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イチジクはとても樹勢が強い植物なので、放っておくとみるみるうちに大木になってしまいます。あまり大きくなり過ぎたら困る場合に、夏果を諦める事で木をコンパクトにまとめる一文字仕立てという栽培方法があります。夏果専用種には不向きな仕立て方ですので、ご注意ください。まずイチジクには夏果と秋果があり、夏果専用種、秋果専用種、夏秋兼用種があります。一般的には夏果の方が大きく、秋果の方が甘いです。サイズを取るなら夏果、味を取るなら秋果となるわけですが、サイズを取って夏果を選ぶ場合は木のサイズも大きく
当園には566株のブルーベリーが有り、その大半が今年3年生の苗木です。4年生となる来年からは少しずつ頑張ってもらいたいのですが、現3年生は基本的に全ての花芽を取り除き(夏の間ブログを見て頂いた方は覚えているかも知れませんが、取り除き方が甘く、結構な数が果実になってしまいましたが)成長を優先させました。割と順調に来ていると感じていますが、この夏枯死してしまったブルーベリーの品種と原因をわかる限り書き出してみます。まずは初夏の時点で弱っていた、ハーブハイブッシュ系のノースランドと、葉が全く無く
桃を育てようと思った時にGoogleで検索しても育て方がヒットしなくてかなり困ったりしたので、自分なりに桃を育てて見て思ったことを書いていきますシリーズ!過去の記事はこちらから↓↓↓『【お家で桃を育てる】過去記事まとめ』桃を育てようと思った時にGoogleで検索しても育て方がヒットしなくてかなり困ったりしたので、自分なりに桃を育てて見て思ったことを書いていきますシリーズのまと…ameblo.jpさて第3回の今回は植え付け編となります。まぁ植え付けなんてテキトーでいいやとか考えてるさんぱは
11月頃から順次休眠枝挿しをしてきたブルーベリーたちの現状です。挿し木の様子は『ちょっと早めの休眠枝挿し』ブルーベリーですが、昨日のブログに書いた計画をスタートしました。『今冬のブルーベリー管理』今年は補充はほとんどしない事にしました。約600株のブルーベリーがい…ameblo.jp挿し木という枝を土に挿すだけで無限に個体を増やせてしまう作業を行いました。(種苗法により増殖が制限されている品種の増殖はしていません。4月から法律が改定されているので、植物を増殖される方は今一度ご確認を)本
何度目かのフィンガーライム比較ですが、今回は完熟+種類多めです。左パープルブリス、右ピンクアイスです。前回はピンクアイスが完熟では無かったのですが、完熟させたら、パープルブリスとそっくりな見た目になりました。これでは、もしかしたら同じ品種なのでは?という疑惑が出てきてしまいます。カットしたものを並べたところです。こうして見ると違いがある事が分かります。パープルブリスの方が濃く鮮やかなピンクで艶があり、1粒1粒が大きいです。一方、ピンクアイスはやや暗めの薄いサーモンピンクで、粒によって
つい最近、レディホワイトの収穫時にも書きましたが、白イチジクは完熟が、分かりづらく、また取り逃がすところでした。今回は、ギリシャの品種、グリーングリークが収穫を迎えました。希少度はレディ3姉妹より少し上で、ネットショッピングではほぼ購入できないレベルです。グリーングリークは緑皮、イチゴのような赤果肉の品種で、アドリアチックタイプと言われているグループに分類されます。他には、グリーンイスキア、ホワイトマデイラ#1、ストロベリーヴェルデ、ヴェルデ、バッタリアグリーンあたりもそのグループです。そ
ブルーベリーの葉にクロロシスが出てしまいました。特に酷いのがラビットアイ系ノビリス、クレイワー、ハイブリッドのフロリダローズあたりです。ハイブッシュ系では、ノーザンハイブッシュのレカが怪しいですが、他はほとんど出ていません。新しい葉の色付きがまばらです。このように、葉脈周辺は緑色、葉脈間が黄色っぽくなる症状がクロロシスです。このようになる理由は単純明快で葉緑素の生成が追いついていないからです。葉緑素が足りていない分、光合成の効率も落ちてしまいます。原因としては、葉緑素の原料(窒素、
