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50歳代で、ルミナルタイプ、切除不能、縦隔リンパ節転移陽性の方が転院して来られました。主治医には、「もう治ることはない、あとは延命治療、原発巣を切除することは出来ない」と伝えられたそうです。それをどうしても素直に受け入れることが出来ず、私のセカンドオピニオン外来にお越しになられました。私は、これまでの治療経過や現状から、必ずしも諦める必要は無い、まだ何とかなるもしれない、無病状態に到達し得る可能性は充分にある、と考える事をお伝えしました。そう私が考える理由を、具体的に出来るだけ分かり
70歳代、ルミナルタイプ乳がん、多発皮膚転移再発の方が再診されました。全身治療の後、広範囲皮膚切除術+左全乳房切除術および腹直筋皮弁移植術を施行し、長期無病状態に到達されました。『50歳代ルミナルタイプ乳がんリンパ節転移そして』50歳代半ば、左乳癌、ルミナルタイプの方が来院されました。左乳房腫瘤に気付くも放置しておられました。その4ヶ月後に痛みを伴う様になり来院されました。腫瘍は1.…ameblo.jp50歳代半ば、左乳癌、T1N1M0StageⅡA、ルミナルタイプの診断で、lt.
70歳代前半、左乳癌手術から23年後に局所再発、骨転移と縦隔リンパ節転移、内胸リンパ節転移が出現してきました。ルミナルタイプ乳がんでした。治療開始前の原発巣のPET画像です。9ヶ月後のPET画像です。全身治療開始から6ヶ月後、全身転移が完全寛解あるいはそれに近い状態と判断した後に、左乳房の全切除術を行いました。病理結果では、53×26×13mmの範囲に乳がんが遺残していました。切除断端は陰性でした。ER+(8%),PgR+(0.1%),HER2-(2+,FISH-),
50歳代半ば、両側乳がんの方が来院されました。胸部造影CT画像です。足の方から見た形になっています。向かって左上の赤い矢印が右乳房の局所進行・切除不能乳がんです。造影CT画像ですので、白い色のところが全てが乳がんです。皮膚に広範囲に浸潤し、皮膚の肥厚も見られます。下の赤い矢印は右肺の胸水貯留を示しています。向かって右のオレンジ色の矢印が左乳房の早期乳がんです。少し尾側のPET画像です。右乳房全体がオレンジ色から黄色、黄緑色に光っており、活発に活動している乳がんをしまいています。
60歳代後半、ルミナルタイプ乳がん術後、骨転移再発、急速に進行する肝転移再発の方の治療に当たらせていただきました。『急速に進行する肝転移を目の前にしての医師の治療方針の違い』60歳代後半、ルミナルタイプ乳がん術後、肝転移再発、骨転移再発の方が来院されました。骨転移は何とかまだおとなしそうでしたが、肝転移は肝生検を挟んで2ヶ月足らず…ameblo.jp幸いにもこれまでにあまり治療薬は使われておらず、戦う武器は揃っていました。再発時の骨盤のCT画像です。矢印の先に骨転移があります。反対側の
40歳代前半で術後内分泌療法を投与されている途中に多発肝転移してきた方が、セカンドオピニオン外来を受診されました。肝転移再発後、ファーストライン(第一選択)の治療として、SERD(フルベストラント)+CDK4/6阻害薬(アベマシクリブ)を投与され、肝転移巣は再発から1年1ヶ月間、非常に良くコントロールされていました。でもこの方が心から目指されているゴールは症状緩和、延命ではありませんでした。『乳がん肝転移に対する内分泌療法(±CDK4/6阻害薬)で起こること』「出来れば治りたい。
最近まで可能な限り患者さんを受け入れてきて、ちょっと(だいぶ?)精神的肉体的疲労のピークを迎えています。以前の主要都市の病院から、少し閑静な住宅街の中にある中規模病院に移り、少し落ち着けるかなと思っていました。引き続き私の治療をご希望される患者さん方の異動は何とか無事に済みましたが、今度は以前おられた先生の患者さんの引き継ぎ、これが申し送りがほぼ無い状態で20数人の転移・再発乳がんの方の受け入れ、それ以外の数百人の方々も引き継ぎ、何とか近医の先生方も頼って私の治療が必要な方々に時間を割ける状
進行乳がんの中には、「StageⅣ(ステージ4)乳がん」があります。その他に「再発乳がん」や「切除不能乳がん」があります。再発乳がんの中でも、「局所再発乳がん」と「遠隔転移再発乳がん」とがあります。今回はその中でも特に、「ステージ4乳がん」と、「遠隔転移再発乳がん」について、少し深く掘り下げたいと思います。時に乳がんの治療を受けられている方々のブログ等で、「初発ステージ2、手術から5年後に肝転移発覚。ステージ4になりました。」と言う記載や、それに似
「転移・再発乳がんは治らない」あるいは「転移・再発乳がんはほとんど治らない」は一般的には多くの方が同意されている考え方かと思います。だから転移・再発乳がんは根治を諦めなければならないのでしょうか。何事にも限界はあります。世界中の乳がん診療に携わる医師のほとんどが感じている事かもしれません。治療を受けている転移・再発乳がん患者さんのほとんどが感じている事かもしれません。「転移・再発乳がんは治らない」臨床試験の結果からも、転移・再発乳がんが完全寛解に一度でも到達する確率は1.5-6
