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総勢16人での家族旅行2日目の早朝。洗面所辺りからゴソゴソと物音がして目が覚めました。覗いてみるとダーリンがいて「漏れちゃった」と。ストーマから排泄物が漏れてしまい、パウチ(排泄物を溜める袋)を交換していたのでした。時々こういう事が起こります。いつどこで漏れるかわからないので、何処へ行くにも替えの衣服や下着、予備のストーマパウチなど必要物品を入れた「特別セット」が必需品となっています。今回の旅行にも、もちろん「特別セット」を持参していました。ダーリンにしてみたら、せっかくの旅行なの
今日は、ダーリンの市民病院受診日。今日も無事に抗がん剤治療を受ける事ができました。これで7回連続の抗がん剤治療。またまた記録更新です😘✌️今回もマグネシウムの点滴追加でした。そしてそして先日受けた造影CT検査の結果を聞きました。2週間前の血液検査で、腫瘍マーカーの数値上昇が見られ、1週間前に造影CT検査を受けたのです。結果。大きな変化は見られないとの事でした。転移も無さそうと。何となく、そういう目で見れば、多少腫瘍が大きくなっているところがあるかなぁ?っていう程度なので、
4月19日・20日と一泊2日で下呂温泉へ家族旅行に行ってきました。私の両親・弟家族・娘達家族・そして私達夫婦の総勢16人の大家族旅行です。高齢になった母が「生きているうちに、もう一度皆で旅行に行きたい」と常々言っていた願いを叶える旅行です。そしてこの旅行を、今年の2月6日に結婚60周年を迎えた両親へのサプライズお祝いとしました。先ずは19日土曜日、我が家に家族全員が集まり、迎えに来てくれたマイクロバスに乗り込んで、いざ出発〜😘✌️今回の旅行は、ホテルからマイクロバスの送り迎え付き。自宅
緊急入院となりS状結腸癌・肝臓転移・肺転移を宣告されたのが月曜日。その4日後の金曜日の夕方、「先生からお話があります」と病院に呼ばれました。行った先は、外科外来。外は既に日が落ち暗くなっていました。そんな時間帯の市民病院外来は、もちろん全ての診療を終え、待合室も真っ暗。シーンと静まり返った誰もいない外来の待合室。その奥に1箇所だけ明かりが灯っている場所がありました。それが外科外来の待合室でした。その静けさ・雰囲気・空気感が、私の緊張や不安を更に強いものにしました。しばらく待ってい
11月5日手術が終わった直後、主治医のW先生から「癌が小腸・大腸・腹膜のあっちこっちに広がっていて、手がつけられない状況でした」との説明を受けた時、W先生は「後でご主人にも説明しておきますね」とおっしゃいました。ICUで手術を終えたばかりのダーリンは、まだW先生からの説明は何も聞いていませんでした。「癌は取れたのかな?」と聞いてくるダーリンに「癌は取らなかったみたいだよ」と伝えると、「そうなんだぁ。何でだろう?」と不安そうに何度も何度も呟いていました。そんなダーリンを見ている事が、いた
午後1時頃から始まったダーリンの手術。門脈塞栓術と人工肛門造設術。私にとっては長い長い待ち時間でした。夕方5時頃、「手術が終わりました。」と別室に呼ばれました。手術室の横にある小さな部屋。そこで待っていると、ダーリンの手術を終えた、主治医のW先生が来て下さいました。そこで、まさかの予期せぬ事実を聞かされたのです。ご主人の手術は、無事に終わりました。ただ・・・腹膜に癌がありました。見える部分は切除しましたが。腹膜播種です。とのW先生からの説明。腹膜播種?癌が散らばってる?
