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夏の日差しが眩しくなる頃、安州のヒジェさんとソニの間に、無事に娘が生まれたと知らせが届いた…!母子ともに経過も良いとの事、本当に何よりだわ。しかも、そのうち都見物に連れて行く、だって……きゃ〜♡「会えるのが楽しみだわ〜!ソニは高齢出産だから心配したけど、本当に良かった…スンオクも、おちおち寝込んでられないわね。可愛い孫のお世話があるんだもの」「そうですね。以前より元気になるやもしれません」「うん!きっとそうね」春先、スンオクが体調を崩していると、ヒジェさんから知らせを受けて
夫婦の閨。夕餉と湯浴みを終え、タムは扉ひとつ隔てた奥の寝台で、ミスはイムジャの腕の中で眠っている。タムが弟が欲しいと言ったのを思い出したイムジャが、「子どもって、本当にあんな事言うのね」と、くすくす笑う。「俺は何人でも欲しいですが……出産は女子(おなご)の命を削ります。そこだけが心配で」「ふふ、あと1人くらい大丈夫よ」「……もしや、俺達の子の事も天の書に?」「んー、まぁね。知りたい?」「知りたいような……」「何人か。男が女か」「う……いえ、結構です」「いいの?流石に覚えてるわ
康安殿(カンアンデン)——取り次ぎの内官が、王様へ俺の来訪を告げた。少し待たされたが、無事に中へ通される。康安殿の中庭。その中程へ据えられた大岩に、主君がこちらへ背中を向けて静かに座っていた。肩は力なく落ち、背中は緩んで丸みを帯び……俺の目に映るその姿に覇気は無く、常より一回りも二回りも小さく見えた。王様をお慰めする……果たして、俺にそんな気遣いが出来るとは思えないが——王様が気落ちされている理由はもちろん、どんなご気性なのかも、分かっているつもりだ。だから何を言っても…どんな言
朝となった。スマホの目覚ましのアラームがなる。ぴぴぴ手探りでウンスがさぐる。先にヨンがスマホのアラームを切る。「おはよう」「おはよう」ちゅと頬にキスをする。ヨンはそれだけではたりないと唇にキスをしてきた。「あ・・もう・・やぁ」朝からこれほど激しくしなくてもいいのに。急いで身支度をして軽めの朝ご飯をとってから手をつなぎでかけていく。太陽が昇りきる前に朝の市をみてまわる。ホテルを出て坂道をくだり・市場がにぎわう広場へとつながっていく。観光の人たちだけじゃなく近所の人たちも朝の
「——お寺へ懐妊祈願に?」回診終わりのいつもの女子会。今日は坤成殿(コンソンデン)の東屋で、王妃様と恵妃様との3人会になっている。王妃様が、柔らかな笑みを湛えながら、「はい。このところ体調が良いので、行ってみたいのです。もちろん、遠くまでは行きませぬ。ほど近く良い寺がありますので……行ってもよろしいですか?医仙」ずっと体質改善に取り組んでこられた王妃様。私が高麗へ戻って来てから一度は懐妊されたけど、残念ながら流れてしまって……そのあとだったわ。王様に側室を、と、いじらしいほど頑なに
ウンスはヨンがいないことに気が付く。「どこへ」いってしまったの。不安に感じる。それほどに頼りにしていたと気がついた。「ヨンさん」呼んでみるが返事もない。タンも顔をあげる。抱っこをされていた。甘えるようにすりすりしてる。「アッパ・・いないの」さがすことにした。「そうね‥探しにいこうか?」いくいくという。家の庭・まずは近くを探すが姿がない。そういえば釣りが好きだと聞いたことがあった。「タン・・海にいこうか?」「うみ」いくいくというようにこくこくした。海が見える