ブログ記事19,904件
「オアシス奇譚日は昇り、日は沈む。広大な荒地の果てを見た者はない。雨も降らず、岩と裂け目だらけの大地がどこまでも続いている。空に雲はなく、鳥の姿もない。風も吹かない。何千年、何万年と、荒地はその姿を変えてはいなかった。だが、中心に小さな泉が湧き、その周辺にだけわずかな人々が集まり、小さな村を作っていた。村には東と西にそれぞれ一つずつ門があったが、誰一人として荒地へ出ようとしなかったし、いつ頃からそこに村があるのかも知らなかった。知る必要がなかったからだ。二人
ここはアトルガン皇国の宮殿。そこには、日々政務に追われ、立ち止まることさえ許されないアトルガン皇国マジャーブ朝第16代聖皇ナシュメラ2世の姿があった。ナシュメラ2世「丞相。ガ・ナボ大王国からの返信はまだ届いていないのですか?」ラズファード「はっ。遣いに出した交易官たちからの便りも一月あまり届いておりません。」遠国に向かった一行に何か災難が訪れていないか心に不安がよぎるナシュメラ2世であった。宮廷女官「陛下。サラヒム・センチネルのナジャから知らせが届いております。」
みなさん、こんにちは!とほほです😄ついに、ここまで来ました!昨年12月から始めた「仮想日本一周」。自転車通勤や休日のライドで走った距離を積み重ね、とうとう7,000kmを達成しました!🎉🎉🎉実際に自転車で日本一周をしているわけではありません。でも、私にとっては、単なる数字以上の意味があります。この7,000kmには、健康を取り戻そうと走った日々があり、雨にも暑さにも負けずにペダルを回した時間があり、そして、自転車をきっかけに広がっていった新しい楽しみがあります。振り返ってみると
何回もお伝えしているんですけど、アブダビの映画鑑賞マナーはほ~んとうにひどい!まず時間通りに来ない人が多々いて、遅れた人々は悪びれもせずスマホのライトで自分の席を探すし、上映開始前に来ていたとしても自分の席じゃないところに座ってる人がいて揉めるし、鑑賞中もふつう~にスマホを観るし(メッセージ送ってんじゃないよ)、くっちゃべってるし、おいおい、ここは、あなたのお家じゃないですよぉ~?しっしっ残念ながら、鑑賞マナーがちゃんとしている人はごく一部。昨日なんか、映
年の瀬も押し迫った日曜の午後年末商戦で賑わう百貨店で、妻の買い物につきあっていると「ね、最後にもう1カ所だけいい?」エスカレーターの前で笑顔で振り向いた彼女の言葉に、がっくりして肩を落としたかれこれ2時間以上、店内を歩き回っているというのに「まだあるのかよ?」「お願い、すぐに終わるから」目的の場所へ急ぐ彼女の背中を追いかけて行くと、たどり着いたのは文房具を扱うエリア「こんなとこで、なに買うんだよ?」「えっーとね…あっ、あった!」彼女が嬉しそうに手にしたのは「来年の日記帳、う
作品概要田辺聖子の短編小説を犬童一心監督が実写映画化。足の不自由な少女と平凡な大学生の切ない恋を描いた作品。2003年公開後、韓国でリメイクされ、2020年にはアニメ化もされるなど、長く愛される名作となった。(C)2003「ジョゼと虎と魚たち」フィルムパートナーズ池脇千鶴と妻夫木聡のハマリ役池脇千鶴演じるジョゼ(久美子)の圧倒的存在感池脇千鶴の演技は、多くの観客から「見事な存在感」「当たり役」として絶賛された。演技の特徴:関西弁のぶっきらぼうな口調が田辺
たった17〜18分という短さの中に、人生の奥深さと音楽の魔法を凝縮した珠玉の短編映画『歌うたい』2026年2月13日にNetflixで独占配信が開始されるやいなや、第98回アカデミー賞短編実写映画賞にノミネートされたことでも大きな話題を呼んでいます。何といっても映像が渋い!!!渋くてノスタルジックで孤独な魂を揺さぶられるような響きに胸が締め付けられるような感覚に魅了されました。この記事では、作品の基本情報からあらすじ、そして深掘りした考察を徹底解説します。目次『歌うた