市民病院の内科を受診した直後から、ダーリンは生まれて初めて、車椅子に乗りました。ヘモグロビンの数値が6.2g/dlしかなく、緊急輸血が必要な状態でした。その為、ダーリンはすぐに車椅子に乗る事になったのです。ドクターには「この状態で、よく仕事できてましたね。車の運転も、普通できる状態ではありませんよ」と言われました。ダーリン?体しんどくなかったの?フラつきとかめまいはなかったの?毎日普通に仕事行って、夜遅く帰ってきて。毎日ご飯🍚もいっぱい食べて。毎日ビール🍺飲んで。いつも通りお
ダーリンの抗がん剤治療の経過は、まぁまぁ順調な方だったと思います。吐き気が酷いとか、しんどくて寝込むような事はありませんでした。それでもやはり多少は副作用もありました。○手足のしびれ。(特に足のしびれが酷かったみたいです)○しゃっくりが止まらない。(ネットでしゃっくりを止める方法を調べて、いろいろ試しましたが、なかなか止まらず、しんどそうでした)○肌荒れ。(特に頭の中や背中、顔に湿疹が出ました)○脱毛。(少しずつ髪が毛が抜けて、頭が薄くなっていきました)その他、その時々でいろんな症
人工肛門の管理に苦労しているダーリン。排泄物が溜まる袋(パウチ)が合わないのか?又はやり方が悪いのか?どうしても漏れてしまう。外に飛び出している小腸の周りにTREシールという物をグルリと囲むように貼り、その上にパウチを貼り付けるのですが、そこに隙間ができてしまうと、どうしてもそこから排泄物が漏れるのです。大体お風呂で体を綺麗にした後にパウチを交換するのですが、人工肛門辺りの水分をしっかりと拭き取っても、そこにTREシールを貼ろうとすると、次から次へと排泄物が出て来てしまいます。ガーゼで
主治医のW先生からのお話今1番命に関わってくるのは、肝臓です。肝臓→大腸→肺の順番で手術しましょう。でもその前に、人口肛門を作るのと門脈塞栓の手術を先に行います。との事でした。ダーリンはS状結腸に癌があり、その癌が割と大きく、腸を狭窄させていました。その為、便が詰まってしまう可能性があり、入院してからは絶食でした。少しでも早く食事が摂れるように、人口肛門を作る事。それと同時に門脈塞栓術と言って、切除する予定の肝臓を養う「門脈」という血管を、予め塞栓することで、対側の温存する肝臓の
ダーリンは、数年前から動脈解離で近くのクリニックに通院していました。2021年1月末そのクリニックでの定期的な血液検査を行った数日後、クリニックから「血液検査の結果で、異常数値が出ています。必ず本日中に来院して下さい」と仕事中のダーリンに電話がかかってきたのです。すぐにクリニックを受診すると、「貧血がひどく、ヘモグロビンの数値が6.2μLしかない」と。(男性基準値13.7μL〜16.8μL)地元の市民病院への紹介状をもらって帰って来ました。えっ⁉︎ヘモグロビン6.2?ヤバくない
S状結腸癌の再発・入院・手術・その後の体調不良で、昨年の8月からストップしていた抗がん剤治療を、2週間前よりやっと再開でき、本日、再開してから2度目の抗がん剤治療を無事終えることができました。抗がん剤治療を受けられるかどうか判定する為に、毎回朝1番で行う血液検査。その結果で・・・なんと!なんと!!腫瘍マーカーの数値が、2週間前の抗がん剤治療を再開する前の数値から半減していたのです。2週間前の腫瘍マーカーCEAの数値は83.6。これが今日は43.9。もちろん、まだまだ異常値ではありま
肺にも転移しています。「絶句」とは、こう言う事ね。声が出ませんでした。肺にまで転移してるの?S状結腸癌・肝臓転移・肺転移嘘でしょう?昨日まで、めっちゃ元気だし。ご飯いっぱい食べるし。お酒いっぱい飲むし。おデブだし。どう見たって癌を患っているようには見えないんですけど。青天の霹靂ダーリンはこれからどうなるの?癌は治るの?ひょっとして、ダーリンはいなくなっちゃうの?あとどれくらい一緒にいられるの?さすがに「死」と言うものを意識しました。急に怖くなりました。でもダー
まず間違いなくS状結腸癌でしょう。ドクターから、そう言われたあの日。更に思いがけない言葉を聞く事になったのです。その日ダーリンは、いろいろな検査を受けました。その途中、再度ドクターに呼ばれました。そのドクターに言われた言葉。肝臓に転移しています。まさか!!肝臓に転移⁇肛門科・外科を受診した際に、直腸から上の部分に何かある。と言われた時から、あぁ癌だな・・・と思っていました。覚悟していました。でも、まさか転移しているなんて、思いもしませんでした。S状結腸癌の告知をされた時よ