30歳代前半に右乳がんと診断され、30歳半ばに縦隔リンパ節転移再発、骨転移再発された方が転院して来られました。Luminal-HER2タイプでした。延命治療から根治を目指した治療に変更しました。CT画像および骨シンチグラフィ上、4ヶ月後には遠隔転移巣は全て完全寛解に到達と判断し、およそ2年後のCT画像で、その状態を永らく維持していると判断しました。『30歳代ルミナルHER2タイプの骨転移再発・遠隔リンパ節転移再発を根治に導く』30歳代半ば、右乳がん術後、縦隔リンパ節転移再発、骨転移再発
50歳代女性左乳がんT2N1M0StageⅡBlt.Bp+Ax施行IDC、NG3、ER+(100%),PgR-(0%),HER2-(0),Ki6770%,n=3/8術後補助療法はAI剤(アナストロゾール)のみ。残存乳房照射(40Gy/25Fr)施行。手術からおよそ4年後、左腋窩リンパ節転移再発。左腋窩リンパ節および鎖骨下リンパ節郭清術(levelⅠ+Ⅱ+IC)施行。levelⅠ+Ⅱ3/3,Ⅲ1/1,ER+(100%),
私は乳がん診療に関しては、「超」が付く程の現実主義者です。少なくとも私自身はそう思っています。世界中で、ほとんど治らないと考えられているdenovoStageⅣ乳がん(無治療の転移乳がん)。全症例の長期無病状態継続率は既に50%を超えています。それは、「乳がん」を自分なりに生物学的に突き詰め、実臨床ではお1人おひとりの全身状態とがんの状態を詳細に把握し、毎回の診察を大切に大切に行った結果かと思います。「そんなの当たり前だ。全ての医者はそうしているよ。」と仰られるかもし
いつもありがとうございます。あけみんです何気なくネットニュースを見ていたら上がってきた「花咲乳がん」を発症すると「どんな臭い」がする?予防する方法も解説!(MedicalDOC)-グノシー花咲乳がんは乳がんの種類ではなく、乳がんが進行して皮膚に潰瘍ができた状態です。花咲乳がんになると、潰瘍から強烈な悪臭がするといわれています。本記事では、花咲乳がんの臭いについて解説します。≫「花咲乳がんを発症する原因」はご存知ですか?症状や治療法も解説!医師が監修!※この記事はMedicalDO
トリプルネガティブ乳がんは、いくつかあるサブタイプのうち相対的に、特に進行乳がんで増殖速度が速く、治療困難例が多いと感じています。もちろんトリプルネガティブ乳がんでも比較的大人しいタイプがあったり、逆に他のサブタイプで増殖速度の速い乳がんも沢山あります。進行トリプルネガティブ乳がんの中でも治療に良く奏功し、一直線に完全寛解にまで到達する例もあります。この様なタイプは、たとえ進行乳がんであっても、その多くが長期無病状態から根治を充分に目指せると考えています。一旦治療に良く奏功して、一気に原
20歳代で右乳がん、rt.Bp+Ax(levelⅡ)を施された方がおられました。お母さんが乳がんでしたがBRCA遺伝子異常はなかった様です。腫瘍長径4.5cm,浸潤性乳管がん、硬がん、切除断端陰性、ER+(80%),PgR+(80%),HER2+(3+),Ki6720%,n=6/24残存乳房への放射線照射(切除部位にブースト照射追加)及び、術後補助化学療法として、EC×4サイクル→ドセタキセル×4サイクル(ジーラスタ使用)が行われています
いつもありがとうございます。あけみんです今日は…新年!女子会でした何人かの方から「今年はやらないの⁉️あけみんが声掛けをしてくれな〜!」とお声をいただき…やるで〜!と音頭を取るだけの私素敵なお店を見つけて予約など全てしていただきましたありがとうございます12:00〜16:30まで食べ放題、飲み放題!という素晴らしいお店東京からわざわざ参加くださった方もいらして感激でしたまた、最初は「初めてで緊張してる〜」と、おっしゃってる方もいらっしゃいましたが…
穢れを祓いに行って参りました。一夜明けて快晴、とても暖かくお詣り日和でした。気持ちの良い朝でした。今回ははじめて山頂まで登る事にしました。全てをゆっくり周るにはかなりの時間が必要な様です。ゆっくりと廻りながら山頂に向かいました。そこはマイナスイオンに満たされていました。途中まで一本道で、途中から左右に分かれて頂上で合わさっています。正式には時計回りに廻る様です。三叉路まで来ました。京の街並が一望出来ました。『Ⅰはじめまして』はじめましていつかすべての進行乳がん(切除不能乳
昨日2026年2月19日「化学療法歴のあるHER2陽性の手術不能又は再発乳がん」に対する治療薬として、HER2チロシンキナーゼ阻害薬(TKI)である、tucatinib(ツカチニブ、ツカイザ)の日本での製造販売が承認されました。経口投与薬で、trastuzumab(トラスツズマブ、ハーセプチン)とcapecitabine(カペシタビン、ゼローダ)との併用となりそうです。HER2蛋白は、「細胞外ドメインー膜貫通部分ー細胞内ドメイン」からなります。ツカチニブは細胞内ドメイン