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つい最近、レディホワイトの収穫時にも書きましたが、白イチジクは完熟が、分かりづらく、また取り逃がすところでした。今回は、ギリシャの品種、グリーングリークが収穫を迎えました。希少度はレディ3姉妹より少し上で、ネットショッピングではほぼ購入できないレベルです。グリーングリークは緑皮、イチゴのような赤果肉の品種で、アドリアチックタイプと言われているグループに分類されます。他には、グリーンイスキア、ホワイトマデイラ#1、ストロベリーヴェルデ、ヴェルデ、バッタリアグリーンあたりもそのグループです。そ
ブルーベリーには、あまり開かずに縦に伸びる直立性の品種と、横に広がる形状で育つ開帳性の品種があります。管理しやすいのは圧倒的に直立性です。今回紹介するノーザンハイブッシュ系のヌイは開帳性の品種です。小さな苗木の内から寝そべったような樹形になる事もしばしばです。縦ではなく、曲がって横方向に伸びるため幅を取ります。横に広がるデメリットはそれだけではありません。少し専門的な話になるのですが、縦に強く伸びる枝では植物ホルモンのオーキシンがよく働きます。オーキシンが働く事で、強いしっかりとし
ラズベリーのトゥラミーンがここ数日で一気に色付き収穫を迎えました。ルビーのような濃い赤で見るからに美味しそうです。一粒試食してみました。ラズベリーを栽培して収穫するのが初めてなので、どんなものかよく分かりませんでしたが、想像の3倍くらいフランボワーズな風味が口に広がります。甘味が濃厚ですが、酸味が下からしっかり支えているので味に厚みがあると言いますか。とは言え、今まで生のラズベリーを食べる機会があまりなかったので、想像以上にインパクトのある味でした。これはかなり美味しいです。しかし
昨年の冬、成功率100%を叩き出した、イチジクの秋冬挿しです。特に上手く行く秘訣のようなものはありませんが、方法と管理について書きます。挿し木自体は枝を切って、土に挿すだけなので、特別な事は何もしていませんが、管理の考え方がセオリーとは少し違うのかも知れません。セオリー通りにやっていると、何%かは失敗するので、少し改良した管理方法になります。用意するのは、今年伸びたイチジクの枝、できるだけ小さいプラカップ、鹿沼土細粒です。今回は、斑入りイチジク・ジョリータイガーで挑戦です。1本に芽を2
こんばんは。ゆももです。今日は我が家の果樹の記録。オリーブ我が家のオリーブニ品種。大きいのがミッション。株元の小さなテラコッタ鉢がコロネイキ。今年のミッション結局お花が全く咲きませんでした。しかしコロネイキは去年より多めな実をつけてます。コロネイキって…単独でも実を付けられる品種?ライチクェイメイピンク未だお迎えした年にしか実がなっていないライチクェイメイピンク…一つだけ結実したかも…と淡い期待を抱いていたお花も枯れ今年も残念ながら全滅。やはり人工受粉
以前からブルーベリーのコガネムシ被害について書いていますが、何度か対処するうちにわかってきた方法を書きます。まずコガネムシの幼虫被害に遭ったブルーベリーを鉢から抜きます。被害状況は、葉が紅葉する、落葉する、成長が遅い場合などに鉢土に棒を刺して確かめるとわかりやすいです。数ヵ所にザクザク刺さる場合は、高確率で根を食べられています。このメドーラークは昨年、2年生苗を購入した今年3年生の株ですが、根の量は購入時より少なくなっています。地上部も成長が悪かったので、しばらく気にしながら見ていまし
ブルーベリーの葉にクロロシスが出てしまいました。特に酷いのがラビットアイ系ノビリス、クレイワー、ハイブリッドのフロリダローズあたりです。ハイブッシュ系では、ノーザンハイブッシュのレカが怪しいですが、他はほとんど出ていません。新しい葉の色付きがまばらです。このように、葉脈周辺は緑色、葉脈間が黄色っぽくなる症状がクロロシスです。このようになる理由は単純明快で葉緑素の生成が追いついていないからです。葉緑素が足りていない分、光合成の効率も落ちてしまいます。原因としては、葉緑素の原料(窒素、
