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【産物デッサン】デッサンは真似ることはしても決して産み出してはいけない。不気味なメッセージを受け取ってから徐々に蝕まれていくこの男のようになっては手遅れですからね。最期、あの人どうなったんだろ。スターツ出版文庫様ご恵贈ありがとうございます。
この本を知ったのは昨年のことで、ジュンク堂の幻想文学の棚に置かれた本のタイトルに惹かれて手に取った。幻想小説だと思ったのだ。作者は25歳で自死した女性編集者で彼女が死の直前まで書いていたブログ日記を編集したものである。亡くなったのは20年以上前のことである。八本脚の蝶とは東大寺大仏殿の華瓶の蝶の脚が8本あるという謎から付けたタイトルだそうだ。少し読むと二階堂奥歯という人は、私が本当はやりたかったのに意気地がなくて選ばなかった道に進んだ人であることがわかった。彼女は第一文学部の哲学科を卒業し国
【紹介】今回は,秋吉理香子さんの小説「放課後に死者は戻る」の紹介です。本作は,2014年に単行本で,2017年に文庫本で刊行されました。文庫本で270ページの長編です。タイトルから想像できるとおり,学園もの+ミステリーになります。秋吉先生の初期の頃の一作です。秋吉先生の作品は,「婚活中毒」を読んだのが初めてでした。それ以来,他の作品にも注目するようにしています。今回,本格ミステリーとして面白そうなテーマを扱っていると思ったので,読んでみました。放課後に死者は
伊東潤さんの『峠越え』を読み終えました。楽天ブックス(送料無料)峠越え(講談社文庫)[伊東潤]楽天市場770円この小説の主人公は、徳川家康です。一説によると、関西人のほとんどは徳川家康が嫌いなのだとか。実は私も、もともと家康が好きではありません。それなのに、なぜこの小説を読もうと思ったのか。きっかけは、この夏、2026年8月に観劇したOSK日本歌劇団『幸村を討て』でした。今村翔吾さん原作のこの作品で、トップスターの翼和希さんが徳川
推し活には「幸せ」だけでなく、「苦しさ」や「怖さ」もありますよね…好きすぎて苦しくなったり拗らせたりマウントに嫉妬したり気づいたら信じられない金額使ってたり…(こわい)気持ちが暴走して「これ私大丈夫?」って不安になる瞬間もあります推し活は光と闇がセット怖さを知らないまま突っ走るのが一番危ない今日は私が「推し活の闇」や「推す自分の気持ち」を理解するのに役立った6冊を紹介します📚💛📘1:イン・ザ・メガチャーチ|朝井リョウ「推し活」の宗教的な側面と、仕組まれた経済的側
【シュレディンガーの密室】シュレディンガーの密室という扉を開き、私の中で生死を確定させてしまった。こんな衝撃な結末で。読み終えなかったらこの結末にはならなかったのか。読み終えたからこうなってしまったのか。。これはミステリ好きなら確実に読んでおくべき。そして生死の観測を完了することをおすすめする。密室トリックや物語、犯人の動機、そもそもの犯人は誰なのか。全ては観測者の手にある。読み応えのあるミステリで大満足。
関口雄一郎『量子力学I』(東京大学出版会)という本が昨年末に出版されたらしい。標準的ないい本だとアマゾンコムの書評に載っていた。著者は宇宙物理を専門にする方らしいが、直接には存じ上げてはいない。ぜひ購入して読んで見たいと思っている。『量子力学I』と本のタイトルにあるのだから『量子力学II』が間もなく出るだろう。新定番のテクストとなるとは東京大学出版会の宣伝文句である。まだ全く読んではいないが、宣伝文句はたぶんウソではなかろう。しかし、ここで取り上げたいと思ったのはそれが理由では
そうかそうだったのか、桐野先生はユチョンペンだったのか…ではあの事件はさぞかしショックだったでしょうご自分の中で整理したかったのかな「元東方神起メンバー」推しの作家・桐野夏生が描いた「韓国アイドル」の転落人生…小説『眠れぬおまえに遠くの夜を』とは(Bookレビュー)(BookBang)-Yahoo!ニュース「……彼はあっという間にアイドルとして頂点を極め、俳優としても才能を認められた。だが、十五年後にはすべてを失っていた。/これは、ナダンが驚くべき速さで成功を収め、これまた驚くべき速
