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例によって、幻と消えた新版『帝国陸海軍事典』向けの原稿から、今回は旧陸軍の食事についてです。--------------食事営内での食事は聯隊の炊事場でまとめて調理されたものを内務班に運びこむ。炊事場へ食事を受領しに行くことを一般的に「メシアゲ」と称した。主食は麦まぜ飯で、大東亜戦争陸軍給与令(昭和18年8月)では精米600グラム(4合5勺)、麦186グラム(1合9勺)と定められていた。ただし、献立によっては白米のみを炊く場合もあり、ウドンやスイトンなどを主食とする献立もあった。
◆蓋井島リンク:[概略][第一砲台下段][第一砲台上段砲座][第一砲台上段観測所][第一砲台補助観測所][第一砲台関連施設][第二砲台][第二砲台/大隊関連施設][247mピーク施設/大隊本部][電燈所][第二電燈所][洞窟砲台][偽装砲台][白瀬防備衛所][賢女鼻防備衛所]==========================================本項では、第一砲台の射撃の首線と、前方に配置された補助観測所について考察する。まずは下段砲台の第2砲座前方の景色を掲載する
◆蓋井島リンク:[概略][第一砲台下段][第一砲台上段砲座][第一砲台上段観測所][第一砲台補助観測所][第一砲台関連施設][第二砲台][第二砲台/大隊関連施設][247mピーク施設/大隊本部][電燈所][第二電燈所][洞窟砲台][偽装砲台][白瀬防備衛所][賢女鼻防備衛所]=====================前回砲座の紹介を終えたので、今回は主観測所を見る。石垣沿いの軍道を歩く。大きな掘削地がある。下段砲台の出入口付近にもあるが何用途なのか?地下壕が崩落
こんにちは。本日は、いつ頃のものか気になっている日本陸軍飛行帽をご紹介いたします。気になっているのは、こちらの飛行帽です。星章は無く、耳蓋が海軍前期型の耳蓋に似ています。再現この画像でいう③の飛行帽について推測したいと思います。いくつかの資料の中で、練習生はこの飛行帽に鷲の目眼鏡開発前の航空眼鏡を装着されています。それを踏まえて考えますと、飛行帽は昭和12年頃には存在していたもので、レシーバーではなく最初は伝声管対応としての飛行帽だったのではと思います
◆蓋井島リンク:[概略][第一砲台下段][第一砲台上段砲座][第一砲台上段観測所][第一砲台補助観測所][第一砲台関連施設][第二砲台][第二砲台/大隊関連施設][247mピーク施設/大隊本部][電燈所][第二電燈所][洞窟砲台][偽装砲台][白瀬防備衛所][賢女鼻防備衛所]================================第一砲台の関連施設は乞月山(こいづきやま)の北の麓に置かれた。関連施設周辺を拡大する。この地域では洞窟式火薬庫、横穴壕、貯水槽、弾丸
◆蓋井島リンク:[概略][第一砲台下段][第一砲台上段砲座][第一砲台上段観測所][第一砲台補助観測所][第一砲台関連施設][第二砲台][第二砲台/大隊関連施設][247mピーク施設/大隊本部][電燈所][第二電燈所][洞窟砲台][偽装砲台][白瀬防備衛所][賢女鼻防備衛所]==============================長らく非公開にしていた蓋井島の軍事遺構の記事だが、大幅に加筆修正した上で公開する。まず最初に蓋井島砲台(第一)を取り上げる。以下に履歴と経緯を記す
1979年12月13日の朝、つまり全斗煥らが12・12クーデターを起こした翌日。朝刊各紙の一面や社会面には、前夜に首都ソウルで漢江ハンガンの橋が遮断され市内に軍隊が展開するという事件が起きたことが大々的に報じられた。『東亜日報』の社会面の記事(右上)はこんな内容だった。(手動でスクロール)漢江の南北遮断5時間漢江の橋、車両通行禁止に会社帰りの市民が歩いて橋を渡る路肩の車の中で徹夜も帰宅できなかった人は旅館の相部屋で12日午後7時、ソウル龍山ヨンサン区漢南洞ハンナムドン