週末が天気が良い予報だったので、週末に収穫を予定していましたが、連日の雨で完熟した実の軸のところに雨水が溜まり、傷んでしまうあんずが出始めたことや落下する実が多数みられるようになったことから収穫することにしました。😊すこし早めに会社から帰宅して、雨が降りしきる中での収穫です・・・🥺生食用あんずは傷み易いため、なかなかスーパーでは見かけない果実なんですよ。大方、ドライフルーツかジャムに加工されてしまいます。生のあんずを食べたことがない方が多いのではないでしょうか。生の
【柿の生理落果&ブラックベリーの仕立て方】九州〜山口が梅雨入りしましたねいよいよ梅雨入りが近づいてきました今日は梅雨入り前の貴重な晴れ間でしたので、野菜〜ブドウ〜柿〜柑橘まで総薬剤散布デー頑張りました〜バテバテなタカさんです柿の6月生理落果(ジューンドロップ)が始まりましたこれは落果した痕跡適正な数になるまで自然落果は続きます。これからの時期は曇雨天による日照不足での栄養不足、果実同士や果実と枝葉の伸長での養分奪い合いが起こるので、栄養争奪に負けた果実は落果していきます。甘柿『興
気を取り直して、レアイチジクの話です。挿し木1年生のブラックマデイラKKという品種に果実が着き始めていました。ビックリする程、樹勢が弱くて、1年経っても鉛筆くらいの太さしかなく、樹高も30cm無いのに、幼果が着いているのは驚きました。流石に、今からでは、完熟せずに冬になるのと、挿し木1年生では、体力的に不安なので、摘果しました。樹勢が強い品種より、樹勢が弱い品種の方が果実の着きが良いのは、ほぼほぼどの果樹でも共通ですね。ブルーベリーでは、ピンクレモネードやコロンバスあたりは樹勢が強くて
ブラックベリー・プライムアークフリーダムの秋果の収穫が始まりました。ラズベリーはとても好きなのですが、ブラックベリーは赤ワインを芳醇にしたような、癖のある渋味があって、酸味も強くて、食べた時は珍しい味にテンションが上がりましたが、今思えば好んで食べられる味ではないというのが感想です。あとは、種が気になります。ブラックベリーは、本当に好きな人はとことん好きで、お酒を飲みながらでも食べるような果物で、味の好みが子供の頃から変わっていないような、私のような人には相性が悪い果物なのかな?と勝手に思
今年収穫したフィンガーライムの品種は全て紹介したと思っていましたが、レッドルビーの紹介を忘れていました。今年は赤系ばかりです。来年は、黄色系や緑系も収穫できるようになると良いです。レッドルビーは黒皮、赤果肉のイメージが強いですが、赤〜赤茶色皮止まりです。この木は本物である事が確定しているので、特に気にしてはいませんが。果肉の赤は、他の赤系品種と比べても濃く鮮やかです。赤系品種は、グレープフルーツっぽい香りが漂う品種が多いですが、この品種はキリッとしたレモンっぽい香りがします。種子は、2,
不織布1枚で囲っただけの無加温ハウスでフィンガーライムを越冬させました。寒風の直撃や霜に当たらない状況ではありますが、気温はほぼ外気温と同じところまで下がるので、内心不安でした。加温ハウスや室内に入れた程は綺麗な状態では無いですが、40株ほどあるフィンガーライム全てが枯れずに冬を乗り越えました。愛知県内ですが、標高が高いエリアなので冬季の夜間気温は名古屋市より3℃ほど低い日が多いです。ハウス内最低気温は-5℃以下が5日程、最低で-8℃まで下がりましたが、なんとか大丈夫だったようです。酷い
コガネムシ幼虫の被害に遭ったブルーベリーは多く、根のほとんどを食べられてしまった物もあります。ほとんどの根を失った場合復活は難しいですが、2,3割くらい残っていれば、土を変え、コガネムシが入らない対策をして適切に管理をする事で復活する可能性は十分にあります。秋頃に根の8割を食べられたブルーベリー苗の写真です。同時期の健康な株はこれくらいの根張りでした。上の写真並みに被害に遭ったブルーベリーたちは復活したのか?枯れてしまったのか?様子を見てみたいと思います。こちらはこちらラビットアイ系
販売開始から2,3分で売り切れた、あの争奪戦で購入した、ブルーベリーサザンハイブッシュ系のスプリングハイの苗木が届きました。『ブルーベリー今季の苗木補充が終了しました。』今日はオーシャン貿易のブルーベリー苗木販売開始の日でした。オーシャン貿易でしか買えない限定品種があり、人気の品種は一瞬で売り切れるので、年に一度の勝負です。オ…ameblo.jp果樹の苗木は、権利の関係で、1社からしか購入できない品種が結構たくさんあります。スプリングハイもオーシャン貿易のみが取り扱っているので、この日を逃