気づいたら読むのに随分時間が掛かってしまった。本を読んでると猫が2匹とも膝というか腹の上に乗ってきて邪魔をするのだ。いわゆるネコハラというやつで、これはこれで嬉しいのだが作業はすべてストップする。巨匠とマルガリータ(新潮文庫)[ミハイル・ブルガーコフ]楽天市場先日Jの店のRちゃんにプラトーノフの「土台穴」の話をしてたら勧められたブルガーコフの「巨匠とマルガリータ」。面白いとは聞いていたが上下巻に分かれた岩波文庫版しかないと思っていたら、去年の秋に新潮文庫から新訳が出たのだそうだ。
【紹介】今回は,小野寺史宜さんの小説「いえ」の紹介です。本作は,2022年に単行本で,2025年に文庫本で刊行されました。文庫本で約330ページの長編作品です。「ひと」「まち」に続く三部作と言われています。この3作は続編ではありませんが,世界線が同じであることが明確に描かれています。そのため,他作品の登場人物が何人か出てきます。本作も「ひと」「まち」と同様に,一人の青年の成長を描いたハートフルストーリーです。いえ(祥伝社文庫)[小野寺史宜]楽天市場
さて今日の話題はまだ出版されてない本の書評です。なんて書くと私がAmazonレビュアー・デビューでもしたのかと思う人がいるかもしれませんが、もちろんそんな事は有りません。『【書評】逆説の日本史29』さてこのブログではずっと取り上げ続けているこのシリーズ、もちろん最新刊が出れば即チェックです。今回も色々気付きが有りました。それは逆に言うと著者である井沢…ameblo.jp参考に最新作の書評を貼りましたが、この本の元ネタは週刊ポストに連載されている記事のまとめ版です。従って毎週この週
【言語化が大事。言語化を強化しろ。なんて、あちこちから聞こえてきます。とはいえ、思ったことを言葉にするのはなかなか難しい。どうすればいいでしょうか】明日やろうは馬鹿野郎こんばんは、販売コンサルタントの平山枝美です。衝撃的な言葉ですがこれは、今日ご紹介しようと思っている本に書かれていた言葉。まさしく「明日からでいいかな、甘いものを我慢するのは……」と思っていた私は、自らに「ばかやろう!」と叫んだのでした。(でも食べた)はてさて。本日のテーマはこちら。
1970年代はモダンホラー花ざかりで洋画では「エクソシスト」や「サスペリア」「オーメン」「キャリー」「悪魔のはらわた」「ゾンビ」などなど。小説ではスティーブン・キングやクーンツたちが現れてすごかったですよね。モダンホラーの始まりは1967年アイラ・レヴィンによる小説、そして1968年にロマン・ポランスキー監督による映画の「ローズマリーの赤ちゃん」だそうだ。すべてここから始まったのです。映画でのミア・ファローの当たり役若妻ローズマリー、怖かったですねえ。いや、彼女が怖いんじゃなくて彼女が怖い体験
福澤徹三さんの『マチルダによろしく』を読了しました。楽天ブックス(送料無料)マチルダによろしく[福澤徹三]楽天市場2,200円マチルダによろしく【電子書籍】[福澤徹三]楽天市場1,980円福澤徹三さん『マチルダによろしく』この物語は、コロナ禍が明けた2023年の日本が舞台です。久我壮真は、コロナ禍で人生が狂ったと思っている。大学に入学したのは2020年4月。感染拡大で入学式は中止、授業はほとんどリモートで、サークル活動も満足に
齊藤彩さんの『母という呪縛娘という牢獄』を読み終えました。楽天ブックス(送料無料)母という呪縛娘という牢獄(講談社文庫)[齊藤彩]楽天市場825円母という呪縛娘という牢獄【電子書籍】[齊藤彩]楽天市場825円象徴的なタイトルに惹かれて読み始めました。てっきり小説だと思っていたのです。ところが、これは小説ではありませんでした。2018年に滋賀県で起こった、娘が母親を殺し、遺体をバラバラにして遺棄した殺人事件を題材としたノン
こんにちはえりもですアラフィフでスタートした東京暮らしと、学びや日々の気づきを綴っています。全然気づいてなかったわけではないけどもっと昔から意識していたかったものの一つが自分の捉え方の癖。最近、『会社でいちいち傷つかない』という本を読みました。といっても今、会社でいちいち傷ついているから読んだわけではありませんそりゃたまに傷ついたり怒ったりはしてます(心の中で)私はもともと書評を読むのが好きで、「この本が自分に影響を与えた」「〇〇の人にオススメ」というような紹介を見ると