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当初FP療法で治療を受けていました。前回のブログで記した通り、「心疾患」に伴う副作用が出たことにより、このままのFP療法では、身体が持たないと医師から説明がありました。そこで、身体の負担の少ないmFOLFOX6療法に変更することになりました。9/9(火)の血液検査の結果で白血球の数値が想定以上に上がる事を前提に、9/12(金)より抗がん剤治療を開始することになりました。合わせて、リニアックの放射線量も60グレイから50グレイへ変更。根治を目指すには線量が少ないとも思った
60歳代後半、ルミナルタイプ乳がん術後、骨転移再発、急速に進行する肝転移再発の方の治療に当たらせていただきました。『急速に進行する肝転移を目の前にしての医師の治療方針の違い』60歳代後半、ルミナルタイプ乳がん術後、肝転移再発、骨転移再発の方が来院されました。骨転移は何とかまだおとなしそうでしたが、肝転移は肝生検を挟んで2ヶ月足らず…ameblo.jp幸いにもこれまでにあまり治療薬は使われておらず、戦う武器は揃っていました。再発時の骨盤のCT画像です。矢印の先に骨転移があります。反対側の
40歳代前半ルミナルタイプ肝・骨・内胸リンパ節転移再発の方が転院して来られました。それまでの内分泌療法は良く奏功していました。この方は延命ではなく、出来る事なら無病状態到達からの根治を望まれました。『向かいたいゴールへ向かう為にベストな治療を選択する事』40歳代前半、右乳がん術後の方がお越しになられました。30歳代半ばに根治手術を受けておられました。ルミナルタイプ乳がんで、術後補助内分泌療法としてタモキシフェ…ameblo.jp内胸リンパ節転移と骨転移は完全寛解に到達と判断しました。
50歳代半ば、左乳癌、T1N1M0StageⅡA、ルミナルタイプの方が来院されました。lt.Bp+Ax(左乳房部分切除術および腋窩リンパ節郭清術)施行浸潤性乳管がん、硬がん、ly1,v0,ER+(95%),PgR+(5%),HER2-(0),NG3,HGⅢ,n=5/22(levelⅠ4/14,levelⅡ1/8)、切除断端陰性術後補助化学療法としてFEC×4サイクル→パクリタキセル毎週投与×12サイクルを行いました。左乳房、左腋窩
ある方がセカンドオピニオン外来に来院されました。転移乳がんで主治医から、「もう治らない。あとは延命・緩和治療になる。」と告げられたとの事でした。心が痛くなりました。2022年度版乳癌診療ガイドラインにも、「転移・再発乳癌では根治(治癒)は期待できず,「全生存期間(OS)」の延長と,「生活の質(QOL)」の向上を目的に薬物療法が行われてきた。しかし,近年の薬物療法の進歩に伴い,薬物療法によって完全奏効が得られ,あるいは,局所治療の追加で腫瘍の残存が画像上検出できない状態となり,その後
30歳代半ば、右乳がん術後、縦隔リンパ節転移再発、骨転移再発の方が来院されました。初発は、T1N0M0StageⅠER+(70%),PgR+(25%),HER2+(3+),Ki6720%Luminal-HER2タイプ原発巣の根治手術から2年6ヶ月後に縦隔リンパ節転移再発。その1年1ヶ月後に多発骨転移再発。骨転移生検では、ER+(80%),PgR+(25%),HER2+(3+),Ki6740%縦隔リンパ節転移再発後から、trastuzumab(トラ
60歳代女性、およそ20年前に左乳がんを発症されました。当時T1N0M0StageⅠの診断で、Bp+Ax(乳房部分切除術および腋窩リンパ節郭清術)を施行されました。ER+,PgR+,HER2-,Luminaltype術後補助療法として、EC×4→LH-RHagonist+TAM(タモキシフェン)を4.5年間受けられました。その15年後のCT検査で骨転移が疑われ、PET検査で多発骨転移再発と診断されました。骨転移巣に放射線照射が行われました。AI(アロ
トリプルネガティブ乳がんは、いくつかあるサブタイプのうち相対的に、特に進行乳がんで増殖速度が速く、治療困難例が多いと感じています。もちろんトリプルネガティブ乳がんでも比較的大人しいタイプがあったり、逆に他のサブタイプで増殖速度の速い乳がんも沢山あります。進行トリプルネガティブ乳がんの中でも治療に良く奏功し、一直線に完全寛解にまで到達する例もあります。この様なタイプは、たとえ進行乳がんであっても、その多くが長期無病状態から根治を充分に目指せると考えています。一旦治療に良く奏功して、一気に原
60歳代女性、左乳がん、Luminaltype手術からおよそ20年後、術後補助療法を終えてからおよそ15年後に多発骨転移再発。内分泌療法の1次治療(アロマターゼ阻害薬)投与開始から12ヶ月後にPD(増悪)。2次治療(フルベストラント+パルボシクリブ)に変更し、1年10ヶ月後にPDも同じ治療を継続中。再発治療を開始されてから既に4年2ヶ月が経過しています。『骨転移再発乳がん治療譲れること譲れないこと』60歳代女性、左乳がん40歳代でT1N0M0StageⅠの診断Bp+Ax
50歳代半ば、両側乳がんの方が来院されました。胸部造影CT画像です。足の方から見た形になっています。向かって左上の赤い矢印が右乳房の局所進行・切除不能乳がんです。造影CT画像ですので、白い色のところが全てが乳がんです。皮膚に広範囲に浸潤し、皮膚の肥厚も見られます。下の赤い矢印は右肺の胸水貯留を示しています。向かって右のオレンジ色の矢印が左乳房の早期乳がんです。少し尾側のPET画像です。右乳房全体がオレンジ色から黄色、黄緑色に光っており、活発に活動している乳がんをしまいています。
30歳代前半で右乳がんと診断。T1N0M0StageⅠER+(70%),PgR+(25%),HER2+(3+),Ki6720%Luminal-HER2タイプ根治手術先行術後補助療法としてLH-RHアゴニスト+タモキシフェンを投与される。その2年半後のCTで内胸リンパ節転移が疑われる。治療をトラスツズマブ(ハーセプチン)+ペルツズマブ(パージェタ)+LH-RHアゴニスト+レトロゾールに変更その1年1ヶ月後のCTで骨転移の出現が疑われ、針生検施行。
私は学位取得後、一時期日本の最高峰の研究機関でがん研究に没頭していた時期がありました。実際に毎日平均15時間前後の実験を続けながら、とても厳しい研究生活を続けました。その様な中でも時に、ボスに銀座の行きつけの隠れ家に連れて行かれ、夜中まで飲み明かす事もありました。そこにはボスのフォークギターが置いてあり、酔ってくると自ら弾きながら様々な歌を歌い始めます。私はその歌声を聴きながら一緒に口ずさみ、普段は命を削る様なとても厳しい世界ではありましたが、その瞬間はボスと心を通わせていた様に思います
転移・再発乳がんはほとんどが治らないとされています。一方で、ありとあらゆる転移・再発乳がんに対する臨床試験の結果、完全寛解率はおよそ0〜6%ですが、0%はとても少ないと言う事実があります。多くが2%前後です。乳がん診療ガイドライン2022年版には、以下の記載があります。乳がん診療ガイドライン2022年版よりこれは私の言う、「長期無病状態」を現しているかと思われます。言い方の問題ですが、多くの乳腺専門医(乳腺外科医や腫瘍内科医等)の先生方が患者さん方に対し