ブルーベリーの紅葉、落葉が進んできました。かなり葉が落ちてしまったので、遠目で見てもあまり綺麗ではないですが、近くから写真を撮ってみたので、いくつかあげてみます。まずは、ラヒです。寒くなるギリギリまで、成長させてしまったので、まだ柔らかい若葉が紅葉するという、少し可哀想な状態になっています。色は、遠くから見ても、ラヒだ!と分かるくらい、明るい赤に染まっています。(まだ、周辺のラビットアイ系が紅葉していないからでもありますが)コビルです。木1本丸々この色の葉が付いていたらとても綺麗なん
日本で苗木が入手できるピンク果実のブルーベリーといえば、ピンクレモネードとフロリダローズの2種類です。Twitterで頂いた質問です。どちらがオススメとは一概に言えないので、それぞれの品種の特徴をあげていきます。ピンクブルーベリーの代名詞的存在ピンクレモネードです。まず、淡いピンクのフロリダローズと比べても、濃いビビッドピンクで目を引く存在です。どうしてもこの色を使いたいと言うのであれば、ピンクレモネード一択になります。他の特徴としては、収穫期は6月末〜7月上旬頃、果実はやや小さめ、
先日ノーザンハイブッシュ系プルを収穫した事を記事にしましたがその後、他3種類でも収穫できる程度に熟しできたので食べた感想などを書いていきます。比較用の500円ですが、写真が下手なので比較になりません。ただ、せっかく撮ったので貼っておきます。最初に以前も紹介したプルです。以前も紹介したので簡潔に書きます。噛んだ時に皮が全く気にならずゼリーのような果肉が出てきます。甘味が強く、邪魔しない程度の酸味が甘味をさらに引き立てるのでとても美味しいです。種も小さく少ないのが嬉しいです。2番目はヌ
人生で初めて育てたラズベリーはトゥラミーンという、一般的な市場には出回らない品種です。入手経路がほぼヤフオクしかなく、最近は偽物が出回っているという物騒な情報もあります。(当園で栽培しているトゥラミーンは、これが偽物なら日本に本物が無いと言えるくらい信頼できる方から購入した物になります)そういう希少品種を育てるのは、一般的な品種を一通り栽培して、満足できなくなってからというのが普通なのでしょうが、いきなり希少種から入ってしまったため、比較対象が無く、実際に収穫して食べましたが、これが他のラ
フィンガーライムで、赤茶色〜焦茶色皮で、透明〜やや黄色っぽく果肉が色付くウォーコップという品種があります。ワチョップとも呼ばれていますが、Wauchopeの読み方はウォーコップかウォーカップだと思うので、当園では、ウォーコップ読みに統一させて頂きます。味の情報を集めると、マイルドなレモン味、酸味がやや強めという感じでした。なぜ、品種の情報から書き始めたか?というと、当園に本当にウォーコップなのか?と疑っている木があるからです。上に挙げた情報とどれだけ一致するかを確認しながら、当園のウォー
フィンガーライムは、開花期を迎えています。特に先陣を切って咲き始めたオーストラリアンブラッドは蕾の7割ほどが咲き、綺麗な姿になっています。ミツバチも来て、受粉する体制もバッチリなのですが。1つ問題があります。それは、見渡す限り雄花ばかりな事です。雄花は花粉を出す事が役目で、雌しべが無いため果実を着ける事ができません。たくさん花が咲いても、雌花が0なら収穫も0です。区別が付いていないだけではないか?と思ったのですが、雌花はこのように、中央に大きな雌しべがあるので一眼でわかります。も
フランスの黒イチジク・ビオレソリエスがようやく収穫を迎えました。日本では、ドーフィン、蓬莱柿(日本種)、ロングドゥート(バナーネ)、ホワイトゼノア(本当はブルンスウィッグ)に次いで5番目に有名な品種だと思います。幻の黒ダイヤという異名を持ちながら、苗木はホームセンターにも度々並ぶくらい、入手難易度が低いです。去年は完熟一歩手前で冬を迎えてしまい、食べられず仕舞いだった品種なので、一年越しの初収穫です。色付いており、一見美味しそうですが、石のように硬いままでした。日本での栽培が難しいと一