【紹介】今回は,星新一さんの小説「ボッコちゃん」の紹介です。星新一さんと言えば,SFを中心としたショートショートで有名です。短編小説としては、日本を代表する作家の一人と言えます。私の大好きな作家です。今回紹介する「ボッコちゃん」は,星先生の代表作で,初期の作品が多く所収されています。刊行は1971年ですが,表題作は1958年に発表されたものです。時代が時代だけに,設定や表現が古く感じますが,そんな古さに違和感を感じないくらいにのめり込める作品です。ボッコちゃん(新潮文庫
海辺で見かけた人魚を家におびき寄せて捕まえた古道具店の男性。人魚と暮らそうとした人間たちの顛末を描いた短編小説「人魚」は、カナダ出身の作家カミラ・グルドーヴァのデビュー作の短編集「人形のアルファベット」の中の一編です。「人形のアルファベット」カミラ・グルドーヴァ:著上田麻由子:訳(河出書房新社2025年5月刊)この作品に登場する人魚は一般的に知られるような上半身が人間、下半身が魚ではなくて、魚と人間が混ざり合ったような姿です。灰色がかった肌に白に近い金髪、魚の口と魚の目をしていて顎ら
とりあえず、2行書いてみる。集英社オレンジ文庫・短編小説新人賞30枚の改作です。改作と言っても、この間から、書いているように、ほぼ新作。少しだけ前作の設定・人物名を流用するだけですから。今日はエッセイ風に語ってみます。小説を書くときに、いつも迷うのは、1行目をいつ書き出すかのタイミングです。300枚の作品でも、30枚の作品でも、その勇気を奮う瞬間の選別に変わりはない。いつなのか、今なのか、もう少し後か、迷いだすと勇気が萎んでゆく。「今度こそ傑作が書きたい」いつも
【朗読・小説】ひなまつりりの部屋10月2日2026年壺井栄【小説朗読】『裁縫箱』母と二人で、寄り添うように暮らしていたヨシノは…。壺井栄(つぼいさかえ、旧姓:岩井、女性、1899年〈明治32年〉-1967年〈昭和42年〉)は、日本の小説家・詩人。主に一般向小説および児童文学(童話)を主領域に活躍した作家で、戦後反戦文学の名作として後に映画化された『二十四の瞳』の作者として知られる。夫は詩人の壺井繁治。壺井栄の短編小説『裁縫箱』は、貧しい母子の絆と人間の尊厳を描いた作品です。作
北海道・苫小牧にございます『霊観占い大幸』代表の峰ゆり子でございます。【今日の苫小牧の空模様】早朝外気温12度日中最高気温21度空気質56明日は天秤座で迎える新月(0時50分)✧✧✧人生という列車は、誰もが自分の人生の主人公です。友達が手渡してくれる言葉には、やさしさがあったり、目には見えないつながりがあったりします。毎日のように顔を合わせていた頃には、何でもなかった、たわいのない会話。けれど、離れてしまうと、声を聞きたいのに、最初
最近ハマってるドラマ『Tシャツが乾くまで』に影響されまくった小話を書いてみたので、よければどうぞ真壁くん×神谷さんのお話で、蘭世さんは出て来ないため興味のない方はスルーしてください(30代後半、トレーナーになったあとのお話です)残暑の厳しい夕暮れ時「ねえ、このあと時間ある?」新人トーナメントの打ち合わせを済ませジムを出ようとしたところで、うるさい幼馴染に捕まった「…なんかあるのか?」「そんな嫌そうにしないでよ」断られるとわかっていながら、期待を捨てきれない…といった表情に、心の中で
