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ご覧いただきありがとうございます。息子の神経芽腫治療生活を綴っています。*息子(2歳)の神経芽腫【今までの治療】(入院:2025.5.14治療開始:5.26)・寛解導入抗がん剤治療A1+A4×4=5クール・大量化学療法1回目TT/CY、自家移植→寛解【現在】・大量化学療法2回目MEC、自家移植→2025.11.25〜【今後の治療】・原発摘出手術→2026.1・放射線治療?陽子線?・抗GD2免疫療法6サイクル→2026.2頃・レチノイン酸?エフロルニチ
70歳代前半、左乳癌手術から23年後に局所再発、骨転移と縦隔リンパ節転移、内胸リンパ節転移が出現してきました。ルミナルタイプ乳がんでした。治療開始前の原発巣のPET画像です。9ヶ月後のPET画像です。全身治療開始から6ヶ月後、全身転移が完全寛解あるいはそれに近い状態と判断した後に、左乳房の全切除術を行いました。病理結果では、53×26×13mmの範囲に乳がんが遺残していました。切除断端は陰性でした。ER+(8%),PgR+(0.1%),HER2-(2+,FISH-),
2025年10月〜2025年12月ステムカイマル(脊髄小脳変性症治療薬)、日本で、PMDAへ承認申請予定2025年内にPMDA(医薬品医療機器総合機構)に申請、2026年の条件付き早期承認を目指す。といったSNSを今朝見ました私も報道やプレスリリースを紹介してきましたいつも疑問がありますステムカイマルの治験結果で、フェーズⅡから承認申請しても認めてもらえるのかですフェーズII治験後の承認申請治験薬の候補がフェーズII治験で良好な結果を示した場合、製薬会社は医薬品医療機器総合機構(
こんにちはお読みいただきありがとうございます先日膵がんサーベイランス結果聞きに行って来ました。始まりはここから『ゲノム診療科再診』こんにちはお読みいただきありがとうございます先日1年ぶりのゲノム診療科再診🧬今回は昨年に引き続き膵がん早期発見のための臨床試験の話私は父が膵がんで54歳で亡く…ameblo.jp『【膵がんサーベイランス】MRCP』こんばんはお読みいただきありがとうございます今日は以前参加しようと考えていた膵がん早期発見のための臨床試験の一環参加するか決定のための初
カミゼストラント(Camizestrant,AZD9833)の薬事申請は、最も厳しい選択条件を付けるとするとおそらく(あくまでも私個人の予想です)、「HR+/HER2-(ホルモン受容体陽性/HER2陰性)進行乳がんに対し、アロマターゼ阻害薬(AI)+CDK4/6阻害薬併用投与により6ヶ月以上病勢コントロール中に、ctDNA(血中腫瘍DNA)にESR1変異が新たに出現した乳がん」になりそうな気配です。承認申請の根拠としての臨床試験はSERENA-6です。『ESR1変異に強い経口SER
😃驚きのニュースが飛び込んできました。あの俳優メル・ギブソン氏が注目していた“フェンベンダゾール”という薬、ただの犬用駆虫薬だと思っていたら….なんと‼️末期がんの腫瘍が完全消失したケースが確認されたという研究結果が出たんです。📚最新の研究では、ステージ4のメラノーマ(皮膚がん)、乳がん、前立腺がんの患者たちがこのフェンベンダゾールを使ったところ、抗がん剤治療ナシで腫瘍が消えたというんです。💊フェンベンダゾールといえば元々は寄生虫を駆除するための動物用の薬。でも今、医療現場では「これが奇
こんにちは。3Hメディソリューション株式会社公式ブログ担当です。今回は、広範囲に広がっている小細胞肺がんの患者さんについて解説します。そして免疫チェックポイント阻害薬「イミフィンジ」を組み合わせた治療の効果を紹介します。治療が難しかった患者さんたち進展型小細胞肺がんは進行が速い病気です。そのため診断時に体力が落ちている患者さんも少なくありません。こうした患者さんは副作用の強い治療が難しいと考えられてきました。免疫療法と抗がん剤の組み合わせ今回の臨床試験では、体力が低下した患者
