ブログ記事88,618件
黄疸17年前の夏、本当は、もう治療方法がなかった。有効な手だては、ほとんど残ってなかった。僕は、妻が余命宣告されていることを本人に伝えることができなかった。たくさん、うそをついた。奇跡が起きることを祈り続けた。妻に隠れて、泣きながら食事を作った。ふつうに接することが、こんなにも難しいこととは想像もしてなかった。このようなとき、家族は患者とどのように向き合えばいいのか。どうやって、気持ちを奮い立たせればいいのか。誰かに教えてほしかったが、誰にも聞くことができなかった。
【由紀乃日記】⑦入院、手術から1年。昨年12月に抗がん剤治療を終えてから活動再開に向けてレッスンを始めました。でも、いざ声を出そうとお腹に力を入れると強い痛みが走り、音程を取ることも困難で声を出すことが怖くなりました。自分の歌でさえきちんと歌うことができないのなら、このお仕事から身を引かなければいけないと考えたことも実はありました。でも諦めたら終わりなのでとにかくがむしゃらに頑張りました。幸先生のレッスンのお蔭もあって今はこうして大好きな歌を歌うことができています。毎日が当たり前では