現在、渋谷地方合同庁舎、渋谷区役所、渋谷区神南小学校のある辺り一画(渋谷区宇田川町)には、嘗て赤煉瓦塀に囲まれた東京陸軍刑務所があった。“二・二六事件”において蹶起した将校たちは勿論、起訴された者は71名におよび、首魁(首謀者)は事件終結後にここに収監され、今から88年前の昭和11年7月12日にその先組がここで刑場の露と消えた。先ずは、事件に至る背景あたりから触れてみたいと思う。昭和4年(1929年)10月に起こった世界恐慌の影響は、日本経済にも甚大な影響を及ぼし、とりわけ生糸の対米輸
昭和天皇は「朕ココニ緊急ノ必要アリト認メ枢密顧問ノ諮詢ヲ経テ帝國憲法第八条第一項ニヨリ一定ノ地域ニ戒嚴令中必要ノ規定ヲ適用スルノ件ヲ裁可シヲ公布セシム」との緊急勅令のお考えを示し、これを受け枢密院は27日午前2時40分に戒嚴令施行を決定、午前3時50分をもって東京全市に“戒嚴令”が公布、午前8時20分に“奉勅命令”は天皇の允裁を得た。この戒嚴令は、同年7月18日午前0時をもって戒嚴が解かれるまでの142日間布かれることとなる。但し、「戒嚴司令官ハ三宅坂付近ヲ占據シアル將校以下ヲ以テ速ニ現
しばらく中断しておりました「大東亜戦争ダークツーリズム長崎県編」を今回より再開したい思います。長崎県内の戦争遺跡探検は何度も行っておりまして、今回からご紹介するものは、2015年9月にシルバーウィークという五連休がございまして、その休みを利用して訪れた時のものからご紹介致します。今回ご紹介する所はあの世界遺産「軍艦島」のある長崎市南部に向かう途中の長崎市伊王島町地区というにある伊王島という島でして、ここにかつて陸軍部隊が置かれていましたので、その痕跡を探しました。そもそもこの島
ただ今❝2年経つと書き換えたくなる病❞を発症中ですので(笑)、今回は下関要塞の概略を書き換えていきます。===========================明治維新後、敵国艦隊の襲来に備えて陸軍による海岸防御事業が進められました。欧州から陸軍士官を招へいして指導を仰ぎつつ、重要とされる全国各地の港湾、海峡に堡塁/砲台を設置する計画が立てられましたが、下関海峡(関門海峡)の防御を担うべく立案されたのが「下関要塞」でした。山口県西部の「下関」(当時は“関”の旧字体“關”を使い、“下關
◆蓋井島リンク:[概略][第一砲台下段][第一砲台上段][第一砲台の考察][第一砲台関連施設][第二砲台][第二砲台/大隊関連施設][247mピーク施設/大隊本部][電燈所][第二電燈所][洞窟砲台][偽装砲台][白瀬防備衛所][賢女鼻防備衛所]上段砲台は乞月山の山頂一帯に築かれているが、下段砲台に向かう軍道が分岐して山頂に向かっている。道すがら下段砲台の物と思われる射界標石が抜かれて放置されている。軍道沿いの石垣が見えてくるまで下段砲台から10分足らず。見取図を掲載する
こんばんは。連日、雨でイライラしますね。最近、日勤時に眠れないので内科に赴き睡眠導入剤を処方してもらいましたよ、睡眠障害なんかなりたくは無いですからね。先日、上の大砲は完成したので、今回からは下の対空機関砲を作って行きます、日本軍は対空砲と呼ばないで対空火砲は高射と呼んでいるのですかね?組立作業・機関砲製作これは、過去に一度制作したことあるので何となくは把握しています。では、今日はこんな感じで失礼。
映画「ソウルの春」の元ネタの12・12クーデターの背景について整理しておこう。朴正煕暗殺事件と鄭昇和参謀総長12・12クーデターが起きる1ヶ月半前の10月26日夜に起きた朴正煕パクチョンヒ大統領と警護室長車智澈チャジチョルがKCIA部長金載圭キムジェギュに撃たれた事件。その事件現場となった青瓦台のそばのKCIA施設「安家アンガ」は、今は「ムグンファ公園」になっていて当時の建物はない。事件の当日には、金載圭と約束があった鄭昇和チョンスンファ陸軍参謀総長が安家の本館に来てい
12・12クーデターの現場はソウル市内各所に広く散らばっている。クーデターの発生からすでに45年。当時からそのまま残っている建物や施設もあるが、1979年当時とは全く違った姿になっている場所も多い。旧朝鮮総督府だった中央庁庁舎は撤去されて久しく、クーデターで「ハナ会」の拠点だった30警備団の駐屯地も、保安司令部や首都警備司令部も全て移転して当時の面影はない。45年前の当時の現場を、今のソウルの地図と照らし合わせながら、エリアごとに見てみよう。漢南洞公邸エリア保安司令部の憲兵隊が、鄭昇