※この記事には捕獲した蜂の写真が載ります。写真にはモザイクをかけてぼかしますが、動画はそのまま載せますので、苦手な方はご注意ください。時々圃場を通過するスズメバチやコガネムシを対策する為にハチ激取れを設置した事を以前記事に書きました。『スズメバチとコガネムシを捕獲するトラップを設置しました。』昨日はご心配をおかけしました。みなさんの暖かい励ましの言葉に救われました。まだまだ本調子とは言えませんが、だいぶ元気が回復してきました。本当にありがとうござい…ameblo.jpその後どうなったかを
2023年8月9日仕事終わりにダルマティのプランターをみていると、1つだけ妙にくたーっとして重力に負けている実を見つけました。色は黄色でとても柔らかかったので収穫してみました。包丁で切ってみると…完熟でした!!前回の早く収穫してしまったダルマティと比較すると一目瞭然!完熟のダルマティを食べてみると…激甘!!一言で表すと、【木になるジャム】でした!笑ガーデニングしてる方は是非イチジク栽培で完熟いちじく食べてもらいたいです。
ブルーベリーの特性はだいたい自分が育て始める前からイメージしていた通りでした。イチジクはイメージとかなり隔たりがあります。イチジクと聞いて1番に思い浮かぶのがトルコ産のドライイチジク、他にはイスラエルやギリシャ、フランスなどで栽培されているイメージが強いです。トルコやイスラエルは砂漠がある国という印象なので、加湿に弱く、乾燥に強いとばかり思っていました。しかし、実際に育ててみると異常なくらいの水分要求量があります。ブルーベリーより更に水を吸いますし、水が切れた時にぐったりするのも早いで
フィンガーライム栽培も、始めてから数年が経ち、まだ数回の冬ですが、一緒に乗り越えてきました。その中で、肌感覚ですが、耐寒性の強い品種、弱い品種が少しずつ見えてきました。特に寒さに強いのは、ブラッドオレンジの血が入っているハイブリッド品種、オーストラリアンブラッドです。他には、ワイルドホワイト、デザートライムなどの、野生種が強いです。味や見た目が良くなるように品種改良が進められている事もあり、どの植物も原則園芸種より、野生種の方が強いです。フィンガーライムの改良種の中で、耐寒性の強さを感
フィンガーライムの接ぎ木、接ぎ木挿しを始めてから15日ほど経ちました。『フィンガーライム接ぎ木。室内管理で活着を目指す!』フィンガーライムの接ぎ木を実施しました。この時期に接ぎ木をして、屋外で管理しても、活着前に冬が来て、確実に枯れてしまう事が目に見えているので、昨年のイチジク挿…ameblo.jp木の枝を切ってきて、放置しておくと、水分不足でやがて枯れてしまうように、接ぎ木でも、台木から穂木への水の受け渡しが上手くいかないと枯れてしまいます。植物の種類にもよりますが、接ぎ木してから10日
*デライト初収穫〜味の評価*ブルーベリーデライト2021年初収穫!表題の通り、本日今年初収穫のブルーベリーを味わいました記念すべき初収穫となった実はデライトでございますデライトと言えば、ワタクシがブルーベリーにハマるきっかけとなった品種です。大玉で甘みが強くジューシー農園に行くと、他の品種なんか見向きもせずそりゃもう必死に採りますよ本物のお味を知っているので、淡い期待を込めながらワタクシのデライトを冷静に評価してまいりますでは、まず大きさから。約1
大量のブルーベリー苗が大関ナーセリーから到着しました。3年生苗は1箱に3株までしか入らないので、20箱届きました。結構、ぎっしりな感じです。農園準備を始めた最初の年は2年生苗ばかりを買っていて、昨年から3年生苗を増やし始めました。1苗あたり、1,000円追加で払い、更に1年間育ててから送ってもらう選択をしています。趣味での栽培では、出来るだけ小さいうちから育てたい願望が強めですが、経営の視点を持つと、利益を生まない期間はなるべく短くしたいと思える物ですね。今回、仕入れた苗木は、4品種計
斑入りイチジクのジョリータイガーです。観葉植物なのか、果樹なのか、かなり微妙なラインの植物です。と言うのも、斑が入っている=その分葉緑素が少ない=光合成量が落ちるので成長が遅いからです。成長が遅いので果実が着くまでかなりの年数が掛かると考えていましたが、まさかの挿し木から1年で結実してしまいました。この果実の写真は20日程度前のもので、20日が経過し、かなり大きくなっていました。果実の特徴は縞が入る事です。少しずつ、薄い縞が出てきています。時期的に完熟まで持っていく事はかなり厳しい