こんばんは♪家族4人で、福岡県で暮らしてます僕生まれてこのかた、ずっと内向的奥さん心霊系YouTubeにどハマり中長女前髪命次女「晩飯何がいい?」の返答は唐揚げ一択ゆる〜く、家族日記を書いてるので、よろしくお願いします〜。『オレンジ家自己紹介!』約2年ぶりにブログを再開したので、改めて、オレンジ家の自己紹介をしたいと思いますまずは僕から!僕は、相変わらず、会社員をしております〜。ただ転勤族ではなくなり…ameblo.jp本日は、読書記録です。僕の大好きな作家さんの染井為人
TheNewDaughter-2009-2011年1月22日、日本公開解説『ネスト』(TheNewDaughter)は、2009年公開のアメリカ映画。アイルランドの作家ジョン・コナリーの短編小説をケヴィン・コスナー主演で映画化したサスペンスホラー。愛する娘を守るべく、太古から地中に生き続ける謎の魔物たちに立ち向かっていく男の姿を描く。共演に「パンズ・ラビリンス」のイバナ・バケロ。監督は「REC:レック/ザ・クアランティン」の脚本を手掛け、本作が長編監督デビューとなるルイス・ベルデホ
SNSや動画サイトで「ネクロの花嫁」という曲を見かけて、独特な雰囲気が気になった人も多いのではないでしょうか。私も初めてこの曲を耳にしたとき、その耳に残る旋律と、どこか不穏で美しい物語性に一瞬で引き込まれてしまいました。それは、奏音69さんが作詞作曲を手掛け、びすさんが歌唱した「ネクロの花嫁」という楽曲です。一度聴き始めると、その歌詞の裏側にどのような物語が隠されているのか、元ネタがあるのではないかと気になって仕方がありませんでした。私も気になって調べてみると、元ネタとし
昨日刊行されたばかりの文庫本「プレゼント」を購入しました。カバーを見ただけでその豪華さがわかりますね。わたしが書店に走った理由は、恩田陸さんの短編「伝説の季節」が読みたかったからです。わたしが大好きな作品「六番目の小夜子」の前日譚ということでワクワクしながら手に取りました(^o^)/近くにあるカフェで読了。短編なのであっという間に読み終えてしまいましたがサヨコの世界が確かに広がっていました。恩田さんが描くストーリーが好きだなぁと改めて
痛みを知り、希望を知り、待つという飛び方を選んだ紗都子。限られた命の中で「生きたい」と願い、再会へと続く静かな奇跡を描く創作小説「静かな飛びたい」後編。〜朽ちる身と殺めた手とが交わる夜赦しを乞わぬ恋はひとすじ〜ようこそ、狂気と純愛の記録へこの先の文章には、物語の大事な場面や結末にふれる内容が含まれます。まだ本編を読んでいない方は、読後にお読みいただくことをおすすめします。✏️Open:2026/10/10|🔄Update:0000/00/00静かな飛びたい(後
このブログでは、自分が今までに書いた「エッセイ」や「短編小説」をランダムに上げて(公開して)いきます。「エッセイ」であり、回顧録でもある「嗤って許して」は少しお休みして、また「桃太郎の恋」のような短編小説を中心に上げていこうと思います。ご高覧頂けたら幸いです。退職前まで勤めていた学校には文芸部があり、僕は度々ゲストとして招かれ、彼らの部誌に寄稿させてもらいました。あるとき、「『ユウキ』という名前の登場人物が出てくる物語」という縛り(課題)が設けられました。今回は、その縛りを守って書いた「
「AIとの対話」という小説を収録した短編集を10/1に発売しました。■KATARA短編集4(AmazonKindle)それにまつわる企画というほどではないんですが、交わしたやりとりがなかなか面白かったので転載します。話題は筑波大の柳沢教授がラスカー賞を受賞したこともあり「睡眠」について。やりとりの感想は最後に載せます。――犬は1日何時間寝るの?ChatGPT:犬は、年齢や犬種、生活環境によってかなり違いますが、1日に12〜16時間くらい寝るのが一般的です。成犬:12