3回目の手術後の経過は、比較的順調でした。今回の入院中も、術後1日目以外は、毎日秘密の場所で会い、コーヒーを飲みながら、いろんな話をしました。術後の経過は順調でしたが、この頃には随分と体重が減り、元々おデブだったダーリンが、顔も体も痩せ細っていました。ダーリン!すっかり痩せて、モデル体型になったね〜。後ろ姿は、イケメンモデルみたいだよー。癌が治っても、この体型を維持するんだよー。そんな話をしていましたが、私は内心、痩せ細ってしまったダーリンを見るのは辛かった。なんだかいかにも「病
父の認知症は、日々進行していっています。出来ない事・わからない事が増えました。子供の頃から大好きで尊敬する父が、どんどん今までの父では無くなっていく・・・そんな父の姿を見ているのは、やっぱり辛いです。何かある度に「こんな事も出来なくなっているのか・・・」「こんな事もわからなくなってしまっているのか・・・」と毎日の様に現実を突きつけられます。でも私はいいんです。仕事があるから・・・って父の介護から離れる事ができるから。母が大変なんです。週に3回、父はデイサービスに行っているものの、
緊急入院してから1週間後、ダーリンは生まれて初めての手術を受けました。門脈塞栓術と人工肛門造設術。門脈塞栓術は、切除する予定の肝臓を養う「門脈」という血管を、予め塞栓することで、対側の温存する肝臓の容量を増大させる為の手術。人口肛門造設術は、S状結腸にある癌が比較的大きく、その部分が狭窄している為便が詰まる可能性があり、入院以来絶食が続いている状態だが、癌がある部分より上部に人工肛門を作る事によって、狭窄部分を通らず排便を促し、便の詰まりを防ぎ、食事が採れるようにする為の手術。緊張で眠れ
手術後のダーリンの経過は順調でした。術後1日目は、入院している病棟と同じ階にあるデイルームまで歩いて来れました。術後2日目には、一階の売店前にある休憩スペースまで歩いて来れました。あっちこっちに繋がっているチューブやら点滴を引っさげて、ソロソロ歩く姿は「おじいちゃん」みたいでしたが、顔色も顔つきも良く、このまま順調に回復に向かって行くと思っていましたが・・・術後3日目くらいから、「体がしんどい」「気持ち悪い」と言って、起き上がれなくなっていきました。オシッコの管も外れ、食事も三分粥が始
毎日ダーリンが疲れ切った様子で仕事から帰って来ます。荷物を置いて直ぐに「ちょっと横になる」と言って、ベッドに倒れ込む事もあります。実は昨年の5月。ダーリンは転職しました。それまでは、土日も年末年始も昼も夜も関係無く、不規則な仕事をしていました。たまたま今の会社から、良い話をいただき、癌闘病中の体であるにも関わらず、採用していただきました。とても感謝しております。ただ・・・通勤に片道1時間半ほどかかるんです。私は当初、この転職にはどちらかというと反対でした。癌を患っている体で、
昨年末に入院・手術を繰り返した時の、医療費の穴埋めをする為に手続きしていた生命保険とがん保険の給付申請が通り、保険金がやっと振り込まれました。入院・手術による医療費がかかり、尚且つ仕事にも行けない為、お給料が入らない。我が家の家計にとっては大きな痛手でした。今回、保険金が給付された事で、何とかマイナスを穴埋めできました。助かります。健康な時は、保険料の支払いもキツイなぁ・・・と思っていましたが、実際に病気すると、やっぱり助かります。以前にもブログでお話しさせていただきましたが・・・ダ
ダーリンが手術を受けている間、私は手術を受ける患者家族専用の待合室で、ダーリンが無事に戻ってくるのを待ちました。その待合室にはテレビが付いていましたが、画面には国会中継。無事に手術が終わるのを待つ家族にとっては、国会中継なんて何の興味もありません。もっと違う番組にしたらいいのに・・・と思いましたが、まさかそこで「お笑い」って訳にもいきませんもんね。やっぱりNHKですかね。ダーリンが無事に戻ってくるのを待つのは、やっぱり緊張します。不安にもなります。携帯を見ていても、集中できません。
突然S状結腸癌・肝臓転移・肺転移を宣告されたダーリンが、気持ちで負けないように、私にできる事って何だろう?私も気持ちで負けない事。ダーリンの前で絶対に涙を見せない事。さりげなくダーリンをサポートする事。などなど必死に考えました。そんな私が、まず最初に行動した事というのが・・・ダーリンの大切なお友達3人に電話をかけたのです。ダーリンの現状を伝え、「ダーリンを支えて欲しい。力を貸して欲しい」とお願いしました。何気なくダーリンに電話やLINEを入れ、「久しぶりにゴルフ行こうぜ〜」など