ホームセンターや園芸店のブルーベリー苗は有識者には賛否両論ありますが、気軽にスタートできる事。安く購入できる事。自分の目で見て購入できる事。などメリットもたくさんあると感じています。ちょうど今の時期、園芸店などに苗が並びますし植え付けのタイミングでもあります。どのような苗木を選ぶべきなのかは、個人個人によって変わると思います。条件別オススメ苗木は何年生なのかと、苗木を見てだいたい何年生苗なのかの見分け方を書いていきたいと思います。生憎良い写真を見つけられなかったので、イメージを書きました。
先日、ブルーベリーの株元におが粉のようなものが落ちている事に気が付きました。過去の経験から、何者かによって木に穴を開けられている事はすぐにわかりました。そして、犯人はカミキリムシだろうと推測しました。カミキリムシは木の幹に穴を開け、木の内部に卵を産みます。そして、卵から孵った幼虫は木の内部の組織を食べて、木の内部で成虫になります。カミキリムシの幼虫に内部を食い荒らされた木は、当然のごとくスカスカになり、時には根本から折れて倒れてしまいます。それは、怖すぎるのですが、被害が大きくなる前に気
まだ、まとまった収穫はできず、完全に熟したベストな状態の果実は探して見つけないといけないレベルです。早生種のまとまった収穫は、今週の水、木曜あたりが狙い目な感じがしますが、せっかくの週末なので、家族で今食べられる品種を収穫して食べてみました。今季初収穫を迎えた新顔として、まずはスパルタンをあげます。サイズでは特別目立つほどではありませんが、キングオブブルーベリーの名に恥じない味わいですね。甘味を足して、煮詰めたような濃厚な味わいです。もちろん、実際には煮詰めていないので、食感も楽しめま
前回の食べ比べはこちらです。『ブルーベリー食べ比べ第2弾!』数日前は食べられる果実を探すのも大変だったブルーベリーですが、日増しに食べられる品種も増えました。日曜日に家族で食べた時に、「あと3日遅かったら」と思っていた…ameblo.jp日に日に熟している品種も増え、収穫量も増えています。販売開始の日も近いかも知れません!?では、今日の食べ比べです。マグノリアです。サイズは並ですがしっかりとした果肉に食べ応えを感じる品種です。甘味もありますが、甘味を上回る酸味をどう捉えるか?人によ
ベビーキウイ1年目は主軸枝に栄養を集中させるため、1本だけを残し、他の枝は落とすのが基本のようです。しかし、切るのも惜しいくらいの枝が姿を現し、1,2か月足らずで2m以上にまで伸びました。写真の左側の枝です。せっかく、太い枝が出てきたので、挿し木できるくらいまで固まるのを待っていたのもありましたが、今日、ようやく切る事ができました。よく育つ植物は、根がよく働くんだなぁ。と改めて思わされた、傷口の瑞々しさです。ベビーキウイは春先に枝を切った際、滝のように水が流れ出て止まらなくなった事を思
フランスの黒イチジク・ビオレソリエスがようやく収穫を迎えました。日本では、ドーフィン、蓬莱柿(日本種)、ロングドゥート(バナーネ)、ホワイトゼノア(本当はブルンスウィッグ)に次いで5番目に有名な品種だと思います。幻の黒ダイヤという異名を持ちながら、苗木はホームセンターにも度々並ぶくらい、入手難易度が低いです。去年は完熟一歩手前で冬を迎えてしまい、食べられず仕舞いだった品種なので、一年越しの初収穫です。色付いており、一見美味しそうですが、石のように硬いままでした。日本での栽培が難しいと一
フィンガーライム栽培も、始めてから数年が経ち、まだ数回の冬ですが、一緒に乗り越えてきました。その中で、肌感覚ですが、耐寒性の強い品種、弱い品種が少しずつ見えてきました。特に寒さに強いのは、ブラッドオレンジの血が入っているハイブリッド品種、オーストラリアンブラッドです。他には、ワイルドホワイト、デザートライムなどの、野生種が強いです。味や見た目が良くなるように品種改良が進められている事もあり、どの植物も原則園芸種より、野生種の方が強いです。フィンガーライムの改良種の中で、耐寒性の強さを感
今年のフィンガーライムは不作な分、果実肥大が順調です。特にピンクアイスは中指の長さを超えていて、後は色づきを待つだけです。ほんのりと緑色が薄くなってきたような気がします。あと、半月〜1か月くらいで、薄茶色になってくれたらと思います。果肉は薄いサーモンピンク系です。偽物疑惑のあるパープルブリスはここに来て、少し色が乗り始めてきました。少し赤みが出てきたので、もしかしたら本物のパープルブリスの可能性もわずかながらでてきました。ダーラムエメラルドがここにきて、幼果を着けました。この
