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クライアントの方に時々お話しすることがあります。それは私たちが得意なのは運動器系のトラブルですが、そこには場合によっては身体を整えるだけでは不十分なケースもあるという話です。具体的には筋力の問題ですが、歪んだ状態を整えてもそれをキープするだけの筋力が伴ってなければ元に戻ることもあります。正しい姿勢や身体の使い方の意識も不可欠であり、その意識を実践するためにも筋力が必要になるのです。では具体的な方法はというと、クライアントの方の状態により異なりますが、よくある
先日、ちょっと部屋の模様替えをした時、腰に負担をかけてしまい、姿勢のキープがしにくくなった、という方がお越しになりました。姿勢をよく観察すると少し前傾気味で、歩く時の歩幅も狭く、土台として少し頼りない感じでした。そういうことを観察や問診で伺った上で触診に入りますが、腰痛3番が背中側に突出しています。この椎骨は身体のバランスを取ろうとする際に重要で、それが正常できないということは姿勢や歩き方に問題を感じても当然かな、という感じでした。上のイラストは身体を側面か
整体術の骨格調整というと骨盤や脊椎をイメージされる方が多いと思いますが、指も対象になりますし、タイトルにある頭蓋骨もそうです。頭蓋骨というと、一般的には一つの骨と思っていらっしゃる方が多いようですが、確かに触れた時、身体の他の部分とは違った感触であり、つなぎ目の段差などが感じられません。しかし、実際には複数の骨がきちんとつながって構成されており、そのおかげで呼吸の際、わずかに変化します。場所が場所だけに、いろいろなトラブルに対して施術する機会が多くなりますが、つい強
寝相の問題が運動器に影響を及ぼす、という事例があります。典型的なケースとしては寝違えがありますが、今日はそのことではありません。内容はタイトルに記してありますが、朝起きたら腕が挙がらない、首に響く、ということでご相談にお越しになりました。ご相談内容から寝違え的な要素も入っていますが、主訴は腕の挙上でしたので、その意識での対応になりました。問診・触診という通常の流れで確認しますが、今回の場合、腕が挙がらないということがありますので、実際に動かしもらい、その観察が必