ブログ記事446件
ある駅での前方の景色、桜の木の下でたくさんのカルガモを目にしました。カルガモは、日本全国の河川や湖沼に生息するカモの一種で日本では南日本に多いそうです。また繁殖期は4月から7月で、一羽で最大12から14個ほどの卵を産み、水辺や草原の地上に巣をつくりますが、日本のカモ類のうち低地で夏にみられるのはカルガモだけなので「ナツガモ」とも呼ばれています。また「カミ」と「カモ」は同源であることから鴨は縁起がよいともされてきました。さて、「カモ」という音からすぐに思い浮か
前回のブログでご紹介いたしましたが、現在は春の土用期間です。夏の土用といえば、丑の日にうなぎなどの「う」のつくもの、あるいは黒色のものを食べることが有名ですが、春の土用は丑ではなくて戌の日にちなみ、「い」のつくもの、あるいは白色のものを食べると良いとされています。ここでいう丑の日、戌の日というのは、子(ね)・丑(うし)・寅(とら)・卯(う)辰(たつ)・巳(み)・午(うま)・未(ひつじ)・申(さる)・酉(とり)・戌(いぬ)・亥(い)という順で、十二支を日にあ
今年のイースターは4月20日でしたが、なぜイースターには卵が欠かせないのでしょうか。卵は「生命の始まり」と「復活」の象徴とされ、キリストの復活につながる、ということがその理由のようです。日本において鶏が最初に文献に記されたのは、古事記からといわれています。天照大神が天の岩屋戸に隠れてしまったとき、八百万(やおよろず)神が常世長鳴鳥(とこよのながなきどり)を鳴かせ、天鈿女命(あめのうずめのみこと)に舞わせることで、天照大神を呼び出しました。鶏は太陽を呼び出すもの
都内でバスに乗ったときのことです。前日から体調が優れず、時折、咳が出ていました。マスクはしていたものの、咳をするたび、周囲の方に申し訳ない気持ちでいたのですが、隣席のご高齢の方が「よかったらどうぞ」と小さな袋を手渡してくださったのです。「ありがとうございます」とお伝えすると、「懐かしいでしょ。昔と比べてラムネが少し大きくなっているの。これはストロベリーの味。車内で食べるのはいけないから、降りてから食べてね」と優しいお声と笑顔で接してくださいました。その後も袋に描
年に4回訪れる土用ですが、土用とは立春・立夏・立秋・立冬の直前18日間を指します。季節によって「春土用」「夏土用」「秋土用」「冬土用」と呼ばれます。今年の春の土用の期間は、本日4月17日に始まり、5月4日までです。土が旺(さかん)になる、用事(働き)をするということから、土用ということばは、土旺用事(どおうようじ)の略です。つまり、この時期は土が最も働く期間ということなのです。土用の期間中は、土公神(どくしん・どこうしん)といわれる、土を司る神様の支配する時
過日、ふと見ていたテレビ番組にて、地下足袋工場で足袋型のスニーカー、ブーツなどが作られているところが紹介されていました。フランスのあるブランドのデザイナーは、1980年代、日本へ旅行した折に足袋を見たことがきっかけとなり、「TABI」と呼ばれるブーツを誕生させました。その後、ブーツ以外にもローファー、バレエシューズ、スニーカーなど様々なTABIシリーズが生み出されています。そこで、本日は足袋の歴史について触れたいと思います。現在の足袋と異なり、昔は皮(革)
なんと美しいお辞儀なのでしょう✨2014年10月13日に國學院大学が出した広告だそうです。こちらより画像を拝借、参照→ブログ:日本よい国、きよい国。世界に一つの神の国。の「こころ」を大切にする日本人より背景の色は、古来より皇室が用いる優雅で繊細な雰囲気をもつ日本の伝統色「麹塵(きくじん)」だそうです。令和元年、皇室の行事をテレビなどで拝見していると、日本ならではの伝統は素晴らしいなあと思います。しかし、この何年か不思議なお辞儀を見かけるようになりました。おへその辺りに手を重ね、肘を