昨日は皆さまたくさんの温かいコメントをありがとうございました。おかげさまで今日1日は元気に過ごす事ができました。さて、ブルーベリーの剪定です。今日は少しニッチな内容です。ブルーベリーの剪定方法は品種によって多少の違いはあれど基本は同じです。しかし、二季なりブルーベリーのブルーマフィンは木の特徴が他のブルーベリーとは違うと感じたので、実際の剪定を記事にしてみます。夏、秋に果実を着ける二季なりと言われているブルーマフィンですが、実際には冬になった今でも開花結実を繰り返しています。冬は数は
前回のベースとなる用土編の続編です。『ブルーベリー培養土変更計画ベースとなる用土編』冬に向けてブルーベリーを植え付ける培養土を変更しようと計画を練っている最中です。今使っている用土は過去に配合などを書いた記事があります。『縁の下の力持ちブル…ameblo.jpベース用土をピートモスからココピートに変更し、ネックとなるpHは硫黄かサンドセットで調整すると書いたのが前回の内容です。ココピートは排水性も通気性も保水性も保肥力優れているのですが、通気性が良すぎる為乾燥も早いです。その為、保水
イチジクを育てていると不思議な発見がたくさんあります。最近強く感じるのは、イチジクは四季を理解しておらずその時々の気候に対応しながら生育しているという事です。普通の落葉樹であれば、初秋に少々冷えこんでも、まだ冬にはならない事を分かっているかのように葉を落とさず持ち堪え、晩秋にようやく落葉し冬を迎えます。また、毎年、冬の気温は変わりますが、桜の開花日は大きくはズレません。それらの事から落葉樹は少々の異常気象には惑わされる事無く、四季の流れを理解して計画通りの動きをしているようにさえ思います
シャインマスカットはまだ青々としています。よーく見ると、下葉が黄色くなり始めている。置き場所の関係もあるのか、他の果樹より遅め。げばのこのmyPickAmazon(アマゾン)最新版はじめての果樹の育て方(実用No.1シリーズ)1,309〜3,850円Amazon(アマゾン)一年中楽しめるコンテナ果樹の育て方[たのしい園芸]1,158円Amazon(アマゾン)果樹の上手な育て方大事典―1240点の写真と340点のイラストで解説!1,246〜3,715円写真たっぷり
イチジクを栽培していて、品種が分からなくなった時、個性的な葉を見ればすぐに判別できそうな気がします。でも、ちょっと待ってください。葉の形が同じだから◯◯品種と決めつけるのは、間違いの元ですし、それが原因と思われる品種違いでの苗木販売が実際に行われています。また、同じ品種なのに、葉の形が写真の物と全然違う。と不安になっている人もいると思います。イチジクの葉の形は同じ品種、同じ木でも同一ではありません。日本種とも呼ばれる蓬莱柿はほぼこの形しか出ないので判別しやすいですが。ビオレソリエスを
フィンガーライムの接ぎ木を実施しました。この時期に接ぎ木をして、屋外で管理しても、活着前に冬が来て、確実に枯れてしまう事が目に見えているので、昨年のイチジク挿し木と同様に春までは室内管理となります。来年の春に接ぎ木をした方が成功率を考えると高いのですが、春を迎えた時点で活着している方が、来年の成長期を丸々使えるという事で、そちらを優先しました。接ぎ木は失敗しても、台木が生きていれば、何度でも接ぎ直しができるので、ロスしたとしても時間くらいです。悩んだらやるに限ります。こちらが台木のカラタ
コンパクトに育てたいイチジクのフランクスサレルノ鉢を倒して幹に負荷をかけたら樹勢が落ち着くかも?とひらめいたので実験開始〜2日目でもう先端が曲がってるよ葉っぱの角度も変わってる反応早いね上手くいくかな〜
※この記事には虫の写真が多く載ります。幼虫などは載せませんが、苦手な方は注意してご覧ください。実家の植物を毎日見回って害虫がいないか探すのが日課です。昔、レモンかみかんかを植えたと思われるのですが、台木のカラタチが勝ってしまい、今はカラタチとして生きている木があります。その木にいつもゴマダラカミキリが来ています。上は恐らく去年カミキリムシに食べられ開けられた傷口です。下の写真は齧られたてだと思います。ずっと、カミキリムシの大好物=イチジクの木というイメージだったのですが、イチジクの