遺構探索は陸海軍の砲台・見張所に絞って行っています。◎陸軍…要塞の砲台・堡塁・関連施設、北九州の防空陣地◎海軍…警備隊/防備隊所属の防空砲台・見張所・防備衛所・関連施設◆目次◆~クリックで各ページが別ウインドウで表示されます下関要塞(明治/大正期)[概略]砲台:[田ノ首*][筋山*][老ノ山*][田向山*][笹尾山*][古城山*][門司*]火ノ山砲台*:[概略][第一(発掘)][第一][第二][第三][第四][補助施設][低観測所]堡塁:[戦場ヶ野×][一里山×][金比羅山
◆蓋井島リンク:[概略][第一砲台下段][第一砲台上段砲座][第一砲台上段観測所][第一砲台補助観測所][第一砲台関連施設][第二砲台][第二砲台/大隊関連施設][247mピーク施設/大隊本部][電燈所][第二電燈所][洞窟砲台][偽装砲台][白瀬防備衛所][賢女鼻防備衛所]=======================後編では砲側庫から第2砲座そして指揮所に向かう。第1砲座と第2砲座を繋ぐ通路間に2つの砲側庫が並んでいるが、『日本築城史』には掩蓋式穹窖と同じく100㎏爆弾
先日、平戸で壱岐要塞の砲台を再訪しましたが、平戸から佐世保は意外に近いことに気づいたので、佐世保に転進して堡塁跡を再訪してきました。*******************************今日からしばらくの間、前岳堡塁をレポートします。3年ぶりの訪問となりましたが、前回見逃した十五糎臼砲砲座の確認と、藪の中に埋もれる堡塁の全体像を把握することを目的としました。簡単な履歴を掲載します。◆起工:明治33年(1900)4月24日◆竣工:明治34年(1901)11月23日◆経過
BUZZRICKSON'SGOLDTIGERPANTSTYPE2(BR40877)バズリクソンズよりゴールドタイガーパンツを紹介します。このタイガーストライプ迷彩は、もともと米軍の物ではなく南ベトナム政府軍が使用していたもので、支給品よりも迷彩効果が高くデザインの良さからアメリカ軍の特殊部隊兵士を中心に現地市販物(日本、韓国製もあった)も含め兵士が着用していました。ヴィンテージでも人気が高く、パンツに限らずジャケットやハットなどにも利用されています。いつものスタイルのアクセン
おはようございます。家系図コーチング®︎山道紀子です。昨日は終戦記念日でしたね。1年で一番『戦争』に対しても意識が高まる8月です。昨日、Facebookでお友達の千鳥ヶ淵の戦没者墓苑に関する投稿を見て今日は「軍歴証明(兵籍簿)」に関するテーマでブログを書こうと思い立ちました。以前にも、こちらのブログで、「軍歴証明(兵籍簿)」とは?「軍歴証明(兵籍簿)」をなぜ取得した方がいいのか?書
ワンピースの世界地図では、レッドライン大陸を除けば、サイズの大小あれどほとんどが島であるそして一つの島に二つ以上の国家がないことを考えるとほとんどが島国だということになる。(インドネシアのように一つの国家が複数の島を支配することも含む)各々の島国は独自の軍隊があり、その島で紛争があった際はその軍隊がまず対策にあたる。出来なければ海軍も加勢する。普段は海軍が助力すれば問題解決するが、そうならない場合はその上の段階があるのではないだろうかと考える。ここで空白の100年の「20の
朴正煕パクチョンヒ大統領と車智澈チャジチョル警護室長を殺害した金載圭キムジェギュは、1980年5月24日にソウル拘置所(現:西大門ソデムン刑務所歴史館)で絞首刑に処せられた。処刑場に向かう金載圭12・12クーデターで、反乱軍に逮捕された陸軍参謀総長鄭昇和チョンスンファは、クーデター後の軍法会議で懲役7年の刑が宣告され、大将から二等兵に降格されて予備役に編入された。1981年に特赦で懲役刑の執行が停止され、1987年には階級を大将に戻された。1997年になって、再審請