🐶速報です‼️血管肉腫に対するBNCT(ホウ素中性子捕捉療法)は現在第II相臨床試験が終了し、承認申請準備中と❣️承認には1年半はかかるとのこと(CICS治験担当者より)👀BNCT(ホウ素中性子捕捉療法)は、がん細胞をピンポイントで破壊する放射線治療の一種です。中性子とホウ素の核反応を利用しており、正常細胞への影響はほとんどありません。第5のがん治療法と言われ期待が高まっています!🍀これまで、類上皮肉腫、明細胞肉腫、滑膜肉腫に対する有効性を示した症例報告があります。🌱第II相治験結
PROTAC-SERDも臨床試験が進められています。ベプデゲストラント(ARV-471)はArvinas社とPfizer社が共同開発し、そのまま1:1出資でVERITAC-2試験(第Ⅲ相臨床試験)が進行中です。VERITAC-2試験対象:ER+HER2-進行または転移乳がんCDK4/6阻害薬と内分泌療法の治療歴あり試験群:ベプデゲストラント対象群:フェソロデックス(フルベストラント)患者数:624人、1:1に割り当て多施設、無作為化、二重盲検、第Ⅲ相国際共同試
dosedencepaclitaxel(ddPTX)療法は一般的には、パクリタキセル175mg/m2を、3週間毎に投与するのではなくG-CSF製剤を併用しながら、2週間毎に4回投与する治療法です。治療根拠とされているのはどうもCALGB9741試験の様ですが、果たして本当にこの論文(臨床試験)を根拠にしても良いものなのでしょうか。本当は、アンスラサイクリンの話で出すつもりでしたが、こちらが先になってしまいました。少し奇異な臨床試験です。投与方法によって、4つの群に分けています。
提携先であるSteminentBiotherapeuticsInc.による脊髄小脳失調症治療薬「Stemchymal®」の台湾の第II相臨床試験結果発表に関するお知らせ当社が、日本における独占的商業化ライセンス契約を締結している脊髄小脳失調症(SCA)を対象とした幹細胞治療薬「Stemchymal®」(以下、ステムカイマル)について、SteminentBiotherapeuticsInc.(本社:台湾、以下ステミネント社)が、2025年4月24日、本剤に関する台湾及び日本に
私はこのブログを通して、世の中に出ない、あるいは医師以外にはほとんど目にする事のない、進行乳がんの根治を目指した治療について書く事があります。(※もちろん個人が特定される事の無い範囲でです。)それには様々な理由があります。1つにはもちろん、「世の中で一般的に(ほとんど)治らないとされている、切除不能乳がん・転移乳がん・再発乳がんは、実は事の他とても多くの方々で長期無病状態に到達される可能性がある」と言う事を、患者さん方のみならず、医療に携わる方々にも知って欲しいと言う願いからです。「
今月はじめに、私のブログより影響力のある方がSNSでお知らせしていたので、私がブログに載せなくてもいいかな❓️と思って載せなかったのですが、知らない方がいらしたので、記録として載せますお知らせが遅くなったこと、お詫び申し上げますすみませんhttps://www.lundbeck.com/content/dam/lundbeck-com/asia/japan/press/news-release/20250228_Press%20release_Amlenetug_ODD%20Designa
こんにちは。3Hメディソリューション株式会社公式ブログ担当です。今回は「EGFR遺伝子変異」という変異を持つ肺がんの患者さんにとって、治療の選択肢を広げる重要な研究結果について、分かりやすく解説します。お薬が効かなくなる「耐性」という壁EGFR遺伝子変異のある肺がんには「タグリッソ」という非常によく効くお薬があります。しかし、長く使い続けるうちに薬が効きにくくなる「耐性」という問題が起こることがあります。この耐性が起きた後の、次の治療法を確立することが大きな課題でした。3つのお
早期乳がんに対する補助化学療法について、投与間隔を短くして、また同時投与ではなく逐次投与することにより、10年再発リスクも死亡リスクも減少させる、と言う論文が2019年にEBCTCGより出されました。『AC→パクリタキセルの3週間毎投与と2週間毎投与の比較』乳がん治療にドキソルビシンが使える様になりました。ドキソルビシンの不可逆性うっ血性心不全に対処するために、エピルビシンが開発されました。エピルビシンとドキソル…ameblo.jp特にアンスラサイクリンとパクリタキセルについて統合解析された