ダーリンが5回目の手術を受け、主治医のW先生に「癌があっちこっちに広がっていて、手がつけられない状態だった」と告げられ、ダーリンが1番拒んでいた人工肛門になってしまった11月5日。まさに「失意のどん底」を味わった日。実はその日に、私たち夫婦にとって5人目の孫(長女の娘)が緊急入院しました。まだ4ヶ月の小さな天使。今も、恐ろしい病気の疑いで入院しています。そして、またしても同じ日。主人の叔父にあたる方が、亡くなられました。私たちの結婚式で、堂々とスピーチをして下さった方。ダーリンが
先日、障害年金手続きの為、ダーリンと一緒に年金事務所へ行ってきました。以前にブログにも書きましたが、癌で人工肛門になった事による障害年金と、それ以前からかかっていた動脈解離での障害年金の2つの手続きです。動脈解離の方は、いろいろな条件があるので、通るかどうかは微妙なところですが、可能性があるのなら!と手続きすることにしました。それに必要な医師の診断書料が、癌でかかっている市民病院では3300円。動脈解離でかかっているクリニックでは22000円。全く同じ診断書なのに、この差は何❓❓って感
突然、ダーリンが癌宣告を受けたあの時。まず1番最初に私が思ったのは・・・気持ちで負けないで‼️って言う思い。私は、ずっと准看護師として働いているけれど。もちろん手術や投薬や・・・いろんな治療が大事なのは重々承知しているけれど。やっぱり・・・気持ちって、めちゃくちゃ大事だと思うのです。「病は気から」って昔の人は上手く言ったものです。患者さん自身の気持ちによって、様々な治療効果が変わってくると思うんです。何年か前、私の大好きだった叔父が病院のベッドで亡くなりました。元々は自宅
昨日、我が家に新しい車がやってきました。ダーリンの癌再発が発覚する前に、車の購入を決めていました。ダーリンが入院して間もなく、「車が用意できました。納車はいつにしましょうか?」と、ディーラーの担当の方から、お話をいただいていましたが、車が好きで納車を楽しみにしているダーリンと一緒に新車を迎え入れたいと思い、納車日をずっと延期してもらって、車をディーラーで預かってもらっていたのです。ダーリンが退院してきて、調子も良さそうだったので、昨日ようやく納車する事ができました。新しい車が我が家にやっ
ダーリンの癌が発覚する1ヶ月前。その年のお正月。私は両親と3人で、毎年行く神社へ初詣に行きました。ダーリンも毎年一緒に行っていましたが、その年は仕事の為、一緒に行く事ができませんでした。割と暖かく穏やかな日だったと思います。お詣りを済ませて、境内に立てかけてある、その年の厄年にあたる生まれ年が記載されている案内板にふと目をやりました。その年、身内で厄年にあたる人はいませんでした。ただ・・・私と次女が「八方塞がり」の年である事を知りました。両親と「私、今年は八方塞がりだって〜。何
久しぶりに夫婦喧嘩しました。最近のダーリン。インスタントラーメンをよく食べます。お昼ご飯時に何も無い時に・・・と思って、特価で出ているインスタントラーメンを、家族4人分買い置きしていると、ほとんどダーリンが1人で食べてしまいます。たまにはいいけど、インスタントもの食べ過ぎ。体に良く無いのに。最近は白米を食べません。うどんや素麺など麺類ばかり食べています。それでいて「また痩せたみたい。なかなか体重増えない。」と。そりゃあ、麺類ばかり食べてたら太らないわさ。偏った食生活、体に良く無
父86歳認知症。いつ頃からだったでしょうか?父を見ていて、ん?なんか変?と感じる事が増えて来ました。認知症かも?と思い、それなら早めに治療を。と近所の脳神経外科に連れて行き、検査してもらいましたが、異常なし。えっ⁉︎異常なし⁈そんなはずは無い!そう思いました。父を説得して、車の免許を返納しました。それからは、父にとっても母にとっても、不便な生活となりました。それと同時に、買い物に連れて行ったり、病院通院の為に送り迎えをしたりと、私の負担が増えたのも確かです。また両親がそれ
日曜日休診日にもかかわらず、朝から緊急で大腸内視鏡検査をしてもらいました。早急に対応していただいた肛門科・外科クリニックの院長先生とスタッフの皆さんには、今でも感謝の気持ちでいっぱいです。前日夜の下剤内服も、特に問題無く完了し、いよいよダーリン初めての大腸内視鏡検査。私は検査室の外で待っていましたが、始まってすぐに検査室に呼ばれました。私の看護師としての経験から、あっ、下の方(比較的、肛門に近い部分)に何か見つかったんだな。と直感的にわかりました。院長先生から、S状結腸の所に5〜6セ