⚔️聖蹟之碑⚔️⏫️✨聖蹟之碑✨⏬️昭和2年11月21日昭和天皇、豊橋を御展望された記念碑(陸軍大演習御統監の時)梅や桜で有名な向山公園は台地の上にあり、西側からは豊橋を一望できます👀昭和2年11月に愛知県で行われた陸軍特別大演習に昭和天皇が来られた際にはここから豊橋を眺められたとのこと👀というわけで、ここに記念碑が建てられています‼️
1941年の今日12月25日は香港の「St.Stephen'sCollegemassacre(聖士提反書院大屠殺)」の日および「日本軍の侵攻により香港が陥落した」日です。旧日本軍の犠牲になったかたがたへ哀悼の祈りを捧げます。『2021/12/25(土)黒色聖誕節』今日12月25日は香港の「St.Stephen'sCollegemassacre(聖士提反書院大屠殺)」の日です。旧日本軍の犠牲になったかたがたへ祈りを…ameblo.jp勝利の記録(二)香港攻撃―攻撃開始
日露戰役寫眞集第十九巻第二軍第五明治38年9月20日發行前回の「日露戰役寫眞帖第十八巻」に続き、日露戰争を記録した中から、陸軍を中心にした「日露戦役写真帖第19巻」です。今回は奥保鞏大将が率いる「第二軍」の5回目となっている。第二軍の1~4が見当たらないが、日露戦役写真帖第1巻から日露戦役写真帖第4巻に第二軍の画像が多いので、表題に記載はないがそれにあたるのだろう。第二軍は遼東半島に一早く上陸したが、ここでは遼陽会戦から沙河を渡り、黒溝台を攻略し、奉天に迫
日露戰役寫眞帖第四巻明治37年12月10日前回の「日露戰役寫眞帖第參巻」に続き、日露戦争を記録した中から、陸軍を中心にした「日露戦役写真帖第4巻」です。防御施設を構築する様子、ひまわり畑を切り開いて軍路を確保する様子、敵を偵察する兵隊など、実際の戦場ならではの画像が多く含まれている。ロシア将校の俘虜(捕虜)と野外のテーブルで酒(?)を酌み交わす日本将校の様子も一見の価値あり。国立国会図書館デジタルコレクションの中から写真帳(永続的識別子"ndljp/pid/774298
週刊ヤングマガジンで連載中の『ゴールデンドロップ』を読み続けている。今は佳境で、レイジ達が金丸さんと戦っている。ここで違和感あり。筋肉ムキムキのレイジは、かつてベトナム人の元陸軍特殊部隊の猛者を一瞬で倒している。レイジの強さもこの作品の魅力の1つだった。そんなレイジが仲間と束になってかかっても、金丸さんにはまるで歯が立たない。金丸さんは面積君を一蹴したことがあるが、いくら何でも強過ぎではないだろうか?金丸さんを倒した後、倫理君はおそらく逮捕されると思
監督:行定勲2023年主な登場人物(俳優)役柄【カフェー「ランブル」関係者】小曽根百合(綾瀬はるか)「ランブル」の女主人。幣原機関で訓練を受けた元諜報員。岩見良明(長谷川博己)弁護士。「ランブル」の相談役。元海軍。奈加(シシド・カフカ)「ランブル」の従業員。中国の馬賊出身。琴子(古川琴音)「ランブル」の従業員。私娼の仕事にも従事。升永達吉(橋爪功)「ランブル」の常連客。元陸軍中将。【細見家関係者】細見欣也(豊川悦司)秩父の実業家。投資家。細見慎太(羽村仁成)欣也の長男。筒
今日は“愛のトンネル”内の遺構をレポートします。第一砲台(旧第二砲台)と第二砲台(旧第三砲台)を繋ぐ軍路には全長約90mの隧道が設けられており、公園整備に伴い“愛のトンネル”と言う愛称が付けられました。隧道の中には2階構造のレンガ造りの部屋が大小12部屋も残っており、これらは弾薬の一元管理を行う弾薬元庫と旧第一砲台(旧)の物と推測されています。猿島の砲台は明治14年(1881)に着工、明治17年(1884)に竣工しましたが、おそらく同時期に構築されたのではないかと思われます。猿島
「リボルバー・リリー」を観てきました。ストーリーは、大正末期の1924年。関東大震災からの復興で、活気にあふれた東京。16歳からスパイ任務に従事し、東アジアを中心に3年間で57人の殺害に関与した経歴を持つ元敏腕スパイ・小曽根百合は、いまは東京の花街の銘酒屋で女将をしていた。ある時、消えた陸軍資金の鍵を握る少年・慎太と出会ったことで、百合は慎太とともに陸軍の精鋭部隊から追われる身となる。というお話です。1924年(大正13年)、東京は関東大震災から1年が過ぎ、復興に向