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ウンス?大丈夫か?うん。少し疲れたけど、命の誕生だもの。あーっ、早く、私達の子供も生まれないかなぁ。あっ、カシムさんは?ジュンサンが言うには、干貝の粥が気にいってるらしいぞ?他に問題もなく、直ぐに仕事をしたいと申しているようだ。あはっ、カシムさんらしいね?でも、アリとタオって、子供が生まれた日が同じだなんて、ほんとに仲がいいわね?ああ、ヘソンもヒョヌクも大層喜んでいたぞ。ウンス?俺達の子は、いつ頃だ?う~~ん。早産しなければ、六月の初め頃?あっ、ヨンと誕生日が
ヒジェさんとソニがめでたくカップルになった翌日。噂が広がるのは早い。ましてや、手裏房の手の中の事だもの。私とヨンが王宮へ出仕している間も、家にはいろんな人が、冷やかしとお祝いにやってきて、大層賑やかだったらしい。王宮では、早々に連絡を受けた様子のドンジュが、門を入った所で待ち構えていて——ドンジュは頬を紅潮させて、私とヨンに駆け寄り、事実確認をすると、「オレっ、今から行って来ていいですか??早退していいですか??ありがとうございます、大護軍!!!」ヨンがいいと言う前に、門を出てその
雪が降る前に、スンオクはソンゲに連れられて安州へ発った。(縫い上げた綿入れを持って)ソニに続いてスンオクまで、居なくなってしまった……淋しい。もちろん痛手だし。スンオクが居ない事に慣れるまで、私もヨンも、子ども達も大変ね……でも…良かったわ。そうしているうちに、もうひとつ、待ち侘びていたビッグニュースが——!その日、私はせり出たお腹を抱えて、久しぶりに典医寺へ出仕していた。王妃様の回診に行こうか…と腰を上げた時、「医仙様、医仙様っ」ユン先生が、こそこそと…でも、必死の形相で私
『「禁断」新婚旅行〈14〉』新婚旅行。四日目。朝からホテルに引きこもり中。ウンスはヨンを引きはがす。「もう・・やめて」体がいたい。加減をしてといっている。その言葉を無視をしていたずらをし…ameblo.jp前回の話はここです。深夜になりホテルの庭先にタクシーが止められた。二人は乗りこんだ。最初にこちらを確認してください。説明書を読んでくださいとカードを渡された。二人は読んでからサインもした。では最初に向かう場所は運転しながら話を進めていく。タクシーの運転手は話も上手。知る人
「——と、いう訳です。スンオクの事は、私が責任を持って……双城から先は、信頼のおける部下に送らせますので、ご心配は要りません!大護軍、医仙様」俺とイムジャは、目の前で起きている……この状況を、直ぐには受け止められずにいた。非番だった俺は、家で家族と寛いでいた所。買い物に出ていたスンオクを伴って、(半ば無理矢理にも見え)突然やって来たソンゲが、「スンオクを安州へ連れて行く」と言う——どうだ良い考えだろう、と、言わんばかりの笑みで立つソンゲの後ろで、スンオク自身は、色の無い顔で、言葉なく俯い
倭寇討伐の為に出陣した俺は、イムジャに約束した通り、早々にそれを収めて帰京した。イムジャの出産にも間に合い……無事に生まれた娘と無二の妻を、腕に抱く事も出来た。「……女の子よ。貴方、娘が欲しいって言ってたわよね。嬉しい?」寝台に腰掛け、我が子を抱く俺へ、身体を預けて妻が言う。「嬉しいです。貴女に似た娘を、存分に甘やかす事が俺の夢でした。ですが何より、無事に生まれた事が嬉しいです。貴女の身体に障りが無い事が……ありがとう。ご苦労様でした、イムジャ」「ねぇ、この子の名前は?生まれるまでは内