ほとんどの落葉樹が休眠している冬です。果樹を鉢植えされている方の中にはもう植替えが終わっている方も、今年は植替えをしない方もいると思います。注意が必要なのは、植替えをしない場合です。植物の根を食い荒らすコガネムシの幼虫は鉢の中で冬眠します。そして、春になり目覚めると凄い勢いで根を食べてしまいます。そのため、植替えをしない場合は株がぐらついていないかを確認する事をオススメします。このようにグラグラする場合は、コガネムシの幼虫に根を食われている可能性が高いです。既に成虫になって飛び立って
ブルーベリーの増やし方としては、枝を切って根を出させる挿し木、不要な品種の根に増やしたい品種の枝をくっつける接ぎ木、そして親と同じにはなりませんが種から育てる実生が一般的な方法です。しかし、リスクこそあるものの上手く行けば、どの増やし方よりも早く戦力になる株を増やす方法として株分けがあります。挿し木も接ぎ木も実生も苗になった時点では小苗ですが、株分けはそれなりに大きい株を増やす事ができます。株分けは地下茎で増える花やハーブを育てている方には一般的かも知れませんが、果樹ではあまりできる物はあ
2023年4月17日今日はぶどう棚の誘引線を作ります。強風でシャインマスカットの枝が折れたのをきっかけに枝の安定性を考え誘引線を張ろうと思いました。ホームセンターで買ってきたのものがこちら!長さ1メートル31.8Φのパイプ2本、直交クランプ31.8Φ×48.6Φを2つです。うちのぶどう棚は昔の物干しスタンド2本にエクセル線を結んだだけの簡単なもの。まずは直交クランプを物干しスタンドに取り付けます。ちなみにパイプを固定するクランプには【直交】と【自在】があり、今回は直交クランプを使用
イチジクのメアリーレーンが初収穫を迎えました。まだ、挿し木2年生の子どもの木なので、果実は数えられる程度に抑えています。9/26の様子です。黄緑色から、黄色っぽくなり、一回り大きくなりました。黄緑の時はピンポン球より小さかった果実が、色付くと同時に小さい鶏卵くらいのサイズになりました。そして、昨日の夕方に収穫しました。耳たぶくらいの硬さになって、指で軽く持ち上げた時に大きさ以上のずっしり感が出てこれば、完熟の目安です。1日早いかな?と思いつつも収穫です。完熟しても、黄色い皮が特徴的
挿し木は色々と試行錯誤しましたが、試すほど無駄を省いた基本的な方法に戻ってきています。最近は発根促進系の薬品も使わなくなりましたし、枝を切って、土に挿す部分を斜めにカットして、余分な芽を取り除いて、土に挿すという至って普通の挿し木方法で行っています。気にしているのは挿し木後の管理です。特に水管理には気を使っています。以前、水管理を試験的にいくつかのパターンに分けて実験してみた事があります。植物の種類や土は全く同じで、水管理だけを変えました。その内容は①しっかりと土が乾燥してから潅水
フィンガーライムの接ぎ木が上手くいっていました。なかなか、芽が出なかったので、失敗したと思い、かなり長期間放置してあったのですが、枯れずに生きていてくれました。見ての通り、その間水も与えていなかったので、土はカリカリでしたが、全く弱ってもいません。元々、1つの芽だけを別の木に接ぐ、芽接ぎという方法です。1つの芽が、しっかりと枝になるのを見るたびに植物の生命力の強さを感じます。しかし、ラベルが落ちてしまい、品種が分からなくなってしまいました。常々、品種がわからない果樹には価値がないと自分
フィンガーライムは、開花期を迎えています。特に先陣を切って咲き始めたオーストラリアンブラッドは蕾の7割ほどが咲き、綺麗な姿になっています。ミツバチも来て、受粉する体制もバッチリなのですが。1つ問題があります。それは、見渡す限り雄花ばかりな事です。雄花は花粉を出す事が役目で、雌しべが無いため果実を着ける事ができません。たくさん花が咲いても、雌花が0なら収穫も0です。区別が付いていないだけではないか?と思ったのですが、雌花はこのように、中央に大きな雌しべがあるので一眼でわかります。も