が、今の時点では最もお勧めです。他方で、「まだシワは刻まれていないけどしわっぽい額」をつるっとつやっとしたい場合に何が有効なのかについては、ただいま検討をしています。『ボトックス』を注射すればつやっとすることができますが、使用したくない方もいら
【休診のお知らせ】5月27日(金)と28日(土)は、東京での学会参加のため休診させていただきます。患者様方には大変ご迷惑をおかけしますが、学会でいろいろと勉強して参ります!さて、我が家の5歳児が「周期性の自家中毒」になってしまうのでないかと心配、という記事を書いたのが昨年の8月のこと(そのときの記事は⇒こちらです)。それからは低空飛行ながら無事に過ごしてきていたのですが、先日、かかりつけの小児科の先生に再びお世話になる事態になってしまいました。「自家中毒」(ケトン
フォトナによる「たるみ治療」が最近増えています。ジワジワですが、確実にフォトナの良さが拡がっているように感じています。フォトナによる「たるみ治療」と言えば、反響がとても大きかった私のビフォーアフター写真。私自身がたるみ改善のために行っていた施術を正式にメニュー化したのが、フォトナ『中・下顔面たるみ改善5Dコース』です。長いので、別名で『院長たるみ改善コース』と読んでいます。その後、私の写真をご覧になった多くの患者様が、フォトナの効果を信用してたるみ治療を続けてく
先日参加した『カスタマイズ治療研究会』で、「高周波治療器も真皮の若返り効果があるので、たるみ改善効果だけでなく、美肌効果もある。」というお話を聞いてから、当院でも大変好評いただいている高周波治療器『ボルニューマー』も、もっと活用していきたいなと考えているところです。『ボルニューマー』の会社の方によると、みかこクリニックでの『ボルニューマー』の稼働率は、消耗品の発注数から推定して県内でもトップクラスとのことで、リピートされる患者様も多く毎日大活躍していると言っても過言ではありません。
前回は、手の甲のシミ取り治療の特徴について書きました。今回は、実際の手の甲のシミ取り治療をご紹介します。モニターは当院のスタッフです。下の写真の上半分は、開院から間もない頃に、導入されたばかりの光治療器「アイコン」やピコレーザー「ピコシュア」の性能(効果)を試したくて、スタッフの手のシミに1回ずつ照射してみた結果です。写真の下半分は、アイコン照射から10か月、ピコレーザー照射から6か月後の状態です。「手の甲のシミは手ごわい!」ということを、前回の記事
今日は額(おでこ)のお話です。最近、「こめかみ」や「額」へのヒアルロン酸注入の症例をご紹介しておきながら、こんなことを言うと叱られそうですが、「額へのヒアルロン酸注入」は、カウンセリングで患者様に対して積極的に私の方からお勧めすることはしていません。その理由は、(1)ダウンタイムが結構大きいこれは私の注入手技にも問題があるのかもしれませんが、可能な限り愛護的な操作を行っても、それなりに腫れます。時には、内出血や腫れが目の周りに降りてくることもあります。1週間ぐらいは痛かっ
今回は『小陰唇縮小術』のモニター症例をご紹介します。手術を迷われている方の参考になればと始めた小陰唇縮小術の症例写真のご紹介ですが、モニターになってくださった患者様のおかげで、今回は8症例目のお写真となります。ご紹介するのは「両側の小陰唇先端の切除に加え、副皮も両側切除した症例」です。まず、手術前の状態をご覧ください。※アメブロでは写真が削除されてしまうため、写真は私の個人サイトにアップしています。下の画像をクリックするとリンクしますので、写真はリンク先でご覧くだ
木沢記念病院で行った『局所皮弁とタトゥーによる乳頭乳輪再建』を行った方の写真がそろいましたので、患者さんの了承を得てご紹介したいと思います。東京医科大学病院形成外科の小宮貴子先生の方法(くわしくはコチラ)で先にタトゥーを行い、局所皮弁はStarflapを挙上し、自家組織再建の際に保存していた肋軟骨を芯に用いました。(それぞれの方法については過去のブログ記事をご参照ください。)経過写真です。まだ、術後3ヵ月の状態ですが、乳頭の高さも十分です。今後、長期的
(前回からのつづき)みかこクリニックに新しく導入したフォトナの新しいハンドピース『Tランナー』。その凄さをお話する前に、マシンによる『たるみ治療』の最近のトレンドについてお話しておきたいと思います。たるみに対するマシンでの治療と言えば『HIFU』(ハイフ)が有名です。「たるみと言えばHIFU」と言われるほど有名なマシンになりました。ところが、一部の患者様で「HIFUが効かない」という声が聞かれるようになりました。私自身もたるみに対しHIFUの『ウルセラ』を受けた経験があり、その